藤井風とYaffle『へでもねーよ (LASA edit)』を語る

藤井風とYaffle『へでもねーよ (LASA edit)』を語る J-WAVE

藤井風さんとYaffleさんが2022年5月1日放送のJ-WAVE『J-WAVE SELECTION BEHIND ALL THE MUSIC ~藤井 風×Yaffle~』でアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』を全曲振り返り。『へでもねーよ (LASA edit)』について話していました。

(藤井風)続いて3曲目『へでもねーよ (LASA edit)』。これも結構終盤の決断でしたよね? 『へでもねーよ』をなんか違うアレンジにしたいっていうのは。色彩豊かなアルバム、みたいになりそうだったから、なんかもうちょっとハーモニー。音の響きみたいなのをもうちょっと豊かに、色彩豊かにしてもいいんじゃないか?っていうイメージが頭にありまして。

(Yaffle)うんうん。

(藤井風)だから2020年の12月に出した曲なので、さすがにアルバムの中で浮いちゃったらどうしよう、みたいな心配もあったんですよね。

(Yaffle)うんうん。なるほどね。

(藤井風)で、まず「コード進行を変えたいです」みたいに言ったんですよね。

(Yaffle)言っていた、言っていた。ピアノ弾きなおして。なんか三味線のサンプリングみたいなのを入れて。

(藤井風)そうそう。

(Yaffle)それだと、なんかリミックスとまでいかないけど。

(藤井風)リミックスですね。たしかに。

藤井風『へでもねーよ (LASA edit)』

(Yaffle)でも元々の、原曲のシングルバージョンの時はどういう状況だったの? 書いた時は。

(藤井風)もうしょうもないことにたぶん、怒ってたんですよ。

(Yaffle)しょうもないこと?

(藤井風)しょうもないこと。思い出せんような、しょうもないこと。で、この曲を書き終わった頃にはもうその怒りが収まってる、みたいな。そんぐらいで。その頃の気持ちもますます薄れていき。その怒りみたいなのは。

しょうもないことに怒っていた

(Yaffle)はいはい。じゃあ逆に、元々の原動力になってた怒りがアルバムを作っていく中で別の何かに変わってって。で、それが自然な形になるように……みたいな。

(藤井風)人間的な成長をも感じていただければ……っていう感じですね。

(Yaffle)これ、だから元々あれだったんだよね。なんかUSポップとかのサンプリングで和楽器が使われてるのがかっこいいなって。じゃあ、自分ではどうしよう?ってなって。「どうせ東京いるんだから、邦楽の人は絶対近いんだから……」みたいな。

(藤井風)本物行ったれ、みたいな。

(Yaffle)本物に行く方が絶対にいいだろうって。

(藤井風)リアルな……日本にいるんだから、日本のガチもんの和楽器プレイヤーを使ったろう、みたいな気持ちですよね。

(Yaffle)そうそうそう。本当、そういう感じ。

<書き起こしおわり>

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