ゴスペラーズ黒沢薫 2020年ベストカレートップ3を語る

ゴスペラーズ黒沢薫 2020年ベストカレートップ3を語る アフター6ジャンクション

「ハードコアカレーシンガー」ことゴスペラーズの黒沢薫さんが2020年12月8日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。宇多丸さん、宇垣美里さんに自身の選んだ2020年ベストカレートップ3を紹介していました。

(宇垣美里)ということで今夜は番組命名「ハードコアカレーシンガー」こと、ゴスペラーズの黒沢薫さんに2020年のベストカレーをご紹介いただきます。改めてよろしくお願いします。

(黒沢薫)お願いします。

(宇多丸)ということで、先ほどね、黒ぽんも言ってましたけど、私の番組でいつも黒ぽんにカレーを紹介していただいた時は常にこのカレーと合うというか、このカレーを音楽にたとえるならばこういう按配の音楽であるという。「カレーは音楽であり、音楽はカレーだ」というのを『ウィークエンド・シャッフル』時代にやりまして。でもさ、やっぱり味って音楽じゃん? 音楽って味じゃん?

(黒沢薫)そうなんですよ。

(宇多丸)結構、低音があって、中音があって、高音域があって。

(黒沢薫)で、我々の場合は割とブラックミュージックに固定したことで、むしろ選びやすくなったというのもあるんですけども。だから最近、ミュージシャンでもそういうことを言ってる方は増えました。

(宇多丸)なるほど。まあすべてフォロワーと言わざるをえない。

(宇垣美里)アハハハハハハハハッ!

(黒沢薫)我々がオリジネーターですから。

(宇垣美里)先駆者の誇りが(笑)。

(宇多丸)ということで、本日もベスト3を今年も選んでいただいたんですね。ありがとうございます。

(黒沢薫)はい。今年はやっぱりね、いろんなことがありましたんで。とにかくステイホームでも楽しめるものっていうことで。テイクアウトできるもので選んでみました。

(宇多丸)いいですね。では、1つ目に行ってみましょう。

(黒沢薫)はい。代々木公園駅、代々木八幡駅から徒歩1分のところにある店です。スパイスポストのポークビンダルー&チキンです。

(宇多丸)来ました! 来た来た! フゥーッ! うまそー!

(宇垣美里)わあ! 2種類なんだ!

(宇多丸)2種類ありますね。これ、偶然にもというか、僕も宇垣さんも行ったことあるお店で。

(宇垣美里)そうなんです。いつも行列のところ。

(黒沢薫)味の説明はそんなにいらないと思うんですけども。

(宇多丸)でも、ぜひしてください。

(黒沢薫)ここはね、業態というか形態すごく面白くて。朝の8時からやってるんです。要するに、朝カレーができる店なんですよ。

(宇多丸)それで昼っていうか、終わり次第終了みたいな感じで。もう昼すぎぐらいには終わっちゃう感じですよね?

(黒沢薫)あれはね、間借りの店なんで。夜は違うお店なんですよね。

(宇多丸)夜はバーなんだよね。

(黒沢薫)それで朝からこの本格的なカレーが食べられるっていうところがまず、すごいのと。あとご飯の量も150グラムから選べるんですよ。だからサラッともいけるという。それで粘り気をあえて少なくしてあるんで。お茶漬け感覚で。それでご飯を150グラムとかにすると、そのスープ……いわゆるカレースープがのりきらないので、別についてきたりする。このさらさら感。朝なんだけど、サラッといけちゃう。でも、ちゃんとスパイシーな感じがあるっていうことで。それで曲は何にたとえようかな?って思ったんですけども。まあ、これはあいがけだしね。デュエットだろうっていうことで。

(宇多丸)ああ、なるほどね。要するに、ポークビンダルーとチキンのあいがけだから。

(黒沢薫)それでポークビンダルーが男っぽくて、チキンは本当にサラッとしていて女性っぽい感じすらするんですよ。で、すごく今っぽいスパイスカレーの雰囲気もあるので。そうすると、これはH.E.R.とダニエル・シーザーかな?っていう。

(宇多丸)H.E.R.とダニエル・シーザーのデュエット曲。

(黒沢薫)はい。『Best Part』。これを聞きながら……。

(宇多丸)聞きながら、こちらのスパイスポストのポークビンダルーとチキンのあいがけを食べてみたいと思います。

スパイスポスト ポークビンダルーとチキン

(宇多丸)いただきまーす。

(宇垣美里)いただきまーす!

(黒沢薫)これはちょっとね、音数は少なめなんですよね。スパイスもそんなに重厚にいっぱい使っているわけじゃなくて。割とサラッとしているんですよね。

(宇垣美里)でも辛おいしい!

(宇多丸)まさに今っぽい感じで。あんまり下の重低音みたいなのがドスンと鳴っていないのに、でも全体としてすごいピンと立っているっていうか。

(黒沢薫)要素が最小限なんだけど、ちゃんとひとつひとつの粒立ちはすごく……。

(宇多丸)1個1個の音がすげえ立っているっていう。

(黒沢薫)それで歌……味も濃すぎない。サラッといける。でも、ちゃんとキモは押さえているっていうね。この素晴らしさですよね。

(宇垣美里)また、このチキンの方が優しいので。ちょっと辛いところににもう1回……ポークで辛くなったらチキンに行って、みたいな。無限に行ける!

(宇多丸)でもポークの歯ごたえもちゃんとしっかりある。柔らかいけど、歯ごたえもちゃんとあるバランスになっていて。ああ、両方楽しめてこれ、いいな!

(黒沢薫)それでポークビンダルーは酸味もありますから。切ないでしょう? この切なさ……。

(宇多丸)切なさが酸味なんだ。

(黒沢薫)どことなく切なみ&いいコード。「ああ、これコード感少ないけど、ちゃんといいコードが鳴っているな! ちょっとじんわり切ないな!」っていうカレーになっている。

(宇垣美里)なるほど!

(宇多丸)いいねえ!

(黒沢薫)で、このアチャール。漬物を食べるとまたちょっと上モノのチリチリ感とかも足されていい感じかなって。

(宇多丸)やっぱりピンって……時々鳴り物がピンってくる感じですね。

(黒沢薫)そうですね。やっぱり、いいわー! 宇多丸さんだと説明しなくていいもん! すごい楽(笑)。あ、もう2つ目ですね?

(宇多丸)じゃあ、これは後でまた美味しくいただきますからね。めっちゃ美味しい!

(宇垣美里)このスパイスポストですが東京メトロ千代田線・代々木公園駅と小田急小田原線の代々木八幡駅からすぐのところにあります。徒歩1分ぐらいですね。ポークビンダルー&チキンは一人前が1250円。テイクアウトも可能です。

(宇多丸)ちょっと並んだりはしているけど、テイクアウトでね、出来上がったらパッと持って帰ることもできるし。

(黒沢薫)並んでいるけど、割と早いです。

(宇多丸)回転も早いですしね。

(黒沢薫)ステイホームの時でも安心。感染対策もばっちりということで。じゃあ、2つ目はJRおよび都営地下鉄大江戸線代々木駅から約10分。ちょっと歩くんですけども。ライオンシェアのAランチ・ベジタリアン&生野菜・酢卵トッピングということで。

(宇多丸)ライオンシェアは結構前からありますよね。

(黒沢薫)そうですね。最近、特にやっぱりおいしくなってきて。

(宇多丸)ああ、さらにパワーアップ?

(黒沢薫)はい。すごくこのここのカレーって作り方がシンプルで。スパイスと水とちょっとの油ぐらい。すごくヘルシーなんですよ。

(宇多丸)なんか本当にトマトスープみたい。

(宇垣美里)ねえ。結構赤いですね。

(黒沢薫)それをパラパラのキーマカレーの上に乗せてダブルがけして食べるという。またちょっとね、いわゆるさっきのあいがけとは全然違う感じ。で、ヘルシーなんですけど、でもやっぱりちゃんと旨味があって。曲にたとえるとしたら、これは何だろう?って思ったんですけど。僕もR&B、ブラックミュージックっていうのは世界音楽だと思っていますので。今、東アジアでR&Bを一番うまくやっている人たちって誰だろう?って思った時に、やっぱりこれはBTSです。

(宇多丸)なるほど!

(黒沢薫)だからBTSの『Dynamite』を聞きながらこのカレーを食べてください。

(宇多丸)じゃあ、ちょっといただきます。ライオンシェア、Aランチ・ベジタリアン&生野菜・酢卵トッピング。

ライオンシェア Aランチ・ベジタリアン&生野菜・酢卵トッピング

(宇多丸)うん!

(宇垣美里)おいしい!

(黒沢薫)爽やかな味でしょう?

(宇多丸)あのね……あっ、すごいなんていうか、軽いんだね。全体に。あ、でも違うな。口に鳴り出したぞ?

(宇垣美里)後から来ますね、これ!

(黒沢薫)これはボトムが効いてるんです。このキーマカレーがボトム部分になっていて。これはちゃんとスパイスと炒めてあるので。

(宇多丸)そうか。キーマ側にこのチリみがあって。これがビートというか。で、そのサラサラの方が軽快な……。

(黒沢薫)これ、肉のカレースープを上にかけて辛口にすると相当重低音が鳴ります。相当なヒップホップ的になるんですけども。でも、このベジタブルと合わせると、この華やかさも含めて、いろんなメンバーが顔を出す感じっていうか。

(宇多丸)なるほどね! メンバーが交代交代で歌うBTSのような。

(黒沢薫)それで、あくまでやっぱりクリーンな感じ。いわゆるそのUSのR&Bと違ってクリーンバージョンを出す必要がない。それだけでもうクリーンな感じ。でもちゃんとR&Bみはあるっていう。

(宇多丸)あのさ、なんか口に重たいものが残ったりしない感じね。あ、でもでも結構ビートは効いているな!

(黒沢薫)後から来ます。で、ビートが効いてきて「おっ?」って思って。「ちょっとこれ、大サビがほしくなったな」っていう時にこの酢卵を食べてください。これでね、一気にリセットされます。

(宇多丸)酢卵って面白いね。

(黒沢薫)これ、ちょっと酸っぱいの。

(宇垣美里)うん! 酸っぱい! でも、まろやか!

(黒沢薫)これは名作ですね!

(宇多丸)ちょっとラーメンみたいな。

(黒沢薫)そうなんですよね。ちゃんと半熟で。それを食べるとまたリセットされて、より食えるようになるっていう。

(宇多丸)これはすごい。もう『Dynamite』の軽快なディスコにぴったりだわ!

(黒沢薫)このね、ボトムの感じもちょうど同じぐらいだったんですよね。体感。「ああ、うんうん。これぐらいの下の感じだよね」みたいなね。それで「割と高音域も鳴っているよね」みたいな。

(宇多丸)だから、本当に食べやすい。すっきり映えるけど、でもちゃんと芯というか、ローも鳴っているし。へー!

(黒沢薫)このライオンシェアはね、ずっと前から……いくつかおすすめしていたんですけども。今回、はじめてこちらに出して。なぜかっていうと、『ウィークエンド・シャッフル』時代からここの店主が宇多丸さんの大ファンなんですね。

(宇多丸)わっ、本当に?

(黒沢薫)ええ。『アトロク』もいつも聞いているっていう。それで今回、僕はいろんなところにカレーを紹介しているので。店主に直接聞いたんですよ。「僕、宇多丸さんの番組にライオンシェアって紹介しましたか?」って聞いたら「いや、ないです。『ウィークエンド・シャッフル』からずっと聞いていたけども、まだ紹介されたことない」「じゃあ、やらなきゃ!」っていうことで。それで、やっぱり音楽と合わせなきゃいけないので。そこにBTSが登場したという。

(宇垣美里)なるほど! 満を持しての今なんですね。

(黒沢薫)そうです。このBTSがなかったらこれ、紹介できていないんで。

(宇多丸)いや、それはおかしいだろ?(笑)。黒ぽんさ、その「音楽と合わせる」っていうところのハードルを高くしすぎているよ! そんなの、もっとみんな適当にやるんだよ!

(黒沢薫)いえいえ(笑)。せっかくだからさ、美味しいお店を紹介したいなって。

(宇多丸)で、ちょっとこれに関してさらに言うなら、野菜のナスとかブロッコリーの沁み方がめっちゃうまい!

(黒沢薫)ここは女性店主なので、すごく細やかなんですね。

(宇多丸)これはアイドルみがあるね。

(黒沢薫)あるでしょう?

(宇垣美里)甘味がありますね。すごく美味しい!

(宇多丸)ということで、ライオンシェア。都営地下鉄大江戸線代々木駅から約10分のところにあります。Aランチ・ベジタリアン生野菜&酢卵トッピング、一人前で合計1400円ということでございます。でもたっぷり具が入っていますね。

(宇垣美里)これもテイクアウト可能ということです。

(宇多丸)わあ、もったいないな。3つ目、行こうか。

(宇垣美里)全部食べたい……。

(宇多丸)じゃあ、3つ目。

(黒沢薫)これはイナダシュンスケさんがチェーン店の書籍で書いていて。「本当かよ?」って思って食べてみたらがっつりハマってしまったという。ファミリーレストラン・デニーズのスパイス香るデリーチキンカレー。

(宇多丸)ファミレスのカレーといえば、まあやっぱりロイホがすごい頑張っているっていうのはあったけども。デニーズか。しかもデリーカレーとはデカく出たな!

(黒沢薫)そう思うでしょう? やっぱりデニーズだとハンバーグカレードリアっていうのがあって。そっちは親しみやすい、いわゆる欧風カレーなんですよ。だから僕も正直、チェックしていなかったんですよ。

(宇多丸)ナーメテーターだ。

(黒沢薫)そう。ナーメテーターで。イナダさんが「すごくいいですよ」って言うから。イナダさんの「いいですよ」は豊富な食の知識があっての「いいですよ」だから。「なるほど。どんなもんかな?」と思って食べたら……「いや、あの、すいませんでした! ナーメテーターでした!」っていう。

(宇多丸)ああ、そうですか。

(宇垣美里)じゃあ、曲を……。

(黒沢薫)これ、曲はね、老舗。大御所。でも、「えっ、ここでこんな軽やかな曲を? この人のプロデュースで出してきたの?」っていう曲があるので、それを聞きながら食べてください。チャーリー・ウィルソンで『Forever Valentine』。

(宇多丸)うんうん。なるほど。じゃあ、この感じでデニーズのスパイス香るデリーチキンカレーをいただきます。

(宇垣美里)いただきます!

デニーズ スパイス香るデリーチキンカレー

(宇多丸)あ、本当だ。ちょっと思っていたのと違うな。

(黒沢薫)そうなんです。結構ね、スパイスががっつり効いていて。ひょっとしたら今日の3店舗の中で一番スパイス感あるかも。

(宇垣美里)うん、ある!

(宇多丸)なんか山椒的なのが効いているのかな?

(黒沢薫)これはクミンとかカルダモンとか。山椒もあるかもしれない。

(宇垣美里)あったかくなる感じ、しますね。これはすごく。

(黒沢薫)そうなんです。で、辛さも「えっ、ファミレスでこんなに辛くして大丈夫ですか?」っていうぐらいの辛味がある。これ、お子さんは食べられないですよ。なんでこんなものを商品化したんだ?っていうのは驚きがあるぐらいの。

(宇多丸)なんか、むしろ一番本格インド寄りなぐらいかもしれない。

(黒沢薫)そうそう。どちらかというと、ウタさんとか俺たちがさ、カレーにハマった頃の日本風インドカレーというか、インド風日本カレーってあるじゃん? それのアップデートされたみたいな味がするじゃないですか。

(宇多丸)そうですね。えっ、めちゃめちゃうまい!

(黒沢薫)ちゃんと北インドの様式に則って作ってるらしいんですよ。

(宇多丸)北インド感ある。でも、同時にちゃんと甘味みたいな要素が強めにあることで、なんか王道感というか。それこそチャーリー・ウィルソン的なね、安心して聞けるっていう。

(宇垣美里)そういうことか!

(黒沢薫)でも、このすごくアップデートしてる感じはこれね、このチャーリー・ウィルソンの『Forever Valentine』、実はブルーノ・マーズがプロデュースなんです。まさにこの曲、これ!

(宇多丸)だからサウンドは全然今の時代のブギーの雰囲気みたいな。今のブギーっていうかさ。うんうん。へー!

(宇垣美里)これは美味しいし、辛い!

(宇多丸)これが普通に全国で一律で食えてしまうとは!

(黒沢薫)そうなんですよ。前の2店舗はやっぱりちょっとテイクアウトできるところが限られてしまうんだけども。これは日本全国で食べられますから。皆さん。

(宇多丸)しかもさ、スパイス香るデリーチキンカレーなんてネーミングで、俺らが腕まくりした……要するに、ハードルがめっちゃ上がった状態で食っているのよ。

(黒沢薫)この名前で出したらダメっていうような名前なんだけど、ちゃんとそのハードルを軽々と越えてくるんですよね。

(宇垣美里)これは美味しいわ!

(宇多丸)うまい、うまい、うまい。本当に。びっくりする。

(黒沢薫)イナダさんが「僕、普通にここの味が好きなんです」って言うぐらいのおいしさがありますね。

(宇多丸)これ、「デニーズ」って言われなかったら、普通に専門店のだと……「えっ、これどこの?」ってなりますね。

(黒沢薫)そうなんですよ。これがデニーズで食べられるということで。ちょっと強力なロイホのライバルとなりましたね。この一種類だけでね。という感じでございます。

(宇垣美里)デニーズのスパイス香るデリーチキンカレーは一人前が税抜799円。こちらのメニューもテイクアウト可能となっております。

(宇多丸)はい。ということで今日、ご紹介いただいたのは代々木公園のスパイスポスト。そして代々木のライオンシェア。そして全国にありますデニーズのスパイス香るデリーチキンカレー。いやー、どれも全然違う方向だったね。実はね。

(黒沢薫)一応、だから朝昼晩みたいな感じで今回、組み立ててみました。

(宇垣美里)なるほど!

(黒沢薫)スパイスポストで朝。ランチはライオンシェア。そして夜、遅くなって。本当にステイホームの時、5人で配信の番組とかやった後にもう食べられる店がないっていう時にこのデリーチキンカレーはものすごくお世話になったんですよ(笑)。

(宇垣美里)なるほど!

(黒沢薫)なので僕の2020年のベストはこれです。

(宇多丸)メンバーは目の前で黒ぽんがさ、「デリーチキンカレーとはこいつ、デカく出たな!」とか。それで食べて「うん?」とか。そのくだりを見てるのかな?(笑)。

(黒沢薫)どうかな?(笑)。今年はあんまり一緒に飯を食えてないのでね。

(宇多丸)ゴスペラーズは25周年という本当に大事な年だったと同時に、それゆえに忘れがたいというかね。

(黒沢薫)そうですね。本当にツアーが何十本も飛んでしまったんですが。1本だけ、最後の締めとして特別にライブをさせていただいて。それを収録したライブDVD&Blu-ray『ゴスペラーズ坂ツアー2019〜2020 “G25″ 特別編 WE NEVER STOP』が12月16日にリリースされることが決まりまして。もう本当にありがたいことでございます。

Amazon APIのアクセスキーもしくはシークレットキーもしくはトラッキングIDが設定されていません。「Cocoon設定」の「API」タブから入力してください。

(宇多丸)これ、だから皆さん、自宅で一緒にツアーに行った気分をね。

(黒沢薫)はい。完全収録していますので。それでなんとか勘弁していただきたいっていう感じですね。

(宇多丸)とにかく黒ぽんはこの手の音楽とたとえる特集みたいなのが、もちろんプロだからそうなんだけども。まあ、真面目にたとえてくれる!

(黒沢薫)フフフ、俺、褒められてるの?(笑)。

(宇垣美里)いや、そうですよ。「だってまだ『Dynamite』が出てないから」ってずっとね……(笑)。

(宇多丸)逆に言えば『Dynamite』がリリースされなければライオンシェアが紹介できないってそれ、おかしいだろ?(笑)。ライオンシェアから発想しろよ、それは!

(黒沢薫)ライオンシェアだった場合はメニューが変わっていたっていう。

(宇垣美里)なるほどなー。

(黒沢薫)でも、ライオンシェアも喜んでいると思いますよ。

(宇多丸)いや、どれも全部違う方向で美味しかったです。黒沢さんの解説もさすがでした!

(黒沢薫)ありがとうございます!

<書き起こしおわり>

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