鳥居咲子さんがTBSラジオ『菊地成孔の粋な夜電波』韓流最終最高会議に出演。韓国人ラッパーJa Mezzと日本人ラッパーSALUのコラボ曲『Pink is the New Black』を紹介しつつ、日韓ラッパーのコラボレーション事情などについて話していました。
(菊地成孔)じゃあ、さっそくそんなK-HIPHOP、もう取れ取れの……鳥居咲子さんから紹介してもらうものには間違いがない!
(鳥居咲子)フハハハハハハッ!
(菊地成孔)もう90年代における小西(康陽)さんのような……(笑)。
(韓東賢)この韓流最高会議が生み出した最高のスター。
(鳥居咲子)本当にそうですよ。
(韓東賢)ここを踏み台にして(笑)。
(鳥居咲子)アハハハハハッ! 「踏み台」って(笑)。
(菊地成孔)まあ、女性に踏み台にされるんだったらなんでもいいですけども(笑)。素晴らしいことです。じゃあ1曲目をさっそく。
(鳥居咲子)じゃあ、完璧な韓国っていうよりは、最近私が結構仕事でやっている日本と韓国のラッパーのコラボレーションっていうので。最近、活発になってきているんで。それを紹介したんですけど。ジャメズ(Ja Mezz)っていう韓国のラッパーとSALUっていう日本のラッパーのコラボ。で、そのジャメズがアニメのピンクパンサーが大好きで。で、ピンクパンサーが大好きで、車もピンクパンサーにデコレーションしているぐらいなんですよ(笑)。で、ピンクパンサーのサンプリングを……テーマソングをサンプリングして、クリアランスにすっごいお金と時間がかかったんですけども、がんばってクリアランスして。
(菊地成孔)うんうん。
(鳥居咲子)で、やったっていう。日韓の最近の熱い旬なコラボを感じられる曲なんですけども。ジャメズの『Pink is the New Black』です。
Ja Mezz feat. SALU『Pink is the New Black』
(菊地成孔)素晴らしいですね。これはクリアランス、金がかかりますね(笑)。
(鳥居咲子)かかります(笑)。時間もかかりました。
(菊地成孔)まあ、ヘンリー・マンシーニの他の曲だったら場合によってはもっと楽かもしれないですけども。これはもう、ヘンリー・マンシーニっていう域を超えてますからね。世界的なクラシックスですからね。やっぱり取りづらいでしょうね。
(鳥居咲子)思ったよりもがっつりそのまんま使っているじゃないですか。
(韓東賢)日韓の言葉の混じり具合が気持ちよかったです。
(鳥居咲子)そうなんです。韓国のラッパーが日本語でラップしたり、日本人のラッパーが……。
(韓東賢)だからそれがすごい心地いい感じで。
(菊地成孔)SALUくん、韓国語は使ってました?
(鳥居咲子)韓国語、1ヶ所だけ。
(韓東賢)英語の中に日本語と韓国語の混じる感じがすごい気持ちいいなと思って聞いていて。
(鳥居咲子)あとはジャメズの歌詞が北と南の統一についても言っていて。そういう時事ネタを入れているところもいいんですよ。
(菊地成孔)ジャメズの日本語もかわいい感じで。ねえ。まあ、音楽的には素晴らしいとしか言いようがないですけども。こういうの、最近多いですよね。日韓のね。
(鳥居咲子)そうですね。私、結構韓国人のラッパーから相談を受けますね。「日本人とコラボをやりたいから……」って。これもそうだったんですけど。
(菊地成孔)韓国人と日本人のラッパーがコラボをやっているのを見るとさ、全部鳥居さんがかかわっていると思っちゃうよね(笑)。反射的に。
(鳥居咲子)フフフ(笑)。
(韓東賢)素晴らしい! この時代に必要な人ですね。
(鳥居咲子)親善大使です(笑)。
(韓東賢)インタビューも読みました。AAAの……。素晴らしかったです。あの曲もよかった。
(鳥居咲子)ああ、はいはい。多様性について、民族とかいろいろと関係なくやろうっていう。あれも日韓のコラボですね。
<書き起こしおわり>