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サンキュータツオ NBA2015-16シーズンの見どころを語る

サンキュータツオ NBA2015-16シーズンの見どころを語る 荻上チキSession22
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NBA大好きな芸人、サンキュータツオさんがTBSラジオ『荻上チキSession22』に出演。NBAの2015-16シーズンの見どころや注目チームについて紹介していました。

(南部広美)今夜はバスケ大好きサンキュータツオさんが熱く語ります!NBA2015-2016シーズンここを要チェックや!

(サンキュータツオ)要チェックや!

(荻上チキ)というわけで、昨シーズンもお話いただきましたけども。今シーズンに入る前に、どうですか?前シーズンは。

(サンキュータツオ)ええとですね、歴史が変わりました。

(荻上チキ)変わりましたか?

(サンキュータツオ)僕、本当に、20年以上NBA見てますけど。『ああ、見ててよかった!こういうこと、あるんだな!』っていうことが起こった年でした。

(荻上チキ)へー!じゃあ珍しい出来事があった?

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NBAの歴史が変わった2014-15シーズン

(サンキュータツオ)超珍しい。っていうか、ええと史上初のことが起こったんですけど。NBAってまあすごくロジカルな。バスケットってそもそもロジカルなスポーツでもあるんですけども。どんなに強いチームでも、ジャンプシュートチームって言って、シュート力に頼るチームは優勝できないジンクスとデータがあったんです。

(南部広美)へー。

(サンキュータツオ)いままでシューターを中心にして組み立てたチームは1度も、このNBAの歴史の中で優勝したことがないって言われていたんです。

(荻上チキ)ほう。

(サンキュータツオ)で、去年割とレギュラシーズンを騒がせていたゴールデンステイト・ウォリアーズっていうね、チームがあって。そこにカリーっていう3ポイントシューターがいたわけです。

(荻上チキ)はいはい。

(サンキュータツオ)たとえて言うなら、まあ海南大附属の牧と神を足して2で割ったような感じ。

(荻上チキ)スラムダンクのね。

(サンキュータツオ)だから1人でシュートも打てるし、中に入ってパスもいける。っていうのと、実はおなじチームに三井寿もいるみたいな。シューターが二枚。で、このカリーっていう人は1年間で3ポイントを決める数の記録をずっと更新してる人なんですよ。

(南部広美)へー。ずっと?

(サンキュータツオ)286本。ずっと。自分の記録を抜いているんです。

(荻上チキ)己のゴーストと戦っているみたいな。

(サンキュータツオ)そう。で、去年、プレイオフで・・・じゃあいままでの歴史で言うと、プレイオフでいちばん3ポイントを決めた人っていうのが、レジー・ミラーっていう選手なんですよ。まあ、マイケル・ジョーダン世代なんですよ。その人が59本決めているんですよ。

(荻上チキ)ほう。59。

(サンキュータツオ)まあ、最大長く戦っても20試合あるかないかのところで59本。で、もう2位が58本とか。3位が57本とか、1本刻みなんです。

(荻上チキ)へー。

(サンキュータツオ)で、このステフィン・カリーっていうのが何本決めたか?っていうと、98本。

(荻上・南部)(笑)

(南部広美)図抜けてますね!

(荻上チキ)一気に更新しましたね。

(サンキュータツオ)98本ですよ?これ、もうパラダイムシフト。これがね、何を意味するか?っていうと、それまでの3ポイントシュートっていうのは、中にボールを入れても打てない。で、中ぐらいのところから打つ機会もない。じゃあ、最後3ポイントシュートを頼むよっていう感じで、最終的に選ばれる手段だったんです。

(荻上チキ)それを中心に組み立てるものではなかった?

(サンキュータツオ)はい。だから確率が低いから。外から打つものは。だから、より確率の高いゴール下から入れたいっていうのがあった。でも、昨シーズンのこのカリーのチームっていうのは、まずいちばん最初、オフェンスは3ポイントから始めるっていうチーム。3ポイント打てるんだったら打っちゃおうよ!っていう。

(荻上チキ)ほうほう。

(サンキュータツオ)で、それディフェンスが止めに来たら、ディフェンスが前に出てくるから、中にボールを入れようか、みたいなチームなんですね。

(荻上チキ)へー。いや、言うは易しですけど。これ、できればみんなやってますよ。けど、難しいからやんない?

(サンキュータツオ)だから、NBAを代表するシューターが二枚いるチーム。で、なんだったら他の選手も、もう3ポイント決めるよみたいな。だから3ポイント中心に構成したチームが史上初めて・・・『いや、そうは言っても無理でしょ?シュートチームが優勝できないでしょ?ディフェンスがヤバかったら終わりでしょ?』って言われていたのが、優勝しちゃったんです。

(荻上チキ)わー。優勝。

(サンキュータツオ)背が低い人たちで優勝しちゃったんです。

(南部広美)ああ、それはもう!

(サンキュータツオ)そうでしょう?だって5人全員3ポイント打てるんだったら、相手チームにどんなに身長がデカい奴がいても、止めに前に出ざるを得ないんですよ。すると、ゴール下が空く。じゃあ、後は中に入ってシュート。いや、中に入られたくない。そうすると、3ポイントシュート。

(荻上チキ)うんうん。

(サンキュータツオ)もう止めようがないんですよ。で、史上初めてシュートチームがNBAを制したっていうかなり歴史的な年だったんですよ。

(荻上チキ)じゃあ、いろいろ記録、変えてるんですね。

(サンキュータツオ)記録を変えた。1回も優勝経験がない人たちだけのチームが初めて優勝した、みたいなチームでもあるし。そこのヘッドコーチ、監督っていうのが、マイケル・ジョーダンと一緒にプレイしていたスティーブ・カーっていう。この人もシューターなんですよ。

(荻上チキ)うんうん。

(サンキュータツオ)3ポイントシューター。で、この人が本当、ディフェンスをバリバリに鍛えて、無理って言われていたチームを優勝まで導いたっていう、もうすげードラマだった!

(南部広美)いやー、ちょっとそれ、胸が熱くなる。

(サンキュータツオ)すげーの!もう泣きましたよ。こんな信じられないことがあるのか!?と。だから、決勝の相手チームがどう対応したか?っていうと、センターを使わなかったんですよ。もう大きい選手を使わなかったの。

(南部広美)へっ?

(サンキュータツオ)みんなちっちゃい選手でディフェンスしたの。で、ウォリアーズもセンターを外して。だからコート上におっきい選手がいないっていう。史上初の不気味な光景だったんです。

(南部広美)NBAで?

(サンキュータツオ)つまり、いまのバスケットは背の大きさじゃなくなった。3ポイントシュートの時代になったの。

(南部広美)それ、今年?

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3ポイントシュートの時代

(サンキュータツオ)そうです。今年のファイナル。もう本当、象徴的だったんですけど。これ、スモールラインナップって言われる、本当、背が低くて動けてシュートも打てるっていう・・・

(南部広美)スモールラインナップ?

(サンキュータツオ)スモールラインナップっていうんですよね。なので、3ポイント中心主義で背が低い人たちが動きまわってシュートを決めまくるという時代になりました。

(荻上チキ)ほう。

(サンキュータツオ)それが、まあ昨シーズンだったわけです。すいません。話が長くなりました。

(荻上チキ)そこからじゃあ、塗り替えて今年どうなるか?っていうのは・・・

(サンキュータツオ)そうなんですよ。そこが、まあ今後どうしていくか?っていうところなんですけど。そうなると、じゃあディフェンスの強化ですよね。なぜ3ポイント中心主義になったのか?っていうと、2点のシュートを打つのも3点のシュートを打つのも、1回シュートを打つには変わりないから。だったら、3点決めた方が良くね?っていう発想なんですよ。

(荻上チキ)うん。

(サンキュータツオ)これ、いままでもロジックとしてはあり得たんですけど。それを決められるやつがいねえよっていう。

(荻上チキ)難しいですもんね。

(サンキュータツオ)だけどこのカリーっていう選手は、背が低い選手なんです。185、あるかないか。

(荻上チキ)バスケ選手としてはね。

(サンキュータツオ)まあ、公称190あるって言われてるんですけど。向こうの人はサバ読むんで。で、カリーがたどり着いたプレイスタイルっていうのが、まあ我々、バスケットボールを教えてもらった時に、『ジャンプしてジャンプの最高点でシュートを放ちなさい。より高いところから打った方が入りやすいから』っていう風に教わっていたんですね。

(荻上チキ)うん。

(サンキュータツオ)シュートの軌道っていうのは高い放物線を描いた方がリングに対する入射角が高くなるので入りやすいっていう風なロジックがあるわけです。もうカリーはこれを否定したんです。

(荻上チキ)ほう。

(サンキュータツオ)ジャンプして最高点に到達する前に運動能力の高い人にブロックに来られちゃう。背が低い人は。だからブロックに来る前にもう打っちゃうわと。

(荻上チキ)クイックで。

(サンキュータツオ)クイック。この人は0.4秒でボールを保持した状態からシュートを打つんです。

(南部広美)0.4秒!?

(サンキュータツオ)だから飛んでないの。

(荻上チキ)もうジャンプシュートじゃないじゃないですか。

(サンキュータツオ)そうなんですよ。ジャンプしてないんです。だから、もうボールを持ってすぐにヒョイって打つの。だから、どんなに大きい選手が止めようとしても、間に合わないんです。

(荻上チキ)そうですよね。反応できない。

(サンキュータツオ)だから本当、1度でいいから動画や中継を見てほしいんですけど。信じられない光景が繰り広げられてますから。

(荻上チキ)はあはあ。

(サンキュータツオ)『なにこれ?いま、いつ打ったの?』みたいな。そういう感じの人が年間、そのシュートスタイルで286本決めているんです。

(荻上チキ)うわー・・・

(サンキュータツオ)もうこんな選手が出てくるなんて思わなかったですよ。

(荻上チキ)ディフェンスのやり方、変えないといけないですね。

(サンキュータツオ)そうなんですよ。だから、もうこうなったら、『2ポイント決められるのはもうしょうがない。中は入れちゃおう。もう3ポイントだけ守ろう』っていうディフェンススタイルになってくると思います。

(荻上チキ)前に、前にと。

(サンキュータツオ)もっと言うと、シュートの教え方。小学校からもう変わると思います。『シュート、ジャンプの最高到達点で打って・・・』っていう教え方が変わるかもしれない。

(荻上チキ)まあその方がね、体も安定してるから打ちやすいっていうのはたぶんあるんでしょうけど。

(サンキュータツオ)そうなんです。もう『地面からジャンプと同時に打ちなさい。ボールを持ってすぐに打ちなさい』っていう形になるかもしれない。なんで、まあちょっとそこのバスケットの変革があって。じゃあ、ゴールデンステイト・ウォリアーズの優勝がフロックだったのかどうか?っていうのを。まあ、要するに大本命じゃなくて、たまたまだったんじゃないか?っていう風に思われる節もあるわけですよ。

(南部広美)うーん。

(サンキュータツオ)なので、今年研究し尽くされた中で、カリーが本当にシュートを決められるのかどうなのか?っていうところが注目なんですね。

(荻上チキ)はいはい。

(サンキュータツオ)昨日、開幕戦。ゴールデンステイト・ウォリアーズあったんですけど。カリーは第一クォーターだけで24点決めちゃったんです。3ポイントサクサク入れちゃって。研究されても決めるのか、こいつは!っていう。ちょっと化物じみたところを見せてくれてますけども。

(荻上チキ)どう研究すればいいんでしょうね?

(サンキュータツオ)こうなると、普通の選手じゃもう無理なわけです。

(荻上チキ)普通の選手にもポンポン入れているわけですよね?

(サンキュータツオ)だからいままで、みなさんね、バスケットを始めた時にポジションっていう考え方を教わったと思うんです。ガード、フォワード、センターみたいな。で、なんとなくイメージとしては、背が低い人がガード。運動能力が高い人がフォワード。デカい人がセンターみたいな。でも、このポジションがもう、いま瓦解しつつある。

(荻上チキ)うん。

(サンキュータツオ)なぜかと言うと、そういうチームに対して、大きいだけじゃダメなんです。大きくて3ポイント決められないと。小さいだけじゃダメなんです。小さくて中でプレイできないと。運動能力高いだけじゃダメ。やっぱり周りの人と対応できないと。っていうことで、ポジションっていう考え方があんまりなくなってきている。

(荻上チキ)ほう。

(サンキュータツオ)みんな、全ポジションできるっていうハイブリッドな選手が志向されてきています。これが今年の対応策なんですよね。ゴールデンステイト・ウォリアーズに対する。

(荻上チキ)ああー、なるほど。

(サンキュータツオ)まあなので、今年はどうウォリアーズ対策をしてくるのか?っていうのが面白いところです。

(荻上チキ)だから今年もウォリアーズはどんどん3ポイントで決めてくるんじゃないか?っていうことですね。

(サンキュータツオ)そうなんです。ウォリアーズはカリーとトンプソンっていう、もう雨のようにシュートを降らすっていうので『スプラッシュブラザーズ』って異名が。スプラッシュブラザーズですよ。

(荻上チキ)はいはい。

(南部広美)ザーッ!って。

(サンキュータツオ)しかもカリーとトンプソン、お父さん2人ともNBA選手だったんですよ。なんだろう?なんかエリートが勝ち進んでいるっていうところでもちょっと面白いところなんですけど。

(荻上チキ)こちらの二世とかはね、まあ実力派ですから(笑)。でも、そんなウォリアーズを止めようってことで、各チーム頑張るわけでしょ?じゃあ、どういうチームがどう攻略していくだろうか?っていう、その動きはどうなんですか?

(サンキュータツオ)ただしですね、このウォリアーズが連覇するか?と思いきや、いまもうNBAを見ている人は8割方、ここが優勝すんじゃねえの?っていうチームができちゃったんですよ。

(荻上チキ)えっ、もう?

(サンキュータツオ)はい。サンアントニオ・スパーズっていうチーム。これはもう、常勝軍団なんです。だいたい毎年優勝候補に上がるんですけど。『今年のスパーズ、やべえぞ』っていうのがもう、いまの下馬評。

(荻上チキ)ほうほう。

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大本命 サンアントニオ・スパーズ

(サンキュータツオ)8割方、固いんじゃねえか?みたいな。これはなぜか?と言うと、もう超大型補強をしたんですよ。やっぱりこのスパーズをもってしてもウォリアーズの優勝を許してしまったということで。ウォリアーズ対策なんでしょうね。大きくて、速くて、外も入るっていう選手を入れたんです。オルドリッジっていう選手を。

(荻上チキ)ええ。

(サンキュータツオ)まあ、だからハイブリッド型ですよね。で、ここのチームはポポビッチさんっていう方がヘッドコーチやっているんですけど。まあ、言ったらNBAなんてスター選手が何年かおきにね、入れ替わって。大きなお金が動くチームなんですけど。そういう風雪にも耐えて、90年代、ゼロ年代、10年代、全年代で優勝しているチームなんです。このポポビッチ政権下で。

(荻上チキ)ふんふん。

(サンキュータツオ)だからもうずっと強いっていう奇跡のようなチームなんですけど。それがどうやって作られているか?っていうと、このポポビッチさんが基本的に昔からハイブリッド型選手を志向していたっていうところがあって。

(荻上チキ)ほう。

(南部広美)早かった?

(サンキュータツオ)そうなんです。全ポジション、基本的にはいくつかのポジションを兼任できる選手をいっぱい取って。この人はね、むしろスタメンっていう考え方をもう取り払ったんですよ。

(荻上チキ)ほう。

(サンキュータツオ)いるメンバー、15人のロースターを全員がスタメンみたいな。なので、プレイ時間が全部で1試合48分だとして、他のチームはだいたいスタメンが35分とか。なんだったら主力5人が強いチームは40分使うわけですよ。でもポジション政権下では、どんなに働く選手でも28分。

(荻上チキ)ほう!

(サンキュータツオ)で、これね、レギュラシーズンを通すとね、疲れがない。

(南部広美)たしかに。そりゃそうですよね。

(荻上チキ)いや、できればいいんだけど、できないからいままでやってこなかったんですよね?

(サンキュータツオ)これがね、ポポビッチ、できるんですわ!で、これどういうことになるか?っていうと、まず選手の選手寿命が延びる。で、同じ選手たちとプレイしているだけ、いい具合にケミストリーが生まれている。だからゼロから組み上げなくても、もうできるプレイがいくつもある。引き出しが多い。どんな相手にも対応できる。で、引退した選手の後に似たような選手を引っ張ってくれば、もう本当、永久機関のように強いチームに・・・

(南部広美)たしかに。で、なんかそのスター性もある程度平等っていうか。どの人にも出番があって。

(サンキュータツオ)かと言って、完全に管理型か?っていうとそうじゃなくて、選手の個性に合わせた、ナンバープレイを用意するという。

(南部広美)ポポビッチさん、すごい!

(サンキュータツオ)だからポポビッチの弟子がまたすごくて。だからもう『ポポビッチ、バスケ教えて下さい!』と言ってポポビッチの下で監督業を教えてもらう人たちが、もういま巣立って、各チームの監督になっているんですよ。

(荻上チキ)ほうほうほう。じゃあ師匠にいま、牙を剥く存在に?

(サンキュータツオ)そう。だからいまNBAってポポビッチバスケとロマンバスケのぶつかり合いなんですよ。

(南部広美)ロマンって?

(サンキュータツオ)ええと、選手の才能。ウォリアーズだってロマンですよ。言ってみたら。そんなバカな!みたいな。もうシュートチームって!みたいな。そういうお馬鹿バスケで優勝してますから。言ったら。『漫画じゃん、そんなの!いや、あり得ねえから!』って。

(荻上チキ)もうテニプリとか、そんな世界ですよね。

(サンキュータツオ)もう現実的なスパーズのバスケの前ではこんなの無理だから!って言われていたのが、漫画みたいに優勝しちゃったんすよ。で、そこでより現実なバスケットを追求するために大型補強を行ったのが今回のサンアントニオ・スパーズなんで。さすがに、さすがに!もうウォリアーズをもってしても、スパーズの前には・・・という風に言われております。

(荻上チキ)なるほど。じゃあもう、万全?

(サンキュータツオ)万全。スパーズ万全状態ですね。ただしですよ、もうひとつチームをあげさせていただいていいですか?

(荻上チキ)ああ、どうぞどうぞ。

(サンキュータツオ)スパーズとウォリアーズっていうのは同じウェスタン・カンファレンス。つまり西側のチームなんですね。なので、ファイナルに残れるのはどっちかなんです。そこで下手して、4勝3敗とかでお互い削りあってヘトヘトのところに、東。4-0とかで勝ち上がってきたチームが出てきたら、これヤバいわけですよ。

(荻上チキ)はい。

(サンキュータツオ)そこで東。もうNBAの中心と言ってもいいレブロン・ジェームズという選手がいるクリーブランド・キャバリアーズ。

(南部広美)有名だ。

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レブロン率いるクリーブランド・キャバリアーズ

(サンキュータツオ)そうなんです。このレブロン・ジェームズについてはいろんなところで話させてもらっています。前回、ここに出た時も話しました。1回他のチームに出て、地元クリーブランドを離れて、他のチームで優勝した。『もう戻ることはないだろう』と言われていたのが、その契約を蹴って。やっぱりクリーブランドで優勝しなきゃ嘘だと言って。『I’m Home』って言って戻ってきた。

(荻上チキ)はいはい。ただいまと。

(サンキュータツオ)GMとかとケンカしてたけど、『おう、レブロン。よく戻ってきたな』って和解もあり。その中で、いろんな有能な選手を集めて、本当ドリームチームみたいなチームができた。ただし、やっぱりNBAの歴史の中でもですね、いろんな才能ある選手を集めても、1年目には優勝できないっていうジンクスがあるわけです。

(荻上チキ)うーん。

(サンキュータツオ)チームケミストリーっていうんですけど。やっぱり化学反応がうまく融合するまで時間がかかると。なんだったらちょっと主力選手のケガもありました。結果、ファイナルまで行ったんだけども、ウォリアーズの前にコテンパンにやられてしまったわけですよ。

(荻上チキ)うん。

(サンキュータツオ)このクリーブランド・キャバリアーズ。今回は、まあレブロン・ジェームズがゴールデンステイト・ウォリアーズ、あるいはスパーズ対策をして、再びのし上がって来るんじゃないか?っていうのが東の予想ですね。

(荻上チキ)はいはい。

(サンキュータツオ)まあ、キャバリアーズは東のチームとしては一強ぐらいな感じの、抜け出ている感じなんで。

(荻上チキ)じゃあほぼ確実っていう?

(サンキュータツオ)まあ、プレイオフは確実です。ケガさえなければ。

(南部広美)ああ、そっか。ケガっていう心配がね。

(サンキュータツオ)ケガがあるんですよ。実はね、去年もね、主力のガードの選手がケガをしてしまって、ファイナルを戦い抜いたんで。ウォリアーズもカリーを抑えられないと。実はディフェンスのスペシャリストがいて。ケガをした人の代わりにディフェンスのスペシャリスト。カリーを抑えるというドラマがあったんですけど。カリーの運動能力が上回って、4戦目以降肉離れをして動けなくなるという・・・

(荻上チキ)ああー、対応しきれなく?

(サンキュータツオ)もうディフェンスのスペシャリストをもってしても、シューターを抑えられないみたいなドラマがあったんですけど。まあ、今年はそれの対策をしてくるんじゃないか?と言われてます。キャバリアーズはちょっと楽しみなチームですかね。

(荻上チキ)ふんふんふん。それぞれの個性が出てますね。チームのね。

(サンキュータツオ)はい。

(南部広美)いま東と西ってどっちが強いんですか?

(サンキュータツオ)西ですね。西高東低です。洒落にならないぐらい西が強いですね。

(南部広美)あ、そんなに開きがあるんですか?

(サンキュータツオ)ええと、1位から8位までがプレイオフに進めるんですね。西と東で。でもね、西の8位は東の2位か3位といい勝負するぐらい。

(荻上チキ)おおー!

(南部広美)そんなに?

(サンキュータツオ)勝率で言っても、西の8位ってたぶん6割ぐらい勝つんです。なんですけど、東の8位って、4割5分とかなんです。もう半分を割ってるんですよ。これ、ちょっと由々しき問題なんですけど。いまちょっと才能がかなり西に偏っていて。いや、そりゃそうですよ。だってウォリアーズみたいなチームに勝つには、スパーズですら補強するんですから。やっぱり強い選手を集めるっていうのが西の中でも当たり前のようになってきているんで。ちょっと西のレベルが高いのがいま、NBAの問題かもしれません。

(荻上チキ)なるほど。ウォリアーズで、スパーズでしょ。で、東がキャバリアーズ。他になんか、じゃあここはちょっと注目しておくと面白いっていうチームはあります?

(サンキュータツオ)これもね、ちょっと西のチームになっちゃうんですけど。ちょっとすげー面白い、もうホームランか三振かみたいなチームがあって。サクラメント・キングスっていうチームを紹介させてもらいたいんですけど。これはね、西海岸のサクラメントにあるチームで。あの、どのチームもお払い箱になってしまった問題児が集まった。

(南部広美)いやー、応援したい。そういうところ!

(荻上チキ)地雷物件ばかりが。

(サンキュータツオ)地雷物件ですよ。もう才能は超一流なんですけど、ワガママ過ぎてとか。『もう俺、いいわ、このチーム。なんかやる気なくしたわ』みたいな感じで、1年でチームを出されたりとか。他、もういいわっていう感じで出されてしまった選手ばかりを集めたチームになってしまった。結果的になってしまったんですけど。まあ、そういう悪童軍団になってしまって。

(荻上チキ)ほう。

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悪童軍団 サクラメント・キングス

(サンキュータツオ)でもそこのね、チームを率いているのがジョージ・カールっていうおじいさんなんです。で、このおじいさんは昔、それこそ『スクールウォーズ』みたいな世界なんですけど。『スクールウォーズ』の山下真司的な感じで、昔はもう超熱血で。不良を引っ叩きながらがんばって。『スピードバスケットだ!オフェンシブなチームだ!ディフェンス、やらなくていい!』みたいな面白バスケを追求してたんですよ。

(荻上チキ)はいはい。

(サンキュータツオ)そのジョージ・カールがもうほぼ引退か?って思われていて。もう本当、おじいさんになっちゃっているし、髪の毛も真っ白。なんですけど、この悪童軍団をまとめるために招聘されたんですよ。

(荻上チキ)ほう!

(サンキュータツオ)で、ジョージ・カールがこの不良たちの面倒を見るってことで、これ、ひょっとしたらひょっとするんじゃねえの?みたいな。安西監督が湘北をまとめたように、サクラメント・キングスがもしかしたら湘北みたいにちょっとね、金星をあげてくれるかもしれないっていう意味では、キングスはちょっと楽しみなんじゃないかな?と。

(荻上チキ)安西監督、昔は熱血だったけども、優しくなって戻ってきたじゃないですか。監督はどうなんですか?

(サンキュータツオ)ジョージ・カールは、まあ一説によるとですね、選手よりも不良だったっていう話があって。昔はワルだったんじゃないか?ジョージ・カールは。なので、まあどこでもお払い箱になって自己肯定感がない選手をコントロールするのに長けているという風に言われているんですよね。で、そこですごく攻撃的なバスケットをやるということで。まあ、ずっとね、このスタイル。優勝できないって言われてきたんですけどね。ウォリアーズが攻撃的スタイルで優勝できたんで。

(荻上チキ)うん。

(サンキュータツオ)キングス、ひょっとしたらひょっとするんじゃねえの?みたいな感じで、ちょっとファンからは熱い注目を浴びてますね。

(荻上チキ)だからスタイルとしては優勝もなくはないスタイル?

(サンキュータツオ)いや、スパーズいるからなー・・・西を勝ち抜くっていうのは・・・

(南部広美)それぐらい激戦なんですね。

(サンキュータツオ)そうですね。あの、吉本で優勝するぐらい、芸人にとっては難しいぐらいな感じです。お笑いコンテストで優勝するよりも吉本で勝ち抜く方が難しいみたいなところがあるわけですよ。

(南部広美)ああー、それは大変だ!

(サンキュータツオ)まあ芸人の僕が、吉本じゃない僕がいうのも何なんですが。吉本興業ってやっぱりね、そりゃ豊富ですから。人材が。その中で勝ち切るっていうのがいかに難しいか?っていうね。想像に難くないじゃないですか。それと同じようなことがいま、西海岸で起っているんで。

(荻上チキ)でも、勝ったらドラマですね。

(サンキュータツオ)ドラマですね!キングスはでも、そういう意味では台風の目になる存在なんじゃないか?って思われます。

(荻上チキ)なってほしい。

(サンキュータツオ)ええ。超面白いですよ。こんなチームがスパーズとか破ったら、本当爆笑ですよ。本当にね。どうなっちゃうの?みたいなね。

(荻上チキ)あんだけ強化して。プププッみたいな。

(サンキュータツオ)ええ。まあまあそんな。キングスは超面白チームですね。まあ、NBAではこういうバッドボーイズって言われちゃうような系譜のチームが歴代あるんです。なんか。

(南部広美)あ、かならずあるんですか?

(サンキュータツオ)何年かに1回、こういう不穏分子が集まる年があって。昔で言うと、それこそデニス・ロッドマンがいたデトロイト・ピストンズっていうチームは、もうひたすら足を引っかけて倒したりとか、審判が見えないところで押したりとか。もうひたすらダーティーなプレイを重ねてマイケル・ジョーダンを倒すっていう事件があったんですよ。

(荻上チキ)うんうん。

(サンキュータツオ)それで優勝したっていうバッドボーイズっていうね、ピストンズみたいなチームもあって。キングスがそういう存在になってくれるとちょっと面白いなという感じですかね。

(荻上チキ)なるほど。いや、面白そうですね。

(サンキュータツオ)もう毎日朝、楽しみでしょうがないですもんね。NBAを見るために僕、起きてますから。はい。

(荻上チキ)早起き。

(南部広美)朝?

(サンキュータツオ)そう。アメリカの生中継なんで。生活習慣になってますよ。ぜひ、みなさんにも見ていただければなと思います。

(南部広美)はい。ということで今夜のセッション袋とじはお笑いコンビ米粒写経のサンキュータツオさんと一緒にお送りしました。またお待ちしています。

(サンキュータツオ)ありがとうございます。

(南部広美)ありがとうございました。

<書き起こしおわり>

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