菊地成孔さんがTBSラジオ『粋な夜電波』で、ものまねメイクで有名なざわちん、テラスハウスのフランセススィーヒ、aikoへの愛を語りました。
(菊地成孔)まあね、冷房がダメっていうか。別に、そんなこと言い始めたらキリがないんですけどね。おじいさんみたいですけど。まあ、フィルターも取り替えない汚いエアコンでガンガンガンガン冷房をかけたり、寒くなって切ったりしてるとですね、もうあっちゅうまにダメになりまして。まあ、そこにもってきてですね、もういま好きな女が3人いるんですけど。それがまあ、1人はざわちんですよね。これはもう、言うまでもないですね。ざわちん、大好き。
あとはもう、aikoですよね。知己がないので敬称略にしますけどね。あとはテラスハウスのフランセスですよ。フランセススィーヒ。この3人が好きだったんですよね。この夏。まあ、aikoはずっと好きですけどね。で、連続してテレビ回していたらね、おんなじ日じゃなかったかな?と思うんですけど。テラスハウスでですね、フランキー、フランセススィーヒ。外人さんなんだけど。あの人はミックスかな?なんだけど、ちょうどね、テラスハウスを出ちゃうっていう日で。
『あ、もうさよならだ、フランセス』って思って。で、ピュピュピュッてチャンネルを回したら、ざわちんが情熱大陸出てて。『おっ、おんなじ情熱大陸仲間!』と思ってね。『俺のざわちんが!』と思って見てたんですよ。したら、ざわちんってマスクしてるじゃないですか。モノマネメイクの人ね。まあ、私の時はすごい情熱大陸の人たち、すごい素敵な方で。ジェントルに接していただいて。なにが言いたいか?って言うと、その後情熱大陸組と、いろんな方と仕事をしたんです。ああ、あなたも出ましたか、あなたも出ましたかって。あの番組、もう長いですからね。やっぱりね、最近の情熱大陸って見ていると、ちょっとドキュメンタリストとしての・・・
私が出たのは10年前ですからね。いろいろ制作会社とかスタッフも総替えになっている可能性もありますけども。あの番組は複数制作会社ですよね。たしかね。たまに散見するとですね、意地悪とまで言わないですけど、結構グイグイグイグイ来るんですよね。で、俺の時はあんなじゃなかったなっていう感じで見てたんですけど。で、ざわちんの回を見ていたら、『そのマスクを取れ』・・・まあ、そんな言い方はしていないですけど。『取って素顔を見せてくれませんか?』みたいなことになるわけ。でも、『取るわけないよ!ざわちんがマスク取るわけないじゃん!』って思ったんですけど。それは情熱大陸のスタッフの方が無理強いしたっていうトーンじゃなかったんですけど、ざわちんが『取るならいまだ』って感じたんでしょうね。きっと。『いましかない、情熱大陸なんだから』ってことで取ったと思うんですけど。
バッてマスクを取ったんですよ。で、『ああ、こういう顔か』っていう。まあ、顔がどうこうっていうわけじゃないんですけど。もう神秘のヴェールに包まれていたものが取られちゃったんで。『もうちょっとマスクしてて』って思って。すごい寂しい。ざわちんと今日でさよならみたいな気持ちになってチャンネルを回したら、aikoが『SONGS』に出ててですね。再放送だと思うんですけど。これはもうさすがにスイッチを消しましたね。もうビッと切りました。もうね、aikoが出てきて、ボウリングをやるんですよ。ご覧になった方もいらっしゃると思うんですけど。で、ボウリングやって。『久しぶりだ!』ってボウリング場行って。地元の。で、ボウリングやって一投目でストライク出して。で、テレビのクルーの前でキャッキャ喜んで跳ねてるの。で、もうダメ!こんなの見たらおかしくなっちゃう!仕事になんない!って思って消してですね。まあ、トリプル失恋というかですね。
そんな・・・(笑)。バカですよね。もう、自分でしゃべっていて本当に思うんですけどね。バカなんだってことがくっきりしている夏という感じですね。まあ、汗だくでソファーに右手をつっかえ棒にして頬杖ついて寝ているバカです。が、失恋したんだっていうことですよね。一方的にね。もうフランセスともさよならっていう感じですよね。
<書き起こしおわり>