山下達郎 Pink Floyd『One of These Days(吹けよ風、呼べよ嵐)』を語る

山下達郎 Pink Floyd『One of These Days(吹けよ風、呼べよ嵐)』を語る 山下達郎のサンデー・ソングブック

山下達郎さんが2026年9月27日放送のTOKYO FM『山下達郎のサンデー・ソングブック』の中でピンク・フロイドの『One of These Days(吹けよ風、呼べよ嵐)』を紹介していました。

(山下達郎)春日部市の方。「初めてお便りを差し上げます。71で老人介護施設で働いています。自分より若い利用者様もいます。自分より年上の方も働いています。この歳で元気で働ける喜び、ありがたさを感じています。『サタデー・ソングブック』からずっと聴いています。日曜日の2時から55分間は私の幸せ時間です」という、ありがたいありがたいお便りです。おかげさまで34周年を迎えることになりました。

で、これだけ長くやってますとですね、お若いリスナーの方も増えて。昔でしたら絶対に来ないリクエストというのをいただくようになりました。岩手県二戸市の方。25歳、男性。「山下さん、こんにちは。サンソンでプログレが聴きたいのでピンク・フロイドをリクエストします」。長いことやってますがなかなかピンク・フロイドは来ませんけども。

71年のアルバム『Meddle(おせっかい)』ですね。これ、B面が『Echoes』という大作ですが。このA面の1曲目に入っております、プロレスの誰のテーマソングだったっけ? 『One of These Days(吹けよ風、呼べよ嵐)』。これ、ピンク・フロイドは今から考えるとプログレじゃないですね。一種のミニマルミュージックというか、そういうジャンルであります。

めちゃくちゃテクニックがあるわけじゃないんですけど、その構成美で生かすというですね。でもこのアルバムはすごくよく聴いたんで。取っ掛かりが長いんです。風の音が延々とあれしますからですね。乗っかっていきます。音だけ聴けばいいですね。

こういうのをかけるとですね、「なんだ、ピンク・フロイド……」とかまた言いますが。さすがに71年のレコーディングですんで。今のオーディオ感覚からすると若干、やっぱりナローな気がします。それをマスタリングするとラジオでも十分に迫力のある音になります。サンソンでしか聴けないピンク・フロイド『One of These Days』。

Pink Floyd『One of These Days』

(山下達郎)34年やってますが、珍しくこういうのをやるとちょっと違和感が自分では……。「大丈夫かな?」って思いますが。でも録っている時は「大丈夫かな?」でもラジオで聴くと結構成立するのもあれなので。ブツブツ言います。ピンクフロイド、1971年の……これ、アブドラ・ザ・ブッチャーのテーマですね。『One of These Days』。初めてかけましたね。大丈夫かな? まあいいや。いいんです。長い人生。ブツブツ言って(笑)。山下達郎がお送りいたしております『サンデー・ソングブック』、リクエスト特集です。

放送を聴きながら「達郎さん、ブッチャーだよ!」と言いたくなってしまったプロレスファンの1人です。曲を流した後でちゃんと「ブッチャーですね」と補足してくださったので問題なし。達郎さんリマスタリングで聴く『吹けよ風、呼べよ嵐』はたしかに一味違いました。

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