阿佐ヶ谷姉妹 星野源の『のほほんふたり暮らし』絶賛を語る

星野源『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』を見て鳥肌が止まらなくなった話 大竹まことゴールデンラジオ

阿佐ヶ谷姉妹のお二人が2021年11月15日放送の文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ』に出演。大竹まことさんと星野源さんがオールナイトニッポンでドラマ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』を絶賛していた件について話していました。

(大竹まこと)テレビのドラマじゃのほほんとした……本人たちよりも人気が出ちゃうみたいな?

(江里子)本当、ありがたいですね。

(大竹まこと)圭太郎くん。星野源さん、すごいね。ねえ、星野源さん。

(砂山圭大郎)これはブログで書かれてる方がいて。星野源さんのオールナイトニッポンを聞いて、まとめ記事みたいになってる方。みやーんさんという方のブログですけど。星野源さんも大絶賛してるんですね。11月9日放送の星野源のオールナイトニッポンの中で、「2時間、『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』の話をしようか」っていうぐらい、大絶賛だったという。で、星野さん自身も元々、阿佐ヶ谷に住んでいて。1人暮らしを最初にしたのが阿佐ヶ谷で、すごい思い入れのある場所だったっていうこと。阿佐ヶ谷姉妹さんも大好きで。で、放送中で「みんな、見た? すごかったね!」っていう話から、まずは「芝居がすごすぎる」と。木村多江さんと安藤玉恵さん。

「俺、お芝居で鳥肌が止まらなくなったのは……もしかしたら、こんなに鳥肌が止まらないのは初めてかもしれない。写真を見る限り、寄せていくんだろうなと思ってたんですけど。お二人のお芝居がですね、なんていうか……なんて言えばいいの? イタコ? なんていうか、その魂を入れてる感じなんですよ。モノマネじゃなくて、魂を演じてる感じがするんですよね」と。

かつ、「自分がずっと20代の頃生活してた場所がめちゃめちゃ出てきて。僕、あそこの方の道はたぶん5億回ぐらい通ってるんですよ」とか、そんな場所も出てきて。それでドラマに出てくる他の方々……「研ナオコさんも最高でしたね。出てる人、皆さんが最高だったっていうのと、なんかその志の高さみたいなところもすごく感じたし。あと脚本のね、ふじきさん。僕も昔、ちょっとお世話になってた時ありますけど。ふじきみつ彦さんが脚本でね、素晴らしかったですね」っていう。

(江里子)もう全方位、褒めてくださっていますね。

(砂山圭大郎)「阿佐ヶ谷姉妹のお二人を知らなくても、人がその人として生きていくとは……っていう。なんかいろんな見方もできると思いますし」と、ファンならもちろん、知らなくてもぜひと。

(美穂)ありがたいです(笑)。

星野源『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』を見て鳥肌が止まらなくなった話

星野源『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』を見て鳥肌が止まらなくなった話
星野源さんが2021年11月9日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でNHKで放送されたドラマ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』についてトーク。見ていて鳥肌が止まらなくなったと話していました。

(大竹まこと)レーティングもよかったって聞いたね。今年度の……。

(江里子)今年度のよるドラっていう今、放送していただいている枠のものの中では一番良かったっていうことで。本当にね、皆さんのおかげというか。

(大竹まこと)すごいすごい。でもお前ら、出てないんだよね?

(江里子)私たちは出ていないです。はい(笑)。出たらもう、磁場が狂うんで。

(大竹まこと)美穂、自分の役をやってくれた人のこと見て、どう思ったの?

(美穂)安藤玉恵さんがね、私の美穂役をやってくださってるんですけど。だからあのね、ちょっと安藤玉恵さん自体はお口が大きめっていうかね。なんですけど、ちょっと私に寄せてくださって。ちょっとおちょぼ口気味にしてくださったりとか。姿勢も私に寄せてくださって。猫背気味にしてくださったりとか。

(大竹まこと)でも、あれだよ。星野源さんは「魂を演じている」って。

(美穂)でも、1、2度なのよね。お会いしたのは。ねえ。

(江里子)実際、そうね。初回なんかの撮影の時にはまだ1回しかお会いしてない状態だったわね。

(美穂)それで、そこからちょっと観察してくださったようで。そこからいろいろとね、膨らましてくださって。

(江里子)私たちのなんていうか、いろいろとまたたぶん資料というかね。そういったものなんかも見てくださったりというお話もあったし。

(美穂)でも、そんな見きれてないぐらいの2人の関係性とかもすごく、お芝居でね、同じ感じにやってくださって。

(大竹まこと)美穂、お母さんが出ていたね?

(美穂)そうなんですよ。中田喜子さんが私のお母さんの役をやってくださって。

(大竹まこと)お母さんも見ていた?

(美穂)お母さんも。言っておきましたんで。「見てね」って。そしたらすごい喜んでメールが来まして。中田喜子さんがすごくカラオケでお上手に歌うシーンがあったんですけど。うちの母も「ちょっと自分も歌をやってるけど。もっと歌を練習しなきゃいけないね。もっと上手くならなきゃ!」みたいな(笑)。

(江里子)逆に刺激されちゃって(笑)。

(大竹まこと)なにやってるの? カラオケ教室?

(美穂)カラオケじゃなくて、オペラの歌とか童謡とかを歌う教室に行ってるんですけど。

(大竹まこと)習っているの?

(美穂)習っているんです。歌がすごく好きで。

(大竹まこと)お母さん、やる気だね。

(美穂)やる気なんです。前から。だからさらにやる気が出てきちゃって。お教室の方からもすごく「よかったね」って褒められて。すごくご機嫌そうなメールが来ましたけどね。

(大竹まこと)へー。あれ、2人の歌うシーン、あったじゃない? 俺はそのことをこのラジオで話したんだけど。あれ、『ワインレッドの心』って。あんなの、ハモれる歌なの?

(美穂)難しいわよね?

(江里子)難しいですよ。

(大竹まこと)難しい? やってみな?

(美穂)いえいえ、私たち、もうおこがましい。そんな、もう……。

(江里子)やっていいですか?

(美穂)できるの? 私は主旋の方だから行けるけど……。

(江里子)「あの……♪」から。

(美穂)大丈夫? 「あー♪」から?

(江里子・美穂)「あのー、消えそうに、燃えそうな、ワインレッドのー♪ 心を持つ、あなたの願いがー、叶うのにー♪」。

(大竹まこと)あの、うん。全然ダメ。

(江里子)全然ダメ? 美穂さん、ダメよ、そんな……こんな打ち合わせしている時点で……(笑)。

(大竹まこと)テレビの中のあの阿佐ヶ谷姉妹が見たいなー。

(江里子)すいません、お邪魔しました(笑)。

(大竹まこと)あっちが見たいな。あっちの方が本物みたいだな(笑)。

(江里子)いや、3ヶ月も練習してくださったんですって。お歌だけじゃない。歌唱指導もあったり。それで、なんか「あんまり得意じゃないんです」なんておっしゃってたのにあんなに1回目で息をぴったり合わせてお歌いになって。アカペラでね。いや、もう並々ならぬ技術だと思いました。本当に素晴らしかった。

(大竹まこと)やっぱり星野源は絶賛の仕方にしても、なんかね。すごいね。

(江里子)演じられる側のこともわかっていらっしゃるし。

(大竹まこと)本人も阿佐ヶ谷に住んでいたりしたから。あのへんの……「あの道は5億回ぐらい通った道だ」みたいなことも言っていて。

阿佐ヶ谷の人々の反応

(江里子)で、地元の方も「私たちの近所が映った」とか「うちのアパートが、マンションがちょっと映っちゃったのよ」とか。そういう形で喜んでくださっている方もいて。で、うちの母の役の方も出る予定なんですけど。私、「1話は出ないよ」って言ってなかったので、すごい緊張して見ちゃったみたいで。

(美穂)「私の役の方、出てくるかしら?」って。

(江里子)「美穂さんのお母さんは出たけど、私は出るのかしら?」って緊張しちゃったみたいで。まだ1話は出てなくて、2話もたぶん出なかったんですよね。だからそれを伝えるのを忘れちゃって。ごめんなさいね。

(美穂)ドキドキしちゃってね。

(江里子)ドキドキしちゃうわよ。周りの人はね。

(大竹まこと)正座して見ていたかもしれない。

(江里子)そうかもしれない。「すいません」って言ってね。

(大竹まこと)「なによ、出てないじゃない、私!」って(笑)。

(江里子)そんなことは言ってないです(笑)。「ああ、そうだったんだ」って。でも、最後に私たちが歌ったところはすごく楽しく聞いてくれましたね。ありがたいですね。

(砂山圭大郎)美穂さん、でもお母さんにしても、まさか自分がドラマに出てくるっていう想像したことはなかったでしょうね。

(大竹まこと)それは阿佐ヶ谷商店街の人たちだって自分たちがドラマに……朝陽の親父さんとか、宇崎竜童だろう? 全然違うよ!

(江里子)いやいや(笑)。ダンディーさはね、大将とちょっと似ているところ、ありますよ(笑)。

(大竹まこと)あと、石野真子さんだっけ?

(江里子)石野陽子さんがその中華屋の大将の奥さんの役でいらっしゃるんですけども。まあ、ご主人も喜んでね。

(大竹まこと)だって、朝陽の奥さんはもう……。

(江里子)お亡くなりになってるんですけど。

(大竹まこと)鬼籍に入られているんだけど、ドラマでは出てきたと。

(江里子)そうですね。だからご近所のね、その喫茶店のマスターさんとか、ご常連さんと一緒に。
(大竹まこと)ペリカンだっけ?

(江里子)ペンギンカフェさん。ペンギンカフェのマスターとご常連さんと一緒にね、当日見ていただいたんですって。オンタイムで。そしたら、その前からもみんなで「どうなるのかな?」ってわくわくしてたら、私たちは「会長」って呼んでるんですけど。その中華屋の会長。大将がね、「やっと14年ぶりに嫁に会えるよ」って素敵なことを言ったんですって(笑)。だからもう本当に、ねえ。

(大竹まこと)ああ、もう亡くなられているから、ドラマの中で……。

(江里子)またね、蘇るっていうか。ですけども。「素敵なことを言うな」と思って。

(大竹まこと)めちゃくちゃいい話じゃない!

(江里子)ありがとうございます。それを伝えていただいた方々にも感謝なんですけど。そこも繋がってるからね、私たち聞けたんですけどね。ねえ。どういう風に見て……すごくニコニコしながら見てくださったって言って。聞きましたね。

(大竹まこと)まあ高円寺も頑張ってるけど。ねえ。阿波おどりで頑張っているけども。阿佐ヶ谷は、ねえ。そのうち、阿佐ヶ谷姉妹まつりとか、やるんじゃないの? 「姉妹である方も、ない方も、阿佐ヶ谷に住もう」って。

(江里子)最高じゃない!(笑)。

(大竹まこと)「私のアパートへどうぞ」って。

(江里子)でも、夢のようですよ。本当に。

(大竹まこと)本当だよね。本人たち……普通ね、もっと大御所になってドラマができるっていうならわかるけども。まだ全然、ちょろちょろしているうちにドラマになっちゃって。死んでもいないのに、ドラマになっちゃって。

(美穂)普通ね、死んだ歴史上の人とかなのに。

(江里子)中華屋の女将さんは10年ぶりにドラマで戻ってきたのに。私たちなんか生きている間にドラマに、ねえ。

(砂山圭大郎)大河はだって渋沢栄一がやっている時に、阿佐ヶ谷姉妹さんですからね。

(江里子)そうなんですよ。私たちもだから本当に腰抜かすどころの話じゃなかったので、ねえ。本当に。

(大竹まこと)しかもタイトルに、ねえ。『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』って。名前まで入っちゃって。お前、渋沢栄一だって名前、入ってないよ?

(美穂)「渋沢栄一の」って(笑)。

(江里子)でも本当に光栄ね。『大竹まことのゴールデンラジオ』と同じ方式でね、ちょっと「阿佐ヶ谷姉妹の」って入れていただいちゃったから。

(大竹まこと)まあ、そこは比べてもしょうがないけど……。

(江里子)すいません(笑)。

(砂山圭大郎)メールもいただいてまして。こちらの長野から。56歳女性の方です。「『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』が始まりましたね。木村さんと安藤さんの阿佐ヶ谷姉妹さんへの寄せ方、半端ないですね。特に声。本人さんたちのアフレコかと思うくらいそっくり。女優さんって本当にすごいですね。今晩も楽しみです。」。

(江里子)ありがとうございます。もう本当に、私がよく美穂さんのことを呼ぶ「美穂さーん」っていうのとか。「美穂さん!」とか。なんかその、いろんなパターンの「美穂さん」もちゃんと表現というか、再現してくださって。本来は木村多江さん、ちょっとゆっくりとしたしゃべり方だったりとか。で、逆に安藤さんはちょっとチャキチャキな感じなのね。江戸っ子で。だけどそれを逆にというか。

(大竹まこと)すごいね。役者さんは。

(美穂)もう本当に。

(大竹まこと)全然違うことが平気で出来ちゃうんだよね。

(江里子)その表現力とか再現力たるや、本当に……もう感激中の感激。「お二人にも実際にドラマを見てもらって喜んでもらえるようになったら嬉しいです」ってなんか、メッセージなんかで寄せてくださったんですけど。もう嬉しいどころの話じゃないですね。もう正座をずっとして。もう興奮して。もう本当に眠れませんでした。その先週の夜なんかはね。ありがとうございます。

(大竹まこと)知らないうちにこっちの株が上がっているっていうね。本当は木村多江さんとかね、ドラマの方がね。

(江里子)ドラマのお二方ので。本当に。すごいですね。

(大竹まこと)今日は第2回?

(江里子)第2話ですね。1話にも増して、何も起こらないドラマになっておりますので(笑)。ぜひぜひご覧いただければと思います。

1話以上に何も起こらないドラマ

(美穂)語りはね、きたろうさんですからね。

(大竹まこと)そうだったんだってね。知らなかったですよ。

(美穂)「知らなかった」じゃないですよ(笑)。

(江里子)それもこの前、ラジオでね。大竹さん。「えっ、そうなの?」ってね(笑)。

(美穂)聞こえてきたら、わかるでしょう?(笑)。

<書き起こしおわり>

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