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金田淳子とハイローマニア『HiGH&LOW』徹底討論座談会書き起こし

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ハイローマニアの金田淳子さん、ガイガン山崎さん、斎藤岬さん、黒瀬真也さんが日本テレビ映画『HiGH&LOW THE MOVIE3』公開記念SPで『HiGH&LOW』について徹底討論。その魅力や楽しみ方などについて熱く語り合っていました。


(ナレーション)今夜はハイローマニアが激論! ボーイズラブ研究家・金田淳子! アニメ情報誌『月刊 Newtype』編集者・黒瀬真也! 月刊誌『サイゾー』元編集者・斎藤岬! バイオレンス・エンタメライター・ガイガン山崎! 『HiGH&LOW THE MOVIE3 / FINAL MISSION』公開記念、ハイローを愛するマニアたちの徹底討論第一弾!

(金田淳子)『HiGH&LOW』シリーズ最新作公開記念スペシャルということで、今回は私たち4人が呼ばれたわけですが……。

(黒瀬真也)KADOKAWA『月刊 Newtype』編集部の黒瀬と申します。よろしくお願いします。

(金田淳子)推しは?

(黒瀬真也)一応好きな軍団は達磨一家っていう感じですかね。

(ガイガン山崎)バイオレンス・エンタメライターのガイガン山崎と申します。推しはWhite Rascals。ROCKYが好きです。

(金田淳子)おおっ!

(斎藤岬)編集者の斎藤と申します。推しは山王連合会です。よろしくお願いします。

(金田淳子)ボーイズラブ研究家の金田淳子です。私の推しはちょっと選べないんですけども、今日は鬼邪高校の保護者の女として来ました。『HiGH&LOW』っていうのはもともと盛り上げていったのはLDHのファンの……。

(ガイガン山崎)それがベースですね。

(金田淳子)その後、間違ってこの映画を見たオタクたちが脳を焼かれ、周りのオタクたちにどんどん勧めていってオタクたちもやっとこの『HiGH&LOW』のすごさに気がついたというのが……。

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オタクたちが『HiGH&LOW』に脳を焼かれる

(黒瀬真也)やっぱりすごいアニメっぽい部分が多いですよね。それぞれのキャラクターが異常に立っているという。

(ガイガン山崎)ちょっと邦画には珍しいパターンなんですよね。ハリウッドとかだとどんどん漫画チックな表現っていうのは導入されているんだけど。決めポーズをやると後ろで爆発するなんていうのは普通にハリウッドだとロバート・ダウニー・Jrとかみんなやっているわけですけど、日本では戦隊モノぐらいしかやっていなかったんです。だから、ハイローっていま邦画でありながら非常に洋画チックな雰囲気がありますね。

(金田淳子)そして岬さんはハマり過ぎて、元いた会社の金を使って……。

(黒瀬真也)そうなんだ!

(斎藤岬)はい。『想像以上のマネーとパワーと愛と夢で幸福になる、拳突き上げて声高らかに叫べHiGH&LOWへの愛と情熱、そしてHIROさんの本気(マジ)を本気で考察する本』というのを勝手に……。



(黒瀬真也)ええっ! 勝手なの!?

(斎藤岬)本当に勝手に。広告も一切入っていないんです。すごく『HiGH&LOW』が好きな人たちが集まって書きちぎったという……。

(金田淳子)これはやっぱり岬さんの「これを出さなきゃいけない!」と思った時の……。

(斎藤岬)そうですね。「『HiGH&LOW』に脳を焼かれた」と呼んでいるんですけど。

(金田淳子)はいはいはい。たしかにオタクの友達、みんな『HiGH&LOW』にハマって。脳を焼かれた人たちがTwitterにすごいたくさん現れて。

(斎藤岬)集団発生しました。パンデミックになって。

(金田淳子)そうなんですよ。メッセージを送ってくるんですよ。「鼓動高鳴ーる♪」とかって。

「鼓動高鳴ーる♪」



(金田淳子)「えっ、それは、なに?」みたいな。「とりあえずトレイラーを見てほしい!」みたいな感じで。

(斎藤岬)そう。YouTubeをいっぱい送ってこられますよね。チームごとに送って来るので5本以上にはなりますよね。

(金田淳子)そうそう。そんな感じで「おい、逆に見づれえよ」と思いながらもそれで私も見て、ガツーン!って新鮮な衝撃を受けたわけですよ。

(斎藤岬)『HiGH&LOW』に殴られたと。

(金田淳子)そうそう。

(黒瀬真也)どんだけ金をかけたらこの絵面ができるんだ?っていう。

(金田淳子)想像がつかないですよね。

(ガイガン山崎)人間の数もそうだし。

(金田淳子)画面の豪華さっていう意味では……

(ガイガン山崎)画面の密度が違う。

(金田淳子)緻密なんですよね。

(ガイガン山崎)仕込みをケチったら上がりは知れているっていう。当たり前だけど、(普通は)そこをケチっちゃうわけじゃないですか。だけどそこのブレーキが明らかに壊れているんですよね。

(金田淳子)いい意味でね。

(ガイガン山崎)いい意味で。

(ナレーション)ではここで『HiGH&LOW』のおさらい。物語の舞台、SWORD地区の成り立ちから見ていこう。かつてこの一帯を支配していたのが龍也と琥珀。2人のバイク好きから始まった伝説のチームMUGEN。

一方、MUGENの支配に屈することなくたった2人で渡り合っていた雨宮兄弟。しかし……龍也が命を落とし、MUGENは解散。雨宮兄弟も姿を消した。

その後、この地区には5つのチームが頭角を現す。無法な輩から街を守るため、コブラとヤマト、そしてノボルが結成した山王連合会。



女たちを守るスカウト集団、White Rascals。



全国から札付きのワルが集まる巣窟、鬼邪高校。



治外法権の街、無名街の守護神、RUDE BOYS。



この地区の祭りの利権を牛耳る組織、達磨一家。



各チームの頭文字を取ってここはSWORD地区と呼ばれ、5つのチームが拮抗し、日々熾烈な争いが繰り広げられていた。そんな中、SWORD地区の利権を狙う9つの組織で構成された九龍グループがSWORDに襲いかかる。ドラマが2シーズン、さらに映画4作品。壮大な戦いな物語に加え、チームごとのヒストリーが詳しく描かれている。

(金田淳子)山王連合のみんなが集う店がITOKAN(イトカン)っていうんだけど、なんでITOKNっていう名前なのか?っていうのはHuluのドラマ版を見るとわかるんですが。「そのくだり、いる?」っていうさ……。

(一同)フハハハハッ!

(金田淳子)人間力の大きい龍也さんが「俺、洋食屋やりてえんだよ」って急に言いだして。

(ガイガン山崎)それまでずっとバイクに乗っていたのにね。

(黒瀬真也)仲良しツーリングクラブだったんですよね。MUGENはね。

(金田淳子)なぜか龍也さんは洋食屋をやるとMUGENを辞めなきゃいけないらしいんですよ。

(斎藤岬)そうなですよね。両立できないんですよね。

(金田淳子)その理屈もわからなくて。MUGENっていうのはフルタイムなのか? と。

(一同)フハハハハッ!

(黒瀬真也)副業禁止なんじゃないの?(笑)。

(ガイガン山崎)でも、ねえ。料理の仕込みとかしたりとか。仕入れとかしてたりするとバイクに乗っている時間、ないよ。

(金田淳子)バイクに乗っている時間がないから? それはいいけど、それで龍也さんはフルタイム労働の洋食屋をやることにした。その時、「店の名前はもう決めているんだよな。この(いつもMUGENのたまり場で焚き火をしている)一斗缶みてえな、あったかい、お前らがいつでも帰ってこられる場所を作りてえんだ」って。

(斎藤岬)暖を取っていたんですよね。

(金田淳子)そして開店の日。「俺が看板を作ってきました」っつって、意外と絵心のあった九十九さんがお店の看板を持ってきた。そしたら、「ITOKAN」って看板に書いてしまった。

(ガイガン山崎)スペル(実際には「ITTOKAN」)を間違ってしまった。

(金田淳子)「このバカ! なにやってんだよ! これじゃイトカンじゃねえかよ!」って言ったら、人間力の大きい龍也さんが自分ところの店の名前を間違えられてるのに……「いいよ。すっげえいいよ、あれ! みんな、ようこそ、ITOKANへ!」って。「ええーっ!?」みたいな。

ITOKAN



(金田淳子)それで一斗缶のはずがイトカンになったというね。あのね、昼のうちに龍也さんは保健所に行っていたっていう話もあるから、登記とかどうすんの!?って。

(斎藤岬)たしかに(笑)。

(金田淳子)名前が変わっちゃってどうすんの?って心配でいっぱいなんだけど、それは置いておいて、超いい話!

(ナレーション)そして、『HiGH&LOW』最大の見どころはド派手なアクションシーン!

(斎藤岬)車とバイクのアクションがすごいっていうんですね。

(ガイガン山崎)僕は『THE MOVIE 2』の冒頭。雨宮兄弟と琥珀さんの逃亡劇がありますけど、『HiGH&LOW』のアクションがすごいっていう話はまあ見ればみんなわかると思うんですが。LDHのファンに向けるんだったらここまでアクションに力を入れなくても本来はいいんですよ。でも、ドラマの伝え方としてアクションを通して伝えるんだっていう風に選んだのが『HiGH&LOW』で。そこを選んだからこそ、違う層にも。

(金田淳子)まあ、アクションファンにも受けたし。

(ガイガン山崎)バイクに轢かれそうだ!って時にとっさにピッて……(車輪止めを使ってバイクを避ける九十九さんのシーン)。

(黒瀬真也)アハハハハッ! あれ、超かっこよかったよね!

(ガイガン山崎)やっぱりバイクに轢かれそうになってもあれぐらい冷静な判断できる人間になりたいなって。

(金田淳子)あれは戦闘力の高さを……。

(斎藤岬)あそこは本当にいいシーンですよね。

(黒瀬真也)あそこに車止めがあるっていうのがね!


※動画2:44から九十九さん車輪止めバイク回避シーンが見れます

(金田淳子)そう。

(斎藤岬)(九十九さんが)車を蹴って動かすのもすごいですよね。

(金田淳子)あれ、何トンもあると誰かが計算していたんですけども。そして、車がシューッと行くまで全く追わずに見送った後、自分で走って追いつくところ。

(斎藤岬)フロントガラスから飛び込むっていうね(笑)。

(ガイガン山崎)で、やっぱりこれはハイローあるあるっていうかアクション映画あるあるって言ってもいいと思うんですけど、やたらとスノコが出てくるんです。スノコで相手を押さえたところでドロップキックでスノコごと叩き壊してやっつけるっていう。あのシーンを見た時に「うーん、なるほどね! スノコにこういう使い方があったんだな!」って勉強になったんですけど。あと、いちばんわかりやすいのは軌道上にあるものを全部ぶっ壊しながら戦うっていうね。普通は避けますよね。まあ、アクション映画だからなんですけど。なにか物があったら壊すっていう。鬼邪高校なんかはもうやたらとぶつけるものがいっぱいあるから、壊しながら戦うじゃないですか。やっぱりああいうのを見たら誰が見ても「こいつら、イッちゃってるな!」っていうのがわかるじゃないですか。

(金田淳子)キャラが立ってますよね!

(ガイガン山崎)これ(鬼邪高校・轟の膝を叩く仕草)とかも。スター・ウォーズのカイロ・レンのようなこれとか。これ(鬼邪高校・村山の頬を叩く仕草)とかね。もうこいつら、痛みに飢えてる!っていう(笑)。


(一同)フハハハハッ!

(金田淳子)たしかに、痛みに飢えてる。なんていうか、「陰惨なシーンが多いんじゃないか?」って思ってそれで見ていない方がいるかもしれないですけど。迫力はあるし、アクションはいいんだけど、ダンスみたいなものだと思ってほしい。

(ガイガン山崎)アクション映画におけるアクションって実は格闘技よりもダンスの方が近くて。ブルース・リーにしろみんな、アクションスター踊りの経験者ってすごく多いんですね。やっぱり彼らは踊っているので。踊っている人たちってアクションが上手い人、多いんですね。で、見せ方もわかっている。彼らは自分たちがいちばんかっこよく見える足の上げ方とかを知っているんですよ。

(金田淳子)ああ、やっぱりそうでしょうね。全員素体がイケメンであるところに、なおかつイケメン度をさらに増すアクションや角度。そしてセリフみたいなのを見せてくれるわけですよ。これね、見ているみなさん。イケメン嫌いな人、いないでしょう?

(斎藤岬)フフフ。

(金田淳子)こう言っちゃあれですけど、男の子たちも実はイケメンを見たいでしょう?

(ガイガン山崎)どうだろう? どうかな?(笑)。

男もイケメンが見たい

(斎藤岬)でも、ハイローにハマった男性は結構普通に「あの人、マジで顔がいい」みたいに言いますよね。

(金田淳子)言い出す、言い出す!

(ガイガン山崎)「ROCKY、サングラス外すとかわいいね!」とか。

(斎藤岬)「雨宮広斗、マジかっけー!」とかね。

(金田淳子)そうそう!

(ナレーション)映画やドラマに加え、ライブやコミックなどかつてないメディアミックスによって展開している『HiGH&LOW』。漫画家集団CLAMPとのコラボによって生まれた作品も注目を集めている。

(金田淳子)『HiGH&LOW』って思いもよらぬ層がハマっていった。そして大御所CLAMPさんが自動的にハマっていた。

(斎藤岬)勝手に。

(金田淳子)勝手にハマっていた。その動きをみたHIROさんが「次から週刊マガジンで『HiGH&LOW』のCLAMPさんのコミカライズ、始まります!」っつって私たちオタク女子の夢を叶えてくれた。で、CLAMPさんのかわいいキャラの連載が始まって、その内容が普通に驚いたんですけど、同人誌だなと。「同人誌だな」っていうのはいい意味で、それがなにを意味しているか?っていうと、本編の話をもう1回なぞるとかではなく、日常的に彼らがわちゃわちゃしているかわいい感じをサイドストーリーとして描くんですよ。

(斎藤岬)公式二次創作ですね。

(金田淳子)公式二次創作。CLAMPさんを起用しての、さらに描かせるものがこれであるという正しさ。「全てがわかっていやがる!」って思って。「新しいファンがついたな」っていうところまでは理解できたとしても、その人たちがなにを求めているか?っていうのを瞬時に把握している。すごいなと。「あ、もう路線を変えてきたな」って。その路線を変えるのの素早さと理解の深さ。そして(LINE)スタンプを出す。

(斎藤岬)はい。

(金田淳子)文脈的にすっごい送りづらいのにみんな(琥珀さんの)「頭から離れねえんだよ!」っていうのを超送るみたいな。「あれ、いつ送ればいいんだ?」っていうのを(笑)。


(一同)フハハハハッ!

(ナレーション)現在Huluでは『HiGH&LOW』の映画、ドラマシリーズを絶賛配信中! 11月11日に公開、映画『HiGH&LOW』シリーズの最終章。政府がSWORD地区に推進するカジノ計画。政治家と裏でつながる九龍グループはSWORD地区を襲い各チームの拠点を破壊していく。そんな中、カジノ計画の裏に隠されていたある秘密をSWORDのメンバーが突き止める。かつて政府主導で行われていた不正。その証拠が残っていたのがSWORD地区の無名街だった。政府は不正の証拠を消すため、カジノ計画を名目に無名街を爆破。SWORDのメンバーは政府の不正を暴き、街を守ることができるのか? 九龍グループと全面対決。SWORD最後の戦い、『FINAL MISSION』が始まる!



(ガイガン山崎)これね、『3』の見どころの部分になるかもしれないけど、『1』でよくわからなかった「俺たちはただこの街を守りたかっただけだ」っつって(コブラが)鏡をブチ殴る……・。

(金田淳子)ああ、印象的なブチ殴り。これはイメージシーンかな?ってずっと思っていたんですけど。



(ガイガン山崎)普通はね(笑)。

(金田淳子)と、思っていたけども、たしかにね、『END OF THE SKY』の最後のところ(次回作予告)で街を守りたかっただけなのに大変なこと(街が爆破される)になったじゃないですか。「ああ、言われてみればそうだな」って思って。

(斎藤岬)もうコブラちゃん、来るところまで来たな(拉致されて上半身裸で拷問される)と思って。

(ガイガン山崎)もう不幸の極地ですよね。

(斎藤岬)っていうかたまらない気持ちになりました。

(金田淳子)でもあれ、私にとってはサービス的な……。

(斎藤岬)ああ、もちろん。そうですよ。

(金田淳子)これまでも私とかちょっと男のエロスに飢えた女にすごいサービスをしてきたんですけども。すごいね、目配せみたいなのを感じていて。HIROさんとかがこうやって(親指を立てて)。「見てくれているかな? キミのためにやっといたぞ!」って。


(斎藤岬)いや、これまで山王だと脱ぎ担当はずっとヤマトじゃないですか。最後の最後でコブラをついに脱がしたか!っていう。

(金田淳子)そう! これはね……。

(斎藤岬)とっておき感がすごい。

(金田淳子)そうそうそう! そうなんですよ。私の中でやっぱりベストシーンになりつつありますよ。

気になるスモーキー

(ガイガン山崎)やっぱりね、『3』はみなさんいちばん気になるのは、また空を見ているスモーキー。スモーキーがどうなるのか。やっぱりスモーキーってこの人は体調が万全だったら最強なんじゃないか?っていう最強幻想。それも男の子的にはグッと来るし。病弱な感じは女の子にもグッと来る。だからスモーキーは誰からも好かれる男ですよ。だけどやっぱり映画の『1』でも、ちょっと負けそうなところで終わってそのまま決着をつけていないし。

(金田淳子)あれは本当、ねえ。体調が万全じゃなかったから……。

(ガイガン山崎)でもまあ、そこが上手いところですけどね。「いや、本気出したらお前よりも強えぞ」ってね。

(金田淳子)病気さえなければね。

(ガイガン山崎)そうそう。でもそうなると、『3』では何を……。

(斎藤岬)まあ予告編でかなりファンは動揺していましたよ。

(金田淳子)っていうか、なんかさ、「ここは俺に任せろ」みたいな感じになっちゃっているから。

(斎藤岬)いろんなフラグが立っているとしか思えなくて。ファンはすごく動揺していましたよ。

(ガイガン山崎)スモーキー、気になるよね。スモーキー……まあね、明らかに先が長くないキャラクターですからね(笑)。

(金田淳子)まあ、放っといてもね。

(ガイガン山崎)まあ僕はいずれ、仮に退場したりすることがあっても、双子っていう手をまだハイローは使っていないんですよ。

(黒瀬真也)フハハハハッ!

(金田淳子)うん。正直、ハイローだったら余裕で双子、三つ子はやると思いますよ。

(ガイガン山崎)双子はありだと思うんですよね。

(金田淳子)まあ『キン肉マン』みたいなもんだから。

(ガイガン山崎)そう。スモーキーによく似ているんだけど、なんかすげー悪いやつとか。そういうやつが出てくると……。

(金田淳子)クローンとか絶対出てくると思うんですよ

(ガイガン山崎)クローンとか(笑)。いいスピンオフを作ってもらいたいなと(笑)。

ハイローマニア徹底討論座談会第二弾

後日放送された徹底討論座談会の続きを追記いたします!

(ナレーション)『HiGH&LOW THE MOVIE3 / FINAL MISSION』。その魅力をマニア4人が徹底討論!

(金田淳子)この4人は実は『HiGH&LOW』プロジェクトが始まる前にはLDHのファンではなかった。EXILEのファンではなかった。ですが、それぞれに『HiGH&LOW』プロジェクトが始まった時に、いつの間にかストーン! と行ってしまったわけですが……。

(ガイガン山崎)とにかくアクションが満載で。ちょっとアクション界隈で話題になっていて。彼らは本格的にアクションをやるんだっていうことで、「これはバイオレンスの匂いがするぞ!」っていうので。

(金田淳子)バイオレンスの匂いあるところ、山崎ありと?

(ガイガン山崎)そうです。山崎あり。で、とりあえずチェックしようと思って見てみたら、もう(Season1)一話の地下鉄構内の乱闘からしてテレビの(アクションの)域を超えているので。「えっ、これはただ事じゃねえぞ?」という感じでずっと見ていまして。

(金田淳子)黒瀬さんは『Newtype』の編集でありながら、なぜこの三次元の人間たちが出てくる……全然二次元とかセル画とか関係ないものを?

(黒瀬真也)そうですね。キャラクター全員が立ちすぎていて。なおかつ、それぞれにテーマソングがあるっていうのも『キン肉マン』みたいでいいじゃないですか。たぶんアニメファンにも結構受けるんじゃないかな?って気がしますね。

(金田淳子)ああ、私もそれはすごく思いますね。岬さんは何きっかけなんですか?

(斎藤岬)私は友人に「村を焼かれた窪田正孝がヤバい」って言われて。

(黒瀬・山崎)アハハハッ!

(金田淳子)流行っていましたね。その言い方。まあ、「村を焼かれた○○」っていうのはオタク界隈では流行っているというか。どこから出てきたのかはわからないですけども。本当に映画版で村を焼かれるんですけども。

(斎藤岬)そうですね。厳密に言えば街(無名街)ですけども(笑)。瓦礫の中から無言で(スモーキーが)立ち上がるっていう……。

(金田淳子)なんかさ、ユラーッてしていない?

(斎藤岬)あのシーンが素晴らしいからって。

(金田淳子)っていうかね、あのあたりですでにちょっと笑いどころじゃなかったですか?(笑)。あ、ごめんなさい。すいません、すいません……(笑)。それだけで、「あ、中腰の姿勢から怒りによってユラッと立ち上がる人だな」ってことがわかるわけですよ。っていうかアニメとかを見てきていると、中腰の姿勢からユラッと立ち上がる人っていう、そういう類型ってあるじゃないですか(笑)。

(一同)アハハハッ!

(ガイガン山崎)アバンにね。オープニングがかかる前にそうやってユラーッと主人公が立ち上がって……。

(金田淳子)そうそうそう! ユラッと立ち上がる人は怒りにかられているということとか、私たちにとってはもう常識で。

(斎藤岬)漫画とかアニメだったらあり得るものっていうのが、生身の人間で映像でやっているということがとにかくすごいなと。

(金田淳子)そうなんですよ!

(ナレーション)各チームの頭文字を取ってここはSWORD地区と呼ばれ、5つのチームが拮抗し、日々熾烈な争いが繰り広げられていた。そんな中、SWORD地区の利権を狙う9つの組織で構成された九龍グループがSWORDに襲いかかる。「大切なものを守る」、同じ思いを胸にSWORDのチームが集結。九龍グループに立ち向かう!

(ガイガン山崎)いざ、こうやって見てみると僕はLDH全体のことは知らなくて。そこから調べていくわけですよね。「なんでこの人はこんな芝居をするんだ?」とか「なんでこの人はこんな役をやるんだろう?」っていう。オタクのいちばん楽しい時期って知らないことをどんどん知っていく時。掘る場所があるっていうのはすごく楽しいところじゃないですか。

(金田淳子)掘るところがね。

(ガイガン山崎)たとえばロッキーも「このしゃべり方、なんなんだ?」っていうのは引っかかりますよね? 「この人、本当は悪い人じゃないんじゃないかな?」感がわかればわかるほど、「(『殺しに来たぜ』と言っていても)本当は殺す気なんかないくせに……」って(笑)。だから変なところが明らかに引っかかるんだけど……。

(金田淳子)それによってフックができて好きになっちゃったんですね?

(ガイガン山崎)そう。あと、たぶん(グリルをしてて)しゃべりづらいんでしょうね。(モノマネで)「PARTY TIME!」って……。

(金田淳子)そうそう!(笑)。グリルをこう、入れてね。

(ガイガン山崎)グリルね。そう。あれを「グリル」っていう。「あ、銀歯じゃねえんだ。グリルっていうんだ!」っていうね。

(金田淳子)そうなんですよ。私もはじめて知りました。別に歯が全部悪いわけじゃないっていう。あれはおしゃれアイテム。

(ガイガン山崎)あれはかっこいいやつです。

(斎藤岬)『END OF SKY』のクライマックスの時に、外してましたよね?(笑)。

(金田淳子)あれは外した方が戦闘力が高いということなんですか?

(斎藤岬)いや、たぶん殴られた時にケガが大変なことになるからじゃないですか?

(ガイガン山崎)あれ、マウスピースじゃないからね(笑)

(斎藤岬)口の中、切れまくると思います。あと、まあまあグリルって高価なんで。取っておいた方が。プラチナとかなんで。

(金田淳子)ああ、そういう理由なんだ(笑)。

(黒瀬真也)僕はね、達磨一家が好きで。『END OF SKY』のところで「つまりー!」「それがー!」「SWORD協定じゃーっ!」っていうセリフが最高に好きで。

(ガイガン山崎)達磨一家は結構パワーワードが多いよね。「達磨通せや!」とかさ。

(金田淳子)そうそうそう。「SWORDの祭りは、達磨通せや!」。

(斎藤岬)もうあの(アメ車の)ボンネットに乗っている姿を含めてですよね。

日向のアメ車ボンネット乗り


(金田淳子)まず、イケメンっていうのは車に乗る時はとりあえずボンネットか、みたいな。

(斎藤岬)そういう系譜がアニメにはあるんですか?(笑)。

(金田淳子)そう。アニメにはあったんで。


(斎藤岬)私、コブラとヤマトが推しキャラなんですよ。

(金田淳子)そういえば山王好きでしたね。

(斎藤岬)はい。で、やっぱりコブラちゃんはMUGEN時代のドラマシリーズだと結構全然子供っぽくって。『THE MOVIE』以降、どんどん……まあ話全体がシリアスになっていってしまって。そういうちょっとかわいかった子供の部分がどんどん失われていき、目の光も死んでいくというところがすごくコブラは気の毒なのがかわいいっていう。

(金田淳子)ああー、わかる。気の毒萌えみたいな。

(斎藤岬)で、その横にずっといるヤマトが割と一貫して、明るくてバカっていうのが。この対比も込みで好きなんですよ。基本的に(ヤマトは)決めゼリフが「腹減った」じゃないですか。

(金田淳子)そうそうそう。まあ、腹減ってるやつはだいたいいいやつですからね。

(黒瀬・山崎)アハハハッ!

(金田淳子)そして、やっぱり私はオタク女子なんで、ブロマンス的な、男と男のちょっと友情を超えたかもしれない熱い関係性。琥珀さんと九十九さん。夫婦感あるなっていう。

(斎藤岬)パンフレットのインタビューで答えてましたよね。

(金田淳子)そうそうそう。すでにこれは公式だから、全然私が失礼とかじゃなくて、「女房感がある」と。

(ガイガン山崎)「女房役」っていう言葉もありますしね。

(金田淳子)そうそう。

(斎藤岬)1回戦った相手と次に共闘するっていうのはブロマンス的な文脈でも、男性のオタク的な文脈でも、かなり好かれる展開ですよ。

(ガイガン山崎)っていうか、たぶん男女で友情の形が違うんですよ。だから男同士からしてみると普通に見えるものが、女性からしてみるとキュンキュン来る。まあ割と僕らなんかは――まあ全員かどうかはわからないですけど――でも、普通に見えちゃう。

(金田淳子)普通の友情だと。

(ガイガン山崎)別に俺もこんぐらい仲がいいやつっているよな、ぐらいに逆に男の子は見えるかもしれない。ケンカした後にすげー仲良くなったりっていうのは本当にね……まあ、(『THE MOVIE1』クライマックスの)あんな火花が散っているところで延々と殴り合ったりはしないけども……(笑)。

(一同)フフフ(笑)。

(ナレーション)そんな『HiGH&LOW』、コンセプトは「全員主役」。総勢100名を超える超豪華キャスト。大物俳優も配し、全員が存在感ある演技を見せる!

(斎藤岬)『THE MOVIE』ですとBIGBANGのV.IっていうK-POPの子が(チャンソン・李で)出ていますよね。ゴールデンボンバー(ホワイトラスカルズ)も。

(金田淳子)ああ、ゴールデンボンバーはオタクのファンも多いですね。

(ガイガン山崎)特撮物のOBもいっぱいいるでしょう? 山田裕貴くん(鬼邪高校・村山)とか。

(斎藤岬)ニチアサ組がいっぱいいるじゃないですか。山田裕貴くんもそうですし、(ホワイトラスカルズ)KIZZY役の稲葉友さんも仮面ライダーマッハですし。っていう風に、もともと俳優さんファンだった女の子っていうのが、推しが出ているから見に行くっていうので。まあもちろん、窪田正孝さんとか林遣都さんもそうですよね。

(金田淳子)この2人も普通に人気高いですけども……。

(斎藤岬)若手俳優オタクみたいな人がついているところなんです。その人たちがかなり見に行って。で、やっぱりLDHという沼に転げ落ちるという現象が起きたんだと思うんですよね。あと、「どんな人が出ているの?」って聞かれた時にこういうこと、イケメンのことを言っても、まあ男性の映画ファンとかにはあまり刺さらなかったりするんですけども。「あとは韓国マフィア役で白竜が出てる」って言うと、「じゃあ、見る!」みたいな(笑)。

(金田淳子)ええっ? そういう層、あるんだ!?

(斎藤岬)あります(笑)。

(黒瀬真也)白竜ファンっていう(笑)。「白竜出ているなら、見る!」っていう(笑)。

(斎藤岬)すごくキャスティングが上手いんですよね。全方位に。

(ガイガン山崎)「この人が出なきゃ嘘だろ?」っていう人は大概出るんですよ。「斎藤洋介、出ねえな」って思ったら『3』に出ましたからね。「ようやく来たか、斎藤洋介!」って思いましたけどね。

(斎藤岬)年齢層幅広く、若手からおじさままですごくきっちり押さえてくれますね。

(金田淳子)アウトロー物だったらこの人が出ないとおかしいでしょう? みたいな。

(斎藤岬)はいはい。岩城滉一さんとか。

(金田淳子)そうそう。もうピタッとハマッた役で出てくれるっていう。

(斎藤岬)で、やっぱりそうやってキャスティングされた方々が過剰なことをみんなきっちりやってくれるんですよ。

(金田淳子)演技も過剰だし、キャラも過剰。そしてセットも過剰。

(黒瀬真也)全てが過剰(笑)。

(ガイガン山崎)九龍一家のあのセット、ヤバいっすよね。戦隊の悪役もいま、あんなアジトないっすよ。後ろに龍が9匹、こんななっているなんて……もうちょっとおとなしいっすよ(笑)。

応援上映

(ナレーション)さらに、多くのファンを熱狂させているのが「応援上映」。スクリーンと客席とが呼応する参加型エンターテインメントだ。

(ガイガン山崎)まあ応援上映っていう言葉ができたのはもうつい最近だけど、海外とかでは騒いで見たりするっていうカルト映画は存在するんだけど。ちょうどハイローの明らかに変なシーンがいっぱいある……。

(金田淳子)明らかになにか言いたくなるシーンがある。「かっこいい!」とか「キャーッ!」とか「パチパチパチパチッ!」っていうだけではなく、ツッコミをするというところが全く新しい文化だったんですね。琥珀さんが叩いて治される時にこうやってやる(口元を手でぬぐう)シーンがあるのに、(血などが)なにも出ていないっていうところがあって。あれは応援上映では「なにも出てないよ!」って言ってますよね。

(一同)アハハハッ!

(斎藤岬)応援上映は『THE MOVIE1』の時に2回、『END OF SKY』の時に1回行きましたね。音楽を使うタイミングが本当に上手いっていうことが逆に応援上映でよくわかるんです。

(ガイガン山崎)上がるタイミングに鳴るっていう。

(斎藤岬)そうです、そうです。みんながサイリウムを振りたい瞬間にちゃんとバシーン!ってかかってくれるっていう。

(金田淳子)そうそう!

(ガイガン山崎)ミュージッククリップっぽいよね。

(斎藤岬)撮っている久保(茂昭)監督自身、EXILEのPVをずっと撮っていた方なので。それはもちろん上手いのは当然なんですけども。それでもやっぱりすごいなって。別に応援上映なんて絶対に見越して作っていないのに、こんなにも応援しやすい映画になっているっていう。

(ガイガン山崎)ハイローはたしかに、そういう意味で向いているだろうなって。ライブを見ているような感覚で。

(金田淳子)ライブシーンも実際にありますしね。

(ガイガン山崎)すごい気持ちが高ぶるように編集されているんで。だからアクション映画好きな人だったらわかるかもしれないけど、『ロッキー4』に近いような音楽の使い方の上手さ。「ここでこの曲がかかると、上がる!」みたいなのがものすごいんです。

(一同)アハハハッ!

(斎藤岬)その応援上映に私も2回、『THE MOVIE』で行ったんですけども……(達磨一家の法被を取り出す)。

(金田淳子)これ、公式ですか?

(斎藤岬)いや、勝手に……。

(黒瀬真也)えっ? すげえな!

(斎藤岬)だから著作権的にどうなんだろうっていう……。

(金田淳子)クオリティー、高すぎない!?

(黒瀬真也)本当に自作なんすか?

(斎藤岬)自作というか、母親に作ってもらって。

(ガイガン山崎)家族を巻き込んじゃったね(笑)。

(金田淳子)お母さん?

(斎藤岬)法被の部分だけ母に作ってもらって、これ(柄・文字)は自分で熱転写シートで。

(金田淳子)すごい!

(黒瀬真也)すごいっすね!

(斎藤岬)これを来て応援上映に参加しました。

(金田淳子)人を巻き込んでいる……たしかに、応援上映ってコスプレ化っていうのが多くて。

(斎藤岬)(法被を黒瀬に渡す)。

(金田淳子)ああ、達磨の男としては着たいでしょう。よかったら……。

(黒瀬真也)なんで急に俺が達磨の男になっているんだろう、これ?(法被を着る)。

(斎藤岬)コスプレの方とかも結構ハイローの応援上映はいましたね。

(金田淳子)割と……達磨のやつはこれ、作るの大変だと思いますけども。割と鬼邪高校とかは。

(斎藤岬)村山ちゃんのバンダナとかね。

(金田淳子)あれは100円で売っているみたいな感じで多くて。

(ガイガン山崎)雨宮兄弟は大変だよね。高いよね。革ジャンは。

(金田淳子)雨宮兄弟、見たことない。

(斎藤岬)あ、でもたまにいました。ライダースの2人組が。

(金田淳子)すげー。買ってきたのかな? そうやって、思い思いにね、まず形から入り、そして広告から応援し、(松竹の)富士山が出てくると「松竹、ありがとう!」「松竹、ありがとう!」って言って。

(斎藤岬)「HI-AX、ありがとう!」って。

(金田淳子)で、もう最後の最後、エンドロールが流れていって……

(金田・斎藤)「HIROさん、ありがとう!」。

(金田淳子)みんな泣いてますから。最後。

(斎藤岬)はい(笑)。

『FINAL MISSION』の見どころ

(ナレーション)……SWORDのメンバーは政府の不正を暴き、街を守ることができるのか? 九龍グループと全面対決。SWORD最後の戦い、『FINAL MISSION』が始まる!

(ガイガン山崎)まあ源治(小林直己)が活躍してくれる分、やっぱり見どころ的には誰が見てもヤバいやつとの決着というか、みたいなものが描かれるんで。でも今回は、アクション大作というよりはSWORDで青春を過ごした男たち、少年たちの最後の戦い。ドラマみたいな部分があって。どちらかというと、お話の方が重要視されているんだろうなっていう。

(黒瀬真也)粗だらけの爆破セレモニーですよね。

(ガイガン山崎)この(爆破セレモニーという)言葉の破壊力(笑)。

(黒瀬真也)破壊力のある爆破セレモニーなんだけど……よく考えたら、あのセレモニーってなんなんだ?っていうね。

(金田淳子)あのセレモニーを喜んで見に来ている人たちってなんなんだろうって(笑)。

(黒瀬真也)そう(笑)。爆破セレモニーを見に来ている報道陣もすごい多いんだけど、あれなんなんだよ?っていうね(笑)。

(ガイガン山崎)人は爆発を見ると盛り上がるからね(笑)。

(斎藤岬)でも、ひとつの街を爆破する作業をわざわざニュースでっていう(笑)。

(黒瀬真也)そうそう(笑)。明らかに生中継ですからね。

(金田淳子)大臣が来てね。

(黒瀬真也)ニコニコとスイッチを押しに来るっていう。

(斎藤岬)たぶんテープカットみたいなノリなんですよね。

(金田淳子)全体的に『HiGH&LOW』に漂う「日本じゃないんじゃないか?」っていう感じとか。

(ガイガン山崎)無国籍物ですよね。

(斎藤岬)「非実在日本」っていう感じですよね。

(金田淳子)そうそうそう。ファンタジックな。「地球じゃないんじゃないか?」っていう感じも私は……(非現実的な)物理法則的なものから、地球じゃない感みたいなものも感じているので。みんなが知らないどこかの地球で起きていることかな?っていう。


(黒瀬真也)フフフ(笑)。

<書き起こしおわり>

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