高橋芳朗 100点・80点・0点のウェディングソングを語る

高橋芳朗 100点・80点・0点のウェディングソングを語る ジェーン・スー 生活は踊る

高橋芳朗さんがTBSラジオ『ジェーン・スー生活は踊る』でウェディングソングを特集。100点、80点、0点のウェディングソングを紹介していました。

(ジェーン・スー)いや、でもね、今日も私、思ったんですけど。物理的な話も含めて、単調な繰り返しの日常に、いかに愉快なBGMを当てていくか?っていうのが、やっぱり生活を飽きさせない……

(高橋芳朗)躍らせるね。

(ジェーン・スー)そう。躍らせるコツだと思うんで。まあ、6月といえば……

(高橋芳朗)ジューンブライド。というわけで、本日はこういう企画をご用意いたしました。ウェディングソング 0点、80点、100点の曲!

(ジェーン・スー)(笑)。極端な。0点も入れてきましたか。

(高橋芳朗)0点、かける必要ねえだろ?っていう気もするんですけども。

(ジェーン・スー)でも、間違い探しっていうやつだよね。「エンダーーーーッ♪」をかけて、「それ、違うよ」っていうね、あれとかありますからね。

(高橋芳朗)そう。なんで本日はウェディングソング3曲用意いたしました。あのね、これ、6月に結婚する方。友達が結婚するという方も多いと思うんですけど。結構迷っていると思うんですよ。どんな曲をかけようか?とかね。堀井さんとか、ご結婚なさった時はご自身で好きな曲を選んでかけたりとか。そういうのはあったんですか?

(堀井美香)ああ、そうですね。あと、みんなが『瀬戸ワンタン(『瀬戸の花嫁』の替え歌)』を歌ってくれましたね。「瀬戸ワンタン、日暮れ天丼♪」って……

(高橋芳朗)どんなパーティーですか!(笑)。

(ジェーン・スー)っていうかさ、昭和何年よ? うちの親よ。

(高橋芳朗)『てんとう虫のサンバ』とかですか? じゃあ、もう。

(堀井美香)それは違いますよ。

(ジェーン・スー)「チューしろ! チューしろ!」みたいなやつでしょ?

(高橋芳朗)(笑)。「チューしろ、チューしろ!」?

(ジェーン・スー)すごいなー。浜省とかかかるのかしら?

(堀井美香)入場はね(笑)。

(ジェーン・スー)『Money♪』って言いながら入ってくるとか?

(高橋芳朗)(爆笑)

(ジェーン・スー)そんな結婚式、あるか!

(高橋芳朗)なんで、BGMにお困りの方も多いと思いますので。本日はこの企画を参考にしていただけたらなと思います。まずは、80点の曲から。無難なところから始めたいと思います。これはですね、イントゥルーダーズ(The Intruders)というグループの『When We Get Married(僕たちが結婚する時)』っていうい曲ですね。1973年なんですけど。これはですね、イントロ一発勝負あり!っていう感じですね。イントロが『結婚行進曲』をもじったメロディーになっていて。

(ジェーン・スー)おおーっ、強いね!

(高橋芳朗)これはつかみバッチリですよ。

(ジェーン・スー)ちょっと早く聞かせてくれよ。

(高橋芳朗)じゃあ、行ってみましょう。イントゥルーダーズで『When We Get Married』です。

The Intruders『When We Get Married』

(高橋芳朗)イントゥルーダーズの『When We Get Married』、聞いていただいておりますけど。これは、いいでしょう?

(ジェーン・スー)切ないですね。

(高橋芳朗)切ない?

(ジェーン・スー)ちょっと甘切ない感じで。

(高橋芳朗)ああー、入場曲とかにこれ、いいんじゃないですか?

(ジェーン・スー)ファーストダンスでしょ、これ。

(高橋芳朗)ファーストダンスか。

(堀井美香)これが80点の曲ですか?

(高橋芳朗)80点でこれっていうのがね、またね。これ、100点あげてもいいぐらいなんですけど。

(ジェーン・スー)ファーストダンスかな。これ。入場曲よりも。

(高橋芳朗)日本ってファーストダンスってあるっけ?

(ジェーン・スー)ファーストバイトはあるけど、まだファーストダンスはないか。

(高橋芳朗)新婦とお父さんがダンスするという。

(ジェーン・スー)あ、新婦と新郎よ。まあ、なんかそういう踊り。

(高橋芳朗)踊るやつ。

(ジェーン・スー)この雑さ(笑)。

(高橋芳朗)(笑)。じゃあ2曲目。0点の曲、行ってみたいと思いますけども。これはですね、ジミー・ソウル(Jimmy Soul)の『If You Wanna Be Happy』。1963年の曲で。

(ジェーン・スー)タイトルを聞くと、完全に良さげじゃないですか。

(高橋芳朗)でしょう? で、結構ね、結婚パーティーで使われています。僕も2回ぐらい聞いたこと、ありますけど。

(ジェーン・スー)マジか。

(高橋芳朗)あの、「かんぱーい!」の後にかける曲としてばっちりな曲なんですよ。

(ジェーン・スー)ああー、じゃあ聞こうよ。

(高橋芳朗)もうちょっと、説明させて。これね、全米チャートで一位になっているんです。1963年に。で、あと、これジュリア・ロバーツ主演の『ベスト・フレンズ・ウェディング』。見ましたね?

(ジェーン・スー)見ました、見ました。

(高橋芳朗)この頃のラブコメは全部見てますね。あなたね(笑)。

(ジェーン・スー)この頃のラブコメだったら、任せてください。

(高橋芳朗)1997年の映画ですけども。この劇中で使われて、割と日本でも浸透したっていう曲ですけども。『If You Wanna Be Happy』、タイトルもいいし曲調も楽しくて最高なんだけど、歌詞がちょっと難ありなんですね。まあ、とりあえずじゃあ聞いてもらいましょうかね。ジミー・ソウルで『If You Wanna Be Happy』です。

Jimmy Soul『If You Wanna Be Happy』

(高橋芳朗)はい。ジミー・ソウルで『If You Wanna Be Happy』、聞いていただいております。楽しげな。

(ジェーン・スー)もうなんか、親戚のおじさんとかと肩を組んで踊っちゃうよ! みたいな。

(高橋芳朗)ねえ。合唱できるような感じなんですけども。歌詞がちょっと問題があってですね。僕もあまりこれ、読みたくないんですけども、ちょっと読みますね。「もし君がこれからの人生を幸せにすごしたいのなら、絶対に美人と結婚したらダメだよ。これは僕の個人的な意見だけど、結婚するならブスにしな。キレイな奥さんをもらっても、肩身が狭くなるだけ。結婚した途端に豹変して痛い目にあうに決まっている。君はブスな子と結婚すべきだね。趣味が悪いって友達に言われても構わず結婚すればいい。君だってお粗末な顔をしているよ。この間、君の彼女を見たけど、ブスだったね。でも彼女はブスだけど料理は美味いんだ……」みたいな。まあ、こんな感じの歌詞なんですよ(笑)。

(ジェーン・スー)ひどいですね(笑)。

(高橋芳朗)この人、しかも聖職者らしいんですよ。ジミー・ソウルさん。

(ジェーン・スー)ええーっ!?

(高橋芳朗)これ、いま……1963年だからいいけど、いまこれやったら大変なことになるでしょうね(笑)。

(ジェーン・スー)だってさ、英語の歌詞でさ、「Get an ugly girl to marry you」って書いてある。ひどいね!

(高橋芳朗)でも、これ本当に結構ね、使っている人いますから。要注意です! せめてバチェラーパーティーぐらいに(笑)。

(ジェーン・スー)そうだね。嫁さんディスですね。これね。

(高橋芳朗)はい。じゃあちょっとCMを挟んでから、100点の曲に行ってみたいと思います。

(CM明け)

(ジェーン・スー)今日はウェディングソング 0点、80点、100点の曲をテーマにお送りしておりますが、いよいよ……

(高橋芳朗)100点。言ってみましょうかね。100点の曲は、シンガーズ・アンリミテッド(The Singers Unlimited)の『We’ve Only Just Began』という曲なんですけども。これは、ウェディングソングのド定番ですね。カーペンターズ(Carpenters)の『We’ve Only Just Began(愛のプレリュード)』のカバーになります。いま、後ろにかかっていますね。

(ジェーン・スー)これが、カーペンターズの。

(高橋芳朗)みなさん、知ってますよね。これがカーペンターズバージョンです。これ、どんな歌詞かざっくり説明しますと、「私たちの生活はいま、まさに始まったばかり。白いレースと誓いの言葉。幸運のくちづけを交わして2人は歩み出す……」みたいな。

(堀井美香)そんな歌詞だったんですね。

(高橋芳朗)そうなんですよ。ウェディングソングなんです。で、いまお聞きの通り、カーペンターズのオリジナルももちろん素晴らしいんですけども。このシンガーズ・アンリミテッドのバージョンもかなりおすすめでございます。この人たち、ジャズボーカルグループなんですよ。で、すごいコーラスが美しくて。結婚式のセレモニーの神聖なムードをグッと高めてくれるんじゃないかなと思うんですけど。スーさんもそうだと思うんですけど、ミュージシャンの人の結婚パーティーとか、よく行きません?

(ジェーン・スー)行きます。

(高橋芳朗)行きますよね。で、そういう時って割とボーカルグループが重宝されるというか。アドリブでウェディングソングとかを歌うと、めっちゃ式が締まるんですよ。

(ジェーン・スー)ありますね。

(高橋芳朗)でも、なかなかね、僕ら一般の人間だと、ゴスペラーズとか呼べないじゃないですか。

(ジェーン・スー)そりゃそうですよ。いくらかかると思うんですか。

(高橋芳朗)(笑)。なので、そういう方にはこのシンガーズ・アンリミテッドのCDを用意していただければ、ばっちりかと思います。

(ジェーン・スー)なるほど。

(高橋芳朗)じゃあ、行っちゃいましょうかね。100点のウェディングソングです。シンガーズ・アンリミテッドで『We’ve Only Just Began』。

The Singers Unlimited『We’ve Only Just Began』

(高橋芳朗)100点のウェディングソングとしてシンガーズ・アンリミテッドの『We’ve Only Just Began』を聞いていただいております。カーペンターズのバージョンは結構ドラマチックな展開があったりするじゃないですか。こっちは割とボーカルが前面に出ていて、そんなに起伏がないから結婚式のいろんな局面で使いやすいんですよ。入退場の時だったり、ケーキ入刀だったりとか、スライドショーの時とかね。

(ジェーン・スー)そうだね。

(高橋芳朗)なんでちょっと、これから結婚式を控えてBGMに悩んでいるという方はぜひ参考にしていただけたらと思います。

(ジェーン・スー)ヨシくんは何をかけたんですか?

(高橋芳朗)僕はハワイで結婚をしたんですけども。

(ジェーン・スー)あ、そんな尻軽なことをしたんですか?

(高橋芳朗)(笑)。失礼ですね! で、教会で、なんかね、選べないんですよ。ハワイの民謡みたいなのをおばちゃんが歌ってくれるみたいな。結構素敵でしたよ。

(ジェーン・スー)じゃあもう、現地の方にお任せスタイルで?

(高橋芳朗)そうそうそう。そんな感じでございました。

(ジェーン・スー)みなさん、どんな結婚式の曲を流したかも、メール。よかったらくださいね。

(高橋芳朗)そうですね。

(ジェーン・スー)さあ、来週のテーマは?

(高橋芳朗)来週は24日じゃないですか。25日がマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の命日なんで、ちょっとマイケルの特集をかまそうかなと思っています。

(ジェーン・スー)お待ちしております。では、ヨシくん。また来週。ありがとうございました。

(高橋芳朗)ありがとうございました。

(堀井美香)ありがとうございました。

<書き起こしおわり>


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