サカナクション山口一郎さんが2026年11月3日放送のニッポン放送『サカナクション山口一郎のオールナイトニッポン』の中で大好きな中日ドラゴンズの秋季キャンプについてトーク。そこで感じた工藤公康監督の怖さについて話していました。
(山口一郎)今はね、秋季キャンプといって秋のキャンプ中です。高知で行っていて、中日は工藤公康監督という、ソフトバンクで日本一を何度も達成した、40代までピッチャーをやっていた、もう伝説の人が今、中日ドラゴンズの監督になっています。音楽界で言ったらサザンオールスターズの桑田さんがやっているみたいなぐらいの感じです。いきなり。すごいことです。
で、今、秋季キャンプ2日目が終わりまして。いっくんくんも秋季キャンプを朝、見たりしてたんですけど。あの、工藤監督、怖い。すごい怖い。「怖い」っていうのはなんか部活の怖い先生みたいな感じじゃなくて。なんか優しいけど怖い先生って、いたじゃん? 学年主任系の。あの怖さがあるのよ。「走れますか? 走れない理由は自分でわかってますか?」みたいな。そういうなんか優し怖い、ゾックリ系の怖さがありますね。
でも、よく考えればランニングメニューって賛否両論あるんですよ。「プロ野球選手は別に走らなくていいじゃん」みたいな風潮が最近、あったわけ。ダルビッシュ投手っていうメジャーの投手が「投手にランニングメニューはあんまり意味がない」みたいなことを言ったことがあって。
正確には別に意味がないということではなくて。そういう直接的な感じじゃなかったと思うんだけど。なんかそういう意見があってから「投手は走る必要がない」みたいな風潮があった中で工藤公康監督は「走れ」って。「心技体って言葉は体。基礎体力があれば技術を反復練習で学ぶ体力がつく。それで技術がついたら心は整う」っていうことで。だからもう逆。「体技心」です。体技心っていう順番。
「心技体」ではなく「体技心」
(山口一郎)で、中日は最下位だったんですよ。っていうことはまず、体力をつけろ。基本的な体力をもう1回、高校・大学時代の頃に戻って走れという。で、そこから反復練習しようっていうことで。キャンプで朝、まず集合します。走らせます。たっぷり。その後、ピッチャーはピッチング練習。バッターはバッティング練習させます。だからもう足ガクガクの状態でやります。それでちゃんと投げれたり打てたりするっていうのができてからでしょう、みたいな無言のこうメッセージっていうかね。
しかも走れなかった選手とかにもガンガン言うし。しかもピッチング練習とかもきっちりついて。ピッチングコーチじゃないか?ってぐらいしっかり教えてね。もう周りの田島コーチとか小林コーチとかも工藤監督から学ぼうと思ってメモを取ったりとかしてさ。コーチが監督の指示を学ぼうとする姿勢とかも今までになかったなと思って。
だからなんかね、変わるかも。ドラゴンズ。1年で変わるかどうかはわからないけども、なんか落合監督イズムをちょっと感じてるね。落合監督も2月1日、キャンプ初日から紅白戦やります。そこで一軍・二軍を分けますみたいなことを言ったりして。「オフの間、練習してこいよ」みたいなことを言ったりしたけど。工藤公康監督も「オフは休むもんじゃない。トレーニングしてこい。春のキャンプでは腹筋120何回、できてくるかテストするから」みたいな。みんなシーン……みたいな。「はいっ!」みたいな、俺みたいなバカなやつはいないから。「やってきます!」みたいなノリじゃないの。シーン……みたいな感じ。だからたぶん今まで、そういう厳しさみたいなのがね、なかったのかなと思う。
これ、でもよくパワハラとかさ、そういう風に受け取りがちなのもあるじゃん。でもね、これをパワハラって言ったらもう本当、「勝手にうまくならないでクビになってください」みたいなことだからね。だから1回、工藤監督に任せてもいいかもしれない。言う通りにやってみてもいいかもしれない。特にベテラン・中堅選手はね。鵜飼選手とかさ、もうラストチャンスじゃないの? だからここで山崎さんがコーチで来るからさ。任せちゃっていいんじゃないかなって。なんかのもとけさんも言ってました(笑)。
さっそく工藤監督就任の効果が出ているようで面白いですね。これがうまく回りだしたら本当に中日、強くなっちゃうかも? 楽しみですね。
