般若『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』を語る

般若『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』を語る 文化放送

ラッパーの般若さんが文化放送『A&Gリクエストアワー 阿澄佳奈のキミまち!』にゲスト出演。阿澄佳奈さん、青木佑磨さんと大好きな『ジョジョの奇妙な冒険』第五部『黄金の風』について話していました。

(阿澄佳奈)今日のゲストはこの方です!

(般若)この般若には、「夢」がある!

(青木佑磨)うわーっ! ご、五部だー!(笑)。

(阿澄佳奈)待って(笑)。自己紹介をお願いしてるんですけど……。

(青木佑磨)ジョルノが来てくれましたよ、今日!

(阿澄佳奈)違う、違う(笑)。

(青木佑磨)違うんですか?

(阿澄佳奈)「般若」って言いましたよ。「この般若には……」っておっしゃいましたから(笑)。私、そこまでは求めてなかったんですけども……。

(青木佑磨)「ギャング・スターになりたい」って……。

(阿澄佳奈)般若さんでーす!

(青木佑磨)やったー!

(般若)もうこの一言さえ言えればよかったんです。

(青木佑磨)目標達成ですか?

(般若)もう達成しました。ありがとうございました。

(阿澄佳奈)いやいや、ダメです、ダメです!

(青木佑磨)大丈夫ですか? ここから組織の中で成り上がっていく必要がありますので(笑)。

(般若)そうですね(笑)。

(阿澄佳奈)違います! 今日はお話を聞かせていただきたいんです。

(青木佑磨)ああ、そうでしたか?

(般若)ちょっとその前にいいですか? 今日はちょっと五部で攻めたいんですけども。アニメ、やっているじゃないですか。で、いまイルーゾォが出てきたじゃないですか。

(青木佑磨)ああ、出てきましたね!

(般若)あれ、鏡に写ったイルーゾォが……。

(青木佑磨)はい。マン・イン・ザ・ミラー。

(般若)あれ、気づいたやつ、多いと思うんですけども。イルーゾォの動きがUFCライト級のコナー・マクレガーのマクレガーウォークなんですよ、あれ!

(青木佑磨)フハハハハハッ!

(阿澄佳奈)えっ、えっ!?

(般若)完全にジョジョがマクレガーをサンプリングしたんですよ。

(青木佑磨)おおっ、なるほど!

ジョジョがコナー・マクレガーをサンプリング

(般若)あれ、気づいたやつ、絶対にいるはずなんですよ。いや、俺のはごまかせられない!っていうことなんですよ。

(青木佑磨)ヒップホップの観点からね。「サンプリング」という目線でジョジョを見ているという。

(般若)そうなんですよ!

(阿澄佳奈)ジョジョの話が突然ぶっこまれ立って言うことですね。

(般若)イルーゾォがマクレガー・ウォークをしたっていう。

(阿澄佳奈)イルーゾォ? マクレガー……?

(青木佑磨)いいですか、阿澄さん。今日、頼れるのは阿澄さんだけです!

(阿澄佳奈)ええっ、これ私、頼られているんですか?

(青木佑磨)僕は何分でもこういう話をしたいから!(笑)。

(阿澄佳奈)ああ、困る! 今年4月以来8ヶ月ぶり三度目のご登場でございます。ありがたいですね。ようこそです。般若さんは現在ベストアルバム、自叙伝、筋トレ専用アルバムが大好評販売中。そして1月11日に日本武道館公演を控えてらっしゃるということです。

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(青木佑磨)告知、いっぱいあるじゃないですか。

(阿澄佳奈)そうなんです。情報はいっぱいあるはずなんです。それぞれ詳しくお話をうかがっていきたいんですけども。その前に今日のリクエストテーマ、「カップルに聞かせたいアニメソング」となっております。こちらにお付き合いいただきたいと思います。

(青木佑磨)お付き合いください。

(般若)はい。

(青木佑磨)1988年12月発売『シティハンター2』のエンディングテーマです。TMネットワーク『STILL LOVE HER(失われた風景)』です。

(般若)TK!

『STILL LOVE HER(失われた風景)』

(青木佑磨)作詞:小室哲哉さん、作曲:小室哲哉さん、木根尚登さん、編曲:小室哲哉さん。TMネットワークで『STILL LOVE HER(失われた風景)』です。

(阿澄佳奈)はい。『シティハンター』。

(青木佑磨)般若さん、『シティハンター』は? あんまり世代ではない?

(般若)ああ、一応通っていますよ。

(阿澄佳奈)少年ジャンプに連載されていました。

(青木佑磨)ちなみに冴羽獠に憧れたりしませんでした?

(般若)冴羽獠、かっこいいですよね。いい体してますよね。

(青木佑磨)胸板ハンパないっすよね!

(般若)ハンパじゃないっすよね! ベンチ、やりすぎですよね!

(青木佑磨)フハハハハハッ!

(阿澄佳奈)筋トレに種類(笑)。

(般若)冴羽獠、胸攻めすぎですよ(笑)。

(青木佑磨)やっぱりいま、体を鍛えるモードに般若さんも入っているから。

(阿澄佳奈)そうですよね。筋トレ専用アルバムが出てるんですもんね。ではでは、ここからはゲストの般若さんの活動についてうかがっていきたいと思います。

(青木佑磨)はい。般若さんとは今回、お話したいことがたくさんあります。まずは11月にリリースした『THE BEST ALBUM』について。そして今月発売した自叙伝『何者でもない』について。さらに筋トレ専用アルバム『IRON SPIRIT』がついてくる本『筋トレ×HIPHOPが最強のソリューションである 強く生きるための筋肉と音楽』について。加えて、現在般若さんの大好きな作品『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』がアニメで放送中。さあ、般若さん、どの話題からしましょうか?

(般若)青木さん、あなた…「覚悟して来ている人」………ですよね?

(青木佑磨)はあ! もうジョジョの話です、阿澄さん!

(阿澄佳奈)ええっ、もうここから? 待って待って。その前に……。

(青木佑磨)五部の話、大事だから。だってもう般若さん、今日五部関連の話しかしてないんだから!

(般若)阿澄さん、この味!………ウソをついてる「味」だぜ!

(青木佑磨)フフフ、阿澄さん、いま顔をなめられました(笑)。

(阿澄佳奈)フハハハハハッ!

(般若)あれ、日本であれをやったら暴行罪ですからね(笑)。

(青木佑磨)まあ、その前に目玉を握らされてますけどね。

(般若)そうなんですよね。

(阿澄佳奈)恐ろしい話が……(笑)。恐ろしい話が『キミまち』で繰り広げられている!

(青木佑磨)般若さん、五部お好きですか?

(般若)五部、やっぱりいいですね。最高ですね。

(青木佑磨)結構それまでの流れと違って、ギャングのお話だったりするじゃないですか。

(般若)まあ、三部でメジャー感を出して、四部でちょっとホワッとするじゃないですか。

(青木佑磨)日常+怪奇的な。

(般若)で、五部で三部で言うと対ヴァニラ・アイスレベルの戦いがずっとじゃないですか。

(青木佑磨)そう! バトルの緊迫感が五部はグッと上がるんですよ。それとスタンド同士の知能戦がすごく多くなるんで。

(般若)そうなんですよ。

(阿澄佳奈)本当にジョジョの話をしていますね?

(青木佑磨)ダメなの?

アニメオリジナルの暗殺チームエピソード

(般若)いや、本当に暗殺チームがこの間、アニメオリジナルで出たじゃないですか。あいつらの話が。それがすごくて。ホルマジオがリトル・フィートで車を小さくしてワインの中に仕込んで政治家かなんかに飲ませるんですよ。っていうすごい暗殺の……だから、腹から車がボコン!って出て死ぬんですよ。

(青木佑磨)飲み込んだ後に車が元に戻って。

(阿澄佳奈)オリジナル展開なんですか?

(般若)そうなんすよ。

(阿澄佳奈)オリジナルは般若さん的にありでした?

(般若)いや、あれは超面白いっすよ!

(青木佑磨)結構だから掘り下げきれていなかったキャラクターの掘り下げとかもできていて。

(般若)そうなんすよ。

(阿澄佳奈)じゃあ、上手いこと。さらに。

(般若)やっぱりジョジョ愛がある人たちが作っているんだなって俺、マジで感じるんすよ。ビンビンに感じるんですよ!

(青木佑磨)Twitterから。「五部は敵のスタンドがどいつもこいつも強すぎる」っていう。

(般若)強いですねー。あれがいいんですよね!

(青木佑磨)ねえ!

(阿澄佳奈)Twitterでもジョジョの話……四面楚歌。

(青木佑磨)マジで勝てない感じがひとつひとつの戦いにあるんですよ。

(般若)俺、すげーいろいろと考えたんですよ。この間。これ、ひょっとしてもしもですよ、ジョルノがブチャラティ側じゃなくてヒットマン側。暗殺チームに入ってもこれ、成り立ったんじゃないかな?って思って。

(青木佑磨)ああ、襲う側に回っても。

(般若)そうそう! 超それは面白いなって思ったんですよ。まあ、あれですからね。まず遺産を公衆トイレの中に隠してましたからね。

(青木佑磨)ああ、そうっすよね(笑)。

(阿澄佳奈)じょ、ジョジョって「何者でもない」じゃないですか!

(般若)ありがとうございます(笑)。

(青木佑磨)フハハハハハッ! そうかな? まあ、たしかに一部から五部まで全員ジョジョって呼ばれている主人公だから、誰がジョジョっていうわけでもないっていうことは……。

(阿澄佳奈)『何者でもない』といえば、般若さんの自叙伝なんですけども(笑)。

(青木佑磨)上手え、流れが!(笑)。

(般若)上手いなー(笑)。まあまあ、そうなんですよ。自叙伝を出しまして。これ、結構面白いんですよ。

(青木佑磨)結構面白いんですか(笑)。

(阿澄佳奈)生い立ちからラップを始めたきっかけ、そして現在に至ることまでいろいろと書かれているということですが。

(般若)第五部ぐらいな感じ。マジで内容。

(青木佑磨)内容がね。

(般若)マジでもう、いきなりピンチになる感じなんですよ。ずっと。

(青木佑磨)ああ、はいはい。まあ、たしかに本当に身寄りの無いところから叩き上げでのし上がっていくのが五部ですから。

(般若)まずピンチから始まるみたいな。すぐにピンチになるみたいな。

(青木佑磨)うーわ、五部好きにはぜひ読んでもらいたい!(笑)。

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