ピエール瀧 佐村河内守ドキュメンタリー映画『FAKE』を語る

町山智浩 佐村河内守ドキュメンタリー映画『FAKE』を語る たまむすび

ピエール瀧さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で佐村河内守さんを追った森達也監督のドキュメンタリー映画『FAKE』を見た感想を赤江珠緒さんと語り合っていました。

(赤江珠緒)最近のニュース、どうですか?

(ピエール瀧)最近のニュースというより、ちょうど昨日、見てきましたよ。『FAKE』。

(赤江珠緒)おおっ! 見てきた?

(ピエール瀧)『FAKE』、見てきましたよ。佐村河内さんの。

(赤江珠緒)話題のドキュメンタリー映画。

(ピエール瀧)森達也さんの最新作。

(赤江珠緒)パンフレットに私が文言、書いていたでしょ?

(ピエール瀧)あ、パンフレット買わなかった。

(赤江珠緒)(笑)

(ピエール瀧)赤江さん、書いていたのか。

(赤江珠緒)書いていたよ!

(ピエール瀧)昨日、見に行ったんですけど。いや、満席でしたよ。すごいです!

(赤江珠緒)そうですってね。立ち見が出ても、もう入らないっていうね。

(ピエール瀧)っていうぐらいな感じの。満席の中……

(赤江珠緒)どうだった? どうだった?

(ピエール瀧)見てきましたよ。面白かったですよ。

(赤江珠緒)笑えなかったですか? ちょっと笑えたでしょ?

(ピエール瀧)笑えました。笑えました。そして、赤江さんが言っていた「猫がかわいい」っていうのは……

(赤江珠緒)わかりました?

(ピエール瀧)ああ、この猫か。たしかにかわいいなっていう。

(赤江珠緒)ねえ。不思議な感覚になるドキュメンタリーでしょう?

(ピエール瀧)不思議な感じですよねー。

不思議な感じのドキュメンタリー

(赤江珠緒)まさに『FAKE』というタイトルがぴったりというか。なにが真実やら……みたいなね。

(ピエール瀧)そうですね。なんか、ねえ。みんなクスクス笑ったりするんですよね。

(赤江珠緒)そうなんですよ。なんか、ちょっと滑稽に見えてきたりしてね。

(ピエール瀧)はい。『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』のところはみんな笑うんですよ(笑)。

(赤江珠緒)そうでしょう? そうでしょう?

(ピエール瀧)みんな、「クスクス……」っていう。

(赤江珠緒)ほっぺたを、「タララララン♪」って、『トルコ行進曲』とかをね、叩きながらされたりね。

(ピエール瀧)あるんですけどもね。

(赤江珠緒)あとね、佐村河内さんのお家ってお客さんが来るたびにケーキが出てくるでしょう?

(ピエール瀧)ケーキ、好きだね!

(赤江珠緒)なんかもうだんだんね、普通のことなんだけど、それを見ているだけでおかしくなってきて。

(ピエール瀧)佐村河内さん家はケーキが好きっていう(笑)。

(赤江珠緒)そうそう。毎回、ちゃんとケーキが用意されているな、みたいなのが。もうなんか、だんだんおかしくなってきて(笑)。

(ピエール瀧)はいはい。ありますね。

(赤江珠緒)不思議なドキュメンタリーで。

(ピエール瀧)あれの中で、佐村河内さんが奥さんに感謝の言葉を述べる瞬間があるんですよ。で、まあちょっといいシーンっぽいじゃないですか。の、ところで、その佐村河内さんが感情的に礼を述べるシーンがあるんですけど、そこのところで1人だけ声を出して笑っていたのが、うちの嫁だったんですよ(笑)。

(赤江珠緒)(爆笑)。ちょ、ちょっと……あそこ!?(笑)。

(ピエール瀧)あそこで笑いますか!っていうやつがあったんですけどね(笑)。

(赤江珠緒)ちょっと面白いね(笑)。たしかに、そのポイントは面白いですな。へー、そうですか。

(ピエール瀧)あれを見ると、それこそ佐村河内さんもね、まあいろいろ、「あ、なるほど。そういう感じか」っていう……

(赤江珠緒)なんかちょっと見方が変わったりとかね。あの騒動って結局なんだったんだ?っていう風にね、なりますもんね。

(ピエール瀧)「ものぐさなだけの人なのかな?」とか思ったりとかさ。あと、新垣さん。

(赤江珠緒)新垣さん。そうそう(笑)。

(ピエール瀧)と、神山(こうやま)さんでしたっけ? あの記事をすっぱ抜いたね。『週刊文春』の人はね、なんか興味出てきますよね(笑)。

(赤江珠緒)そうですよね。うん。いや、だからまだあの騒動について、一部しか知らなかったんじゃないか? みたいな。結局のところね。

(ピエール瀧)そうですね。

(赤江珠緒)まあちょっと、ラストが言えないんで。なんとも言えないですけども。

(ピエール瀧)ラストは言えないですかねえ。はい。

(赤江珠緒)そうですね。はい。いや、でももっと、ロングランがかかりそうですけどね。あれだけ見たいっていう人がいたら。

(ピエール瀧)その感じなんじゃないですか? だから僕、終わって出てきたら次の回の待っている人も結構人だかりっていうか。整理番号っていうかチケットの番号で入場していく感じだったんで。

(赤江珠緒)そうでしょう。うちのマネージャーのヤスコも初日に行ってみたら、午前中に行ったのに、もう夕方6時の整理番号しか取れなかったって言ってましたからね。

(ピエール瀧)ああ、そうなんだね。うん。なんかあれを見てね、ちょっと……まあ、機会があればね、ぜひみなさんという感じもしますけどもね。

(赤江珠緒)そうですね。はい。

<書き起こしおわり>


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