勝俣州和さんがTBSラジオ『たまむすび』にゲスト出演。大親友だったプロレスラーの橋本真也さんとの思い出について話していました。
(カンニング竹山)では、月曜日の『ニュースたまむすB』。今日取り上げるニュースはこちらです。『3.6後楽園に破壊王の息子、参戦決定!』。プロレス団体、プロレスリングZERO1が会見を開き、来月6日、後楽園で行われる団体設立15周年記念大会に、現在大日本プロレスに所属する橋本大地選手が参戦すると発表しました。橋本大地選手は破壊王の名で知られる故・橋本真也さんの息子で、去年7月には母・かずみさんと一緒に金曜たまむすびにも出演してくださいました。と、いうことですが。勝俣さんね、プロレス大好きと?
(勝俣州和)いや、僕のために用意してくれたニュースかと思いましたよ。
(カンニング竹山)いやいや、そうですけど、橋本さんとだって勝俣さんは・・・
(勝俣州和)橋本真也はもう大親友でしたから。はい。橋本が小川戦で敗れた時に、家の車に『バカ、死ね』とか、『プロレスやめちまえ』とか、総攻撃を受けたわけです。で、そんな時に、毎日橋本の留守電に一言入れておいたんです。
(カンニング竹山)へー!
(赤江珠緒)勝俣さんが?どんな一言を?
橋本真也と仲良くなったきっかけ
(勝俣州和)電話にも出なかったんですけど。『俺は最後までお前の味方でいる。プロレスラー橋本を愛しているから』って毎日入れていて。それがきっかけで、すごく仲良くなったんです。
(赤江・竹山)ええーっ!?
(勝俣州和)だから、橋本が亡くなる何日か前にも会ってるんですね。
(赤江珠緒)あ、そうですか。
(カンニング竹山)えっ、橋本さんは勝俣さんよりちょっと年下だったんですか?
(勝俣州和)ひとつ下です。
(カンニング竹山)あ、ひとつ下。
(勝俣州和)でも、だいたい僕もプロレスファンだったんで。ナンチャンがプロレス番組やっていて、それでよく見に行ったりとかしてて。だから本当に仲良かったんですよね。
(カンニング竹山)40才で亡くなったんですね。
(赤江珠緒)破壊王こと、故・橋本真也さんは闘魂三銃士のお一人ということで。武藤さん、そして蝶野さんと橋本さんだと。2005年7月11日、滞在先で脳幹出血のためにお亡くなりになって。40才という若さだったそうで。
(勝俣州和)若いですよね。
(赤江珠緒)いま、息子さんの大地さんが23才。お写真がちょっと並んでますけども。手元の資料に。やっぱり、似てらっしゃいますね。
(勝俣州和)似てますね。ファイトスタイルも、いまキック主導でがんばってますから。はい。
(赤江珠緒)あ、そうなんですか。
(勝俣州和)ただ橋本はね、練習をまるでやんなかったんですよ。練習嫌いだったんです。
(カンニング竹山)(笑)
(勝俣州和)だから息子、ちゃんとやってんのかな?と思うんですけどね。
(赤江珠緒)そういう方だったんですか?
(勝俣州和)橋本はね、地で強かったんすよ。だから、試合が練習だったんで。
(赤江珠緒)じゃあもう天性のプロレスラーだったと。
(勝俣州和)もともと橋本はタイガーマスクになりたかったの。痩せてたんですよ。
(カンニング竹山)はじめは。
(勝俣州和)で、練習しないからどんどん太っていって、ああなっちゃったんです。
(カンニング竹山)(笑)。えっ、じゃああれですか?そのまま痩せてたら、マスクをかぶっていた可能性も?
(勝俣州和)本当はタイガーマスク。ああいう飛んだり跳ねたりを目指していたんです。
(カンニング竹山)二代目になったと?
(勝俣州和)そう。二代目タイガーマスクの候補だったんです。
(カンニング竹山)あ、そうなんだ。
(勝俣州和)だって、橋本対小川戦って、ゴールデンの2時間でやってたからね。いま、プロレスがゴールデンの2時間でやんないですよ。
(赤江珠緒)たしかに。やれないですもんね。
(カンニング竹山)すごい、だって世の中盛り上がりましたよね。橋本・小川戦って。
(勝俣州和)で、『負けたら引退』とかって。またゴールデン2時間でやって、負けるんですよ。負けて人気が出てくる選手だったんです。
(カンニング竹山)あれ、食らうんですよね。ごめんなさい、詳しくないけど・・・
(勝俣州和)DDT?
(カンニング竹山)DDT。DDTをかわいそうなぐらい食らうんですよ。なんか小川選手が、あれなんて言うんですか?落とすんですか?叩きつける?
(勝俣州和)体落としみたいなやつだよね。
(カンニング竹山)橋本さんの身体をバンッ!ってこのまま落とすわけ。下に。後頭部から打つんですよね。
橋本真也の小川直也戦の敗因
(勝俣州和)受け身、取らないんですよ。で、失神しちゃうんですよ。ただ、その試合前にアントニオ猪木と山籠りをするんですよ。断食を。したら、軽くなっちゃったんです。ウェイトが絞れて軽くなったから、バンバン投げられて(笑)。
(カンニング竹山)(爆笑)。笑っちゃいけないけど・・・
(勝俣州和)もう、投げられ放題で(笑)。
(赤江珠緒)作戦失敗じゃないですか!(笑)。
(勝俣州和)キックも軽くなっちゃって。断食道場が敗因だったんですよ。
(カンニング竹山)(笑)
(勝俣州和)そういう面白いやつだったんですよ。
(赤江珠緒)へー!裏目に出ちゃったんだ。
(勝俣州和)そうそう(笑)。
(カンニング竹山)人間的にも面白い人だったんですか?
(勝俣州和)最高のやつでしたね。
(カンニング竹山)飲んだりすると楽しい人なんですか?
(勝俣州和)めっちゃ楽しくて。本当にあの、アニメーションのタイガーマスクを地で行くような。あの、自分に近づいてきた人を全部幸せにしたい!っていう人だったんですよ。
(カンニング竹山)へー!
(勝俣州和)まあ、それで女性も多くの人を幸せにしたいと思ったから、法律的にはバンバン叩かれてましたね(笑)。
(赤江・竹山)(笑)
(カンニング竹山)あ、橋本さん、そんな感じの人だったんだ(笑)。ぜんぜん知らない。俺(笑)。
(勝俣州和)そうだったんです。でも、それを奥さんも心得ていて。『うちの旦那は1人じゃ収まらない人だから。どんどん行きなさい、いろんなところに』って。
(カンニング竹山)えーっ?あ、そうですか。
(勝俣州和)そうです。だから、かずみさんが大きい。大きな港みたいな人なわけですよ。
(赤江珠緒)ちょっと人間的に隙がある感じの、魅力的な感じだったんですね。
(勝俣州和)橋本はもう、ジャイアンみたいなもんだったんで。
(赤江珠緒)へー。じゃあ、勝俣さんがそうやってね、電話をね、毎日毎日留守電に残したことに関しては、どんな感じだったんですか?
(勝俣州和)で、次の試合が決まって。『勝ったら一緒にメシを食おう』っつって、勝ったんです。で、一緒にメシを食えて。だからそれまでの期間の苦労話をすると思うじゃないですか?したら俺がちょうどその当時ね、雛形あきこちゃんとレギュラー番組をやっていて。やっと勝って。その後のメシ会ですよ?『雛形と付きあわせてくれ』っていう話をずーっと・・・(笑)。
(赤江・竹山)(笑)
(勝俣州和)橋本真也が、3時間も4時間も!おっぱいと雛形の話だけを延々とするんですよ。
(赤江・竹山)(爆笑)
(勝俣州和)『バカだなあ』と思って(笑)。やっぱね、次の試合、負けましたよ(笑)。
(赤江・竹山)(爆笑)
(カンニング竹山)会いたかったなー!
(勝俣州和)そう。会ったらハマッてますよ。みんなに愛されてましたから。だからその息子はやっぱり、大成してほしいですね。プロレスラーとして。うん。
(赤江珠緒)ねえ。そうですね。いま、橋本大地選手ということでね。
(カンニング竹山)なんか、応援したいですよ。またちょっとでも、オヤジさんとはスタイルが違うようなあれですけど。顔つきは・・・
(勝俣州和)でも、スター性ありますよ。あの、前も橋本が亡くなって10年目の後楽園大会をやったんですけど。永田選手と大地くんがやったんですけど。意外と、なんだろう?強い・弱いじゃなくて、お客さんが沸くんですよ。
(カンニング竹山)へー!
(赤江珠緒)華があるんですね。
(勝俣州和)華があるんです。そう。
(赤江珠緒)来月6日、後楽園で行われる試合です。
(勝俣州和)がんばってほしいな。
<書き起こしおわり>