和牛のお二人が2023年12月22日放送の文化放送『和牛のモーモーラジオ』の中で週刊誌報道が出ることになり、前倒しで解散発表をするまでの経緯について話していました。
(川西賢志郎)ちょっとこれ、一旦ね、整理しなきゃいけないことがたくさんあるんですが。とにかく今、お便りを本当にね、もう番組が始まって5年ぐらいか? ですけど、一番多いんじゃないですか? これ。
(水田信二)いや、結構来てますね。
(川西賢志郎)たくさん。もう軒並み、内容に関してはね、我々にエールを送ってくれてるというようなところで。だからこのラジオっていうのがいつも、収録放送でお届けをしてるんですが。これ、録っているのがもう放送日の日中なんですよね。で、解散発表したのが12月の……覚えてます?
(水田信二)12ですかね。
(川西賢志郎)だから10日経って、だいぶラグが生まれて。これが一発目の収録っていうことなんですよ。だから本当に世間の耳が今、マギー審司さんぐらいデカなって、こっちに傾いてる状態で。まず、ブースの外がたぶんこれが世間の顔なんだろうなという顔がね、並んでるわけで。なかなかないことしてますよ。解散発表してから、残された期間で……前倒しになったんでね。発表自体がね。
(水田信二)本来の発表より早くなったんですよ。
(川西賢志郎)そう。それによってですよ、お仕事っていうのもまだやらなきゃいけないという中で、収録という。珍しいと思うんですよね。
(水田信二)だいぶ異質な感じですよね。
(川西賢志郎)だから、これのことちゃうかと思いました。『壊れかけのRadio』って。後で徳永さん、流してもいいぐらいですよね? 何をしゃべろう?っていうところでね、本当に……「何も聞こえない」というわけにもいかないんで、しゃべらせていただきますけど。これ、ラジオとしては発表して一発目じゃないですか。ただ、これはだから本当に前倒しに急遽、週刊誌が出ますということで。第一報を取られてしまうのは……我々としては本来、春に向けて各方面にもお話を通して。きっちり整理をした上で発表しようということになってたんですよね。
ただそれが、急遽このタイミングで。自分たちの口から第一報は……ということで、前倒しになったことで、このラジオも録っているわけなんですけど。でも、あれですよね。このラジオ以外に、発表してから仕事、ちょくちょくしてるんですよね。
(水田信二)そうなんですよね。もう、ロケも行きましたし。
(川西賢志郎)そうです。発表して一発目の仕事が愛媛県でロケ4本撮りっていう。
(水田信二)そうそう。丸1日かけてね。
解散発表後のロケ仕事
(川西賢志郎)すごい仕事をやって。で、空港着いてね、いつもロケ現場まで社員さんが社用車で送ってくれるんですけどね。意図してるのかわかりませんけど。流した曲の1個目がZARDの『負けないで』でしたよね。
(水田信二)あれね、本当にわざとなのかなと思いましたね。
(川西賢志郎)あれ、だからメッセージですよね。僕らとリスナーさんに向けたメッセージなんじゃないかって俺は思ったんですけど。
(水田信二)あの曲の後に流れてた曲とかも、そういうことなのかなと思って。ずっと歌詞、聞いちゃいました。その後、あいみょんやったんですけど。でもマネージャーに聞いたら「ああ、全然そういう意図じゃないです」ってなったんで。あいみょんの曲も、恋愛の曲だったんですけど。関係ないのにずっと、なんかメッセージが隠されてるのかな?って思って。
(川西賢志郎)だから解散発表して、2人でまず一発目にやった仕事っていうのが、もう袴を着て「明けまして、おめでとうございます!」っていうね。
(水田信二)新年早々のを。
(川西賢志郎)そんな仕事をやった上で。でもやっぱり、これも宿命ですよ。我々が選んだ道ですから。この解散もそうやし、解散を前倒しにするということも。で、残された仕事をしっかりやるっていうので、本当に腫れ物に触るようなもんですよ。これ。周りからしたらね。そんなね、今一番触りたくない素材の時に、ゲストで見取り図、来てくれております(笑)。いや、本当によう来てくれたね。
(盛山晋太郎)本当、すいません。お邪魔します。見取り図です。ありがとうございます。
(川西賢志郎)いや、本当に……なにかの手当は個人的に払うわ。
(盛山晋太郎)いやいや、そんな……滅相もないです。そんなん、やめてくださいよ。
(リリー)でも逆にすごい時に来させてもらいましたね。こんなこと、一生ないですよ(笑)。
(川西賢志郎)リリーなんか今日、八変化目ぐらいの白い顔、してるやん?
(盛山晋太郎)お前、顔色悪いな(笑)。
(リリー)いや、そら緊張感あるよ。和牛さんに会うっていう。
(川西賢志郎)初雪かと思ったわ(笑)。盛山もね、人間、なんていうか、「守ろう、守ろう」ってしたら毛が生えるけども。今日、毛むくじゃらやもんね?
(盛山晋太郎)いつもより、なんかも毛量が多なってるんですよ(笑)。いや、やっぱり2、3日前から和牛さんのモーモーラジオ、ゲストに呼んでいただいてるってのはずっと心にあって過ごしてたんで(笑)。
(川西賢志郎)たしかに。そうなのよ。見取り図に来てもらうことが決まっていて。正直さ、そこをどうするか?っていうことは、ちょっと俺たちでは判断しかねる部分があるから。任せていたのよね。吉本興業と文化放送さんに。で、どうなるかなって思ってたら、そのままなんやって俺もびっくりしたんやけど。ただ、でもよかった。本当にこの関西の、それこそ昔のね、baseよしもとっていう劇場の頃からずっと一緒にやってきた2人が来てくれるってことはすごい俺らも頼りになるし。
(盛山晋太郎)いやいや、とんでもないですよ。そんな。
(川西賢志郎)いや、とんでもあるねん。これはとんでもあるねん。今日、カゲヤマがゲストに来たら俺、どうしていいかわからんへんかったもん(笑)。
(盛山晋太郎)たしかにね。離れた東京の若手が来たらね。でもリリー、俺らは逆に和牛さん、昔からお世話なってますし。この際、収録だとお聞きしたんで。なんぼでも後で編集してもらったらいいと思えば、ちょっと気が楽といいますか。
(川西賢志郎)たしかに。本当にそれは丁重にやるようにする。なぜなら今、世間の目がね、すごく向いてる状態だから。たぶんちょっとでも不用意なことを言ったら、すぐ燃える状態になってると思うから。申し訳ない。
(盛山晋太郎)とんでもないです。とんでもあるかもしれないですけど。でも僕ら自身も、和牛さんの解散を知ってから、お会いするのが今日、初めてじゃないですか。だから、いろいろ聞きたいこととか……。
(川西賢志郎)だってこの間……あんまり見取り図って今さ、メディアの仕事をワーッとたくさん詰め込んでるし。年末年始で忙しいやん? 正直な。だからあんまり一緒になることなかったけど。たまたまこの間、『漫才のDENDO』っていうね、札幌で。あの時、久しぶりに盛山とかと楽屋でしゃべったもんな。
(盛山晋太郎)そうです、そうです。一緒の楽屋で。で、僕が「お話したい」っていうのがあったんで、賢志郎さんがいる楽屋に行って。「いいですか?」って。
(川西賢志郎)ああ、そうやったんや。
(盛山晋太郎)そうです。ごぶさたというか、お久しぶりやったんで。
(川西賢志郎)一緒に太鼓台も見に行った仲やからな。
(盛山晋太郎)太鼓台、行きました(笑)。ふとん太鼓、地域は違えどやってるんで。僕も、賢志郎さんも。
(川西賢志郎)そこでその時にね、昨今の芸人がいろんなね週刊誌にバーッと出たりするっていうような、よりによってそんなテーマをしゃべっててね。
(盛山晋太郎)そうなんですよ(笑)。
(川西賢志郎)で、その数日後にこうなったみたいな。
(盛山晋太郎)あの時はもう、週刊誌からってあったんですか?
(川西賢志郎)あの時はまだなかったんよ。ほんまに週刊誌の突撃が……これ、すごいのよね。これ、どこまで言っていいか、わからんけども。急にね、マネージャーに電話かかってきたんやって。どこで仕入れたんかわからんけど、マネージャーにいきなり電話がかかってきて。「このまま、取材させていただきます」というような感じで。
(盛山晋太郎)電話取材なんや。
(川西賢志郎)電話取材やったんよ。突撃してくると思うやん? で、それをマネージャーがそのまま受け流すしかないけども。一応、応対した形にはなるやん? で、その足で連絡を我々にくれたということなんですよ。
(盛山晋太郎)どういう話の回り方をして……。
(リリー)それって、否定しても無理なんですか?
週刊誌に解散報道が出ることが確定する
(川西賢志郎)否定しても、出るのは出るねん。それって、憶測の記事として出るんやけど。でも今って、憶測の記事と事実っていうのが境目がなくなっちゃってるやん? だからそれが1回、出たらもうそういう目で見られるから。
(盛山晋太郎)フェイクニュースが真実になるというか。
(川西賢志郎)そうそう。だからそれを「どうしようか?」って話し合ってね。水田と川西とマネージャーとで。
(リリー)でもそれってマジでひどいっすよね?
(盛山晋太郎)約20年、すごいやっていただいた漫才師さんの終わりをこんな前倒しにしていいのか?っていう。こんな悲しいこと、ありますか? 応援してる人も、そうじゃないですか。
(リリー)それってありなんすか? 犯罪に等しいな。
(盛山晋太郎)僕ら、もちろんわかってたやん。絶対。和牛さん的に、お二人の性格的にああいう記事が嘘でも先に出たら、まことしやかなそういう目で見られる漫才、お二人は絶対に嫌だろうなって。じゃあ、そらもう前倒ししかないじゃないですか。こんな悲しい結末、ありますか? 本当に。いろいろ準備があるじゃないですか。今まで応援してくれた方はもちろん、芸人さん、劇場……。
(リリー)迷惑かかるからね。
(盛山晋太郎)でももう、話し合って決めたってことですもんね?
(川西賢志郎)まあ、そこに関してはそうやね。
(盛山晋太郎)そう見られてでも、3末とかじゃなくて?
(川西賢志郎)そう。「前倒しにするべきだな」という風な判断やね。そこはね。だからまあ、そうね。今、めっちゃ言ってくれてるやんか? 「もっと言え」と思っちゃってるよね(笑)。
(リリー)フハハハハハハハハッ! たしかに。絶対よくないっすもんね?
(盛山晋太郎)よくないですよ。和牛さんが今まで、どれだけの功績を築いてきてくれたのか。いや、僕の手を「よいしょ、よいしょ」じゃないんですよ? 水田さん(笑)。でも、ほんまにそうですよ?
(川西賢志郎)これはもう、だから現代の風潮みたいなものがね、そうなった部分もあるんですが。ただ、最後は僕らの意思で言ったから、なんとも……なんですけどね。
(盛山晋太郎)でもなかなか、今回のやつはグロいことだなと思います。不倫報道とか、家族の崩壊とか、そういうのはよくありますけど。そんなもんは一旦、置いといて。こんなケース、なかなかないじゃないですか。
(川西賢志郎)ちょっと盛山、太鼓台、担ぐ時の目になっとるやん(笑)。しゃくり上げてもうてるわ、お前(笑)。
(盛山晋太郎)ごめんなさい(笑)。汗ばんできました。でもリリー、結構話したよな? 「漫才師として、こんな結末、あるか?」って。
(リリー)犯罪っすよ。
(川西賢志郎)そうなのよ。でもこれはね、たぶんもう芸能界っていうものと、なんやろう? あ、ごめんね。「芸能界」とかってなんか、芸能人みたいなふりして。
(盛山晋太郎)間違ってはないですよ。
(川西賢志郎)こういった世界のことと、たぶんそれってもうニコイチになっちゃってるっていう部分がね、大いにあるとは思うんやけどね。ほんま、リリーすごい顔してるわ。
(リリー)いや、ちょっとこれ、よく考えたらめっちゃむかついてきたなって。改めて考えたら。
(川西賢志郎)いや、八変化目みたいな顔してるよ?
(リリー)八変化は滑りますよ(笑)。
(川西賢志郎)ちょっと今日は見取り図ね、もうしばらくお付き合いいただいて、ということで。一旦ちょっとタイトル、行きましょうか。せーの……。
(川西・水田)和牛のモーモーラジオ。
<書き起こしおわり>