神田伯山 ディズニーシー タートル・トークで福永法源を思い出した話

神田伯山 ディズニーシー タートル・トークで福永法源を思い出した話 オールナイトニッポン

神田伯山さんが2023年9月13日放送のニッポン放送『神田伯山のオールナイトニッポン』の中でマネージャーの山口さんとディズニーシーに行った際の模様をトーク。初めて体験したタートル・トークのクラッシュのトークで法の華三法行・福永法源を思い出したと話していました。

(神田伯山)それでいろんなところに行ったんだけど、なんだかんだでね、「ああ、これが一番面白かったな!」っていうのが、タートル・トークっていうやつ。これ、いろんな人がこの話をしてるから、もうおなじみになってると思うけど。『ファインディング・ニモ』っていう魚のアニメがあったじゃない? ディズニーの。あれの、クラッシュっていうのがいて。これが亀なのよ。で、この亀がさ、いろいろトークをするみたいな。質疑応答するみたいな。まさに俺のキティちゃんとの二人会を思い出させるような、そのタートル・トークっていうのがめちゃめちゃ流行っていて。人を傷つけずに、もうめちゃくちゃどんどんどんどんわかせていくみたいな。それをなんか聞いていくみたいな。で、前室に200人ぐらい通されて。当然、お子さんも多いわけよ。

で、みんなクラッシュのこと、知ってるんだよね。「みんな、この亀を知ってるかい?」「クラッシューッ!」とかって子供たちが言うのよ。「ああ、クラッシュっていうんだ。俺、知らねなえ」と思って。「まずクラッシュにはですね、挨拶があります。これを覚えていきましょう」みたいなことを言われて。「『お前たち、最高だぜー!』って言われたら、みんなは『おおーっ!』って両手を上げて言ってください。はい、お願いします。『お前たち、最高だぜ!』」「おおーっ!」ってやるの。俺さ、福永法源を久しぶりに思い出しちゃってさ。「最高ですかーっ?」っていう。これ、福永法源以来じゃない? 「最高」を連呼していくの。「最高ーっ!」っていう。福永法源、たぶん20代の男女は知らないよね? 調べて。福永法源について。「最高ですか?」の映像が出てくるから。

福永法源「最高ですか?」


(神田伯山)で、とにかくタートル・トーク、別の部屋に2、300人が通されて。で、子供たちが前の方で、大人たちも後ろに、みたいな。パパさん、ママさんも多いのかな? で、いよいよさ、亀が出てくるんだよ。クラッシュっていうのが。映像なんだよ。「よぉーーーーっ!」みたいな。俺、福永法源が出てくるんじゃないかと思って。福永法源のアニメ化されたやつが「最高ですかー?」って。俺も「最高ですっ!」って言っちゃうよ。そしたら、ちゃんと亀が出てきて。クラッシュが。クラッシュがヒューッて出てきてさ。「あっ、クラッシュだ!」みたいになって、みんな子供たちが喜ぶわけ。

「さあ、俺はな……」って。またいい感じの声なんだよ。「とにかく人間としゃべる機会がなくて。そっちの世界を教えてくれよ。俺は海の世界のことしかわかんないからさ」みたいな感じなの。で、「なんか質問ある人?」みたいな感じでみんなが「はい! はい!」とかって手を挙げるのよ。そしたら、横を見たらマネージャーの山口さんも手を挙げてるんだよ。怖い怖い怖い! 怖いよ。これ、何が起こるの?っていう。結局、指されはしなかったんだけど。「じゃあ、その2列目の男性。あなたです、あなたです」って指された人のところにディズニーの係の人がマイクを持っていって。「あなたです」ってなって。「わかりました」みたいな。

それで「名前は、なんて言うんだい?」ってクラッシュが聞いてくるわけ。「ああ、ヨシヒコっていいます」「ヨシヒコ? 渋い名前じゃないか! ヨシヒコ! 戸惑ってるんじゃないぞ? 表情、かわいいな!」って。それ、ほとんど福永法源と同じやり方な気がするんだよ。福永法源も懐柔してくるから。とにかく信者を増やすために。ほいでもって「ヨシヒコ。なにか質問というか、悩んでることとかあったら教えてくれ?」っつって。そしたらヨシヒコが「いや、僕は実は彼女がいなくて。クラッシュ。どうやったら彼女ができるかな?」って。

そしたらクラッシュが「おおーっ! ヨシヒコー! 彼女ができないのかー? よーし、みんな! ヨシヒコの彼女になっていいと思う人?」っつって。全員、手を挙げないんだ。「ヨシヒコー! 力になれなかったぜーっ! ヨシヒコにみんな、拍手ぅ! ヨシヒコはきっと、これから素敵なパートナーに出会うことんなるぜぇ! ヨシヒコ、最高だぜーっ!」「おおーっ!」って。あんなに悲しい「おおーっ!」はないよ……。

それでまた面白いのが、なんかさ、若い女性とかがさ、ちょっと調子に乗ってよくある質問みたいなのをするのが俺は意外に嫌で。「何か質問ある人?」みたいな感じになって。「じゃあ、その後ろから5列目の女性。名前はなんて言うの?」「アキコっていいます」「ああ、アキコか。いい名前だな。アキコ、このクラッシュに質問でもあるかい?」「質問っていうのはないんですけど……」「ああ、そうかい。じゃあ何か、こっちから質問しようかな? 好きな食べ物はあるかい?」ってクラッシュが聞いたら「はい。スッポンです」って。そしたらそれがなんかさ、よくある質問みたいな感じで。アニメの映像で本当にさ、クラッシュがさ、ヒューッて横の岩陰に隠れて。「ううっ、アキコ、もういないか?」みたいになって。それがよくできてるんだ。織り込み済みなんだよ。だからディズニーでもさ、研修とかたぶんいっぱいあると思うんだよ。そういうやばい客対応の。まあ、四十路の俺たちもたぶんそういう風にマークされてるから山口さんは指されないんだけども。

で、とにかくそういう風に言われて。「そうか。じゃあ、アキコ。これだけは同じように言ってくれよ。『亀は友達。エサじゃない』。言ってくれ!」っつったら、またそのアキコが「亀は、食べ物」「おいっ! 冗談がすぎるぜ! 次の子、行こうか?」なんて、やっているんだよ。軽快なトークなんだよ。俺、8歳の頃のジャングルクルーズで俺がいじられたことを思い出しちゃって。「俺もいじって! 俺もいじって!」なんつって。

「亀は友達。エサじゃない」

ほんでもって次にさ、4歳の女の子。かわいい女の子なんだよ。「さあ、お嬢ちゃん。お名前は?」「山田花子です!」って。そのあまりにもベタな名前に300人がどよめくんだよ。「山田花子!?」ってなって。「いくつだい?」「はい、4歳です」っつって。「おおおーっ!」って。何かわかんない歓声が起こるんだよ。「山田花子、4歳に俺たちは会えている!」っていう。「そうかい。横にいるのはお兄ちゃんかい? お兄ちゃん、何歳だい?」「6歳です」「名前は?」「山田太郎です」って。ベタッ! ベタが続く! 親父の顔が見たい!っていう(笑)。で、その後に面白いのが、笑っちゃったのがさ、「ああ、そうか。山田太郎、どうなんだい? 誰と来てるんだい?」「ええと、今日は、パパとママと、キクチさんと来てます」って。誰だよ、キクチさんって? 超気になるじゃん、キクチさん!

で、クラッシュも「キクチさん、いるかーっ?」っつって。そしたらパパが答えて。「キクチさん、なんかお腹が痛いんで外にいます」っていう。どういう関係性なんだ? 山田家にキクチさん、邪魔でしかないよ。俺さ、表に出たら菊池成孔がいるんじゃねえかと思って。サクソフォンを抱きながら外にいたらどうしようかと思ってさ。もう怖くなっちゃって。「それじゃあ、バイバーイ! お前たち、最高だぜーっ!」「おおおーっ!」っつって。俺、もうすぐに福永法源をクリックしちゃってさ。「どんな顔、してたっけ?」みたいな。楽しくって。ディズニーシーがめっちゃ楽しかったな。

終了後、即福永法源をチェック

<書き起こしおわり>

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