綾小路翔のお悩み相談「周りが就活する中、教師になる夢を迷っています(21歳女性)」

綾小路翔のお悩み相談「周りが就活する中、教師になる夢を迷っています(21歳女性)」 TBSラジオ

綾小路翔さんと鬼龍院翔さんが2023年7月29日放送のTBSラジオ『俺達には土曜日しかない』で教師を目指している女性の大学生リスナーからの「周囲が就活を始める中、自分も教師の夢を諦めて一般企業に就活をした方がいいのか、悩んでいます」というお悩みに回答していました。

(綾小路翔)メールです。「綾小路さん、鬼龍院さん、こんばんは。ラジオを楽しみにしておりました。早速ですがお二人にご相談があります。私はつい4日前に21歳になったばかりの教師を目指す大学生です。同級生が続々と就職活動を始める中、私は来月から教師育成のセミナーに通います。現実を見て一般企業への就活をした方がよいのか、教師になる夢を突き進んだ方がよいのか、わからなくなってしまいました。

お二人はミュージシャンという夢を実現させて本当にかっこいいと思うのですが、リスクを考えるより夢を追った方が人生は楽しいのでしょうか? 人生の先輩としてお教えいただきたいです。最後になりますが、毎日暑さが続いていますので、体調を崩されませんようお体ご自愛ください」ということですけど。どうです?

(鬼龍院翔)いや、もう21なんて何回失敗してもやり直せるっていうか(笑)。

(綾小路翔)まあね。昨日、生まれたようなもんだからね。

(鬼龍院翔)だからその時から、なんか「堅実な安定としたところに行かなきゃ」とか思わなくていいですよ。俺、21歳の時なんて童貞で鬱病でしたもん。大丈夫。全然大丈夫。なにをやっても大丈夫だよ(笑)。

(綾小路翔)そうね。21歳ね。

(鬼龍院翔)バンドも始まってないぐらいでしたんで。僕は。全然。

21歳の頃の綾小路翔(永遠の16歳)

(綾小路翔)俺もだから「永遠の16歳」という公称プロフィールがあるんであれですけど。まさにでもこの方ぐらいの頃にちょうど、やっとこのバンドが始まったとかしていたぐらいで。そりゃもうね、なんかその頃はむしろね夢とか全然なくて。ただ、だから悩んでいたの。っていうのは「俺は特別な人間じゃなかった」っていうことに気づいた頃だったの。

それまではすごい、勝手に思い込んでいたやばい中高生で。「俺、神様に選ばれてる」とか、謎の選民意識で。だって、東京とか上京したばっかりの時にマジで思っていたもん。「はい、どうも皆さん。世の中、変えに来ちゃいました!」みたいなぐらいに。「俺が来ちゃったよ、東京に!」みたいに思っていたけど。でも、この2年間の間にもう全部、自信がなくなっちゃって。

だけど、考えに考え抜いた結果、どうしてもやっぱりバンドをやめられなくて。捨てられなくても仕方がないから。やっぱりもう……「自分に才能がないのはわかってるけど、諦めきれないので1回やっとくか!」っていう感じだったんだよね。だからなんかもう最初っから背水の陣みたいなところだったんで。そんなね、もうきらびやかな夢とか全然描いていない。

うちのメンバーにもいまだに言われるもん。「あんなに夢のない若者と会ったのは初めてだった」って。それぐらい俺もね、もう本当に要は自分ものことを信じれなくて。そんな感じだったので。だからどっちがいいかって……。

(鬼龍院翔)そのお話で言うと「やりきれなくてなんかモヤモヤするぐらいだったら、1回やりきって諦めよう」みたいなことですよね? その翔さんがその時に舵を切ったっていうのは。

(綾小路翔)そうだね。それはあるかも。だってそれこそさ、俺が『ドキュメンタル』にさ、出たんだけど。正直ね、8割5分……いや、9割ぐらい断りたかったの。だいたい自分がどうなるかも想像がついてたし。だけど、自分の人生でどっちが後悔するのかを最終的に考えたの。「俺はこれを断って事なきを得るべきか? だけど大恥かくかもしれないけど……どっちの方が死ぬ前に後悔するのかな?」と思った時に「行かない方が後悔するな」と思って。それで結果、ちゃんと行って後悔してるっていう(笑)。

(鬼龍院翔)フハハハハハハハハッ! でも、まだそっちの方が清々しいっていうことですよね?

(綾小路翔)そんな感じなんで。参考になるかわかんないけど、そんな思いでどっちかを選ぶっていう……どっちが正解かはわからないけど。どっちを選んだ方が自分が後悔するのかを考えてみるっていうのも、あるかもしれないよね。

(鬼龍院翔)うんうん。

「どちらを選んだ方が自分が後悔するか?」で考える

<書き起こしおわり>

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