鈴木雅之とKREVA 2人の共通点を語り合う

鈴木雅之とKREVA 2人の共通点を語り合う NHK FM

KREVAさんがNHK FM『Masayuki Suzuki Radio Show GOOD VIBRATION』に出演。鈴木雅之さんと、2人の出会いや音楽観、共通点などについて語り合っていました。

(鈴木雅之)Masayuki Suzuki Radio Show GOOD VIBRATION。久々にここでゲストの登場です。ご紹介しましょう。私がラブソングの王様なら、彼は間違いなくヒップホップの王様ですね。紹介します。KREVAです。

(KREVA)KREVAでーす。どうもー、ありがとうございます。

(鈴木雅之)ついに来てくれた。いやー、ようこそいらっしゃいました。

(KREVA)お招きいただき、ありがとうございます。

(鈴木雅之)まずですね、KREVAと鈴木雅之の2人の関係からちょっと紹介してみたいと思うんですけども。まあ、出会いというか、作品的な出会いはですね、鈴木雅之の2013年のアルバム『Open Sesame』への参加。これがあって。考えてみるとね、2010年に葉加瀬太郎がホスト役で毎年やっている夏フェスがあって。そこでね、KREVAと実は一緒になって。

(KREVA)そうですね。

鈴木雅之とKREVAの出会い

(鈴木雅之)うん。で、その時にね、そのイベントはボーカリストが、いわゆる歌モノが多いイベントの中、ラップでものすごくね、愛情たっぷりに、本当にお客さんを楽しませているステージングを見た時に、『こういうラブソングの届け方もやっぱりいいな』と思わせてもらったわけですよ。

(KREVA)おおー、ありがとうございます。うれしいですね。

(鈴木雅之)まあそこでね、ちょうど2013年に『Open Sesame』というアルバムを作るにあたって、いろんなイメージが自分の中で降ってきてね。で、その時にKREVAがね、ちょうど『王様の休日』っていう曲を作っていたのね。

(KREVA)ああ、『王者の休日』。

(鈴木雅之)『王者の休日』。でね、その『王者の休日』を聞いた瞬間に、『ああ、やっぱりこいつしかいないわ』って思って。

(KREVA)アツい!アツいっすね。ありがとうございます!

(鈴木雅之)まあ、ラブソングの王様とヒップホップの王様でちょっと楽しまない?って言ってね。それでKREVAを呼んで話をしたじゃない?

(KREVA)はい。

(鈴木雅之)まああの時にね、やっぱりいろんな話をしている中で俺の思いとかを伝えながら。なんかね、やっぱりKREVAだなって思うような雰囲気がね、すっごい漂っていて、うれしくなったの。いまでも覚えているのね。

(KREVA)そうっすか。俺はもうすっごい緊張したっすね。

(鈴木雅之)そう?

(KREVA)はい。いちばん最初にそれこそ、葉加瀬太郎さんのイベントでご挨拶させていただいた時も・・・

(鈴木雅之)緊張してたの?(笑)。

(KREVA)緊張してましたよ。『おおっ、呼ばれた!』みたいな(笑)。『ちょっとこれは怖いぞ・・・』と思ったら、そん時に・・・

(鈴木雅之)やっぱ怖いんだよな?

(KREVA)最初はね。やっぱり、どうなるのかな?みたいな。最初にマーチンさんが『俺、あの曲、好きなんだよ。ほら、あれ。「中盤戦」』って言った時に・・・僕の曲で『中盤戦』っていう曲があって。知らない方に説明すると。むちゃくちゃラップしてる曲なんですよね。すっごい早口で。それを好きって言っていただけたのがすっごいうれしくて。もうそこから、一気にもう、心が解きほぐれてっていうか。

(鈴木雅之)うん。いや、俺もだからうれしかったよ。本当に『中盤戦』、大好きだったのね。Mummy-Dとのあのバトルが本当に俺にとってね、ちょっと心を打たれているところがあって。

(KREVA)おおー、うれしいっすね。それはすごいうれしかった。

(鈴木雅之)それでやっぱり、なんかね、KREVAはね、そのバトルを繰り広げる時もね、そこにすごい愛があるわけ。俺にとってね。すっごいそう感じるわけ。だからやっぱりそれはラブソングなのよ。

(KREVA)アツい!それ、アツいな。

(鈴木雅之)だからやっぱり、そういう意味じゃね、『じゃあ今度はラブソングの王様とやってよ?』みたいな。そんな思いがあってね、一緒にやった。じゃあね、まずその記念すべき出会いのナンバーをみなさんにお届けしたいと思います。フィーチャリングKREVAで『僕らの奇跡 Open Sesame』。

鈴木雅之 feat.KREVA『僕らの奇跡 Open Sesame』

僕らの奇跡 ~Open Sesame~
Posted at 2018.8.7
鈴木雅之
Epic Records Japan Inc.

(鈴木雅之)お送りしたのは鈴木雅之 feat.KREVAで『僕らの奇跡 Open Sesame』。この曲でKREVAが参加してくれて。まあ、その時の私のツアーにもですね、いきなりオープニングでKREVAがポップアップで登場したんです。

(KREVA)そうだそうだ!

(鈴木雅之)もう、王様、王者ここにあり!っていう。もうあれ、めちゃくちゃかっこよかった。

(KREVA)(笑)。そうだそうだ、いきなりだったっすね。

(鈴木雅之)で、俺は楽曲を作った時に、『お前にぜったいに俺のステージでヒップホップの王様で出てきて、お前がラップするんだよ、そこで』って俺、言ったのを覚えているの。

(KREVA)言っていたと思います。はい。

(鈴木雅之)で、それを有言実行ですよ。

(KREVA)(笑)

(鈴木雅之)もうオープニングで出てきて。あれはね、お客さんがわいたんだよね。

(KREVA)いや、いい経験をさせていただきました。その後もね。

(鈴木雅之)そう。その後、908 FESというか。KREVAの日。

(KREVA)はい。9月8日、KREVAがありまして。

(鈴木雅之)そこでも、これ去年、あなたから声をかけられ、出させていただきました。

(KREVA)出ていただきました。あの日は本当、楽しかったです。最高でしたね。その日もこの歌、やらせていただいて。

(鈴木雅之)でね、その時にKREVAが実は『くればいいのに』。スピッツの草野くんと一緒にやった。で、あの曲も俺、大好きで。その時にお前が『ちょっと歌ってほしい』って言ってて。で、いや、俺好きだから。あれ、ぜったいに歌いたいわって思っていた矢先にね。

(KREVA)ああ、マジっすか?うれしいな。

(鈴木雅之)で、しかもちょっとこのアレンジの中にアイズレーの『Summer Breeze』的な・・・

(KREVA)フレイヴァーをね、ちょっと入れてみたりして。

(鈴木雅之)エッセンスを入れたりとかしてた。で、そこで登場させてもらったじゃない?あの時もめちゃくちゃ心地よく、気持よく。本当にね、逆サプライズさせてもらえたのね。

(KREVA)いや、最高でしたね。あの日、僕の中で日本のブラックミュージックの流れをくんだ人々というか。なんて言ったらいいんですか?派生した音楽というか。そういう人たちを一堂に、ひとつ屋根の、大きな玉ねぎの下に集めてみたいなと思って。

(鈴木雅之)久保田とか出たしね。

(KREVA)そうです。久保田利伸さん、RHYMESTERも出て。やっぱね、ボスがいないとダメだなと思って。したらもう、マーチンさんがパン!っと来たし。『くればいいのに』を歌っているマーチンさんの声がね、聞こえてきたんですよね。俺の中で。で、オファーしてみたっていう感じだったんですけど。受けていただいて嬉しかったです。

(鈴木雅之)いや、本当にうれしかったし。で、『夢で逢えたら』も歌わせてもらったのね。で、あれでね、みんなが大合唱。

(KREVA)すごかったですよね!本当に。

(鈴木雅之)すごかった。武道館がね、もう大合唱になった時にね、これすごいなと思うのは、鈴木雅之のステージでも『夢で逢えたら』を大合唱してくれるんだよ。でもやっぱりね、年齢的にうちの場合はちょっとアダルトなの。

(KREVA)アダルト(笑)。いい表現だな。

(鈴木雅之)アダルト。だから、あのKREVAのあのステージングの中の武道館での『夢で逢えたら』はね、すんごくね、フレッシュなコール・アンド・レスポンスだったの。

(KREVA)最高でしたよ。でもみんな歌える、そのクラシックを持っているのがマーチンさんがすごいところだと思うし。自分もそういうのを作っていけるようにがんばんなきゃ行けないなって同じ年代の仲間とかとは話、しましたね。『あれがクラシックを持っている人なんだな』っていうのをすごく思ったっす。

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