ミキ昴生さんが2023年12月14日放送のニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』に出演。1年前のTHE MANZAIでビートたけしさんに「うるさいだけでつまらない」と言われた件について話していました。
（昴生）ちょっと僕も（岡-1グランプリ）トップバッターでえらい緊張感があって。
（岡村隆史）そもそも今年はどんな年でしたか？（笑）。
（昴生）はい？
（岡村隆史）今年はどんな年でしたか？
（昴生）別に今年、充実した年でしたよ？
（岡村隆史）充実した？
（昴生）そらそうですよ。1年間、漫才もいろんな劇場に出してもらったりね。
（矢部浩之）心残りなことはなにか、ないですか？
（昴生）心残り？
（矢部浩之）1年、いろいろあったでしょうけども。
（昴生）1個、あるっちゃありますよ。はい。まあ、ナインティナインさんからの謝罪がひとつもなかったっていう。
（岡村隆史）これは僕、何回も言いますけど。謝罪っていうのは、おぎやはぎからもらってください。実際、そのミキに対しての、なんて言うんですかね？ たけしさんのコメントっていうのは、実際にはオンエアーがなかったわけですから。そもそもだから、それを言わなければ……おぎやはぎが「1組だけ、たけしさんからいろいろ言われたコンビがいる」って言わなければ。
（昴生）そこから犯人探しが始まって。
（岡村隆史）そうです！ そうです！ だから結果、おぎやはぎが悪いです。
結果、おぎやはぎが悪い
（昴生）まあ、それはしゃあない。別にしゃあない。あそこでね、そんな別にバーン！ってたけしさんが怒ったわけでもない。でもなんか変な空気になって。これを、やっぱり次、テンダラーさんがいるから。テンダラーさんに迷惑をかけたらあかんということで、やってくれた。それはわかる。気持ちはわかる。で、僕も、おぎやはぎさんもそうやってネタにしたから、わかんねんけど。今年のTHE MANZAI、僕らは出られへんかったけど。一応、見ました。
（岡村隆史）はい。見ました。
（昴生）おぎやはぎのあれは、なんや？
（岡村・矢部）フハハハハハハハハッ！
（昴生）おい？ あれに笑うんかい？ あれには笑うんかい？ あれにはあの人、笑うんかい？ おい！ あれに笑ってわしらは笑わんのかい？ なにがやねん！ おい、あんな未完成なよ！
（矢部浩之）「あの人」って誰ですか？
（昴生）あの人は、あれやないか。『首』のやつや！ 『首』のやつやで！
（岡村隆史）やっぱりメンバーを見た時にね、突出して……ああ、急に変化球のすごいの、来たなっていう風に思って。楽しかったですよ。
（昴生）あれを「変化球のすごいのが来たな」って？ あれを？
（岡村隆史）「すごいの、やんねんな。こんなTHE MANZAIの舞台で」っていう風に思って。
（昴生）NGK、もっと見に来い！ あれを文珍師匠が許すか？ あれを許すか？ 阪神・巨人師匠が許すんか？
（矢部浩之）THE MANZAIやから。
（昴生）なんや？ 「THE MANZAIやから」って？ THE MANZAIは選ばれし者が出るんちゃうんかい？ 1年に1回、あの場でしか漫才をせえへんやつが選ばれて、ええんかっ！
（岡村隆史）（遮るようにベルを鳴らして）だから選ばれなかったのは、何でだと思いますか？
（昴生）はい？
（岡村隆史）座りましょう。なんで今回、選ばれなかったのか？っていうことです。あの時にね、僕らもそらなんとか、後輩のために頑張ろうと思いましたけど。僕らまで、嫌われたくはないんですよ。
（昴生）ちょっと待ってくれ？ おい。「僕らまで嫌われたくない」？ ということは、僕らはもう、嫌われているのか？ なあ？
（岡村隆史）わかんないです。
（昴生）「わかんない」ちゃうやろ！ 嫌われてはないやろう？ 別に！
（矢部浩之）でも、受けてましたよ？
（昴生）そうでしょう？ 矢部さん。
（矢部浩之）ミキ、受けてましたよ。俺、覚えてる。1年前。
（昴生）僕が今日、それを見直してきたんです。去年のTHE MANZAIを。自分らの出番、見直しました。矢部さん、笑ってた！ 矢部さんは笑ってた！ でも、やっぱりたけしさんは笑ってない。まあ、しゃあない。それはしゃあない。お前、なんで笑ってへんねん？ おい、チビ！
（岡村隆史）俺は……。
（昴生）チビが！ たけしさんの顔色をうかがって、このチビは笑っとれへんねん！ 矢部さんは笑ってたわ。ええ人やわ！ お前、なにをたけしさんの顔色をうかがって、笑ってへんねん！
たけしさんの顔色をうかがって笑わなかった
（岡村隆史）俺は横でたけしさんを感じながら……やっぱりたけしさんと同じように笑ってないと。
（矢部浩之）ああ、俺はその発想ないわ。俺は見ておもろかったら笑うわ。
（昴生）そうでしょう？ 矢部さんは素晴らしい。芯があるタイプやわ！
（岡村隆史）センスないと思われるから。
（昴生）お前は金魚のフンやな！ どこまで行っても、金魚のフンが！ 大御所について回ってよ？
（岡村隆史）僕は横で「あっ、たけしさん。なんかいつもちゃうな？」みたいな。
（昴生）こいつは、しょうもないやつやったわ！ 嫁も切れてた。「あのチビ！」言うて。
（矢部浩之）フハハハハハハハハッ！ 「あのチビ」（笑）。
（昴生）嫁は見て褒めていたよ？ 「おもろいやん」って。
（岡村隆史）いや、もちろんそうですよ？ そうなんですけれども……やっぱりたけしさんの横にいて、感じておかないと。「あれ？ お前はセンスが違うな」って言われたくない（笑）。
（昴生）なあ？ 自分が思ったように笑っていいんだよ？ なあ。自分が思ったように笑って。面白かったら面白いって言っていいんだよ？ そうだろう？
（岡村隆史）もちろんそうですよ。面白かった。面白かったんですよ。
（昴生）じゃあ、笑えよ！ 矢部さんみたいに笑えよ！ 矢部さんはよう笑ってくれた。客席も受けてましたね？
（矢部浩之）受けてた。
（昴生）めっちゃ受けてた。唯一や。笑ってへんの。
（矢部浩之）THE MANZAIのお客さん、すごい笑ってましたよ？
（昴生）すごいいいお客さん。笑ってた。唯一、たけしさんだけ笑ってへんと思ってたら、2人おったわ。笑ってへんのがスタジオに。これはびっくりした！ 今日、改めて見たら。2人おった！
（岡村隆史）これ、たしかにそうやけども。俺は「この後、どうしようかな？」って。
（昴生）なんや？ 関係あらへんがな？
（矢部浩之）ヤバい。殴られるかも……（笑）。先輩、殴られるかもしれん（笑）。
（昴生）顎、行くぞ？
（矢部浩之）「行くぞ」（笑）。
（昴生）行けるところやからな？ お前……。
（岡村隆史）「ちょっとちゃうな」って思って。
（昴生）なにがちょっとちゃうねん？ 自分の意志はないんか？
（岡村隆史）自分の意志はあったんですけど……。
（昴生）笑ったらええやんか。矢部さんを見習え！
（矢部浩之）これ、昴生。相方はどう言うてるの？
（昴生）亜生？ 正直、亜生とはこのたけしさんのことではね、笑ってたんですよ。僕ら的にはね。こんなこと、ないじゃないですか。「これはおもろいで！ こんな展開、なかなかないことや」って。THE MANZAIでこうなって。毎年、「いやー、面白くなかったな」「ちょっと！」みたいになってもおもろい。俺らが逆にちょっとゆっくりめの漫才やっても「ああ、ちょっと合わせに来た」っておもろい。どうなってもTHE MANZAIがバラエティになる。「今後、THE MANZAIで俺ら、おもろなるな」と思っていたら、呼べへんのかい！ おい、呼べへんのんかい！
（岡村隆史）俺らはそれは知らんから。
（昴生）家族、全員転んだわ！ 「呼べへんのんかい！」って。
（岡村隆史）いや、俺はほんま、出るもんや思うて。だから、聞いたやん？ 昴生に。
（昴生）いや、言えよ！
2023年は呼ばれなかったミキ
（岡村隆史）ミキ昴生に聞いたやん？ 「今年、どうやの？ THE MANZAI」って。俺、いち早く聞いたよな？ 「えっ、入ってへんの？」って。
（矢部浩之）キャスティング見るの、当日やねん。俺ら。
（昴生）えっ、あかんで？ 前から知っとかんと。
（岡村隆史）でもそんな、俺らが「どうですか？」っていうのは、そこは違うやん？
（昴生）いや、それは言おう？ こんだけ長いこと、THE MANZAIをやってんねんから。
（岡村隆史）俺らはやっぱりミキ昴生には岡-1で頑張ってほしいっていうのがあるから。
（昴生）俺は岡-1なんか出たくないで？ THE MANZAIに出たい！ 俺、正直岡-1なんて出たないよ？
（矢部浩之）いや、毎年決勝に行くからさ。
（昴生）これだけは勝手に選ばれているから！ 恒例で選ばれているから。
（岡村隆史）いや、連続優勝はミキ昴生だけでしょう？
（昴生）「女子高生」みたいに言うな！
（岡村隆史）ずっと。5回連続優勝してんねんから。
（昴生）優勝とか、ええねん。これに関しては。腹立つ。
（岡村隆史）もう、だからよかったじゃないですか。
（昴生）ちんこを揉みしだくな！
（岡村隆史）やってません。そんなこと、やってませんよ？
（昴生）揉みしだいて。おいっ！
（矢部浩之）でも、前もってわかっていたらちょっと「なんでですか？」は言っていたかも。
（昴生）いや、それは事前に決まった段階で「ミキは当然」みたいに言ったらええやん？
（岡村隆史）だから俺、スタッフさんには「入ってないんですね。ミキ」って言ったら「そうなんですよ」って。
（昴生）もう、えらい人、誰？ もう教えて？ 直接言うわ。その人に言いに行くわ。それか、たけしさんか？ たけしさんのところ、行こうか？
（岡村隆史）たけしさんのところじゃないと思う。たけしさんが決めているわけじゃないと思うから。でも、この思い……「THE MANZAIに出たい」っていう思いはこの岡-1グランプリでは伝わったので。
（昴生）THE MANZAI、出たいわ……。
（矢部浩之）それはわかるよ。
（岡村隆史）この岡-1をきっかけに、羽ばたこうや。
（昴生）これをきっかけになるようなことなんて1個もない！ これでうまいメシが食えることが1個もない！ メリットがなんにもない！
（岡村隆史）いや、堤下はこれがきっかけでテレビで「岡-1グランプリでやっていたネタをやってください」って呼ばれてんから。ほんでやったら、えらい滑って。その呼んでくれたディレクターさんもなんにもなかったようにされてんて。
（矢部浩之）めっちゃ笑ってる。堤下。
（昴生）めっちゃ笑ってる。それが怖い……。
（矢部浩之）いや、体調がいい証拠やって。
＜書き起こしおわり＞
