宇多丸 元モーニング娘。後藤真希の結婚報道と最高傑作曲を語る

宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』で、結婚報道された元モーニング娘。の後藤真希さんについて語り、宇多丸さんが後藤真希さんの最高傑作と考える曲をかけました。

後藤真希 2001-2007

(宇多丸)さあ、ということで曲をちょっといっていこうと思うんですけど。先ほどチラリと言いましたけど、ねえ。元モーニング娘。の後藤真希さんが結婚へという。結婚発表という。地元の後輩と。これですよね!ええ。後藤真希さんに関してはね、以前ね、Dreamと後藤真希さんで、復活タイミングでね。男泣き!っていうね。不屈のアイドルたちみたいな特集を組ませていただきましたけど。昔は、いまももちろん現行のモーニング娘。も素晴らしい曲。大ファンですけど。なにがアイドル史上でいちばん熱狂したか?っていうと、やっぱりモーニング娘。後藤さんがいる時の。特に後藤さん、すごいファンで。特に後藤さんってやっぱり家族とか、地元とかっていうのをすごく大事にされる。

いろんな意味で非常にストリート感がある方というかね。それこそ、ストリート出身であるという出自ゆえに、たとえば弟さんの事件であるとかっていうのはもちろん、ストリート感。まさにHIPHOP的な意味でいうストリートの話だし。で、まあ結局お母さんのこととかね、いろいろあって大変だった時を支えたのも、結局地元の、ストリートの仲間であったみたいな。この間ね、モーニング娘。復活して。後藤さんのオーラが全く失われていない!みたいなのはあちこちで話題になっていましたけど。それでもやっぱりちゃんとストリートに帰っていく感じっていうの、これね、後藤真希ブレねーな!みたいな。ごっちん、ブレねー!みたいな感じで僕らは大いに盛り上がったというか。なんか、おめでとうございますというかですね。素晴らしい相手なんじゃないでしょうかね。選ばれたのはね。

ということで、ここで後藤さんのかつての、昔の曲をちょっとかけたいと思うんですが。いろんな曲、あるんですけどね。後藤さんね。もちろんモーニング娘。で参加した曲もあるんですけど、私、後藤真希さんという人の、まあいまね、また大人になられてますけど。当時、これほど後藤真希という女性というか人間というのを上手く描けている曲というのはないんじゃないか?と。歌詞も素晴らしいですし。そしてもちろん、作詞作曲はつんくさんなんですけど、アレンジしてるのが河野伸さんという私がハロプロのアレンジャーの中でも非常にお気入りの曲が多い方。河野伸さんアレンジの曲。A面は『やる気!IT’S EASY』という曲なんですけど、このカップリングのこの曲が私的には後藤真希最高傑作と現状思っている曲でございます。2002年の曲です。お聞きください。後藤真希で、『気まぐれ』。



(宇多丸)はい。ということで後藤真希さん。この『気まぐれ』という曲とA面の『やる気!IT’S EASY』。両方とも、『やる気!IT’S EASY』はメジャーコードなんだけど、両方ともちょっとPWLサウンドというか。80年代のユーロビートみたいなのをちょっと意識した曲調ということで。シングルとしても整合性が高いということで私非常に評価高いシングルでもありますし。もういま聞いてもいいな、これ!いいな、おい!ということで。ちなみに後藤真希さんがモーニング娘。を脱退するという報が最初にね、駆け巡った時に、先ほど出ましたコンバットRECという男。ビデオ考古学者。『後藤真希がもう脱退ということはもうモーニングも終わりだ!』と思って。部屋の中に3日こもって、膝を抱えて。部屋の隅にこう・・・逸話も残っております。はい(笑)。そんなのも、いまは昔でございます。ということで、後藤真希さん。ごっちん!ご結婚、おめでとうございます!後藤真希さん、『気まぐれ』をお聞きいただきました。

<書き起こしおわり>

[関連リンク]杉作J太郎・吉田豪が語る 元モー娘。後藤真希復活劇の素晴らしさ

やる気 ! IT'S EASY
やる気 ! IT’S EASY
posted with amazlet at 14.07.27
後藤真希
ZETIMA (2002-08-21)
売り上げランキング: 333,725

スポンサーリンク

宇多丸が語る 春日太一・玉袋筋太郎との激しい飲み会の夜

宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』で、春日太一さん、玉袋筋太郎さん、コンバットRECさんらと飲み会をした際のエピソードを語っていました。


(宇多丸)ということで、私も酒を飲んだりなんかするわけですけど。先ほど、『飲み過ぎは・・・』なんて言いましたけど、なんの話か?と言いますと、これ、あのラジオで。昨日のたまむすびで玉袋筋太郎さん、お話あったみたいですけど。ちょうど水曜にですね。毎週水曜日に東京ローカルの夜の番組『バラいろダンディ』っていうのに、玉袋筋太郎さんと私、室井佑月さんと3人で出てるんですけど。で、番組終わりに玉さんと飲みに行ったりって、たまにあるんですけど。ちょっと今回ね、TBSラジオ。お聞きの方、おなじみですかね。津波古さんね。たまむすびとかトップ5とか。そしてのこの番組、現在プロデューサーでもある津波古さんのセッティングで飲み会が設定された。

いつもだったら玉さんと勝手に飲むんですけど、今回は設定があった。これ、どういうことか?っていうと、いま、もう私がいちいち紹介するまでのことはない、『あかんやつら』。諸々で。あと、仲代達矢さんのあのね、ロングインタビューの本でもおなじみですね、春日太一さん。いま、古い日本映画の若き紹介者として、もう第一人者ですよ。週刊文春などでも連載を持ってね。大変な方です。お忙しい方です。春日さんと、玉さんと、僕とで飲むっていう場をセッティングするっていうのを津波古さんが企んでですね。これ、なんで津波古さんが企んでいるか?っていうと、当然タマフルのプロデューサーとして、思うところがあったんでしょうね。これはなにかの伏線なんでしょうね。春日さんと私が飲むっていうのはね。

あかんやつら 東映京都撮影所血風録
春日 太一
文藝春秋
売り上げランキング: 11,762

まあ、以前から僕、『(小島慶子)キラ☆キラ』の時とかかな?前から春日さんの本、ちょいちょい薦めたりしてたんですけど。とはいえ、あんだけお若いのにものすごく取材もガッチリされて。日本映画の歴史に対して強いお考えをお持ちの方なので。正直、ちょっと怖いんじゃないかな?って思っていたんですけど。以前、玉さんと飲んだ時に、『非常に話しやすいし気さくな人だよ。宇多ちゃんなんか、絶対合うと思うけどね』と。『そうですかね?』って。で、飲み会を設定してもらったと。飲み会を設定してもらったのはいいんですけど、その数日前ですかね?私の友人。みなさんご存じですかね?コンバットRECという男がおりましてね。

コンバットRECはとにかく、先週ぐらいからメールがガンガン来るわけです。『飲みに行こうよ』と。『嫁が実家に帰ったから』っていう(笑)。『飲みに行こう』っていうのがガンガン来て。『俺にはいましかない!』っていう(笑)。まあ、切羽詰まったメールが来たもんで。で、まあお互い都合が合わなかったもので、だったら水曜の春日さんと玉さんの飲みによろしかったら・・・実は前の春日さんの飲みの時にRECさんも一緒にいたので。もうね、気心も知れているでしょうし、そこに合流してはどうですか?ということでご一緒してですね。

で、まあ私がたまに行っている居酒屋というか。ちょっととっておきの居酒屋がありまして、そこで集まりまして。盛り上がりましたよね。それに関してはちょっと玉さん、ちょいちょい話していたと思いますけど。まあ、長渕剛ですよね。長渕剛の話が多かったですね。『長渕剛とはなにか?長渕剛と俺たち』みたいな話。要は、長渕さんっていうのは元々フォークシンガーで。『おお順子♪』なんつって。割となんて言うんですかね?ひ弱なイメージがあったわけですね。どっちかって言うと。まあ、表にはなっていましたけど、どっちかって言うと細い感じでね。細いけど突っ張るみたいな、そういう感じのイメージだったのが、志穂美悦子さんとご結婚されて。

志穂美悦子さんっていうのはみなさん、ご存知かわかりませんけど、コンバットRECというね、一応ビデオ考古学者という肩書ついてますけど。そのコンバットRECの、なんて言うんですかね?まあ、理想の女性というか、理想の人間というか。要するに、悦っちゃん大好きなわけですよ。で、ご結婚されて。要するに志穂美悦子さん、JAC出身。身体能力高い、非常に格闘能力も高いということで。その志穂美さんに対抗するかのごとく、長渕さんは体をお鍛えになってということで。要するに、本来そうじゃなかった人間が、強さというものに憧れて。しかも、志穂美悦子さんという女性なんだけど、強さに憧れてというか、対抗すべく強くなっていったという結果の長渕剛というのは、一転いまはああいう感じのマッチョヒーローみたいになっているけど、本来は、っていうか俺らが目指せる範囲の上限みたいな(笑)。

なにの範囲かわかりませんけど。長渕剛が上限である、みたいな(笑)。失礼極まりない論法をですね、展開して。それでキャッキャキャッキャやっていたわけです。で、まあその春日さんもですね、僕のことなんか・・・俺ごときが映画のことなんか言ってますけど。春日さんに比べたら、ぜんぜんもちろんド素人ですから。どう思われているのかな?なんて思っていたんですけど、まあこの番組のこともご存知いただいていたし。あとまあ、意外というべきか。プロレスとかもすごいお詳しくてですね。あとですね、僕がずっとBUBKAで連載しているアイドルソングの評論『マブ論』ってありますけど、『マブ論もずっと読んでいます』みたいな。えっ!?って。ちょうどそれは元モーニング娘。の後藤真希さんがね、ご結婚発表されたという。そういうような話題をした時に。『あっ、意外ですね』って。

だからプロレス、そしてアイドル。モーニング娘。で、映画じゃないですか。なんか語り口も見てると、あんまり初めて会った感じがしなくなって。あっという間に。いきなり意気投合されていただいて。で、まあ飲みあげてですね。そっから先、玉さんもおっしゃっている通り、新宿のとある文壇バー。なんか知らないけど、そこ行っちゃうんですよね。玉さんと西村賢太さんが大げんかした。おふたり、大親友であるんだけど、そこで飲み過ぎて大げんかされたという、いわくつきのがございまして。で、そこ行って玉さんもおっしゃっていた通り、僕とコンバットRECが一悶着はじまったわけですよ。一悶着って言いますけどね、まず玉さんの言っていることには若干の脚色があるわけですよ。

『野郎!表に出ろ!』って2人、表に出て行ったって言うことになっていますけど、そんな男らしいセリフは我々2人とも口に出したこともございませんで。どっちかって言うと、言っているうちに口論になって。コンバットRECが『俺、帰る!そんなこと言うなら、俺、帰る!』って帰ろうとしたのを、俺が『ちょっ、待てよ!』っつって表に出て行って。で、表で甘咬みしあって。で、帰ってきて2人で普通に飲んでいたっていう、まあそういう話ですよね。で、まあ後ほどtwitter上でもRECがね、『なにが起こったか覚えてない』。まあ、それはお馴染みのことなんですよ。2人がなんか口論しているんだけど。結局、昔ね、杉作J太郎さんがずーっとそれを横で見てたら、6時間後、完全に立場が逆転してたよと(笑)。言っていることの主張の極が逆転していたという。北極と南極が完全に逆転していたという。それで呆れ返ったっていう話がある。

そんなような話でね、大したことないんですけど。はい。で、まあそこは事なきを、っていうかお馴染みの感じで。みなさんね、ご迷惑をおかけして。RECは明日用事があるっていうんで、早めに帰してですね。津波古さんも翌日、たまむすびがあるっていうから早めに帰してですね。で、そこで玉さんたぶんね、僕らも相当飲みあげていて、僕も記憶が相当曖昧なんですけど。覚えてらっしゃらないのかもしれないですけど、その後、玉さんと春日さんと僕で三次会に行ったんですよ。で、ここがまたすごい。三次会に行くまでの道のりが私、非常に印象的なことがございまして。要は玉さんって地元、新宿なわけですよ。しかも、新宿の歌舞伎町のラーメン屋で高校の頃、バイトをされていて。

要するに裏道も知り尽くしているし、ありとあらゆる建物の裏みたいなものも。新宿の裏の道・裏街を知り尽くしているわけですね。で、そん時の経験を活かしてと言うべきかわかりませんけど。とにかくその、三次会。いまやっている店、あそこあるから。あそこ行こうよって移動する時、玉さんが『とっておきの道で行こう!』って。俺のとっておきの道だってどういうことか?っていうと、歌舞伎町とか、みなさん歌舞伎町とか新宿を歩かれている時、普通にビル立って、表通り歩いているから。あんまりそこ、目をつけないと思うんですけど。早い話が、ビルとビルの隙間ですよ。道じゃないですよ。ビルとビルの隙間ですよ。あの、イッセー尾形さんの一人芝居で入りこんで取れなくなっちゃうの、あるじゃないですか。ああいう・・・あれよりは、スッとうまく通れば通れますよ、それは。

っていう隙間を、『ここ、行けるんだよ』ってスーッ!ってこう、ガンガン、何ヶ所も通って行くわけですよ。ただ、基本的には歩道ではないですし。っていうか、人が通ったのはいつぶりだろう?みたいな感じ。で、通ったとしても、こんなとこ通る・・・っていうか、ここに来ることはね、まあ、ね。とにかく早い話が、おそらく不潔は不潔でしょうね。とかさ、動物やら何やらもいるかもしれませんし。糞尿、動物、嘔吐物・・・いろんな、ありとあらゆる、もしくはわかりませんよ。イメージですけどね、なんか良からぬものが隠してあるとかね。とにかく、アンダーグラウンド感あふれる道なわけですよ。そこを玉さんが昔とった杵柄でバーッ!っと通って行く。その後ろを春日さんと僕が、『おおっ!これはヤバいですね!』って。

春日さんはノリノリで、『これはヤバいですね!』ってそんな感じのキャラクターなんですよ。『おー!いいっすねー!』って通って行く。俺は『うわっ!ちょっ・・・マジ本当、勘弁して下さい!』みたいな。で、とにかく僕、いろいろここね、道がそうなんじゃないか?って想像で言いましたけど。はっきり言って僕は、直視する勇気はなかったです。足元を。足元、どういうことになっているか、見たくなかった。ただ、時折なにか柔らかいものを踏んだ感触とか。時折なにか水たまりめいたもの、時折。とにかくいま話していても、若干えづきが・・・そういうのちょっとね、こういうことを言うとコンバットRECにバカにされるんですけど。『ひ弱だな!』って。お前に言われたくねーよ!

で、まあこう行って。それはすごく印象的。要は今日の『渇き。』じゃないですけど、なんて言うんですかね。新宿のノワール感あふれるね。ノワールですよね。なんか闇に紛れこんでいく感じ、しましたよ。最終的に我々が行った先は叙々苑でしたけどね。ええ。金持ってるんでね、叙々苑くらいは。大人だからっていう(笑)。大人3人行って、ワハハッ!ってやったんですけど。そのワハハッ!の内容は覚えてないけど、まあとてつもなく楽しい夜でございましたということは記憶しております。ということで、コンバットRECはもちろんのことですけど、この春日太一さんとね、私、出会い。素晴らしい場を設定して頂いて。これから番組にどう生かされていくのか?なにかの伏線なのか?というあたりは後ほどお伝えする時が来るやもしれませんね。

<書き起こしおわり>





あかんやつら 東映京都撮影所血風録
春日 太一
文藝春秋
売り上げランキング: 11,762

サンシャイン日本海 [CD+DVD] 初回限定盤A
Negicco
T-Palette Records (2014-07-22)
売り上げランキング: 720

スポンサーリンク

ジェーン・スー 過酷なキックボクシング体験を語る

ジェーン・スーさんがTBSラジオ『ジェーン・スー相談は踊る』で、キックボクシングのジムに体験入門した際のエピソードを話していました。


(ジェーン・スー)で、そんな忙しい中にもかかわらず、私、キックボクシングに行ってきたんです。体験に。なぜか?というと、元々運動嫌いなんですよ。運動をぜんぜんしてなくて。まあ、学生時代からですね、運動、すごく苦手だったんで。嫌いなものってさ、とか苦手なものってさ、なんて言うんだろう?バカにする方にスライドすることってあるじゃないですか。自分の『嫌い』とか『苦手』っていう気持ちを受け止めきれずにね。で、やっぱりこう、運動が単にできない。私、音痴なんです。だけど、『運動する人なんて(笑)。頭使うほうが偉いでしょ?』みたいな。『運動はバカのすることでしょ?』みたいな。そういう、すごい傲慢な思いをしていた時期があったんですよ、私。かなり長い時間。

だけど、30ぐらいになった時に、このままだと頭ばっかりクルクル回していて。体がぜんぜん動かないっていう。『脳の入れ物としての体』みたいになっちゃうなと思って。これはよくない。じゃあ、思考を止めることは私、できるのか?ってたぶん、無理なんですよ。思考をゆっくりにする、みたいなね。思考ヨガみたいなの、無理なの。じゃあ、どうするか?っていうと、体を頭と同じぐらい動かせばいいやって思って。激しいスポーツをやろうと思って、ボクササイズを始めたのが30代の前半です。で、非常に楽しくていろいろ発見もあって。非常にいい経験だったんですけども。まあ、籍はどれぐらい置いていたんだろう?5・6年?もうちょっと置いていたかな?

まあ、やったりやらなかったり。忙しいとやっぱりね、行かなくなったりして。実はここ2・3年、ぜんぜん運動をしてなくて。マズいなと。で、ご覧の通りね、結構体格もいい感じになってきていまして。で、さっき言った次の本(『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』)にね、30代初めに運動を始めたことによって自分の意識がどう変わったのか?みたいなのを書いて入れちゃったんですよ(笑)。そいでさ、『いま運動していません』ってちょっとかっこ悪いじゃない(笑)。

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題
ジェーン・スー
幻冬舎
売り上げランキング: 75

だからちょっと帳尻をね、帳尻合わせ。発売前の帳尻合わせ。大事。エクスキューズを作っておく。っていうことで、じゃあもう1回、ボクシングのジム、行くかな?と思ったんですけど。その時に、ボクシングのジムに行っていた時にいちばんの悩みが、下半身の体幹が鍛えづらかったんですよ。ってことは、下半身の体幹を鍛えるためにはキックボクシングがいいんじゃないか?っていうことで、キックに行こうと思って。調べたら、結構家からそんなに遠くないところにあったんですね。1個。じゃあここに行ってみよう。で、いろいろ調べていったらですね、なんとですね、モデルさんとか女優さんとかタレントさんがたくさん通っているっていう。そのモデルさんとか女優さん、ガリガリ。

これはキツいなー、どうしようかな?って思って、実はそれで半年ぐらい悩んでいた。『女優とモデルが通っている』っていうのがすごいネックになってしまっていて。ここに私が行ってもやっぱりちょっと・・・完全に公開処刑になるだけで、気持ちが先に折れちゃうんじゃないかな?って思って悩んでいたんですけど。この半年間の間にですね、続々とモデルさんが増えていくわけですよ。で、これずっと行くともう完全に行けなくなるなと思って、もう意を決して。本も発売されるし。帳尻合わせだって言って、友達2人を誘って、行ってまいりました。先日。

まあね、結論から申しますと、体、動きませんでした。本当に。あのね、3年とか休んじゃうと、もうぜんぜんダメね。で、やっぱり行くじゃないですか。キックボクシングジムにね。で、行って、『ここの中で経験者の方、いますか?』って3人並んだ時に言われて。まあ、あとの2人はぜんぜんやったことがないんで。『いや、ないです』って。で、私はゼロとは言えないじゃん?手は使ったことがあるじゃん?みたいなのがあったんで、ちょっと半分ぐらい手を上げたんです。『いや、ちょっとは・・・』みたいな。で、この、ちょっとは・・・がマズいんです。こういう時。ジムって。『あ、やったことあるんだ』みたいな。なんつーの?他の2人にはかからない、ちょっとした圧みたいなのがかかってくるわけよ。

別に道場破りに来たわけじゃないのよ、私。もう、体を見ていただければわかる通り、まったく運動していない、ただの中年女性です。にもかかわらず、ちょっとやってみましょう!みたいな。私も私でさ、気持ちがしゃしゃっちゃうわけですよ。なんて言うの?私は私でちょっとやっていたことがないわけではない、みたいな。そういう、よくわからない、非常に言語化しづらいお互いの気持ちみたいなのが、キュッと出てきまして。で、まあね、ミットを持ってもらって1分半、それを叩いたり蹴ったりするのをルーティーンでやっていくわけですけども。なんか私だけ、早い!私の友達は『パン、パン、パン、はい、じゃあ蹴ってみましょう、ドスン!ドスン!はい、いいですねー』みたいな感じなのに、私だけ『パンパンパンッ!ドスンッ!はい、ここっ!ドーンッ!ドーンッ!』みたいな。

なんで私だけ?今日、はじめて来たのにさ。なんで私だけこんな、ちょっ、これいじめ?みたいな。でもさ、ここで私が『いや、ぜんぜんそんな・・・やってなかったんで、もう大丈夫です。できないんで、もうちょっとゆっくりお願いします』とか言えたらいいんだけど。負けず嫌い。無駄な負けず嫌い。もう心拍数的にはかなり限界こえて、フラットライナーズ手前なんですけど、『やりますっ!』みたいな(笑)。もうね、なにがマズかったって、女性3人で行ったんですけど。あとの2人はほんのり顔が上気するような汗。私は1人だけ、もう階段登って下りてきた人みたいな。引越し屋さんみたいなんです。汗が。もうダラダラ。

で、頭もすごい。私、おかっぱなんですけど。留められないじゃないですか。結べない。毛の長さ的に。だから、もうね、毛がイヤミみたいなのが、顔にバンバンかかってくるわけです。で、視界が見えなくなっている。これは打てない、よくないと思って。もう背に腹はかえられないんで、持っていった長いタオルをですね、頭に巻きました。で、そうするとなんか向こうも、『おっ、やる気じゃん?』みたいなことを言われて。トレーナーの人にも。『いやいやいや・・・』とか言ってると、私の友達。まあぜんぜん疲れていない友達がですね、『俺はこういう人間だ!俺はこういう人間なんだ!』って。私にビッグダディのアテレコとかやってくるわけです。

もうそんな、それに対して面白いことを返す余裕とかないわけ。カモノハシみたいな絵とか書いている余裕、ぜんぜんないわけ。私に。もう手、ぶらぶらだしさ。震えているし。で、バンバンバンバン打ってやってたら、もう裸足でまず立てないわけですよね。で、キックってこれ、やったことがある人はわかると思うんですけど。やったことがない人には、ぜひお伝えしたい。蹴るのって、大変!蹴るの、本当に大変。あとね、手と足つかうの、大変。ボクシングは手だけだったからまだよかったけど。いいですか、ボクシング。ぜんぜんそれに詳しくない方もわかると思うんですけど。ジャブ。オーソドックスって右手でパンチを打つ人だったら、左手でジャブを打つ。そして右手でストレートを打つ。

左手でまたフックを打って、右手でアッパーを打つとか、ボディーをもう1回左で打つとか。まあ、言ったって5種類くらいなんです。そこにですね、膝蹴り、前蹴り、ミドルキックみたいなのが混ざってくる。もう、タコだよ。感覚的にはタコ。アイアム・タコ。手は2本、足も2本しかないのに、やることはタコ。つまり混乱。もうね、結局45分のレッスンだったんですけど、3時間ぐらいに感じましたね。私には。で、終わってフラフラしながら。で、ムカつくのがさ、出て行く時にさ、他に体験に来た女の子がいたんだけど。もう超細いの。ちょー細いの。ガリガリの女の子が『入会の目的はなんですか?』『ダイエットです』って。

もうね、矢で射ろうかと思いました。『はあ!?ダイエット!?はあー!?なにいってんの?こっちのセリフだよ』って思いながら手が震えちゃって。私、書類とか書けないんですよ。手がブルブル。で、すごいことに気がつきました。みなさんに教えてあげたい。ガチの筋肉痛っていうののは、当日から来ます!あの、年をとると翌々日に筋肉痛が来るとかって言われると思うんですけど。本気を出してしまった時の運動の筋肉痛は当日からきます。もうその日から私、歩けないんで。もう完全に生まれたての羊のまま、子羊のままずっと過ごしていまして。

まあ、もしかしたらこれ筋肉痛じゃなくて、ただの肉離れかもしれないんですけど。思わずね、口もどんどん早く、早口になってしまうぐらいの経験をしまして。今日も、咳とかをすると体がボフッ!ってなって。痛くて、キツいね。まあ、なんとか急速にこれをいい話にまとめようと思って考えてるんですけど。まあ、体を動かすの、いいですよね。頭の容れ物としての体じゃなくて。体ってやっぱね、頭を使わないと動かせないんだなと。頭を使うために体を動かすんじゃなくて、体を動かすために頭をつかうっていう、逆ね。逆の方向に神経を通すっていうのは、なかなか気持ちがいいし。

あと、やっぱりですね、本当に動けなくなっています。アラフォーのみなさん、運動をしてない方にお伝えしたい。本当にあなたは動けないと思う。私も動かなかった。なので、ヤバくなる前にですね、自分でなんとか鍛えていくと。自尊心のね、気持ちを上げていくためにもね、いいんじゃないかな?と思いますんで。まあ、なんでこんな話をしたのか?っていうと、ここで話さないと私キック、入んないと思うし。入っても続けないと思うし。まあ、今月末の『KAMINOGE』という格闘技雑誌にですね、青木真也選手と対談してますんで。それがバレないといいなと思って(笑)。


格闘技雑誌で対談している人が入ってきたってなると、またたぶんミット打ちのスピードとかが早くなると思うんで。それはバレないようにしたいなと思いながらも、なんとかここでキックボクシングに入ることを、うっすら宣言して今日は番組をスタートしたいと思います。

<書き起こしおわり>

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題
ジェーン・スー
幻冬舎
売り上げランキング: 75

スポンサーリンク