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弘中綾香 女子校の思い出を語る

弘中綾香 女子校の思い出を語る ニッポン放送
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弘中綾香さんがニッポン放送『弘中綾香のオールナイトニッポン0』の中で自身の考え方や生き方のベースになった女子校での3年間について話していました。

(弘中綾香)弘中綾香のオールナイトニッポン0、続いてはこちらのコーナー。「女子校」。はい。ということで私ですね、女子校出身なんですね。高校3年間、女子校に所属していました。中学校が共学だったんですが、高校3年間は女子校ということで。私、人生を振り返ってみてどこでこの性格が培われたのか、ちょっと考えてみたんですね。このラジオをやるにあたって。そしたらもう、まさに女子校の3年間でこういったものが培われたのではないかという風に思っているわけです。

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15歳から18歳までのいちばん多感な時期、思春期ですね。社会も見えてきて将来、どういう風になろうか。私はなにを軸にやって行こうかと思って考えて悩んでいる時に、出会った人だったり友達だった先生だったり学んだことだったり。環境がいい意味にも悪い意味にも大変いまの私に作用していると思いまして。女子校のイメージをですね、みなさんに聞いてみて、それと合ってるか、合ってないか。女子校はどういうものなのかというのをこの時間、話していきたいと思います。

で、みなさんからいただいたコメント、メールなんですが。こんなものがありました。「僕は女子校に行っている友達がいるのですが、その友達はとても気が強いです。なので女子校はスクールカーストがあって、最下層の人は泥水を飲ませられていると思います」。別の方は「彼氏のレベルがステータス」。はい。それとか、「僕が思う女子校のイメージはクラスに大ボスの女子が1人いて、さらにその周りに中ボス、小ボスの女子がいることでクラスが成り立っているということです」というようなメールがあったり。

こういった、「ものすごくスクールカーストがはっきりしていて怖い」というイメージを持つ方がいる一方で、「女子校のトイレから出てきた女の子はみんな生地の薄いハンカチで丁寧に手をぱふぱふ拭いているというイメージ」とか。「周りの話についていくために毎週ドラマを見てそう」とか。「髪を巻くのに時間がかかった、メイクがうまく決まらなかったなどの理由で遅刻してきそうなイメージがある」など、結構二分化しているんですね。

怖いイメージがあったり、すごく女の子らしいというか、女性……女の花園みたいなイメージがあるみたいなんですよ。かなり二分しているなと思ったんですが、はい。こちらがイメージ、すべて間違っております! まあ、いまの女子校がどうなのかはわからないんですけれども。10年前にですね、通っていた私からすると、もう全部間違っているということなんです。

で、ステレオタイプのイメージだと陰湿だったり、いじめがあったりとか。グループとかが多くて面倒くさそうみたいなイメージがあると思うんですけれども。それは結構逆かなと思っていて。私が女子校の3年間で得たものっていうのが大きくひとつで言うと「ジェンダーを超えたな」っていう(笑)。私はなんだ? 学者か?っていう感じなんですけども。まあ、ジェンダーを超えたなっていうのがあって。

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ジェンダーを超えている

例で言いますと、体育祭とかあるじゃないですか。で、体育祭っていう共学の女の子は男の子を意識して、はちまきで髪を結んでリボンにしたりとか、体操着はかわいくデコったりとかしてると思うんですけども。女子校はかなり、もっとなんて言うんですか? 勝負に執着するというか。かなり本気なんですね。で、応援団長とかも女性がやったりとかもありますし。体育祭の他の行事で言うと私の学校は演劇会っていう行事がすごく盛んだったんですけど。

1年に一回あって、クラスでひとつの劇を作るんですね。その劇っていうのもゼロから作り上げるんですよ。ですから脚本とか大道具とか小道具とか、キャストのみんなも全員クラスメイトでやりますし。音響とか照明とか、いろんなことをクラスのみんなで分担してやるというのがあったんですが。普通、共学だったらベニヤ板を切ったりとか、釘で打ったりっていうのは男子がやる仕事だと思うんですけれども。もう女子校っていうことで、クラスに女の子しかいません。ですから女の子がもちろんやるんですね。だって、他にやる人がいないんだから。

でも、共学だったら絶対「男の子の仕事」っていう風になっていると思うんですよ。無意識的に。で、女の子は衣装とか小道具とか……無意識的に「男はこの仕事、女はこの仕事」っていう風にも15歳とか18歳の時点でなっちゃうと思うんですけれども。女子校に行ったことによって、そのジェンダーを超えたっていうか。これ、かっこいい言い方すぎますか? わかんないけど(笑)。なんとなくわかりますか?

必然的に目の前にある仕事を女の子たちだけでやらなきゃいけないから、何の仕事もそういう「女だから、男だから」っていう意識をすることもなく、自らやりに行くということが身に付いたかなという風に思います。もう全部自分たちで賄っていくんですね。だから私、高校生活を思い返しますと、女子校だから出来なかったとこととか挑戦しなかったことっていうのが全くなくて。みんなもそうだったと思うんですよ。生徒会長とかも女の子がやるわけじゃないですか。

でも、たぶんおそらくなんですけど。勝手なイメージですけどね。共学だと、やっぱりその生徒会長は男の人で、副生徒会長が女性になったりとかするんじゃないですか。そういうのがなかったっていうのがよかったなと思って。で、こういう風になんか「自分たちは自分たちでできる」というか。すごく……あの「女性、男性」という風に言いたくはないんですけれども。女性だけでも生きていけるっていうことを体感をもって感じちゃったわけですよね。15歳とか16歳とか多感な時期で。

だから男女の性差で役割分担を考えることがなくなったんですよ。「これは男の仕事だから」「これは女性の仕事だから」っていう風にあんまり思わなくなったから。それは逆に社会に出て結構ショッキングだったというか。私の仕事も関係してると思うんですけども。「女子アナ」ということで「男性のサブ」だったり、「男性のアシスタント」っていうことがすごく多かったんですね。

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男女の性差で役割分担を考えることがなかった

で、それはたぶん脈々と続くこの日本の中の社会というものが投影されて……すごい真面目な話になってるよー。こんな、こんな話したくなかったのに。もっと佐久間さんの悪口とか言いたかったのに!って、そんなことはないですけども(笑)。まあ、そういうものが脈々と続いていて「女子アナ」みたいな感じの役割を強いられることが多くて。それに対して私は「なんで女子だからこういう仕事しかできないんだろう?」とか、その仕事が一通りできるようになってきてすごく思うような部分があったですね。

で、そういう風に思うのも、女子校でそういう性差を感じることがなかった。無意識的に感じることがなかったからだと思うんですよ。で、何を話したかったかっていうと、スクールカーストが全くないです。で、女性らしいということもないですね。「女性らしいということもないです」っていうのもおかしいんですけども。まあ、女の子らしい……「ハンカチで拭く」なんてことはまずないですね。みんな手を洗った後の水は髪を抑えるために使うみたいな感じだったと思いますし。メイクもしないですし。だって男の子がいないんだから「モテる」っていうモチベーションがないわけじゃないですか。

だし、中学校3年間は共学だったので、ちょっとまあ男の子の目も気になりましたし。いつも制服とかちゃんと選んでたんですね。「これ着ていったらどういう風に見られるかな?」とか、そういうことを行動の指針にしていたんですけれども。女子校に入ったら、誰かにどう思われるか。周りにどういう風に思われるかって感じることが本当になくなったんですよ。だから自分のしたいことをするし、本当に自分のことしか気にならなくなったというか。

だから、うーん。あんまりそのルックスに気を使うこともなくなったし、友達を選ぶっていうこともなくなったんですよね。で、スクールカーストも、私の印象ですけれども、ほぼなかったですね。で、ピラミッド型のスクールカーストをみなさんは思いつくと思うんですけれどもも、女子校で言うとかなり……星型みたいな形で。みんながみんな、好きなことをやっていて、それを尊重するような風潮があったと思います。うん。そんな感じかな? (CM入りのジングルが鳴る)あれ、もう? 続きは後ほどでーす!

(中略)

(弘中綾香)じゃあ、ちょっとしゃべり足りなかったこちらのコーナーをやりたいと思います。「女子校」! ということで、リスナーのみなさんからいただいた女子校のイメージに対して、女子校出身の私、弘中綾香がああだこうだと話していきます。みなさんからいただいたメッセージの中に「ああ、これは女子校あるあるです」というものがありました。まず最初のメッセージ。「僕は男子校なのですが、女子校も男子校と同じようにクラスに流行がなく、各個人がそれぞれの趣味に打ち込んでいる感じなんですか?」。まさにそうですございます。

本当にあのグループとか、まあ仲の良い子たち3人、4人みたいなのはありましたけれども。それがも確立しているわけじゃなくって本当に好きなもの好きなものでそれぞれ、みんながそこに自由に行き来するみたいな感じでしたね。で、「クラスに流行がなく」って……まあ、流行はあったような気がしますけれども。それぞれが好きなものに打ち込んでいる感じがあって。部活を頑張ってる子は部活に勤しんでいたし、勉強している子は勉強だったし。

もちろん、漫画が好きで同人誌を書いている子なんかもいましたし。私みたいにもうなんか上っ面で生きてるようなミーハー女子みたいなのもいたりとか。本当にいろんな子がいて、いろんな子の好きなことをみんなが興味持って「それ、面白いの?」とか言ったりとか。そういうのがすごく良かったなって思います。本当に周りを気にせずに自分の好きなこととか自分が何に興味があるのかっていうことを、なんか3年間模索できたかなっていう感じがします。本当に周りの雑音とか無しにね。「こういう方がかっこいい」とか「こういう方がモテる」っていうことがなく、そういうような3年間だったなという風に思います。男子子もそうなんですかね。

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リプトン大好き

次のメッセージ。「女子校生はリプトンが大好きで、リプトンばっかり飲んでいるイメージがあるのですが、女子校の教室は飲み終わったリプトンの紙パックで溢れかえっていましたか?」。はい。リプトンね、みんな飲んでました(笑)。なんで高校生ってみんな紙パックのジュース飲むんですかね? あのピーチティーとかアップルティーとか、みんな持って。コンビニの袋をぶら下げて登校し、ずっとその机の上にりプトンがあって。なぜかストローでそれを飲みながら授業を聞くということをやっていました。で、飲み終わったリプトンの紙パックで溢れかえっていたということはないんですが、すごいリプトンの思い出はあります。

で、なんかさ、あの年頃ってすっごいお腹が空くんだよね。だからよく食べてたっていう思い出もあって。中学生の時って早弁するとちょっとなんか……まあ周りの目線が気になるというか、1人でご飯食べるのとかすごい恥ずかしいみたいな思いがあったんですけれども。もう1時間目と2時間目の間で食べてたりとか……もうどんだけお腹空くんだよ?って感じなんですけども(笑)。本当に何にも周り気にせず、お弁当を広げて食べて。昼休みも購買に行ってパンを買って食べて。放課後もなんか部活帰りに食べて、みたいなことをしていましたね。うん、そういうのも含めて楽しかったなって思います。はい。リプトンはすごく飲んでいました。

はい、次。「僕は共学出身なのですが、女子校あるあるとしてスカートの中をうちわで扇ぐという例があると思うのですが、実際はどうなのでしょうか?」。はい。まさしくでございます。もうさ、パンツとかどうでもよくなっちゃうんですよね(笑)。みんな女の子だから本当にもどうでもよくなっちゃって。暑い時は本当にパタパタパタパタやってましたね。で、寒い時は逆にスカートの下にジャージの長ズボンをはくっていうのをやってて。それでも寒いからブランケットを腰に巻くっていう(笑)。もうなんか、「どうしちゃったの?」みたいな格好をしてみんな歩いていました。

で、なんか「みっともないからやめなさい!」って先生に言われるみたいなことをしてましたよ。で、強者は自分の家から学校までジャージをはいてきて、スカートを忘れたみたいな子がいて(笑)。「何やってんの?」っていう感じだったんですけど。なんか「スカートを取りに帰って遅刻しました」みたいな子もいました。まあ、それぐらいなんか自分の格好に執着しないというか、気が回らなくなっちゃうんですよね。すごい面白かったなー。

他にもあります。「僕がイメージする女子校には、後輩からたくさんラブレターもらう先輩がいるイメージがあります。弘中ちゃんが通っていた学校には後輩からモテる人、いましたか?」。いましたねー。やっぱりかっこいい先輩がものすごくモテるというのがありまして。さっき、前半で話したあんですけど演劇会というのがあって。クラスごとに劇を作るんですよ。それで男役みたいなのができましてまして。背の高い先輩とかがやるんですけど。その先輩にもうみんなが恋しちゃって。その劇中でなにかしゃべる度に「キャーッ!」みたいな。ちょっと宝塚っぽいところがあったりとかして、すごい盛り上がったっていう記憶はあります。

で、バレンタインデーとかハロウィンとか、すごいやっぱり盛り上がるんですね。みんな、さっき言ったように食い意地が張ってるから(笑)。食い意地が張っているからさ、そういうお菓子を交換する習慣みたいなのが大好きで。で、バレンタインやハロウィンの時はその先輩のもとにすごい数の……もう30個とか40個とかのチョコレートとかお菓子が集まるということがありました。メールをくださったみなさん、ありがとうございました。なんかこんなに来るの珍しいんですよね。この時間で。本当にありがとうございます。じゃあ、曲に行きます。こちらも私の大好きな曲です。レキシの『幸福論』。

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レキシ『幸福論』

(中略)

(弘中綾香)で、ちょっとさっきのテーマの「女子校」で気になるメッセージがあったので読みたいと思います。「恋愛における失敗の原因を女子校出身のせいにしてそう」。まさに私でございます。はい(笑)。あの、女子校出身のせいなのかよくわからないんですけれども、私は「男性を立てる」ということが非常に得意ではありませんでして。よく「かわいくない、小難しい」とか言われるんですよね……はい。

というのも、前にあの説明したようにジェンダーを超えているので(笑)。人間対人間でね、その男性とか女性とかそういうものを超えている。性差を超えてるんですよ。で、ちょっとまあ、うーん。あまりにも過剰すぎる平等意識があるから、頑張りすぎてしまうところもあるし、逆に男性に対して求めすぎてしまうところもある。相手に求めすぎちゃうんですね。平等を。だから「なんで私はこういうことをしているのに、あなたはしてくれないの?」って。それは別に嫌なことじゃないですよ。

「私が頑張ってお洗濯とか料理とかしているのに、何でやってくれないの?」みたいなことをすごい理詰めで言っちゃうっていうところがある……ねえ。みんな、もう男性陣が目をそらしている(笑)。そういうところがあるんですよ。で、メッセージでも「弘中ちゃんと口喧嘩をしたら絶対に勝てない」みたいなリスナーのみなさんからのコメントもあったりして。(メッセージを読む)「僕は弘中さんと口喧嘩したら絶対に泣きます。それだけは今夜わかりました」という方がいらっしゃったりとかしてですね。ねえ。わかったでしょう、みんな。私はこういう人間なんですということで。それをね女子校の出身のせいにしている。まさにそうでございます。本当にね。本当は自分に原因があるんでしょうね……はい。そんなことはいいんだ。はい(笑)。

<書き起こしおわり>

ジェーン・スー 辛酸なめ子が語る 女子校の噂と現実
TBSラジオ ザ・トップ5に辛酸なめ子さんがゲスト出演された回です。ジェーン・スーさん、小林悠さん、辛酸なめ子さんの女子校育ち3人が、リアルな女子校ライフを語っていました。
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