Awich 高市早苗首相との会談で提言したことを語る

Awich 高市早苗首相との会談で提言したことを語る INSIDE OUT

Awichさんが2026年1月19日放送のblock.fm『INSIDE OUT』に出演。高市早苗首相との「コンテント業界との意見交換会」に出席し、首相に提言したことについて話していました。

(渡辺志保)先日、Awichさん、高市早苗総理とお会いされていて。すごい並び、みたいな。ちょっと聞きたいです。どんな印象だったか、みたいなのを。

(Awich)あれは日本のコンテンツを世界に……みたいな。その売り上げを伸ばすっていう目標を政府が掲げていて。そのために550億の基金が発足される。で、「基金の使い道についての意見交換会が行われるので、来てください」っていうのを言われたんですよ。もちろん、直々にお声がかかったというよりは「アーティストの方々も来てほしい」っていう意向があったらしく。その中でお声をかけていただいて。でもやっぱり、行くのを迷ったんですよ。絶対、いろいろ言われるだろうって思ったから。

(渡辺志保)まあね、そうだよね。

(Awich)リスクしかないっていう。

(渡辺志保)まあ、どうかなっていうのを聞きたかったけど。けどまあ、迷う、悩むっていうのは……。

出席すべきか何日も悩んだ

(Awich)迷いますね。ラッパーとして行くべきか否か、みたいなのを本当に何日も悩んで。でも、「行くとしたら何をしに行くんだろう?」みたいなことを考えた時、やっぱり私が行かなかったらヒップホップアーティストとかストリートカルチャーを代表する人がその場に1人もいないっていうことになる。で、もちろんそれはエンタメの話をする場所で、エンタメの話しかしてないんですけど。そうじゃなかったとしても、沖縄っていう場所、昔から本当に政治的にいろんなご激動の中を生き抜いてきた場所で本当にいろんな意見が……もう沖縄って、ひっぱり合いなんですよ。私たちがちっちゃい頃からそうです。

で、そういう中でやっぱりその一番の問題っていうのは「私たちの声を国のトップが聞いてくれない」っていう被害者意識がめっちゃ根強くあるんですよね。なので、やっぱり自分たちの声、自分の声、沖縄出身のアーティストとしての私が首相と話せるっていう機会があるだけでもそれは貴重な機会。まず、コミュニケーションを取らないと何も始まらないじゃないですか。

だから、そういう機会をもらって、それを拒否するっていうのは違うんじゃないかなと思って。それで話しに行って何かが始まることっていうのもあると思うし。まずはその第一歩として、コミュニケーションを取るっていうことって大事で。それは貴重ないい機会だなと思って出席させていただきました。

(渡辺志保)どうでしたか?

(Awich)話すんですよ。もちろん、お話の内容っていうのはエンタメのことに限ったものだったんですけど。私はそこで提言したいことがあって。やっぱり日本のヒップホップカルチャーとかストリートカルチャー、ファッション。あとダンサーとか、めっちゃ今、日本は世界で強いんですよ。で、そこは日本が国として誇るべきコンテンツだと思っていて。そこを……やっぱり今、「日本の宝だ」って言われているものってアニメとかJ-POPっていう、分かりやすく言うとそこに注目が集まると思うんですけど。「ここのことも忘れないでよ」って。

(渡辺志保)うんうん。ストリートのカルチャーも。

(Awich)「ここも世界レベルなんですよ」っていうことを私が言わないと、誰が言うんだろう? みたいな。で、ももちろんストリートはストリートでやっていかないといけないっていう部分もあるかもしれないんですけど。でも課題が実際、いっぱいあるんですよ。こんなにヒップホップが流行ったとしても、この音楽で食べていけるアーティストって一握りで。

(渡辺志保)本当だね。

(Awich)だし、食べていけるだけじゃなくて、本当に自由な発想を持ちながら制作できるか、とかそういうのを細かく見ていくとやっぱり課題がめちゃくちゃ多い。で、裏方も少なすぎる。プロフェッショナルな裏方がヒップホップには少なすぎる。

(渡辺志保)本当ね。皆さん、いろいろね、流動的でもあったりしますからね。

(Awich)そう。そういうのもやっぱり底上げしていかないといけないんじゃないかなと思うし。ダンサーもそうだし。で、そのストリートファッションとかもやっぱりめちゃくちゃ注目されてるんですよ。どこに行ってもやっぱりリスペクトされてるんですよ。

(渡辺志保)海外に行っても。

(Awich)そうです。もうファッションとかも本当に「ワオ! ジャパニーズファッション、クレイジー!」みたいな。そこもやっぱりストリートから生まれてるんで。そこをなんというか、「それを忘れないでください。それがあることを見落とさないでください」っていうのを提言しに行きました。

(渡辺志保)「はい、わかりました」みたいな感じだった?

(Awich)で、彼女は本当に聞いてる間……そこにはいろんなアーティストの方々もいるし、団体、業界のトップ。アニメ業界、コンサート業界、音楽業界、芸術とか、その業界のトップの方々がいるんですよ。で、1人が1分から2分。これって、ものの30分ぐらいの話なんですけど。めっちゃ早いんですよ。

(渡辺志保)すごい爆速。「次、次、次!」みたいな。そうなんだ。

持ち時間は1人1分程度

(Awich)でも、本当に「この場所で何かが変わるかもしれない。何かが動く、何かが変化する」っていう可能性を持った場所なんですよ。だから皆さんが本当に本気の提言をしに来てるんですよ。1分で。だからもう本当に単刀直入で、わかりやすくて、面白い今の日本のエンタメの現状をバーッて話すんです。めっちゃ勉強になったし。で、総理はずっとメモを取っていて。

(渡辺志保)ああ、メモを取ってらっしゃったんだ。

(Awich)ずっとメモを取っていて。で、最後に出てきた課題とかをグルーピングしてまとめて。「こういう意見がありました、こういう意見がありました。これも今はやってるんですけど、もうちょっとわかりやすくしなきゃいけないですね。これは本当に面白いアイディアでした。ありがとうございました」とか、全部グルーピングして最後にまとめてくれる。で、このストリート、ヒップホップ、ファッションの分野からの提言をしてる人って私しかいなかったんですよ。

(渡辺志保)うんうん。

(Awich)で、最後にそこからこぼれてても、まあ大丈夫。「取り上げてくれなくても、大丈夫。伝えたから」って思っていたんですけど、そういうのもちゃんと拾ってくれて。

(渡辺志保)へー! じゃあ、なんか認識してくださった?

(Awich)そうです。で、「ちゃんとそのストリートやヒップホップカルチャー、ファッションっていうその草の根的、グラスルーツ的な活動もちゃんと目を向けないといけないっていうアイディアをありがとうございます」っていう風に触れてくれたり。うん。印象としてはめっちゃシャープな感じでしたね。早いし、シャープで。で、30分しかないから。「はい、次」っていう感じで、爆速でした。

(渡辺志保)やばい。めっちゃ勉強になりました。

(Awich)本当にめっちゃ勉強になったし。あの場にいれたことがこれからの、なんだろう? 日本のコンテンツ、そして私たちのヒップホップ、ストリートカルチャー、そしてダンサーとかファッションとかも……私も世界に挑戦していく中で、やっぱりみんなと一緒に行きたいんですよ。「これが日本のすごいヒップホップだよ。ファッションだよ。ダンスだよ。これがカルチャーなんですよ!」って言って、みんなで行きたい。だから、そういう部分でも、そういう機会ができるようになったらいいなと思っていて。それで今、抱えている課題みたいなのをちょっとでも解決できたらいいなと思ってお伺いしました。

(渡辺志保)ありがとうございます。貴重なレポートでした。そうだったんですね。まあまあ、いろんなこと言われるよなっていうのは、まあね……。

(Awich)まあ、それも承知の上で行ったし。そういうのも受けないといけないレベルに来てるっていう。

(渡辺志保)そういうことかもですね。本当に。そうか。

(Awich)でも、何かが変わることを私は信じてるっていうか。もちろん自分でも変えていくこと、できる限りのことをやることはこれからも続けようと思っていう。

(渡辺志保)ありがとうございます。

令和7年12月22日 コンテンツ業界との意見交換会 | 総理の一日 | 首相官邸ホームページ
高市総理は、総理大臣官邸でコンテンツ業界との意見交換会を行いました。

批判を受けることは想定して悩みながらも「国のトップが自分たちの意見を聞いてくれない」という意識が根強い沖縄にルーツを持つAwichさんは「自分の意見を直接伝えられる機会だ」と考えて意見交換会に出席されたんですね。これはとても勇気のある行動だと思いました。

block.fm『INSIDE OUT』2026年1月19日放送回

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