宇多丸 北野武『アウトレイジ最終章』対談を語る

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宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の中で北野武監督に『アウトレイジ最終章』について単独インタビューした際の模様について話していました。



(宇多丸)はい。ということでね、みなさんすでに発表はされているんでご存知の方も多いんじゃないかと思うんですが。私、今週大変にデカいヤマを踏んでまいりました。もちろんこの番組のために。『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』!

(中略)

今週私、大きなヤマを踏んでまいりました。もうすでに発表になっているんで、ご存知の方も多いとは思うんですが。今週水曜日に、あの、みなさんご存知というか、もうどう紹介していいのかも困るぐらいのビートたけしさん。そしてもちろん映画監督・北野武さん。みなさんご存知、もうなんて言っていいのかわからなくなるぐらい……いま、冷静に考えたら「どうしよう?」って口ごもりだしてしまいましたけど。あのたけしさんに私、インタビューしてまいりました。

なんでか?って言いますと、来週土曜日。10月7日に『アウトレイジ最終章』が公開されるわけです。で、たけしさんにインタビューってなかなか、素の段階ではできないですけども、この『アウトレイジ最終章』でいろいろと稼働されてるこのタイミングだからこそ。なかなかこういう機会はないんで。私は基本的にはそんな、緊張する人のインタビューなんかやりたくないんです。そんなのはやりたくはないんだけど、『悪の法則』のごとくもう勝手にどんどん動き出していって。勝手に死のお膳立てが整っていて、もういつの間にかやることになっていたみたいなね。まあでも、もちろん私も非常に光栄でございまして。

かねてから、『アウトレイジ』も『アウトレイジ ビヨンド』もこの番組で映画評をやっておりますし、僕なりのたけしさん論とかも……まあ、そこまでは時間がたった40分ぐらいしかなかったんで。まあ僕なりの『アウトレイジ』論というのもあったんで、それをご本人にぶつけるいい機会かなと思いまして、いろいろとお話をうかがってまいりました。当然、緊張したわけです。それはね。来週、その様子をオンエアーしますけども。まあ、先に言っておきます。出だしの方は緊張しすぎていて、質問を噛みまくっています(笑)。噛みまくっているし、自分でも「俺、なに言ってるんだろうな?」みたいに自分でも思っていたんですけど。私、想像がつきます。それでみなさんの反応がね、「はい、出た。宇多丸、ヘタレ」「士郎くん、ヘタレ出ちゃった」みたいなのがタイムラインに並ぶのが私は想像ができます。

ただ、私は言いたい! とにかく、殿とサシで。しかも、その前に『たまむすび』で安東弘樹さんと玉袋筋太郎さんが(インタビューで)いて。でも、玉さんはそれは弟子なんですから。たけし軍団なんですから、キャッキャキャッキャやっていますよ。中から笑い声が、「なんだい!」って聞こえるわけです。おなじみな感じがね。で、「次のインタビュアー、紹介します。宇多ちゃん!(ガチャッ)」って入ってきて。その時の「ロボコップのようだった」と言われる……(笑)。「ガシャッ、キー、ガシャッ、キー」って感じで(笑)。「宇多丸でございます」って挨拶をして。で、玉さんたちが(部屋から)退出しますよね。

取調室風の部屋で緊張のインタビュー

で、机があってさ、そこに電気があって。でも、その机が小さい机なんですよね。普通のスチール机っていうか。まあ、わかりやすく言うと取調室みたいな感じなんですよ。殿、たけしさんと挟んで俺が取調室の距離で、取調室の明かりの下……周りにもちろんスタッフはいますけど、基本的には本当に一対一の話で。これね、あなた方、緊張しない人、いるんですかっつーの! そういうことなんですよ。で、それが終わった後に安東さんとか玉さん、残っていただいていて。「緊張したよー」っつって。で、安東さんも言っていましたけど、「玉さんですら、緊張していました」と。玉さんでさえ、部屋に入る前にやたらと膝をこうやってさすっていると(笑)。そんぐらい緊張していたと。

だから玉さんが緊張するんだから、これは私が緊張するのは当たり前でございまして。なおかつ、まあ聞いていただければわかると思うんですけど、たけしさんは非常に、予想以上に。思った以上に割と真正面から考えて、すごく作家モードでというか。僕の質問に対して茶化すでもなく、はぐらかすでもなく。本当に僕の言ったことを聞いて、「うんうん」って考えて、ちゃんと……すごくね、真面目なインタビューになっています。本当に。僕が用意していった質問は一通り消化できるぐらい全部できたんで充実した内容になっていれば本当にいいなとは思うんですけどね。後半はだんだん僕もリラックスしてきて、いろいろと話はしていると思いますので。そのあたりもね、ドキュメンタリーとして楽しんでいただけるのではないでしょうか。

ということで、インタビューの模様は『アウトレイジ最終章』公開日の来週7日(土)に合わせて、『タマフル』にて放送いたします。で、もうこれはムービーガチャとかでガチャガチャやるのもまだるっこしい。で、「最終章、当たらない!」ってまたやって、俺が何万も……俺、先週2万払って、いま一銭も使いたくない気持ちなんですね。先週、放送が終わった後に「俺はもう一銭も使いたくないから、上のコンビニで酒を買ってこい」とか(笑)。「上のコンビニで食べ物を買ってこい」とか。終いには一緒にね、買いに行って。「ちょっとでも元を取りたいから、ちょっと立ち読みをしてくる!」っつってやおら雑誌を立ち読みし始めるとかね(笑)。いろいろとそういうさもしい根性に私、なっておりまして。もうまだるっこしいことは嫌なので、たけしさんのインタビューは11時台の後半から30分、たっぷりとお届けする。全体で40分録ったんですけど、先に言っておきます。放送できない部分が10分ほどございまして(笑)。

ちなみに、『たまむすび』の方はフリーでやった結果、ほとんど使えないんじゃないか? ぐらいのおもしろ話になっちゃったみたいなんですけど。なので30分きっちり後半やりますので、その前の30分ぐらいを使って、そこで軽いウォッチメンというか。「『アウトレイジ最終章』、僕はこう見ましたよ」というウォッチメンを先にやり、そういう風な考え方をしている男が実際に作り手に質問をぶつけてみましたというような、この二部構成で行こうと思っておりますので。来週はなかなかドスンとしている。もちろんムービーウォッチメンはムービーウォッチメンで他にやってということですからね。

私、来週からツアーが始まるんですけど……(笑)。なんなんですかね、これね。でもね、辛い時は思い出しています。「星野源よりは、暇」っていう(笑)。「いまの星野くんよりは暇」って言い聞かせながらやっていますけどね。ということで、来週7日、『アウトレイジ』大特集という感じになりますので、そちらを楽しみにしてください。

<書き起こしおわり>
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