RHYMESTER JASRACの音楽教室への著作権利用料徴収を語る

RHYMESTER JASRACの音楽教室への著作権利用料徴収を語る バラいろダンディ

RHYMESTERの3人がMXテレビ『バラいろダンディ』にゲスト出演。JASRACが音楽教室から著作権利用料を徴収するニュースについて話していました。

(阿部哲子)続いて、第8位はこちらです。

(蝶野正洋)第8位、読売新聞夕刊。「音楽教室から著作権料をめぐりJASRAC側は闘争姿勢」。

(阿部哲子)音楽教室での演奏を著作権料徴収の対象とするJASRACの方針をめぐり、ヤマハ音楽振興会など音楽教室を運営するおよそ250の事業所・団体がJASRACには徴収する権利がないことの確認を求める訴訟の第一回口頭弁論が今日、東京地裁で始まりました。著作権法は「公衆に直接聞かせる目的で楽曲を演奏する演奏権を作曲家や作詞家が持つ」と定めており、JASRACはこの規定を元に料金を求めています。一方音楽教室側は「音楽教室は生徒と教師が継続的に練習する場で、特定の少人数を相手にしているため『公衆』には該当しない」と主張し、演奏目的も「演奏技術を学ばせるため」としています。この件に関するネット上の意見です。否定派は「JASRACのやっていることって誰のため?」「音楽に触れる機会を減らしてJASRACは自分の首を絞めている」。肯定派としては「小中学校とかじゃなく、営利目的なら徴収するべき」「誰かの作品の二次利用で利益を得ているなら、その一部は著作権者に還元すべき」とあります。

(蝶野正洋)Dさん、これはどうですか? このJASRACの……。

(Mummy-D)JASRACっていうのは大抵、アーティストは全然好きじゃなくて。

(室井佑月)ああっ、すごい尖ったことを言う! 抱かれたい!

(一同)(笑)

(Mummy-D)なんか、「アーティストのことを考えてくれている」というよりは、自分たちのためとかなんじゃないの? 音楽のことを本当に……音楽を盛り上げていくことを考えてやってくれているの? どうなの?っていう感じがすごくするんだよね。

(蝶野正洋)ミュージシャン側が「守ってもらっている」とかそういう意識じゃないんですね。

(宇多丸)だってね、「俺らがね、音楽教室でいっぱい弾いているらしいから、金とれや!」っていう意見、絶対ないと思いますよ。

(Mummy-D)絶対ない。アーティスト側は絶対にない!

(宇多丸)だって、音楽人口を再生産する場なんだから、ありえないですよね。

(阿部哲子)JINさん、どうですか?

(DJ JIN)いや、本当にそうで。たとえば音楽が広まる、そういう妨げになることをすることでJASRAC的にも逆に、結局自分にマイナスが返ってくると思うから。あとは、柔軟性ですよね。これは本当に真面目な話、ちょっとそういうところとかも必要なんじゃないのかなと。

(宇多丸)生徒たちが「不特定多数」か?ってさ、違うと思うしさ。

(室井佑月)うんうん。

(玉袋筋太郎)結婚式場の音楽とかも。

(宇多丸)そう! らしいよ。

(玉袋筋太郎)らしいんだよ。

(阿部哲子)そう。規定の対象になると言われています。

(阿部哲子)本当? そしたら音楽、楽しくない。

(宇多丸)っていうか、俺らもヒップホップはそういうグレーゾーンにいるところだから。

(玉袋筋太郎)宇多ちゃん、ほら。JASRAC近えんだから。家から。

(宇多丸)そういうこと言わないでよ!

(一同)(笑)

(玉袋筋太郎)やっつけよう! 討ち入り、行け!

(宇多丸)たしかにさ、CDによる著作権のそういう売上がさがって、取りどころを新たにさらに開拓しようとしているのかな?って思うと、あの立派な古賀政男記念館をもうちょっと整理するとかさ。ねえ。

立派な古賀政男記念館

(玉袋筋太郎)たしかに、立派だよな。宇多ちゃん家の近所の……。

(宇多丸)やめなさい! なんで急にそれをやるんだよ!

(一同)(笑)

(蝶野正洋)近くなんですね(笑)。

<書き起こしおわり>

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