吉田豪と河北麻友子 芸能界モテ男列伝を語る

吉田豪と河北麻友子 芸能界モテ男列伝を語る J-WAVE

吉田豪さんがJ-WAVE『AVALON』にゲスト出演。河北麻友子さん、8.6秒バズーカさんらと芸能界のモテ男伝説について話していました。

(河北麻友子)さて、さっそく吉田さん、NEW GENERATIONに教えてあげたい芸能界のモテ伝説を。

(吉田豪)教えていいのかな?

(河北麻友子)はい。いろいろありますよね。聞きたいです!

(はまやねん)僕のモテ自慢より興味ありますよ。

(河北麻友子)うん、間違いない(笑)。

(はまやねん)「間違いない」(笑)。

完全にどうかしていた昭和芸能界

(吉田豪)昔は完全にどうかしていたんですよ。たぶんモテることがキャラになるのって、いまはあんまり無いと思うんですよ。石田純一さんぐらいが最後で。

(河北麻友子)たしかに、たしかに。

(吉田豪)モテがプラスにならなくなっていると思うんですけど。昔はヤリまくることが売りになっていたんですよ。

(河北麻友子)言い方ね。言い方、気をつけてください(笑)。

(吉田豪)まあ「千人斬り」みたいな言い方をよくしていたんですけど、それを映画会社とかがセットになって売り出しのために使っていたような時代だったんですよ。「この人はそれぐらいモテるんですよ」みたいな。

(河北麻友子)へー! でも、そうですよね。「芸の肥やし」みたいに言いますもんね。

(吉田豪)だからそんな感じで僕もいろんな人から直接聞いたりとかしているので、そういうのを紹介して行きましょうか。

(ホビー)直接聞いているっていうのがいいですよね。こういう話って噂程度でしか耳にしないですから。インタビューの方の生の意見っていうのが。

(河北麻友子)ねえ。聞きたいです。ぜひお願いします。

(吉田豪)じゃあ、モテ伝説1人目ですけども。僕、5年前にインタビューしたベテラン俳優の宍戸錠さんという方がいるんですよ。超かっこいいんですけども。

(河北麻友子)はいはい。かっこいいですよね。

経験人数世界第3位 宍戸錠

(吉田豪)5年前に取材した時点で、まあヤッた人数の自慢から始まりましたからね。「俺は世界3位だ」っていう話をしていて。俳優の中で。謎なんですけどね。宍戸錠さん曰くなんですけど、「世界1位、ウォーレン・ベイティが1万2775人で……」。

(河北麻友子)ええーっ? おかしくない?(笑)。

(吉田豪)わかんないですよ。「……世界2位がチャーリー・シーンの5000人で、世界3位が俺で1331人だ」って言っていて、多かったんですけども。それから5年たっていま、1336人に増えていたんですよ(笑)。

(河北麻友子)ええっ? それ、いいんですか?

(吉田豪)まだカウントがちょっとアップっていう(笑)。

(ホビー)生々しいですね(笑)。

(河北麻友子)すごいね(笑)。でも、かっこいいもん。なんか歳関係なく、男から見てもかっこよくないですか?

(吉田豪)かっこいいです。78の時点で、取材がもうお酒を飲んでいるんですよ。ポケット瓶で飲み始めて。で、いまだにとにかく若い子と知り合いたくてディスコに行っているとか、ナンパしているとか。

(ホビー)止まんないんでしょうね。

(吉田豪)全然止まらないんですよ。

(河北麻友子)すごい! 元気ですね。

(ホビー)クラブ行ってね、宍戸錠さんにナンパされたら、女の子もどうしたらいいかわかんないでしょうね?

(吉田豪)若い子にどれだけ伝わるか?っていう話ですよ。その悔しいをずっと言っていたんですよ。「どうしても同世代ばっかり。それぐらいしか行けなくて。下に行きたいんだよ」っていうね。NEW GENERATIONに届きたかったっていうね。

(ホビー)ダンディな方ですから。知らない人でも、きっとね。

(吉田豪)で、インタビューの後半。ずーっとそういう話をし続けた後に僕の目を見ながら、「おい、俺と寝たくなってきただろ?」って……(笑)。

(一同)(笑)

(河北麻友子)すごい! 男性にまで(笑)。

(吉田豪)「なんだ、それ?」っていう(笑)。「まだ実は、男とはヤッてないんですけど、興味がある」っていう話で。

(河北麻友子)女性に飽きたぐらい、もういろいろと経験しているんでしょうね。うん。

(ホビー)「抱かれたくなってきただろう?」っていいですね(笑)。

(河北麻友子)すごい。言われたいね(笑)。

(吉田豪)そんな気、しますよ。ホテルの一室でずっとそういって話されたら。「いいかも?」っていう気になりますね(笑)。

(河北麻友子)はい。続いてお願いしていいですか?

(吉田豪)ちょっと僕、タレント本のコレクターでもあって。意外な人がモテキャラだったりするというのがあって。それをひとつ。コント赤信号の渡辺正行さん。リーダー。リーダーは実は昔、モテキャラだったんですよ。

(河北麻友子)へー! モテキャラな感じ、しない。

意外なモテキャラ 渡辺正行

(吉田豪)まあ、大物のタレントさんと付き合ったりとかしていたのが、それが関係していたとは思うんですけど、なぜかそういう本を何冊も出していて。『男を奮い立たせるいい女講座』みたいな本を出していたりとか。

(ホビー)ええっ? リーダーってそういう感じだったんですか?

(吉田豪)もう、キメキメですよ。「俺がモテ方を教えてやる」みたいなタイプだったんですけど、ちょっと最悪な本が1冊ありまして。これ、たぶんFMでは読めないんですけど。まあ、ひどいんですよ……。

(河北麻友子)なに、これ?

(ホビー)いま実際に本を見せてもらっているんですけど……。

(河北麻友子)ちょっとすごいですよね……。

(吉田豪)ちょっと、ねえ。考えられないような本を普通に出していたという。女体の神秘について書いていた……。

(河北麻友子)ちょっと、ショック。

(ホビー)イメージ、ないですよ。

(河北麻友子)うん。優しい感じのイメージだから。

(ホビー)ラ・ママのネタ見せで会う感じと全然違うんですけど。

(吉田豪)昔はこっちだったんですよ。

(河北麻友子)へー! 意外。

(吉田豪)意外な人が……実は僕、タレント本のコレクターなので。意外な人が……ちょっとサラッと言いますけども、NEW GENERATIONに全く届かないベテランの演歌歌手で村田英雄さんという方がいたんですけど。大ベテラン。昔は、どういうことかというと亡くなる直前に出す本というのが「いまだから話す女性交友談義」みたいな感じで(笑)。

(河北麻友子)へー!

(吉田豪)昔、どういう人と交際してきたとか、初体験がいくつだとか、全部自分で暴露して。

(河北麻友子)それ、暴露されて残された方、困りますけどね。

(吉田豪)まあでも、だいたい亡くなっているだろうみたいな感じで(笑)。で、いい話が女性問題でなぜ週刊誌沙汰にならなかったのかというのを書いていて。知りたいじゃないですか。

(はまやねん)えっ、読みます。

(吉田豪)「隠すから週刊誌沙汰になる」っていう、この人はそういうルールで。全員紹介したらしいんですよ。「いい女だからマスコミにも紹介してあげたい」って記者を連れて行って。「そこまで会わせたら逆に報道できなくなるんだよね」って書いているんですけど(笑)。まあ、時代が違いますけどね。

(河北麻友子)いまは絶対通用しない(笑)。

(吉田豪)昔はそういう感じだったっていうね。

(ホビー)時代ですよね。

(河北麻友子)時代ですね。

(ホビー)それこそいまなんかSNSがあるから、隠したってバレちゃいますし。こんな本が出ちゃう時代っていうのがすごいですよね。

(吉田豪)なんか意外な人が。本当に僕がこういうタレント本を好きになったきっかけっていうのは、「なんでこの人がこんな女自慢をしているんだろう?」みたいな本が多いんですよ。たとえばガッツ石松さん。

(河北麻友子)えっ?

(吉田豪)『男・石松のガッツエンターテイメント』っていう本があるんですけど。

(河北麻友子)そういう感じじゃない。

(吉田豪)あるんですよ。第5章「英雄色を好む」って、丸々そういう話だけで終わっています。

(河北麻友子)へー!

(吉田豪)丸々です。初体験は小学校5年の時(笑)。

(ホビー)ええーっ、ガッツさん!

(河北麻友子)全然興味ないんだけどー。

(吉田豪)興味ないですよね(笑)。NEW GENERATION、絶対に興味ないはずなんですよ(笑)。

(河北麻友子)全然興味ない。ガッツさんの、全然いいわー。

(ホビー)なんか「OK牧場」とかもちょっとエロく聞こえてきちゃう……。

(吉田豪)ただ、ちょっとアレだなと思うのが、「日本全国のソープを制覇」とか、だんだん話が……(笑)。

(河北麻友子)なんの話ですか?

(吉田豪)モテ自慢じゃないだろ!っていう感じで。

(河北麻友子)それはモテてるのとまた違いますよね?

(吉田豪)最終的には「世界の女 味比べ」っていう、いま国際問題になりそうなタイトルが(笑)。

(河北麻友子)たしかに。昔だからこそ出せたという。

(吉田豪)で、読んでみたら謎が解けるんですよ。さっきの日本全国のソープを制覇みたいな。海外でも、恋愛ではないです。

(河北麻友子)ああ、なるほど。いろいろとそういうお店に行くという?

(吉田豪)当時、異常なんですよ。本当にいろんな人が平気でそういうことを本にしていたんですよ。

(ホビー)昔の人ってスケベな人が多かったんですかね?

(吉田豪)スケベをオープンにしていたんですね。

(河北麻友子)だからみんなスケベだけど、それを言うか言わないかですよね。

(吉田豪)言っても問題にならない時代だったというか。これなんていま、ちゃんとした政治評論家としてやっている竹村健一さんという方がいらっしゃるんですけど。あの人が『世界の女は俺の手に』っていう本を出していて。これも気になるから読んだら、同じパターンですよ。全部あの、売買です(笑)。

(河北麻友子)なるほど(笑)。

(ホビー)全部内容はだいたい同じなんですね。

(吉田豪)怒られますよ。いまそんな本を出したら。政治評論家が。

(河北麻友子)たしかに。間違いない。

(ホビー)偉そうにいま政治を評論している人なんですから。『日本男児海を行く』じゃないですよ! サブタイトル(笑)。

(吉田豪)全く読めないですけど、こんな本を出していますからね。

(ホビー)ええっ?……もう読めないですね。これはね。みなさん黙読するしかない。メインタイトル、サブタイトル、両方読めないですよ。

(吉田豪)昭和は異常でした。

(河北麻友子)(笑)

(ホビー)昔の芸能界ってやっぱりすごいんですね。

(河北麻友子)ねえ。面白いですね。

(ホビー)いかがでした? みなさん、ここまで聞いて。

(河北麻友子)いやー、すごくない?

(はまやねん)いまが厳しすぎますよね。そう考えると。

(河北麻友子)まあ、たしかにね。

(吉田豪)みんなそう言いますよね。やっぱりベテラン俳優さんが亡くなられる直前とか、よくインタビューするんですけど。やっぱりみなさんそういうことを言っていますよ。「かわいそうだ」っていう風に。

(河北麻友子)たしかにね。

(ホビー)もうちょいユルくてもいいのになとは思いますよね。みなさん。

(河北麻友子)どうなんでしょうね。

(はまやねん)まあ、僕は結婚したんで遊びたいとは思わないですけど。

(吉田豪)(笑)

(ホビー)いちばん強い守りに入りましたよ。

(河北麻友子)ズルいね。いま全部持っていきましたよ。

(田中シングル)いちばん胡散臭い言葉や(笑)。

(ホビー)いやー、すごいですよ。芸能界モテ伝説。実は吉田さんのこの芸能界モテ伝説、これまだまだ言い足りない伝説があるということなので。この後も延長線おかわりタイムに突入でございます!

(河北麻友子)いいですねー。じゃあ8.6秒バズーカさんはありがとうございました(笑)。

(はまやねん)聞きたいんで。出たとしても、そこにいますよ(笑)。

(河北麻友子)わかりました。じゃあ、いてもいいですよ(笑)。

(はまやねん)ありがとうございます!

(中略)

(ホビー)今夜のテーマは「聞いてください、私のモテ自慢」ということで8.6秒バズーカのはまやねんさんと田中シングルさん、そしてプロインタビュアーの吉田豪さんにお越しいただいております。ここからは吉田豪さんプレゼンツ、芸能界豪快モテ伝説おかわりタイム突入です!

(河北麻友子)イエーイ! さあ、それでは最近の芸能界で吉田さんが知っているモテ伝説を知りたいんですけど。名前を全然言っていただいてもいいですし。イニシャルでもいいです(笑)。

(ホビー)言えるんですかね?

(吉田豪)言うと問題になりますよ(笑)。

(河北麻友子)あの、全然イニシャルでもいいんですけど、教えていただきたいです。

最近の若手俳優モテ伝説

(吉田豪)イニシャルでもいいなら……じゃあ最近の俳優さんでFさんという方が相当モテてらっしゃると。ちょっと有名なんですよ。15、6才でもう100人斬りいったみたいな。

(河北麻友子)ええっ? 15、6才で?

(吉田豪)最近の人なんですけど。だから、「現代の松方弘樹」ぐらいに言われている人で。松方弘樹さんは千人斬りで有名なんですけども。(その人も)1000行った説があるぐらいの人です。で、それぐらい行った結果、「美人に飽きた」っていう説があって。あまりかわいくない方と男に行ったっていう……。

(河北麻友子)ええっ?

(はまやねん)わおっ! 男、行きました?

(吉田豪)「ごちそう食べ飽きた」っていう(笑)。

(河北麻友子)だからイケメンは結局そうなんですよ。宍戸さんにしてもそうじゃないですか。やっぱりいろいろと、全部見てきて、行くところまで行って。

(はまやねん)「白米が逆に超美味い」みたいなことなんですかね?(笑)。

(吉田豪)おかずなしでも、いいコメがっていう(笑)。

(河北麻友子)すっごいですね!

(ホビー)現代にもいるんですね。だからそういう人が。

(吉田豪)ただ、そういうことをキャッチ・フレーズとかには使わなくなったっていうことですね。

(河北麻友子)なるほどね。

(はまやねん)全く押し出してはいないですよね。

(河北麻友子)でも、私たちが知らないところでは変わっていないということですね(笑)。それを前面的には出さないけど。まあ、華やかな世界ですからね。

(はまやねん)夢、ありますわ。売れてー!

(河北麻友子)いや、売れたところで……でしょう?(笑)。

(はまやねん)俺、白ごはんの味、再確認したいわ(笑)。

(河北麻友子)再確認できませーん(笑)。いやー、すごすぎますねー。

(吉田豪)芸人さんとかもまあね、いっぱいありますからね。

(はまやねん)ええっ? 芸人はいちばんないでしょう?

(吉田豪)ありますよー。

(はまやねん)いちばんクリーンな。人を笑わせたいという。

(河北麻友子)よく言うわ!

(吉田豪)これは全く名前を……イニシャルも出せないですけど、超大物のいい話があって。結婚をされた後、奥さんが掃除をされているとノートが出てきて。見たら、それまでのいろいろあった女性の名前と……みたいなものが全部リストアップされていて。

(河北麻友子)えっ……その人、嫌じゃない? えっ?

(吉田豪)かつて、ジェームス三木さんがやっていたのと同じようなことを現代でもやっている人がいたという。そしてそれが奥さんにバレた。

(河北麻友子)っていうかさ、それなんで書くの? なんの意味なの、その本は?

(ホビー)だからいつか、こういう自叙伝みたいなのを……。

(河北麻友子)出したいの?

(はまやねん)名前出すんですか、そこで?(笑)。

(河北麻友子)また再確認するのかな?

(ホビー)やっぱり経験した自分のことを書き留めておいて、後世に残したいっていうのがあるのかもしれないですね。

(河北麻友子)いや、それは嫌だな。

(はまやねん)って言いながら、「芸人さん」って言われたら、先輩やしな。

(吉田豪)超大物ですよ(笑)。

(河北麻友子)たしかに。超大物なんだ。

(はまやねん)あんなしゃべらんとこう……。

(ホビー)いつかどこかでお会いした時に。

(河北麻友子)嫌だ、嫌だ。そんな人、絶対に嫌だ。

(吉田豪)嫌ですよね。そりゃあ。

(河北麻友子)そりゃあちょっと心に……か、ちょっと番号とかでいいんじゃない?

(吉田豪)名前を書くんじゃなくてね。

(河北麻友子)リストみたいな感じで毎回更新するたびに、「100」から「101」みたいな感じで、番号。数字だけだったらまだいいんじゃないですか?

(ホビー)名前っていうのは奥さん、びっくりしたでしょうね。

(河北麻友子)嫌だ、嫌だ。その人の名前、絶対に夢に出てきちゃいそう。

(はまやねん)有名人とかいたらね。

(吉田豪)CM中にこっそりと名前を教えて差し上げます。

(河北麻友子)やったー(笑)。

(ホビー)ありがとうございます! 楽しいですね。でも楽しい時間が終わってしまうということで。最後にみなさん、告知などがあれば……。

<書き起こしおわり>

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