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光嶋崇とDJ YANATAKE『さんぴんCAMP』を語る

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『さんぴんCAMP』の監督を務めた光嶋崇さんがblock.fm『INSIDE OUT』にゲスト出演。DJ YANATAKEさんとともに『さんぴんCAMP』について話していました。

@blockfm 様の #inside_out にMOUSOU PAGERでお邪魔させていただきマスター!??

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(DJ YANATAKE)そうか。まだそういうあれでもなかったと。でも、そんなことを経て、『さんぴんCAMP』の監督になるっていうのはどういう経緯で?

(光嶋崇)あのね、スペースシャワーTVにいた時にADっていう結構キツい仕事……いわゆるアシスタントディレクターのわかりやすいイメージがあるけど、あれだったんですよ。本当に。結構しんどい。「集合:朝10時、終了:36時」って書いてあるの。

(DJ YANATAKE)えっ、36時って何時?(笑)。

(光嶋崇)36時っていう数字を僕、はじめて見て。「これは、ちょっとやっていけないな」と思って。ADはやっていけないと思ったから、ディレクターの真似をして企画書を書いたんです。っていうか、書ける企画書はヒップホップの企画書しか書けないですから、そうやって書いていたらECDの番組を撮れることになったんですよ。

(DJ YANATAKE)ああ、そうなんだ。

(光嶋崇)ECDが『チェック・ユア・マイク・コンテスト』っていうのをやるというので。それを僕がディレクションしてコンテストのパッケージの番組にするっていう企画書を書いたら、周りの人はヒップホップのことをよくわからないから、「じゃあやってみな」ってことになってディレクターになれるんですよ。

(DJ YANATAKE)おおーっ!

(光嶋崇)それでね、取材をしていたらね、キミドリが応募してきてさ。その封筒を石田さんが開けて、一緒に聞くシーンをリアルで撮れたり。

(DJ YANATAKE)「石田さん」っていうのはECDのことね。

(光嶋崇)ECD。そんなんで、ECDに一応、「あいつはテレビ撮れる」とか「音楽わかっている」ぐらいの売りはあったんだと思う。それで、ECDがエイベックスさんで『さんぴんCAMP』っていうものを作るらしいっていう時に声をかけていただいたという感じですかね。

(DJ YANATAKE)なるほどね。実際にでも、どうですか? ああいう長編っていうかね。当時、まあ雨も降ったしね。

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ECDに「撮れる人」と認識されていた

(光嶋崇)いろいろね、最初にやっぱり(『さんぴんCAMP』の)サントラがありきで。後に映画をちゃんとやりたいみたいな。それでドキュメンタリーなのかライブなのか、結構企画も揺れていたと思うんですけど。もうとにかく「『鬼だまり』(※イベント名)があるから撮りに来てくれ」とかさ、「『亜熱帯雨林』(※イベント名)にちょっと来てよ」とかさ、毎晩毎晩クラブにカメラを持っていって。95年にね、行かされていたんですよ。「行かされていた」っていうぐらい、結構しんどかったんですよ。

(DJ YANATAKE)うんうん。

(光嶋崇)でも、ハプニング待ちをしているとさ、ずっと回しているとやっぱり何かが起こるわけですよ。

(DJ YANATAKE)うわー、そうか(笑)。

(光嶋崇)そういうのをどんどん撮りためていって、徐々に形が見えてきて、大人たちが上手く仕切ってくれてあんな風になって。僕はまだその時、26才ですから。テンパりまくった。

(DJ YANATAKE)へー。まあちょっとね、『さんぴん』についてはいろいろと聞いていたりもしたいんですけど。1個ぐらい、リスナーの方の質問、いいですか?

(光嶋崇)全然。全然。

(DJ YANATAKE)(ツイートを読む)「冒頭はなんで花火大会だったんですか?」と。

(光嶋崇)いい質問ですね。これ、本当に撮りたかったものっていうのは、僕は時代を表す音楽を……要するに、僕自身は時代を撮りたかったんですね。みんなは音楽を撮りたインだけど。それで、冒頭のシーンもあれ、僕はずっとハプニング待ちをしているんですよ(笑)。

(DJ YANATAKE)「ハプニング待ち」?(笑)。

(光嶋崇)だってさ、ドキュメンタリーってやらせじゃないからさ。ずーっとハプニング待ちをしているの。(カメラを)回して。で、当時使っているカメラとかもショボかったりね。僕は8ミリフィルムで撮っているから、3分しか回せないとかいろんなのがあったんですよ。でもまあ、そういった時代の空気をまず、見て。「ああ、こんな感じの時代にあんな感じの音楽なんだ」という。あの花火のシーンの後に消防車とかが。なんか異臭騒ぎみたいな。あれ、オウム事件の直後ぐらいなんですよ。

(DJ YANATAKE)ああ、そうですか。

(光嶋崇)だからそういう時代をきっちり盛り込んだシーンの上に、あのヒップホップが出てきているということを……。

(DJ YANATAKE)イントロで説明したと。

(光嶋崇)したかったんだけど、当時はそれは目の前のことだから別に普通じゃん? いまになって見てみると、「ああ、そんな感じの資料なんだ」という風には……やっと自分でも納得がいくシーンというか。なかなか、当時はあれは勇気のいるカットでした。

(DJ YANATAKE)まあでもそうか。へー、すごいな。で、内容についてもいろいろと触れていきたいんですが……あんまりトークショーがあるからね。みんな、トークショーがあるから、興味持った人はですね、ぜひトークショーに足を運んでいただきたいんですけども。ちょっとやつらも呼び込んじゃおうかな? じゃあ、お二人どうぞ。今日はですね、飛び入りゲスト。妄想ペイジャーのお二人がスタジオに遊びに来てくれました。まず、妄想ペイジャー、Threepee BoysのSir Y.O.K.O.くんです。

(Sir Y.O.K.O.)イエーッ、妄想ペイジャー! 次は……。

(DJ YANATAKE)妄想ペイジャーのshowgunnさんです。

(showgunn)妄想ペイジャーでラップを担当しているshowgunnと言います。

(Sir Y.O.K.O.)KING OF Twitter 。

(DJ YANATAKE)KING OF Twitter(笑)。

(showgunn)Twitterでみなさんのお世話になっています。

(DJ YANATAKE)あなたたちが今日来た理由というのを説明してもらってもいいですか?

(showgunn)僕らが来た理由はトークショーですね。光嶋さんをゲストにお呼びして、妄想ペイジャーが司会をやるんですけども。恵比寿のLIQUIDROOMの上のKATAで、今年の『さんぴんCAMP』21周年の日。7月7日(金)18:30スタート、23:00までということで。光嶋さんをゲストにお呼びしてトークショーをやります。他のゲストの方も紹介させていただきますと、光嶋さんがトークショーゲスト。あと荏開津広さん。MC JOEさん。サイプレス上野さん。マイク大将さん。で、サイプレス上野さんとマイク大将の七夕野郎のライブもございますので。

(DJ YANATAKE)(笑)

(showgunn)七夕なだけに。

(DJ YANATAKE)なるほどね。そういうことか。

(showgunn)あと、我々妄想ペイジャー。もう1人、今日は来ていないんですけど、Kuma the SureshotというDJがいますんで。

(Sir Y.O.K.O.)要するに、トークショー&パーティーという形でやります。恵比寿KATA。LIQUIDROOMの2階でやらせていただきますので、ぜひぜひ。そちらもチェックしてください。

『さんぴんCAMP』トークショウ@恵比寿KATA


(DJ YANATAKE)で、冒頭にも言ったんですけどね、要するに『さんぴんCAMP』のトークイベントというのをこれからちょっといろいろ企画していこうということですか?

(光嶋崇)そう。ええと、まあ面白いというか。実は僕、『さんぴんCAMP』の仕事がハードすぎて、ちょっとヒップホップから離れたんですよ。納品した後に(笑)。さすがに、まあ見たことある人はわかると思いますけど、あのメンツじゃないですか。あのメンツを相手にするのはしんどいんですよ。

(DJ YANATAKE)僕も嫌ですね(笑)。

(光嶋崇)嫌じゃないんだけど、すげーいい人たちなんだけど……その全員の筋を通すのはすごくギリギリのところを突いていかないと。

(DJ YANATAKE)また当時のみんなギラギラしているあの感じに、「俺はあれ、嫌だ」「これが嫌だ」とか絶対にあったでしょう?

(光嶋崇)まあ、あります。あります。でも、全員が正しいことを言うし、間違ったことはないんだけど……なんて言うの? 「それ、3つ合わさると無理じゃん?」みたいな話ばっかりじゃないですか。それで、向かい合ってこなかったんですよ。自分で発表をしておきながら。で、久しぶりに大人になって見返してみると、「ああ、かっこいい!」と思えるようになって。20年も経ってね。20周年の『さんぴんCAMP』の時に……19年目ぐらいにお話もいただいたんですよ。

(DJ YANATAKE)おおー。

(光嶋崇)その時に、「ちょっと興味ないです」って断ったんだけど。「上手く若い人たちでやられたらどうですか?」って思ってそのように答えたんだけど、21年目になって「俺、やりたい」って思えた。実際に見て「かっこいい」と思えて。で、そういうのをボヤッと思ったから、「もうこれ、人に言っちゃえ!」って思ってTwitterかなんかで「こういうのを企画しています」って言ったら、もうSir Y.O.K.O.が即メールくれて。「俺のイベントでやらないですか?」みたいな。「マジかよ!」って。で、レコード屋さんに会いに行って。代々木のココナッツディスクに行ったら、もう最高なやつだったっていう。もう会っていきなりマイメンっていう感じ。

(DJ YANATAKE)アハハ(笑)。

(光嶋崇)本当、そう。顔を見た瞬間。

(showgunn)その時が初対面だったんですか?

(光嶋崇)初対面。

(DJ YANATAKE)なるほど。で、ですね、もう1個。7月7日、七夕は恵比寿のKATA。リキッドルームのところでやりますけども、7月17日。海の日。こちら、岐阜の方で。CAFE&BAR ALFFO。

(光嶋崇)そう。ここもね、即メールをくれたFREE DIAL FOUNDATIONっていう岐阜のクルーがいて。中心にBOB-KUTとFUNEくんっていうのがいて。で、もう熱くメールでやり取りをして。「一緒にやろうよ!」って言う。

(DJ YANATAKE)人生を狂わされた(笑)。

(光嶋崇)そうそう。もう彼らが狂っているわけですよ。本当に。

(showgunn)フライヤーからしてすごいですもんね。

(光嶋崇)フライヤーが熱くてさ。もう本当にデザインとかも愛があってセンスがあってスキルがあって。「超ヒップホップじゃん、それ!」って言って。


(DJ YANATAKE)へー。僕もいきなり「岐阜」って見て、まあ妄想ペイジャーのイベントはいま発表されたから「東京でもやるんだ」っていう感じだけど、いままではね、ちょっと早めの情報を掴んでいた人たちも「たしかにさんぴんのトークショー、行きたいけど……岐阜?」って思ったけど。でも岐阜に熱いやつらがいるっていうことですよね。

(光嶋崇)いるいる!

(showgunn)全国にいるんでしょうね。

(DJ YANATAKE)じゃあ、そういう全国の熱いやつらから声がかかれば、たとえば他の都市にも行って?

(光嶋崇)もちろん、もちろん。あのね、全国を回りたいし、そしてそれをきっちりと映像にして世界に出したいんですよ。こんな狂っている国、ないよ。マジで(笑)。

(DJ YANATAKE)なるほど、そうか。またちょっとドキュメントを撮りたい気持ちにさせたっていうことなんですかね。

(光嶋崇)もちろん、フリースタイルブームとかもあるし。で、ちょっとTwitterとかで何かを言うとさ、僕やBOSEが蒔いた種を花咲かせて、勝手に肥料を加えてやってくれているわけでしょう? もう、よろしく!っていう感じだよね。本当に。もう、呼ばれればどこにでも行くのでね(笑)。

(DJ YANATAKE)そうですね。どこでも構いません。block.fmでもいいし、ヤナタケ宛でもいいし。アカウントの情報をつぶやいたので直接光嶋さん宛でも構いませんし。とにかく、本当に全国どこでも、興味があれば。結構トークイベントとかも流行っているみたいで。今日いないんですけど、隔週でこの番組に出ている渡辺志保っていう女の子がいるんですけど、彼女がヒップホップの話をするだけで、この間有料のトークイベントで80人とか普通に集まっちゃったりしていて。結構そういう需要もあったりすると思うので。会場もいろいろあると思うんですよね。なんで、東京もそうですけど、他の……近郊だけじゃなくて全国どこでも。光嶋さん行っていただけるということなんで、ぜひともこれを聞いて興味ある人はそういうのを企画してみてはいかがでしょうか?

(光嶋崇)ぜひぜひ。

(DJ YANATAKE)で、まだまだ時間がある限り聞いていきたいと思うんですけど、せっかく妄想ペイジャーが来てくれたんで、妄想ペイジャーの曲を行ってみましょうか。じゃあ、曲紹介をお願いします。

(Sir Y.O.K.O.)妄想ペイジャー『キキタリネエカ』。よくチェックしな!

妄想ペイジャー『キキタリネエカ』



(DJ YANATAKE)はい。聞いていただきましたのは妄想ペイジャー。今日スタジオに来てくれています。『キキタリネエカ』でした。まあ、妄想ペイジャーって普通に話しているけど、マイクロフォン・ペイジャー、MUROくんが好きすぎて……。

(showgunn)ちょっと人生が狂った我々です。まあ、マイクロフォン・ペイジャーだけじゃなくて、やっぱりさんぴん世代なんで、『さんぴんCAMP』のビデオを見たりして。もう本当に影響を受けまくって。そういうところもサウンドに入っているという。

(Sir Y.O.K.O.)いろんなものが。USのヒップホップとかも入っているし。そういうグループです。

(DJ YANATAKE)わかりました。7月7日、恵比寿KATA。リキッドルームの上ですね。今日ゲストの光嶋崇さんをトークゲストに迎えてのイベントがありますので。みなさん、さんぴんCAMP世代はそこに行くとさんぴんの裏話なんかも聞けるということなんで。で、Twitterの方で、たとえばきじまりゅうた先生という料理研究家の方もさんぴんで狂わされたようですし。いろんな方からTwitterもいただいているんですが。ちょっとだけ質問も来ているので、少しお答えいただければうれしいんですが。

(光嶋崇)もちろんです。

(DJ YANATAKE)(ツイートを読む)「なんでイルマッリアッチの場面はカットされたのでしょうか?」。

(光嶋崇)はい。ビデオテープっていうのはマックスの時間が2時間のしかないじゃないですか。

(DJ YANATAKE)要するに、当時はVHSしか売り物ではなかった。で、VHSに最大の収録分数が120分だったと。

『さんぴんCAMP』ビデオにILLMARIACHIが収録されなかった理由

(光嶋崇)で、これ『さんぴんCAMP』っていうライブをさ、朝から晩までやっているわけじゃん? で、Twitterとかでもセットリストを流したりしているんだけどさ。これ、切りようがないじゃん。キングギドラ、切れないでしょう? BUDDHA BRAND、切れないでしょう? でもさ、4曲やったのに2曲しか入らないとかさ。みんなをガンガンガンガン切っていくわけ。それが俺の仕事なのね。で、当時TOKONA-Xはまだ10代でしょう? みんなたぶん25、6とか30前のさ、超強者の中にさ、TOKONA-Xは来たわけ。で、詳しくはさ、トークショーでしっかりと話そうと思うし、その「TOKONA-Xをなんで切ったんだ?」っていうのは20年間、僕に刺さり続けてきたメッセージなのよ。

(DJ YANATAKE)おお。

(光嶋崇)で、トコナはさ、その後にスタイルを確立させてさ。東京に対してとか、まあみんなが知っているトコナのスタイルだよね。そこになっていく過程のその前だからね。その現場を見ていて、それはすごく悩みながら切っているわけ。で、もちろん全権を持っているわけでもないから、「ここを切りたい」っつってもさ、大人な事情も山ほどあるわけ。で、切れないカットもあるし。あとさ、曲以外にすっげーしゃべっているでしょう? あそこ、みんな。「このくだり、切れないじゃん。Mummy-Dさん」っていう話があるじゃない?

(DJ YANATAKE)「まだだ!」っていうやつね(笑)。

Mummy-D「まだだ!」



(光嶋崇)それ! それこそさ、じゃあみんな考えてほしいんだけど。あれを切ってTOKONA-Xを入れるか、どうするか?っていう選択を監督が迫られるわけ。もっと色々あるよ。

(DJ YANATAKE)うおーっ、たしかにね。

(光嶋崇)そこでね、刃頭さんとTOKONA-Xのグループでしょう? で、刃頭さんの曲を僕が選んでいるんだよ。『Ball』を入れているんだよ。だから……すごくそれは自分の中でも結構大変な作業だったんですよ。

(DJ YANATAKE)まあ、そうですよね。編集作業。そうですよね。なるほど。もうちょっとしたエピソードだけで鳥肌が立つぐらいすごい話だったけどね。逆に妄想ペイジャーから何か、質問とか1個ぐらいしておく?

(showgunn)それはどっちかっていうとトークショー用に取っておきたいというか……。

(DJ YANATAKE)じゃあ、それはそうしよう。まあ、たしかにそうなんだよね。

(光嶋崇)いや、いいよ、いいよ(笑)。いくらでもあるから。

(showgunn)でもまあ、来れない方もいると思うんで。そうですね。じゃあ、MUROさんの、何かとか……。

(光嶋崇)ああ、MUROくんよかったよね。MUROくん、最高だよね。

(showgunn)MUROさん、最高でしたよね。あれをビデオで見て……まあ当日、僕もSir Y.O.K.O.も現場には行けていないんですけど。あれをビデオで繰り返し見たことがいま、こうなっているという。ライブでも引用させてもらっていて。

(光嶋崇)動きがヤバいよね、MUROくんね。もうキメッキメだよね。

(showgunn)後ろにみんな、クルーがズラッといる感じとかも。「これがヒップホップか!」って思いましたね。

(光嶋崇)そうなんだよね。

(DJ YANATAKE)みなさん、ご存知かもしれないですけど、MUROくんのステージの周りでウロチョロしていたのはだいたいNitro Microphone Undergroundのメンバーだったりとかね。



(光嶋崇)僕はあの人たちを全員は知らないんだよ。でも、みんなは知っているの? 全員わかる?

(DJ YANATAKE)だいたいわかると思います。

(光嶋崇)そうなんだ。その後にね。

(showgunn)「あれは誰だ、あれは誰だ」っていうのを照らし合わせていたりしましたよ(笑)。

さんぴんCAMP派 VS LB派

(DJ YANATAKE)そうですねー。そうか。あと、BOSEくんの弟さんでいらっしゃって。『大LBまつり』というのもその1週間後に同じ場所であって。当時は「お前はどっち派だ?」みたいな、なんかあったじゃないですか。

(光嶋崇)僕がカメラを持って、DEV LARGEにカメラを向けるとDEV LARGEはLBをディスし始めるんですよ(笑)。

(DJ YANATAKE)「LB」っていうのは「Little Bird Nation」っていって、スチャダラパーとかを中心としたファミリーというかコレクティブというかね。

(光嶋崇)そうだね。スチャダラパーとソウルセットと、僕らがやっていたトンペイズっていうグループとTHE CARTOONS。あと、四街道ネイチャーとか。その後、サ上も入ってくれるんだけど。いまだにね(笑)。まあ、そういうメンツを対立構造を作ってくれるというか。本当は仲がいいんだけど、カメラが回った瞬間にDEV LARGEがこっちにライムをカマしてくるわけですよ。そのノリがもうたまんなく楽しいし、それを真に受けてくれたからすごくちゃんと成立しているんですよ。

(DJ YANATAKE)はいはいはい。

(光嶋崇)でもね、全然嘘じゃないんだよ。紳士的なプロレスをやっているんですよ。紳士的なバトルをやっているから。

(showgunn)ヒップホップ的な感じですよね?

(光嶋崇)もちろん、もちろん。すっごいリスペクトしあってやっていて、それを本当のケンカと思ってくれていることのうれしさ。

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(DJ YANATAKE)そうですよね。でも、いまみたいにYouTubeとかで広まるわけじゃないから。それこそラジオとかを使って、「あのDEV LARGEのフリースタイルはLBをディスっているんじゃないか?」みたいな。要するに、『さんぴんCAMP』の告知でラジオ出ていたりとかして。そこでフリースタイルでLBのディスをしたみたいなのをどうやってかみんな、聞きましたよね? カセットテープとかが回ったのかな? わかりやすいエンターテイメントとしてのビーフの日本でのいちばん最初かもしれないですよね。

(光嶋崇)うん。DEV LARGEは駆け抜けていったね。本当に。俺の前をスッと駆け抜けていった。すっげーかっこよかった。あの人。

(DJ YANATAKE)そうですよね。なんかでも、それこそDEV LARGEとか、編集とかうるさくなかったですか?(笑)。

DEV LARGEのこだわり

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(光嶋崇)あ、それも最高の話が1個あって。それはトークショーでも話したいんだけど。編集の時じゃなかったんだけど、ずっとカメラを持ってついているでしょう? でね、DEV LARGEが雑誌の表紙になったようなタイミングだったのね。で、携帯電話にたぶんレコード会社の方や雑誌社の方が「色校確認していただけましたでしょうか?」っていう。「刷り上がりの前の1回の確認、よろしいですか?」っていうタイミングで。「じゃあ、マネージャーの確認を取ります」って携帯電話を切って。すぐにかけ直して、「マネージャーのOK、出ました」って言ったの。マネージャー、いないんだよ。だけど、もうそのかっこよさっていうか。

(DJ YANATAKE)なるほど、なるほど!

(光嶋崇)めっちゃ見習わなきゃいけないと思うよ。本当にセルフプロデュースの行き届いた人で。うん。ちゃんと考えていることがね。

(showgunn)ヒップホップ的にラージに見せるっていう。まさにそこなんでしょうね。

(光嶋崇)でも、DEV LARGEだってギリギリでやっているからさ。全然天然じゃないし。その男らしさってたまらなかった。目の前で見ていて。勉強になりました。

(DJ YANATAKE)僕もCISCOのノベルティーで、エルドラド・レコードっていうのの立ち上げの時に、そのエルドラド・レコードを宣伝するのにノベルティーでカセットテープを作ったんですよね。で、SUIKENとBIG-OとDEV LARGEとLUNCH TIME SPEAXで。当時はまだ「ビートジャック」っていう言葉はなかったと思うんだけど。たしか僕がアイデアを出したと思うんだけど。向こうのフリースタイルみたいに、向こうのインストを使って自分たちの出していく予定のリリックを1バースだけ、そこでキックしてカセットテープにしちゃおうというのをやったんですよ。

(光嶋崇)うん。

(DJ YANATAKE)で、それを都立大のリンキィディンクでイリシットツボイで録っていたんですね。で、ワタライくんとかスクラッチしたりとか、いろいろみんなで集まってやっていて。一晩かかってできたんですよ。「できたー! やったね!」って言っていたらDEV LARGEがそこで「うーん……」って考え始めて。「……俺さ、これちょっとやり直していいかな?」みたいに始まって。「ああ、なんかラップ録り直すぐらいかな?」って思ったら、そこからトラックから何から、1から変わったんですよ。

(光嶋崇)うわー。

(DJ YANATAKE)で、もうそこからまた1日……ってなって。でも、それぐらい。その時は「ええっ、何言ってるの?」っていう感じなんですけど。でも、出来てくるものがすごく良くなっていたりすると、「ああ、やっぱりすごい人だな」みたいなね。なんですけど、まあ良くも悪くもっていう思い出ですけど(笑)。

EL DORADO RECORDS SAMPLER



(光嶋崇)そんなのばっかりだよね(笑)。

(DJ YANATAKE)そんなのばっかりなんですよね(笑)。まあ、そんな感じなんですけど、ちょっと先ほど名前が出た岐阜で7月17日に光嶋崇さんゲストのトークショーがあるんですけど、それを企画してくれた人たちの曲も僕、せっかくなんでかけてみたいと思うんですけど。FREE DIAL FOUNDATION。『trail talk』という曲なんですけども。

(光嶋崇)そうだね。

(DJ YANATAKE)彼らはもともとお知り合いだったんですか?

(光嶋崇)知り合いじゃない。ネットで連絡してきてくれて。「スチャダラパーが実は好きなんだけど、『さんぴんCAMP』にも相当やられてて……」みたいな。それで、その岐阜のシーンがあって、サイファーが流行り始めたぐらいに『ONE MIC』っていうイベントで。マイクが1本置いてあるみたいなイベントでしのぎを削って形を作っていったみたいな。

(DJ YANATAKE)へー!

(光嶋崇)名古屋が近いじゃん? 名古屋のシーンがあるから、そこに対しての……やっぱり近くでさ、みんなバトルをし合っているじゃないですか。そこがかっこいいんだよ、また。

(DJ YANATAKE)なるほどね。そうかそうか。まあでもね、もう最初にそのぐらいの場所から連絡が来るぐらい、全国に届いていますし。もしこの放送を聞いて、はじめてトークショーの存在を知ったという人はまだ2ヶ所ということですけども。これから全国、光嶋さんはどこにでも行きますので。もし興味を持った人はぜひ連絡ください。block.fmでも構いません。というわけで、曲紹介をお願いしてもいいですか?

(光嶋崇)はい。FREE DIAL FOUNDATION『trail talk』。

FREE DIAL FOUNDATION『trail talk』



(DJ YANATAKE)はい。聞いていただきましたのはFREE DIAL FOUNDATION『trail talk』でした。いや、もう完全に歌詞を聞いていると「お前らも狂わされたやつらか!」っていう(笑)。アーティファクツとかヘルター・スケルターとかね。

(showgunn)シンパシーを覚えますね(笑)。

(DJ YANATAKE)もっと本当にね、ぜんぜんまだしゃべり足りなくて。光嶋くんもいっぱいしゃべりたいこともあると思うんですが。とりあえず告知を。7月7日(金)、『さんぴんCAMP』の日ですね。

(showgunn)告知、まとめてお伝えします。『LEGENDARY OF JAPANESE HIPHOP さんピンCAMP トークショウ&パーティー』ということで、2017年7月7日(金)。場所は恵比寿リキッドルーム2FのKATAでございます。オープン18:30から23:00クローズ予定。入場者特典もございますので。いらしていただければと思います。


(showgunn)YOU THE ROCK★さんの文字で「ダビングすんじゃねえよ」と書かれたTシャツの方も会場で限定販売いたします。白と黒で、黒が会場限定色で。

(光嶋崇)そうですね。会場では黒が買えるので。ネットでは黒いのは買えません。これ、YOU THE ROCK★に許可をとって、「こういうのをやらせてくれ」って言ったらもう2つ返事ですよ。本当に「やってくれ!」っていう感じで。

(showgunn)ぜひ、『さんぴんCAMP』に人生を狂わされたみなさまは会場でゲットしてください。

(光嶋崇)「ダビングすんじゃねえよ」っていうね(笑)。

(showgunn)このラジオ終了後に前売りの受付を開始します。前売りは77名限定になっておりますので。

(Sir Y.O.K.O.)「7月7日」にかけてですよ。

(DJ YANATAKE)すぐ売り切れちゃいそうだな。みんなチェックしてください。そして7月17日。海の日には……。

(光嶋崇)岐阜のCAFE&BAR aLFFoでやります。18:00オープンかな?

(DJ YANATAKE)これはもう飲みながら?

(光嶋崇)そう。僕が面白いんじゃなくて、ヘッズが面白いんだよ。これ。本当に。だから、みんな言いたいことを言いに来てほしいし。様々な都市伝説があるからさ。みんな勝手に膨らませているから、それを僕に確認しに来てください。

(DJ YANATAKE)なるほど。参加型トークショーということで。ぜひ岐阜の方、本当にこれ、ぜひ行ってください。そして繰り返し言いますが、全国どこでもこの『さんぴんCAMP』のトークショーを……しばらくの間、受け付けますので。年内とか、ぜんぜん受け付けますので。これから企画しても遅くないので、ぜひ光嶋崇さんを呼んで『さんぴんCAMP』のトークショーを行ってみてはいかがでしょうか? よろしくお願いします。

(光嶋崇)友達の家に遊びに行く感じのイベントにしたいんだよね。

(DJ YANATAKE)あ、わかりました。じゃあ最後、一言ずつあれば。どうぞ。

(showgunn)さっきの『キキタリネエカ』という曲は我々のサウンドクラウドでも聞けますので、よろしければそちらでも再生してみてください。

(Sir Y.O.K.O.)あれは僕のトラックなんですけども。ぜひサンクラで聞けるのでチェックしてください。

(showgunn)あと7月7日、ぜひみなさんいらしてください。

(光嶋崇)OK。じゃあね、これからはパイオニアを超えられるようにみんながんばってほしい。

(DJ YANATAKE)おっ、メッセージ。

(光嶋崇)難しいよ。

(DJ YANATAKE)そうですよね。はい。そういうわけで、本日のゲストは『さんぴんCAMP』の監督。そして現在デザイナーとしてご活躍の光嶋崇さん。そして飛び入りの妄想ペイジャーでした。ありがとうございました。

(光嶋・妄想ペイジャー)ありがとうございました。

<書き起こしおわり>

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