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松尾潔 TLC『It’s Sunny』・Bruno Mars『That’s What I Like』を語る

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松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中でTLC『It’s Sunny』とBruno Mars『That’s What I Like』について話していました。

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では、続いて新曲をご紹介してまいりましょう。懐かしい名前です。TLC。まあ、「懐かしい」と言ってもTLC、割と日本にもよく来ていますし。3人組からいま、レフト・アイというメンバーが亡くなって2人になっていますが。そのデュオ状態、あるいはそこにサポートメンバーを入れる形でコンスタントに日本にやって来てはイベントですとかアワード関係に出てきたりする機会も多いのですが。いま、ニューアルバムというのを彼女たちは用意していまして。その中に収められている1曲が非常に聞きやすいラジオフレンドリーな曲ですね。なにしろこの曲っていうのは下敷きになっていますのが1966年の世界的ヒット、ボビー・ヘブの『Sunny』でございます。

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Bobby Hebb『Sunny』



まあ66年っていまサラッと言いましたけども、半世紀以上前の作品ということになりますね。半世紀以上前の作品をモチーフにした新曲をリリースするというのはここ日本にいますと音楽業界ではちょっとこう、現実的ではないな……。まあ、プロデューサーの端くれとして考えるとあまりにもリスキーという感じもいたしますけども。そういうことができちゃう懐の深さがうらやましくもあり、そしてR&Bというのも振り返るだけの歴史ができたんだなという、そういう感慨もございます。ボビー・ヘブの『Sunny』のストレートカバーではございませんで、この曲、アース・ウィンド&ファイアーの『September』のアレンジをちらりと引用してみたりとか、いろんな小技も効いております。前口上はこれぐらいにして、聞いていただきましょうか。TLCの新曲『It’s Sunny』。

TLC『It’s Sunny』



Bruno Mars『That’s What I Like』



2曲続けてお楽しみいただきました。まずはTLCの『It’s Sunny』。これ、ボビー・ヘブのね、1966年のオリジナルヒットをご存知の方には随分と新鮮な響きがあったんじゃないでしょうか。もちろん、オリジナルをご存知でない方にもキャッチーなメロディーをお楽しみいただけたんじゃないかと思いますね。ボビー・ヘブのステージっていうのは僕、1度だけ見たことがございまして。ボビー・ヘブっていう人は2010年に亡くなったんですけど、そのちょっと前だったかな? はじめて日本にやって来たと。結局一度で終わってしまったのかな? その時……前にもこの番組で一度お話したかもしれませんけどもね。

どんな人となりなのか?っていうことさえ知らなかった。まあ、予備知識のないまま、『Sunny』プラスアルファぐらいの曲しか知らずに興味本位で見に行ったんですけども、ステージの上でちょっとしたマジックみたいなことをね。スタンダップの状態で、とにかく飽きさせない。ちょっとコミカルな踊りをやってみたりとかね。その時点でもう70代だったのかな? おじいちゃまでしたけども素敵な人でしたね。いや、本当にね、ショウビズをしたたかに生き抜いてきた人っていう印象を残してくれたボビー・ヘブの曲をTLCが……TLCもね、気がつけば「サバイバー」と言って差し支えないようなキャリアになってまいりました。

そして、ブルーノ・マーズ『That’s What I Like』。この番組でははじめてのオンエアーになるんですかね? ただ、アルバム『24K Magic』はね、この番組でも何度かご紹介していますし。アルバムのタイトルチューン、あと『Chunky』はオンエアーいたしましたね。ですがね、アルバムからのはじめてのナンバーワンシングルになったのは意外にもこちらでしたね。『That’s What I Like』。うーん、このアルバム、ますますボビー・ブラウンの『Don’t Be Cruel』のような感じになってきますね。『Don’t Be Cruel』がアメリカ年間ナンバーワンアルバムになったのが1989年のことなんですけども、あれから30年近くたって、あのアルバムへのオマージュとも言えるような……その一方でね、マイケル・ジャクソンの『Thriller』をも思わせるというところもありますしね。まあ、いろんな意味でハイブリッドかと思いますけども。

それをフィリピンのブラッドラインを備えているブルーノが歌ったというところが本当に2010年代らしい現象と言えるんじゃないでしょうかね。今日の1曲目でご紹介した、いま僕がお仕事をしているシェネルという女性シンガー、彼女もアメリカでデビューを飾った人ですけども、元はというとマレーシアのブラッドラインを誇りにしている人でございまして。



まあ、こういった人たち……あとは、言わずもがなのK-POPの隆盛っていうのもあって、やっぱり80年代の話をさっきしましたけども、その頃とはいろんな意味で状況が変わっているんだなということをここアジアの一国にて思いますね。ブラックミュージックと言うものの拡散と定着と普遍化っていうんでしょうかね? そういうのが、何曲か聞いただけでも感じることができますね。

<書き起こしおわり>

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