町山智浩 『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を語る

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町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中でハンバーガーチェーン店マクドナルドの創業者を描いた映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』について紹介していました。


(町山智浩)もしもし?

(山里亮太)あ、町山さん!

(町山智浩)いま、どのぐらいたっちゃいました?

(山里亮太)ええとね、5分ぐらいです。(コーナー冒頭から町山さんと電話がなかなかつながらない状態が続いていました)。

(町山智浩)あ、本当ごめんなさい。もう話を始めます。

(山里亮太)お願いします!

(町山智浩)今回はですね、『ファウンダー』という映画をご紹介します。いま、すいません。ロサンゼルスに来ちゃってゴチャゴチャしていますけども。今回はですね、あのマクドナルドの創業者の話なんですよ。で、『ファウンダー』というのは「創業者」っていう意味ですね。で、マクドナルドの創業者という人はレイ・クロックという人なんです。

マクドナルドの創業者 レイ・クロック

(山里亮太)あ、そうなんだ……。

(町山智浩)変だと思いません?

(山里亮太)いや、マクドナルドさんかなと思っていた。

(海保知里)ねえ。思いますよね。

(町山智浩)「マクドナルド」っていう名前だからね、マクドナルドさんが創業者じゃないかと思うんですけども。そうじゃないんですね。

(山里亮太)へー。

(町山智浩)で、これはどういうことか?っていうと、この映画は主役のレイ・クロックを演じるのは『バードマン』とか『バットマン』のマイケル・キートンさんです。すごい顔をしている、はい。で、この人が1954年にセールスマンをやっているんですけども、ミルクセーキってありますよね。ミルクセーキを混ぜる機械を発明しまして、それを売り歩いているセールスマンなんですね。で、ところがまあ売れないわけなんですけども、突然ものすごい数の注文が入るんですよ。で、「なんでこんなにミルクセーキが必要なんだろう?」と。

(山里亮太)うん。

(町山智浩)「これは1回に50個ぐらいのミルクセーキを同時に作る必要がある店があるはずだ。どんな店なんだ?」ということで、その店に行くんですけど。カリフォルニアの郊外にあるお店なんですね。それが、マクドナルドなんですよ。

(山里亮太)おっ?

(海保知里)あれっ? そこから?

(町山智浩)そこなんですよ。で、そこではものすごい数でミルクセーキを作っているんですね。で、「どうしてこんなに売れているんだろう?」と調べると、そのマクドナルドというお店は30秒でハンバーガーをお客さんに出すという店なんですよ。

(山里亮太)ふんふんふん。

(町山智浩)で、どうしてそんなことが可能なのか? と思ったら、まずお皿がないんですね。で、紙で包んでハンバーガーを出していると。スプーンもフォークもないんですよ。

(山里亮太)はい。マクドナルドっていうのはそうですよね。

(町山智浩)それは彼らが片手で食べられるようにハンバーガーをちっちゃくしたんですね。

(山里亮太)そのシステム、発明だったんだ。

(町山智浩)で、紙で包んで出すと。それ以外にも、いままでマクドナルド以外のハンバーガー屋さんっていうのはいろんなメニューがあって。たとえばホットドッグがあったり、バーベキューがあったり。そのマクドナルドっていうお店ももともとはバーベキュー屋さんとして始まっているんですよ。ところが、売れるのはハンバーガーだけだと。ハンバーガーと飲み物とポテトフライだけで商品の8割を占めていると。売れ行きの。

(山里亮太)ふんふん。

(町山智浩)だったら、他のものは一切つくらないと決めて。さらに、レタスだのトマトだの、いろんな野菜とか焼き方とか、いろんなものをお客さんの注文通りに取っているとそれだけで手間がかかるからそれも無しにすると。で、ピクルス以外は何もつけない。全部味を同じにすると。それによって徹底的に簡略化することによって、効率を良くして。さらに、ハンバーガーを作るのに、フォードが自動車を作り始めて、流れ作業という形で自動車を大量生産ができるようになったんですね。それをマクドナルドのハンバーガーの作り方にも持ち込んで、完全な流れ作業で。従業員の一人ひとりは全く調理の資格も知識も能力もない人たちなんだけども、やることはたとえばハンバーグを引っくり返すだけとかね。

(山里亮太)はいはいはい。

(町山智浩)パンにハンバーグを挟むだけとか、一人ひとりの作業を徹底的に簡略化することによって、完全な流れ作業で誰にでもできるようにしたんですよ。で、それで注文を受けてからわずか30秒でハンバーガーを出せるようなシステムにしたのがそのマクドナルド兄弟だったんですね。

(山里亮太)はい。

(海保知里)兄弟なんだ。

(町山智浩)兄弟なんですよ。2人いて。で、それを見た主人公のレイ・クロックという人は「これを全国チェーンにしたい。フランチャイズにした」と言うところから話が始まっていくんですよ。で、この話、なぜこのいまのアメリカで、いまマクドナルドの創業者の話を映画にしなければならないのか?っていう問題があるんですよ。なぜ、私たちはこれを見なければいけないのだろうか? これは、アメリカという国がこうなったということのいちばん最初の基本なんですね。

(山里亮太)えっ、えっ? どういうことですか?

(町山智浩)アメリカというと、まずスーパーマーケットがあって、コンビニエンスストアがあって。で、ファーストフードチェーンっていうのがあるわけですけど、それの最初は、ここから始まるんですよ。マクドナルドから。

(海保知里)マクドナルドから?

(町山智浩)で、スーパーマーケットとかアメリカに行くとどこに行っても同じで、どこの街に行っても食べ物も同じ。服も同じ。売っている物も全て同じという、アメリカ全体の均一化というのが始まるのはここからなんですよ。

(山里亮太)ふーん!

マクドナルドから始まったアメリカの均一化

(町山智浩)で、徹底的な管理によって、商品を全部同じにしていくということで、マクドナルドは巨大化していくんですね。でも、これはどうしてそれが必要だったか?っていうと、まず自動車なんですよ。

(海保知里)車?

(町山智浩)あの、この1954年というマクドナルドが始まった時というのは、モータリゼーションと言いまして、自動車が誰でも買えるようになっていく最初の頃だったんですね。贅沢品じゃなくなって、みんなが車に乗って、車で移動できるようになることによって、街がどんどん広がっていって、郊外に人が住むようになるんですよ。で、その自動車でファミリーでレストランに行くということになって、いままでの都市のダウンタウンと言われるような繁華街に集まってレストランに行くということから変わっていって、家族が親子連れで日曜日にご飯を食べに行くところが必要になっていくんですよ。ファミレスの始まりなんですね。

(山里亮太)ふーん!

(町山智浩)で、その場合に車でどんどん移動している人たちっていうのもまた別に出てきますけども、アメリカ人っていうのはこの頃から自動車を若い人でも持つようになって、アメリカ中で移動が始まるんですよ。で、その時に、どんな店に行ったらどんなものが食べられるかわからないと、怖くてお店に行けないでしょう?

(山里亮太)ああ、そうだ。わかっていた方がいいよ。うん。

(町山智浩)でも、アメリカにたぶん日本から旅行した人だと、たぶんみんなマクドナルドに1回は行っていると思うんですよ。

(海保知里)ああ、なんかわかるかもね。そうね。絶対に1回は行きますよね。

(町山智浩)ねえ。心配がないじゃないですか。「日本と同じだろう」って思うじゃないですか。実際は結構違いますけどね。

(海保知里)うん、違う(笑)。

(町山智浩)で、アメリカは広いですから、それで旅行をしていく時に「マクドナルドだったら間違いがない」ということで、自動車でみんながアメリカ中を移動するようになったり郊外に出ていく時に、どこに行ったらいいのか? 食べるものがないっていう時にマクドナルドがあれば安心だから、マクドナルドが定番になっていくんですよ。

(山里亮太)うん。

(町山智浩)これがアメリカの均一化……お店とか全てが全部同じになっていくものの始まりなんですね。で、デニーズとかホリデイ・インとか、そういうチェーン店もこの頃に始まるんですよ。

(海保知里)へー! モーテルみたいなホテルっていうことですね。

(町山智浩)そうなんですよ。あと、アメリカの家ってみんな芝生があって、ちっちゃい家があって、ガレージがあってって、みんな同じ形をしているじゃないですか。あれもこの頃に始まるんですよ。

(山里亮太)へー!

(町山智浩)アメリカが全部、ひとつの全く同じ文化がアメリカに広がっていくということが始まっていくんですね。だから、これはアメリカっていう国の本格的な始まりの話なんですよ。この『ファウンダー』っていう話は。それはレイ・クロックという1人の男によって始まったんですね。レイ・クロックっていう名前、すごく変な名前じゃないですか。この人ね、チェコ人なんですよ。

(山里亮太)チェコ?

(町山智浩)チェコ人なんですよ。チェコ移民なんですよ。で、クロックという名前、これでは上手く商売ができないと思うんですね。これは「マクドナルド」でなければいけない。だから、マクドナルドをチェーン化するということで、そのマクドナルド兄弟から全国チェーン店の権利を買って商売を始めるんですけども。この『ファウンダー』っていう話がすごく変なのは、これはファウンダー、つまり創業者がマクドナルド兄弟なのに、レイ・クロックは自分がファウンダーになろうとするんですよ。

(海保知里)あらあらあら。ズルくない?

(町山智浩)乗っ取っていくんですよ。

(山里亮太)乗っ取りの話なんだ。

(町山智浩)ねえ。この映画ね、マクドナルドについての話なんですけど、マクドナルドの協力を一切得ていないんです。

(海保知里)えっ?(笑)。そうなんですか?

(町山智浩)そう。マクドナルドの協力を得ないで作られた映画なんです。

(山里亮太)それは、大丈夫なんですかね?

(町山智浩)だってこれ、創業者から乗っ取った話ですから。協力を得られないですよね。

(海保知里)嫌だよね。

(町山智浩)ねえ。ただね、マクドナルドのトレードマークであるとか商品名とか、全部出てきます。これはね、アメリカには「フェアユース」という法律がありまして。批評したり、芸術を作ったりする場合は著作権があるものを使ってもいいんですよ。

(山里亮太)へー!

(海保知里)ああ、そんな法律があるんですね。

(山里亮太)これはアメリカだけなの?

(町山智浩)ええと、基本的には全世界、たぶん裁判すれば全部それは勝てるんですよ。アメリカでは有名な話があって、ディズニー批判をした本がありまして。まあ、ドナルドダックを批判した本があるんですね。で、それが裁判になったんですよ。で、その本の中にドナルドダックの絵とかディズニーのいろんな絵が使われているんですね。で、それをディズニーが訴えまして。ところが、その本の著者の方が勝っているんですよ。

(海保知里)ええーっ、ディズニー負けちゃったんだ。

(町山智浩)それはディズニーを批評するためにその絵を使っているわけだから。それが著作権で禁じられたら、なにも批評もできなくなってしまうからですね。あと、ポップアートというものがありまして。それはだから、キャンベルスープとかコカ・コーラとか、そういう実際の商品をアートに加工する行為ですけども、それも著作権で禁じられたらできなくなっちゃうじゃないですか。

(山里亮太)はいはいはい。

(町山智浩)だからアートもいいんですよ。使って。

(山里・海保)へー!

(町山智浩)だから、アメリカは平気でそういうことをやるんですけども。日本はやらないね。ビビっちゃってね。

(山里亮太)やってもいいんですね。じゃあ、日本だって。

(町山智浩)やってもいいんですよ。いくらやっても。別に芸術だったり批評だったりすれば。でも、日本は絶対にやらないんですよ。ビビっちゃって。

(山里亮太)そうなんだ。

(町山智浩)実際の商品名とか会社名を出さないんですよ。

(山里亮太)ないですもんね。あんまり映画を見ていても出てこない。

(町山智浩)でも、アメリカは平気でやりますよ。それは。

(海保知里)なんか多いなと思っていましたけど、そういう法律がベースだったんですね。

(町山智浩)そうなんですよ。フェアユースというものなんですけどね。で、この『ファウンダー』っていう映画は途中からこのレイ・クロックというフランチャイズを始めて、全国チェーンを始めた男がマクドナルドの権利をマクドナルド兄弟から奪おうとする話になってくるんですよ。

(山里亮太)おおっ。

(町山智浩)これ、すごい話ですよ。

(海保知里)すごい話ですよね。

マクドナルドの権利を兄弟から奪おうとする

(町山智浩)これ、オチを言えないんですけど、オチは結構「ええっ?」みたいな話になるんですよ。言いたくてしょうがないですけど。調べればわかりますけどね。まあ、奪い合いになるわけです。「マクドナルド」という名前をね。で、なぜレイ・クロックというチェコ系の人が、「マクドナルド」というのはアイルランド系の名前なんですけど、その名前をどうしてもほしいと思ったか?っていうことはね、ちょっとこの歌を聞いてもらえませんかね?



(町山智浩)はい。この歌、結構聞いたことある人もいると思いますけども。

(山里亮太)あります、あります。

(町山智浩)日本では『楽しい牧場』といわれている歌で、「イーアイ イーアイ オー」っていう歌なんですけど。これね、『Old MacDonald』っていう歌なんですよ。

(海保知里)おじさんが畑を持っているっていう。

(町山智浩)そうそう。マクドナルドおじいさんは牧場っていうか農場を持っていて、そこにはニワトリがいて、ウシがいて、ブタがいるっていう歌なんですね。これがすごく子供の童謡として、アメリカ人全体に浸透していたんですよ。だから、「マクドナルドのハンバーガー」っていうと、「マクドナルドおじいさんが育てたウシやブタやチキンの料理が出てくるんだ」っていう感じで、ものすごく安心するんですよ。

(山里亮太)なるほど!

(海保知里)いやー、そうなんだー!

(町山智浩)だから、どうしてもマクドナルドがほしかったんですね。このレイ・クロックっていう人は。これね、これがわからないと「なんでマクドナルドなんだろう?」っていうのがわからないと思うんですよ。歌なんですよ、元ネタは。

(海保知里)もうね、アメリカでは子供はみんな知っている童謡ですもんね。これはね。

(町山智浩)そうなんですよ。だから、もうマクドナルドじゃないとならなかったので。と言っても、実際の人の苗字を奪い取るっていうのはすごいことなんですよね。ただ、レイ・クロックという人からすると、「彼ら(マクドナルド兄弟)はそれを全国チェーンにする能力を持たなかったんだ。俺はそういうアイデアがあったんだ。そういう努力をしたんだ。だから俺には”マクドナルド”っていう名前を奪い取る権利がある」っていう考え方なんですよ。

(山里亮太)ああー……。

(町山智浩)これ、すごいのはね、このレイ・クロックっていうのはね、いつも大事に聞いているレコードがあるんですね。これがね、ノーマン・ヴィンセント・ピールという元牧師の人が吹き込んだレコードで、『積極的思考の力(Power of Positive Thinking)』というレコードを聞いているんです。いつも。で、これはいわゆる自己啓発書の最初のものなんですよ。で、「アイデアを出せ。ビジネスでは成功した者だけが勝ちなんだ。戦いで掴み取るんだ!」みたいなことが言われているわけですよ。

(山里亮太)はい。

(町山智浩)で、「成功すると思い込めば絶対に成功するんだ!」みたいな、成功の秘訣みたいな本の朗読レコードをいつも聞いているんですね。このレイ・クロックは。で、それによってそのマクドナルド帝国を築くんですけど、実はこのノーマン・ヴィンセント・ピールという人はあのドナルド・トランプが唯一尊敬している人なんですよ。

(山里・海保)ええーっ!?

(山里亮太)つながった!

(町山智浩)そうなんです。ドナルド・トランプっていう人は宗教的なバックボーンは全くなくて。ただ、このノーマン・ヴィンセント・ピールっていう人は教会をやっていた時にその教会に行っているんですよ。若い頃。で、彼自身の「絶対にビジネスで負けない。弱肉強食で勝つやつだけが偉いんだ」っていう考え方は、この『Power of Positive Thinking』から来ているんですよ。「俺は最高なんだ。俺は強いんだ。アメリカン・ドリームをつかむんだ」っていうのは。

(山里亮太)へー!

(町山智浩)だからいま、この映画が作られたんですよ。ドナルド・トランプ的なアメリカというものは、もともとこのマクドナルドなんだということなんですよ。

(山里亮太)はー!

(町山智浩)で、このレイ・クロックっていう人はね、たとえば最低賃金の値上げに反対したり、公的医療保険に反対したり、年金に反対したりとかしていて。その点でも非常にドナルド・トランプ的なんですよね。たとえばだから、医療保険をこの間ドナルド・トランプが「企業が安い賃金で働いている人たちの医療保険を払う必要はない」って改正しようとして、それが議会を通っちゃったんですけども、それって誰が得すると思います?

(山里亮太)会社とか。

(町山智浩)そう。最低賃金で人を働かせているファーストフードチェーン店なんですよ。今回のトランプケアでいちばん得をするのはピザとかコンビニとか、そういう安い賃金で人を働かせているところは彼らの医療費を払わないで済むんで、ホッとしているんですよ。その点で、すごく根っこでつながっている部分があるんですね。で、そのマクドナルドっていうのはここで商品を均一化させることによって、アメリカ全体を均一的にするという。それを世界全体に広げていくということの最初なんですよね。

(山里亮太)へー!

(町山智浩)で、全世界に広がっていったわけですけども……これがいま、映画で作られているんですけど、いま現在、マクドナルドってあんまり調子がよくないんですよね。全世界的に。

(海保知里)ああー、なんかわかる気がする。うん。

(町山智浩)いろんな問題があって。たとえば肥満の原因であったりね。あと、牛肉をどのように育てているか?っていうことで、牧草で育てていないとかですね。あと、チキンナゲットが怪しいとか、いろんな問題があったんですけども。いちばん大きい問題は、均一的なことに対してみんなが反発し始めたんですよ。

(山里亮太)ほう!

(町山智浩)いま、アメリカでいちばん流行っているハンバーガーって言うのはグルメバーガーなんですね。イン・アンド・アウト・バーガー(In-N-Out Burger)っていう会社がいま人気があるんですけど、いままでのマクドナルドと違って自由自在にアレンジしていいんですよ。

(海保知里)自分で注文ができるんですよね。全てね。好みにね。

イン・アンド・アウト・バーガー

アメリカ・カリフォルニア州生まれの人気ハンバーガー店「In-N-Out(インアンドアウト)」。西海岸を中心に約290店舗を展開する大規模ファーストフードチェーンながら、「最高にフレッシュでおいしいバーガー」が食べられるお店として地元の人たちから広く愛されている。今回は、アメリカ西部へ旅行するときはぜひ足を運んで

(町山智浩)そう。その通りなんですよ。だから、反マクドナルドなんですよ。

(山里亮太)そっか!

(海保知里)でもって山ちゃん、ここね、すっごい美味しいの。台所とか調理場とか、すっごいきれいですよね。

(町山智浩)そうなんですよ。で、いままでのマクドナルドは全部同じにすることによって安くなった。みんな同じでいいんだっていう一種共産主義的な考え方ですけども。いまは、そうなじゃくて自分で自由自在に、値段が高くてもいいから好きなように作りたいといことで、世の中が変わってきているんですね。

(海保知里)ふーん!

(町山智浩)そこも面白いなと思ってね。この映画を見ると、アメリカっていうのが巨大になった理由と、そのマクドナルド的なアメリカが終わりつつあるっていうことが同時に見えると。しかも、ドナルド・トランプみたいな人っていうのが出てきた背景っていうのがよくわかる映画なんですよ。

(海保知里)うわー、町山さん……ちょっとお時間が迫ってきてしまいまして。

(町山智浩)すいません! 今回僕、本当にどうもすいませんでした! 遅刻しまして。

(海保知里)いやいやいや。リスナーのみなさん、ご心配をおかけしましたが。町山さんとつながりましてよかったですよね。よかった、よかった。

(町山智浩)すいません……(笑)。

(山里亮太)ということで、すいません。今日は映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』についてお話いただきました。ありがとうございました。

(町山智浩)どうもすいません。7月29日に日本では公開です。はい!

<書き起こしおわり>

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