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星野源 細野晴臣『安里屋ユンタ』とYMO『ABSOLUTE EGO DANCE』を語る

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星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で細野晴臣さんの『安里屋ユンタ』とイエロー・マジック・オーケストラ『ABSOLUTE EGO DANCE』を紹介していました。



(星野源)さあ、ここからはイエローミュージックのコーナーです。イエローミュージックは僕の大好きな音楽です。海外の音楽の影響とか憧れがありながらも、真似や質感の追求だけではない、日本人としての音とか世界観とか情緒とか。日本人がグッと来るようなことを実現したポップな音楽を僕はイエローミュージックと呼んでおります。そんな風に僕がイエローミュージックだなと思う曲を紹介しております。

今日は2曲、お送りしたいと思います。まず、僕が本当にお世話になっていてこの番組でももう何度も何度もかけていますけども細野晴臣さんの曲をお送りしたいと思いますが。今日はまず、細野さんの組んだグループっていうのがいくつかありまして。はっぴいえんど、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレー、イエロー・マジック・オーケストラ。その他にもいろいろありますけども。はっぴいえんどとイエロー・マジック・オーケストラの間にソロアルバムを何枚か出しておりまして。その中で『はらいそ』っていうアルバムがあるんですが。ソロのフォースアルバムですね。そのアルバムが僕、大好きで。何度も聞いておりますが。

その中でカバー曲が入っているんですけども。沖縄民謡をカバーした曲があります。この曲は竹富島に伝わる民謡らしいんですが。僕はハタチぐらいの時に沖縄居酒屋でずっと働いていて。そのマスターがウチナンチューで。店が終わり頃になると三線を弾きだしてお客さんと一緒に歌うという。で、マスターがもう客席に行ってしまうので、僕が後片付けをしたりとか。で、マスターがごきげんな時は「おう、一緒にやれ」って言って僕が三板(さんば)っていう三枚、竹とか木とかを指の間に挟んでリズムを作る楽器があるんですけど。その三板っていう楽器を叩いたり、太鼓を叩かせてもらったりして合いの手を入れるっていうのをやっていました。

で、その時でも『安里屋ユンタ』っていうのは本当に鉄板中の鉄板の名曲で、よくみんなで歌ったりしていて。すごく大好きな曲なんですけども、それを細野さんがカバーして。すごく素敵なアレンジになっています。で、この頃、細野さんは本当にいろんな国の音楽をごちゃ混ぜにして。なんだっけな? ソイソース・ミュージックとか、チャンキー・ミュージックなんていう風に自分で名付けて。本当にごちゃ混ぜの音楽をやっていまして。その中でも、沖縄民謡というものを取り入れた曲がいくつかあって。その中で、はっきりカバーしている曲。この『安里屋ユンタ』をまず聞いていただこうと思います。それでは聞いてください。1978年4月にリリースされた細野晴臣さんのソロアルバム『はらいそ』の中から『安里屋ユンタ』。

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細野晴臣『安里屋ユンタ』



お送りしたのは細野晴臣さんで『安里屋ユンタ』でした。で、この曲が沖縄民謡を真っ向からカバーして。僕はすごくコード進行が好きで。沖縄民謡にコードを当てるってすごく難しいんですけど、それがすごくきれいなコード進行になっていて、とても好きです。で、この次にイエロー・マジック・オーケストラ。その後に細野さんが組んだバンドですけども。いまのこの『安里屋ユンタ』は『はらいそ』っていうアルバムに入っていて。それは細野晴臣&イエロー・マジック・バンドっていう名義なんですよ。で、この中にもう坂本龍一さんとかも参加していて。

なので、イエロー・マジック・オーケストラのビジョンがもうあったようでですね。その延長っていうこともあるんでしょうが、イエロー・マジック・オーケストラがもう、ちゃんと見て、「ああ、こんなに近いんだ」って思ってびっくりしたんですけど。この『はらいそ』っていうアルバムと同じ年にYMOのファーストが出ているんですね。「そうなんだ! すげーな!」と。いまのこのバンドサウンドからテクノサウンドになるのに1年以内……同じ年なんだと思うと、すごいですね。すげえ! そしてですね、いまから僕がかけたいのが、YMOのセカンドアルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』っていうアルバムなんですけども。これがね、『RYDEEN(ライディーン)』っていう曲が入っていて大大大ヒットしましたけども。世界でも大ヒットして。このアルバムが本当に世界中の音楽を変えて、いまのエレクトロミュージックとかJ-POPもそうですけども。ポップスというもの自体をも変えてしまったような、そういう存在なバンドなわけですけども。

そのセカンドアルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』、これ、1979年なんですね。この『はらいそ』の次の年に、YMOのセカンドが出ているってすげーな!って。いやー、すごい。それで、そのセカンドアルバムの中に沖縄民謡をモチーフにした曲があって。それが『ABSOLUTE EGO DANCE』っていう曲なんですけども。ダンスミュージック、ディスコティックなのに、沖縄民謡の要素が入っていて。カチャーシーというすごく盛り上がる沖縄民謡のスタイルがあるんですけど、それの要素をすごく感じるんですが。細野さんは僕、雑誌で読んだりとか著書を読んだりする時にこの『ABSOLUTE EGO DANCE』。細野さんが作曲したんですけど。後悔をしているような発言が多くて。なんかすごく、ちょっと「未完成」だったかな? すごく「届かなかった」という風に言っている発言を何度か読んだ記憶があって。

で、「そうなんだ」って思っていたんですけど、この番組でYMOをよくかけるようになった時に、改めて全部のアルバムを聞いてみようと思って聞いた時に、この曲のすごさみたいなものを改めて感じまして。それで今日、かけたいなと思って。もう、ヤバいです。なんていうか、「ヤベえ!」っていうのがいちばん自分の感覚としては正直なところなんですけども。「この音楽、ヤベえ!」っていう。沖縄民謡的なところから始まるんだけど、サビと言いますか、次の展開になった時の爽快感みたいなものがすごくて。それと、また沖縄民謡っていうものに戻ってきたりとか。その全体を貫くダンスビートみたいなものを含めて、なんて過激で面白い曲なんだろうと思ったのでかけたいと思います。イエロー・マジック・オーケストラで『ABSOLUTE EGO DANCE』。

YMO『ABSOLUTE EGO DANCE』



お送りしたのはイエロー・マジック・オーケストラで『ABSOLUTE EGO DANCE』でした。いや、なんかこの曲が自分が生まれる前に出ているっていうのがすごく面白いなと思います。そして、生まれる前に世界中でヒットした曲を作った人といま、いろいろとお仕事をさせてもらったりとか。自分が歌を歌うきっかけを作ってくださったのが細野さんなので。「ソロアルバムを出さない?」っていう風に言ってくださったのが細野さんなので。非常に感慨深いと言いますか。いま、一緒にお仕事をしていても本当にうれしい存在でございます。やっぱり改めて聞くとすごいなと(笑)。すごい曲だなと思います。

メール、紹介します。(メールを読む)「『安里屋ユンタ』、沖縄民謡と細野さんの世界観が同時に耳に入ってきて、聞いていてとても心地よかったです。私は高校の音楽の授業でひとつひとつ三線を購入し、勉強しました。沖縄民謡は他の民謡とは違う楽しい気分になれて、三線を演奏していてもすごく気持ちよかったです。いまでも家にあるのでたまに弾いてみようと思います」ということで。ありがとうございます。そうなんですよね。なんか民謡と自分の音楽を融合させるって、本当に難しいと思うんですけど。本当に大好きな2曲を今日はお送りしました。イエローミュージックのコーナーでした。

<書き起こしおわり>

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