町山智浩『T2 トレインスポッティング』を語る

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町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で『T2 トレインスポッティング』についてお話されていました。


(海保知里)さあ、それでは町山さん。すみません。今日はどの映画を?

(町山智浩)『トレインスポッティング』っていう映画なんですが。これ、1作目がアメリカで1997年に公開されて。20年前なんですが、僕がちょうどアメリカに行った時に映画館で見たんですね。で、それが20年ぶりに続編が『T2 トレインスポッティング』っていう映画が公開されたんですけども。僕、その時にアメリカに行ったばっかりだったので、『トレインスポッティング』っていう映画は全く内容がわからなかったんですよ。

(山里亮太)はい。

20年ぶりの続編

(町山智浩)これ、スコットランドのエジンバラという街が舞台なんですけど、全員すごいスコットランドなまりで。全く英語がわからないんですよ。で、20年たったから少しはわかるかな? と思って今回見たら、やっぱりわかりませんでした。はい(笑)。

(山里亮太)そうなんだ(笑)。

(町山智浩)もう、尋常じゃない。海保さんは英語、すごくできるというお話を聞いてますが。

(海保知里)いやいや、私はそうですね、小さい頃とTBSをやめた後、7年ほどアメリカに行っていたので。英語はなんとなくはできるんですけども。私はこの『トレインスポッティング』をリアルタイムで渋谷のシネマライズで見たんですよ。

(町山智浩)はいはいはい。

(海保知里)だからものすごく思い出深い映画で。それで今回、またこの続編が来るという予告編を見た時に震えましたね。「うれしい! また見たかった!」って思って。

(町山智浩)その時、英語はわかりました? このスコットランドなまり。

(海保知里)私はアメリカ英語専門なので、イギリス英語のまたさらになまりが強いので、わからないです。

(町山智浩)これね、今回最初の方、ちゃんと英語字幕が入ってました。

(海保知里)ええーっ! それぐらいわからないってことなんですね。わからないんですね、みんな。

(町山智浩)そう。で、「ああ、よかった。これがずっと出続けるんだったら俺にもわかる」って思って見ていたら、途中でなぜかなくなるんですよ。字幕が。

(海保知里)それ、ちょっと悲しいですね(笑)。

(町山智浩)そんな中途半端にしておくなよ!って思いましたけど(笑)。

(山里亮太)「もう慣れただろ?」ってことなのかな。

(町山智浩)なんかね、言葉がほとんど違っていて全然わからないんですけど。それは日本から見ているとスコットランドってイギリスの一部だと思うじゃないですか。でも、全く違う国なんだってことが逆によくわかるんですよね。言葉が違うから。で、まあちょっと簡単に説明しますと『トレインスポッティング』っていうのはスコットランドのエジンバラに住んでいるハタチをすぎたぐらいの無職の若者たちの話なんですね。

(山里亮太)うんうん。

(町山智浩)で、主人公はユアン・マクレガー扮するマークという青年で、彼は無職で泥棒とかをして暮らしているヘロイン中毒です。で、それの親友が……出てくる子は全員幼馴染なんですが。その幼馴染でスパッドという男の子がいまして。この人は運動神経が鈍くていじめられっ子ですね。いわゆるのび太タイプです。で、ジャイアンみたいなベグビーという男がいまして、これはとにかく人を殴ったり蹴ったり、ものすごい暴力の塊みたいな。突発性暴力爆発症の男なんですね。

(山里亮太)(笑)

(町山智浩)で、いじめまくるし、女の人だろうとなんだろうと、血だらけにしちゃうような男なんですけど。これが先輩なんで、逆らえないんですよ。みんな。で、別に付き合っていたくないのに、引きずり回されるというですね、どっかで聞いたような話ですね。「もう一軒行こう!」みたいな話ですけども。「早く帰りてえな……」っていうね。で、いじめまくるというね。

(山里亮太)ベグビーだったか!

(町山智浩)そう。ベグビーなんですよ。で、もう1人はシック・ボーイという、この人はヤクの売人で。彼らにクスリをバラまいている悪いやつで。悪い先輩に絡め取られた気の弱い男がそのユアン・マクレガーなんですね。

(山里亮太)うんうんうん。

(町山智浩)で、この『トレインスポッティング』が世界中で大当たりしたんですよ。この当時、1996、7年っていうのはスコットランドはものすごく景気が悪かったらしくて、失業者が多くて、どこにも行き場がなかったらしいんですね。で、そういう人たちの心を拾うような映画で。で、「トレインスポッティング」っていう言葉はちょっとわからないんで説明をしますと、これ、原作がありまして。原作は自伝的な話なんですよ。マークの立場の人が書いたものなんですけども。

(山里亮太)はい。

「トレインスポッティング」の意味

(町山智浩)「トレインスポッティング」っていうのは実際はね、「列車当て」っていう意味なんですよ。「機関車当て」とか「電車を当てる」っていう意味なんですね。で、鉄オタの人って列車の型とかを全部覚えているじゃないですか。

(山里亮太)ああ、はいはい。

(町山智浩)で、通り過ぎただけで「あれは○○って型だ」ってことを当てることを「トレインスポッティング」って言うんですよ。

(山里亮太)へー。なるほど。

(町山智浩)ただ、彼らは何も目的がなくて生きているんで、酔っぱらいの爺さんに「お前らはトレインスポッティングしているみたいだな」って言われるシーンが原作にあって。で、そこから全く目的のない人生・生活っていうものを「トレインスポッティング」という言葉で表現しているんですよ。

(海保知里)ああ、そういう意味だったんですね。

(町山智浩)ただ、映画の中にそのシーンがないんですよ。ないから、みんなトレインスポッティングっていうのはどういう意味だろう?って思って、違う意味にとらえていって。まあ、ヘロインの注射を打っていると、ヘロインの注射を打った痕が腕の肘の内側の静脈のところに電車みたいに続けて並ぶんですね。黒い粒々が。それをトレインスポッティングって言うんだって別の意味に解釈されて。それがいま、定着して。ヘロインの注射を打つことをトレインスポッティングって言うようになったぐらい、この映画の影響力は大きかったんですね。

(山里亮太)そっちの方で聞いてました。なんか。

(町山智浩)そうなんですよ。本当の意味がどっかに消えちゃったんで。で、この映画がすごかったのは、ここから出てきたユアン・マクレガーが大スターになりましたね。『スター・ウォーズ』のプリクエルシリーズでオビ=ワン・ケノービを演じたり。世界的にスターに。『ムーラン・ルージュ』とかでなっていったんですけど。あと、この『トレインスポッティング』っていう映画はですね、編集とか撮影がすごくて。麻薬中毒の人の幻視とも幻想ともつかない感じっていうのを映像で見せるんですよ。たとえば、汚いトイレの便器の中にドラッグを落っことしちゃって。

(海保知里)はいはいはい!

(町山智浩)覚えてますか? 便器の中に頭から突っ込んで。

(海保知里)そうそうそう! いや、かなり衝撃的というか。たしかあれね、主人公かのび太くんかちょっと忘れたんですけども。どっちかがジョボンと入ってね。

(町山智浩)主人公です。

(海保知里)主人公でしたっけ。そうそうそう。でしたね。

(町山智浩)で、中に入るとなぜかきれいな海になっているんですよ。トイレの中が。便器の下が。で、あれは幻想なんですけど。ちなみにあれ、とんでもないトイレに見えるんですが、あれは全部チョコレートだそうです。ウンコに見えるのは。

(海保知里)あれ、かなり汚らしかった。汚いトイレ!

(町山智浩)そうなんですよ。で、そういうすごい、とんでもない映像が出てくるんで、この監督のダニー・ボイルはそこで注目をされて。その後、『スラムドッグ・ミリオネア』っていうインドを舞台にした映画でアカデミー賞をとりましたね。で、しかもロンドンオリンピックでは演出まで手がけて。世界的な映画監督になったんですけども。ところがそれがですね、20年ぶりに帰ってきて。全員元のキャストで20年後の姿を描くというのが今回の『T2 トレインスポッティング』なんですよ。

(海保知里)結構みんな歳取ってますよね?

(町山智浩)みんな歳取っているんですよ。みんな45とか50なんですよ。で、とにかくこの人たちが出てきた時に衝撃なのは、やっぱり俺もそうですけど、おつむがみんな薄いんですよ。みんな。もう、何ていうか寂しい感じになっていて。で、白髪染めを一生懸命している人とかも出てきたり。あと、ユアン・マクレガーはそんなにハゲてないんですけど、顔のシワがすっごいんですね。

(海保知里)まあ、年輪というかね。

(山里亮太)20年たっていますからね。

(町山智浩)そう。これ、ツルツルの美少年だったんですよ。最初。それがいま、もうシワシワになっていて。

(海保知里)でもそれが味として、ですよね?

(町山智浩)いや、だから普通だったら年輪になっていいオヤジになっているはずなんですよ。それで彼らも子供がいたりするんですけど。子供はもう大学に入るぐらいの歳なんですね。20年たっていますから。でも、全く昔と同じ生活をしているんですよ。彼ら。

(海保知里)ああー……。

(山里亮太)トレインスポッティングな。

(町山智浩)そう。前作は最後に主人公が、これ言っちゃっていいと思うんですけど。脱出をするんですよ。その状況から。で、ベグビーを裏切って、彼の金をパクッて脱出してまともな仕事に就くっていうところで終わるんですね。ところがその後、それも失敗して。それで結婚もしたんだけど、それも失敗して。で、一文無しでスコットランドに帰ってくるんです。この主人公のマークは。で、昔の友達を訪ね歩くと、みんな仕事がなくて。ボロボロになっていて。で、歳だから他の人に相手にされなくて……っていう。その中でどうやって立ち直るか?っていう話が今回の『T2』なんですね。

(山里亮太)ああー……。

(町山智浩)ただ、いちばん怖いその暴力先輩のベグビーはやっぱり刑務所に入っていまして。で、強盗障害で入っているから当分出てこないだろうってことで、それはホッとしているんですよ。ところが、彼が刑務所を脱走して復讐するために主人公たちを追っかけまわすところから話は展開していくんですよ。

(山里亮太)うわーっ。

(町山智浩)っていう……高校の時の嫌な先輩がなぜか一文無しで自分の会社に来るって想像してくださいよ。

(山里亮太)最悪だ!

(町山智浩)最悪でしょ、それ。「俺はあいつのよぉ、先輩なんだよ!」とかって言って会社とか仕事先に来るの。まあ、よくあることですが。最悪の状況なんですね。で、この映画ね、すごく面白いのはこのスコットランドがかなり変わっているんですよ。この20年間で。当時はすごく景気が悪かったらしいんですけど。1997年ぐらいは。EUに入って、それで通貨が統一されてから2000年以降はすごく景気が良くなっているらしいんですね。で、町中ジャンキーだらけでゴミ溜めみたいだったところがきれいになっちゃって、観光地になっているんですよ。

(山里亮太)ふーん!

20年前と大きく違うスコットランド

(町山智浩)で、これはEUがヨーロッパ全体の不況があったり、いろいろ苦しんでいるところに助成金を出して、システムを作って。で、スコットランドはすごく改善されたらしいんですよ。で、外国人もいっぱいいて。この中に出てくるシック・ボーイっていうヤクの売人は現在美人局をしているんですが。その自分の彼女はブルガリア人の美女なんですね。で、彼女に金持ちとエッチをさせているところをビデオに撮って脅して暮らしてるんですけど。脅迫してね。そういう、いろんなところにいる女の人とか男の人がみんなスロベニアから来たとかルーマニアから来たとか、いろんな人が混じっている状態になって。EUらしい事態になっているんですよ。

(山里亮太)はいはい。

(町山智浩)で、その中で彼らは取り残されちゃっているんですよ。4人は、その発展から。これは、やっぱりすごく不況な時に就職期になると、ちゃんとした職業訓練を受けられないじゃないですか。その時に、要するに非正規雇用とかで10年ぐらい働いちゃうと、どんなに景気が良くなっても一般の会社に正式に採用されないんですよ。新しい事業を始めるスキルもないし。そういうね、1回落ち込むと景気全体が良くなっても、落ち込んだ時に20代を経験するとヤバいっていうのがよくわかるんですよ。

(山里亮太)うーん……。

(町山智浩)あとね、いまスコットランドってこの間、イギリスから独立するっていうことで住民投票をやって、55%がそれに反対してイギリスというか大英帝国っていうか連合王国に残ったんですけども。いま、また「分離しろ」っていう動きが起こっているんですよ。で、その時に残ったのは、ユーロにしないでポンドにしていたんですね。イギリスだけ、通貨を。ところが、ユーロっていうのが落ち込んだんでポンドが急激に上がったんですごく儲かったというか、(通貨が)安定したことがあって。だから、ポンドを失うぐらいだったらイギリス連合王国に残るという選択を国民はしたと現在、言われているんですね。

(山里亮太)ふーん!

(町山智浩)ところが、いまポンドはものすごく落っこちているじゃないですか。Brexitで。(イギリスが)EUから離脱するということで。だから、大英帝国の連合王国に残っている意味がなくなっちゃったんですよ。スコットランドに。だから、また分離するっていう動きが起こっているんですよ。で、それをすごく象徴するシーンが『T2 トレインスポッティング』、今回の続編の方にはあってですね。彼らが金がないもんだから、パブとかに行くとコートがかかっているけど、コートの中に財布がある場合があるじゃないですか。ハンドバッグとかね。そのハンドバッグとかからキャッシュカードを盗むっていうセコい泥棒をするんですよ。主人公たちが。

(山里亮太)はい。

(町山智浩)で、その時にやっぱり普通の人から盗るのは申し訳ないってことで、ユニオニストっていう人たちが集まるパブに行って財布を盗むんですよ。

(山里亮太)ユニオニスト?

(海保知里)組合ってことですか?

(町山智浩)そう。ユニオニストっていうのはね、連合王国に所属し続けたいと思うスコットランド人のことなんです。

(海保知里)へー。

(町山智浩)で、彼らはスコットランドの旗じゃなくて、ユニオンジャックを掲げていて。「イギリス万歳!」っていう歌を歌っているんですよ。「女王陛下万歳!」って歌っているんですよ。だから、こいつらからいくら金を盗ってもいいんだっていうのがこの映画なんですよ。これがちょっとわからないと思うんですけど、スコットランドって全くイングランドと別の国だったんですよ。昔。全く別の王国だったんです。スコットランドっていう王国は。で、民族的にも宗教的にも全く違うんですよ。イングランド人はゲルマン系、ドイツ系の人たちなんですけど、スコットランド人はケルト系っていって、アイルランドとかウェールズの人たちと同じ民族なんですね。

(海保知里)ええ。

(町山智浩)で、宗教はカトリックだったんですよ。で、これは『メリダとおそろしの森』の中でも描かれていますけど、スコットランド王国はずっとイングランドが侵略してくるのに対抗して戦っていたんですけども、長い歴史の中でイングランドに占領されちゃう形になって、併合されちゃうんですね。で、併合された後も、ずーっとそのイングランド政府のスコットランド人に対する弾圧っていうのはずっと続くんですよ。でね、それがいますごく、また復活していて。まあ、1回それが盛り上がったのに『ハイランダー』っていう映画を覚えてます?

(海保知里)はい。ありましたね。ええ。

(町山智浩)あれ、メル・ギブソンが主演で。1300年ごろにスコットランドが独立運動を起こして。その時の英雄がメル・ギブソンが演じて、イギリスと戦う話だったんですけども。あれが1300年なんですが、それから400年以上たっている1740年代にもスコットランド独立戦争があるんですよ。だからずっと戦っているんですよ。独立しようとして。で、いまね、ネットでAXNとかで見れるドラマで、アメリカやイギリス、日本でもすごく人気のある『アウトランダー』っていうドラマがあるんですよ。


(海保知里)ああ、やっていますね。

(町山智浩)『アウトランダー』っていうのはね、1940年代の第2次大戦の女の人が1740年代のスコットランドにタイムスリップする話なんですよ。そこでハイランダーと呼ばれているスコットランドに住んでいるスカートを履いた人たち、いますよね。キルトっていうスカートを履いて、中はノーパンのおじさんたちがいますよね。あの人たちと恋に落ちるんですけど。その女の子が。ところが彼女はこの後、大変なことが起こることを知っているんですよ。

(山里亮太)えっ?

(町山智浩)1746年にカロデンの大虐殺っていうのがあって。ハイランダーの人たちって武器がハンマーとか弓矢とか斧とかしか持っていないんですけど。それでスカートを履いているんですが。それに対してイングランド軍が大砲とか銃とかの近代兵器でもって攻め込んで皆殺しにしたっていう事件があったんですよ。

(山里亮太)おお……。

(町山智浩)1300人以上スコットランド人を大虐殺したんですけど。で、それがもうすぐ起こるから、それをなんとか止めようとするっていう主人公の話なんですよ。だから、未来からタイムスリップして知っているから。で、これがすごく人気で、いまこれがまたスコットランドの人たちに「やっぱり独立すべ!」みたいな話になっているんですよ。「やっぱりひどいことをさんざんされたし……」みたいな。「すべ」とか言うと、またあれですけども(笑)。で、この主人公たちは昔、サッカーチームでもグラスゴーにね、レンジャーズっていうチームがあって、それはユニオニストのチームなんですね。サッカーの。それに対して、セルティックっていうチームがあって、これは分離派のチームなんですよ。サッカーチームが分かれているんですよ。政治的・民族的に。

(海保知里)あ、そうなんですか!

(町山智浩)そうなんですよ。だからもう、応援する人たちは殺し合いみたいになっちゃうんですよ。民族対立だから。で、そのセルティックの方、スコットランド分離派の方、カトリック派の方が勝っている試合をビデオで何度も主人公たちは見ていて。そうすると、ブルガリアから来た女の子に「あんたたちは過去の栄光ばっかり考えている。もう未来に進んでいるのよ!」みたいなことを言うんですけど、そういうところで非常に政治的な現在のスコットランドとかユーロの状況をね、反映している映画になっていますね。

(海保知里)いや、すごくこういったものが全部に絡まっているんですね。

(町山智浩)そうなんですよ。1作目ですごくよかったのは、「人生は選ばなければいけないんだ。麻薬なんかにダラダラとハマってないで、自分の人生、未来は選ばなければいけないんだ」っていうのがメッセージだったんですよ。1作目の。そしたら今回は「あんた、麻薬中毒でどうしようもない」って言われた主人公が、「なに言ってるんだ!」って言うところがすごくいいんですよ。「お前ら、麻薬以外のものに中毒じゃないか!」って言うんですよ。

(山里亮太)うん。

(町山智浩)「ネットとかスマホとか、くだらないものに中毒で。ヘロイン中毒のことを笑えないだろ!」っていうシーンがあって。結構そういうところもなかなか泣かせるんですけど。果たしてこのダメ人間たちが立ち直れるかどうかっていうのが『T2』で。まあ、あの頃青春で見た人たちもね、もうみんな40、50なんで。ぜひ見て、いろいろと。頭が薄くなっているのを見ながら、自分の頭を撫でたりするといいと思います。

(山里亮太)そうか。あの頃、ヤンチャな人が見ていたからね。結構、あの『トレインスポッティング』を。そういう人たちが、すげー自分に重なるんじゃないですか?

(町山智浩)そうなんですよ。本当に。でもね、あまり人は変わらないなと思いましたね。

(山里亮太)結局(笑)。人は変わらない。

(町山智浩)変わらないなと思いましたね。はい(笑)。

(海保知里)ありがとうございます。ということで、『T2 トレインスポッティング』は4月8日(土)公開ということですね。

(町山智浩)今週末じゃないですか。

(海保知里)そうなんです。今週末公開になりますが、今日は『T2 トレインスポッティング』についてお話いただきました。町山さん、ありがとうございました。

(山里亮太)ありがとうございました!

(町山智浩)どもでした。

<書き起こしおわり>

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