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松尾潔 Trey Songz『Song Goes Off』とMariah Carey『I Don’t』を語る

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松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中でトレイ・ソングスの『Song Goes Off』とマライア・キャリーがYGをフィーチャーした『I Don’t』を紹介していました。

Here it is: the cover for my new song, I Don't, coming out this Friday. ?????? MC + YG #IDONT

Mariah Careyさん(@mariahcarey)がシェアした投稿 –


(松尾潔)では、まずお届けいたしますのがこの番組ではおなじみ、トレイ・ソングスです。ニューアルバムがリリースされます。その中から、先行でシングルがいくつか出ていますが、『メロ夜』的にはこちらかな? と思いましてピックアップいたしました。聞いてください。トレイ・ソングスで『Song Goes Off』。

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Trey Songz『Song Goes Off』



トレイ・ソングスで『Song Goes Off』をお届けいたしました。相変わらず色っぽいですね。ビデオの方もいま、動画サイトで見ることができます。ちょっとね、若返ったような印象さえあるんですね。もう一通りの名声っていうのは手にしたように見えますけどもね。それはR&Bフィールドに限った話でありまして。もしかしたら、もう一化けして、世界の、みんなのトレイ・ソングスになる。そんな時が近づいているのかもしれません。そのように思わせてくれるトレイ・ソングス『Song Goes Off』。相変わらずチャーミングですね。

こういう若い、チャーミングなR&Bアクトを放っておかないのがマライア・キャリーという女性ですね。きちんと数えたことはないんですけども、たとえばニッキー・ミナージュみたいなラップもやるという人ではなくて、シンガーという……こと、R&Bフィールドに限っていえば、マライア・キャリーは最も男性シンガーとの共演が多い女性スターの1人ではないかと思います。トレイ・ソングスとマライア・キャリーのデュエットというのも存在しまして。『You’re Mine』という曲ですね。以前、この番組でもご紹介したこともあるかと思います。



もう、数年前のデュエットになりますが。そんなマライア・キャリーがこのたびタッグを組んだのはラッパーのYGです。まあYG、この番組できちんとご紹介することはいままでなかったと思いますが、すでにアメリカのブラックコミュニティーではステータスをたしかなものにしている、そんなラッパーの1人かと思います。マライア・キャリーとYG、歳の差はありますけども、年上の女性・若い男。この組み合わせ、マライア・キャリー、若い時から割りとそういう匂いを出している女性だったんですが。この構図がハマる、もういま、もしかしたら男性とデュエットするにあたっては実りある時を迎えているんじゃないかなという気もしますね。聞いていただきましょう。先月リリースされたばかりの新曲です。マライア・キャリー feat. YGで『I Don’t』。

Mariah Carey『I Don’t ft. YG』


Donell Jones『Where I Wanna Be』



ラッパーYGをフィーチャーしたマライア・キャリーの新曲『I Don’t』に続きましてはその『I Don’t』の中で下敷きになっていた曲ですね。ドネル・ジョーンズの『Where I Wanna Be』。懐かしいナンバーをお届けしました。これは1999年にリリースされました男性シンガー、ドネル・ジョーンズのセカンド・アルバム『Where I Wanna Be』のタイトルトラックです。この『Where I Wanna Be』というアルバム、なんといっても『U Know What’s Up』というR&Bナンバーワンヒットが出たことでおなじみです。そしてその『U Know What’s Up』が当時ヒットした理由のひとつとして、TLCのメンバーでありましたレフト・アイ。リサ・レフト・アイ・ロペスがフィーチャーされていたという、そういうトピックがございました。



1999年、まだTLCが3人組だった時代の話ですね。ご存知のようにレフト・アイはその後、不慮の事故で若くして亡くなってしまいます。いまとなっては、『U Know What’s Up』を聞いてもちょっと特別な感情が押し寄せてくるのですけども。まあ、その『U Know What’s Up』のヒットの影に隠れがちなんですけども、アルバムのタイトル曲であります『Where I Wanna Be』という曲。これも、特にブラックコミュニティー。アフリカン・アメリカンの間では大変なヒットになりましたね。

ちょっとマニアックな話になるんですけども、このドネル・ジョーンズの『Where I Wanna Be』というアルバムは彼にとってのセカンド・アルバムだという風にお話をしました。ファーストアルバムが1996年に出た『My Heart』。リリースしたのはLA&ベイビーフェイスが率いるラフェイスレコードでしたね。当時最も勢いのあったR&B、ヒップホップレーベルのひとつでしたけども。で、それから3年後にセカンド・アルバム。ここで大ブレイクを果たすわけです。ファーストアルバムももちろん、いい内容でした。ですが、最もその中で注目をされたのはスティービー・ワンダーの『Knocks Me Off My Feet』のカバーだったことに象徴されるように、ドネル・ジョーンズのソングライターとしての魅力にまで気づいた人は当時、あまりいなかったんじゃないかと思います。

ですが、このセカンド・アルバムでシンガーとしてのみならず、曲の作り手としてのね、才能にも注目が集まりました。ジャケット写真ではドネル・ジョーンズはギターを手にして、タバコをくゆらせながらギターの弾き語りをしているというジャケットなんですね。「あ、この人ってシンガーソングライターだったんだ」と僕でさえ当時、そう認識を改めたぐらいなんですが。で、そこから『Where I Wanna Be』という曲がヒットするっていうのはちょっと時間がかかったんですよね。まず、『U Know What’s Up』がR&Bチャートでいきなりナンバーワン。これは全米チャートでも7位と、その前のアルバムの『Knocks Me Off My Feet』は最高位でも49位だったので、いきなりトップテン入りで、いわゆるブレイクを果たしたわけなんです。

ですが、その後すぐにこの『Where I Wanna Be』のシングルヒットにつながったかというと、差にあらずでございまして。『U Know What’s Up』の次に『Shorty』という曲をカットして、もう1回『This Luv』っていう曲をカットして、4曲目に『Where I Wanna Be』をシングルカットしたら、これがR&Bチャートの2位になったと。で、いまではこのアルバムは二大ヒット収録っていう風に言っているんですけども、実はファースト・シングルとフォース・シングルでございまして。あんまり順位のことばっかり言うのも趣味のいい話ではないんですけども。セカンド・シングルとサード・シングルはじゃあ何位だったか? というと、80位、48位なんですよ。

この乱高下はね、彼の人生を象徴していまして。もう一度、言いますよ。1位、80位、48位、2位。で、その次に『Shaft』っていうサントラに参加したんですけど。そこで『Do What I Gotta Do』っていう曲をやったんですけど、これ、102位ですからね。ええ。で、その後彼はラフェイスレコードを離れまして。まあ、ラフェイスからももうちょっと出していましたけども。インディーズでいまは活躍しております。いまは、そうですね。いい意味でチャートの順位に振り回されることのない音楽人生を謳歌しているように見えますが。でも、かならずライブで『U Know What’s Up』を歌うことはなくても、『Where I Wanna Be』はかならずリクエストされて歌っているという、そういう話を聞いたことがあります。まあ、そこに目をつけたマライア・キャリーもさすがですね。

<書き起こしおわり>

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