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町山智浩と藤谷文子 トランプ政権の不法移民取り締まりを語る

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町山智浩さんと藤谷文子さんがBS朝日『町山智浩のアメリカの”いま”を知るTV』の中で、ドナルド・トランプ政権による不法移民の取り締まりについて話していました。



(ナレーション)トランプ政権発足から2ヶ月。公約実現へ向け、次々と耳を疑うような大統領令を連発。特に入国禁止令は大混乱を招き、後に一部の国の禁止を解くなど迷走も。そしてついに不法移民の国外強制退去や国境の壁建設に着手。一方で主要閣僚がアメリカ駐在のロシア大使と就任前に接触していた問題が発覚。一体どうなってしまうのか?

(藤谷文子)なんかでも、甘く見ていたなって私は思って。「あんなことを言っていたけど、大統領に実際になって言っていたことを全部やろうとして、できるわけないじゃん」って会話がよくなされていたけど……。

(町山智浩)あり得ない公約をしていたからね。

(藤谷文子)ねえ。そしたらまさかの……この、次から次へと信じられない。

(町山智浩)信じられない。とりあえず一斉に大統領令を連発して。大統領令は議会とかを通さないでもいいんで。で、いちばん問題なのはメキシコ国境の壁建設と、この不法入国の国外退去を本当にやり始めているのでね。これ、びっくりしているんですよ。ICEっていうイミグレーションの警察が突然、不法入国している人の家に行って、その人を逮捕してっていうのをいまやっていて。

(藤谷文子)どこでやっているんですか?

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不法移民国外退去に反対するカリフォルニア州

(町山智浩)結局カリフォルニアは州全体としてトランプの不法入国者の国外退去に反対するっていうことを表明しているから、それに反対していないところでやっているの。カリフォルニアは不法入国者なしでは生活ができないから。

(藤谷文子)いや、本当にたぶんいろんなことが回らなくなりますよね。

(町山智浩)回らなくなる。藤谷さんは自分で赤ちゃんを面倒を見ているからあれだけど、あっちのビバリーヒルズの方に行くと、誰も子供の面倒を自分で見ていないじゃないですか。ハリウッドのセレブの人たちは。で、だいたいナニーさんっていう乳母がいて。メキシコ系の人でしょ? 不法入国者の人が多いですよね。

(藤谷文子)それだけじゃなくても、たとえばレストランで働いている不法入国の方とかも、まあほとんどのいろんなビジネスがみんなそうですよね。

(町山智浩)そうなんですよ。カリフォルニアって3つ産業があって。ひとつはハリウッドでしょう。ひとつはIT系のシリコンバレーじゃないですか。で、もうひとつは農業じゃないですか。で、農業がいちばん大きいんだよね。カリフォルニアはね。

(藤谷文子)そうだ! 農業の収穫時は。

(町山智浩)果物や野菜は手で取らないとならないから、人手が必要なんですよ。だから、その時に臨時雇いがどうしても必要なんで。それを全部普通に給料とか保険、福利厚生まで払っていたら、野菜なんてとても無理なのね。

(藤谷文子)どうするんだろう?

(町山智浩)そう。だからカリフォルニアは州としてその不法入国者の退去に反対するし、あとロサンゼルスとかフレズノとかサンフランシスコとかそういうところも、それに対しては街として反対するっていう、「サンクチュアリ」っていう宣言をしているんですよ。うちの方の全部そうなんだけど。で、それに対してトランプは「不法入国者をかばうなら、その市に対する政府の助成金を打ち切る」って言っているんですよ。

(藤谷文子)なに言ってるの?(笑)。

(町山智浩)でも、それでもトランプの不法入国者とか移民に対する規制の厳しさにアメリカ全体の結構半分ぐらいが賛成をしているっていう……。

(ナレーション)移民規制賛成派の理由。

(町山智浩)要するにこのへん(海岸部)の人たちは不法入国者にたよって経済生活を営んでいるんだけど、このへん(中西部)の人たちは関係ないんですよ。

(藤谷文子)そうかー。

(町山智浩)特にこのラストベルトのあたりとか、不法入国者とかいないし。移民自体もほとんどいないのね。ここの支持をトランプは受けているから。あと、農業の収穫っていう問題がすごく大きいんですけど。アイオワとかカンザスとかに行くと、小麦とトウモロコシなんですよ。で、大規模農業で日本の面積全体よりもここらへんのトウモロコシの畑の面積の方が大きいんですけど、移民労働者はいらないんですよ。

(藤谷文子)なんで? 機械でできるから?

(町山智浩)全部完全に機械でオートメーション化されているから。

(藤谷文子)フルーツじゃないから(笑)。

(町山智浩)フルーツじゃないから。だから刈り入れも全部すごい巨大な機械でワーッてやっちゃうから。だから、移民をここはいらないんですよ。農業も。だから、「移民がいないと(農業が)できない」っていうのは「ん? よくわかんない。なに言ってんの?」みたいな世界なんですよ(笑)。

(藤谷文子)「自分でやれよ!」みたいな感じに(笑)。でも、その移民自体をオフィシャルに国がカリフォルニアだけでもいいですけど、なかなかできないんですかね。合法にする方法みたいな。

(町山智浩)オバマさんがそれをやろうとしていて。あと、アリゾナの上院議員だったマケインさんっていう共和党の人もやろうとしていて。アリゾナって不法入国の人がすごく多い上に、メキシコ人が30%ぐらいなんで。多いんですよ。赤ちゃんの頃とか子供の頃に不法入国した人は、自分の意思で不法入国したわけじゃないから。彼らが成人するまでに市民権が取れるようなシステムを作ろうとして。オバマ大統領がドリーム法っていう法律を作ったんですよ。そしたらトランプ大統領になったら、それを潰しちゃったんで彼らは行き場がなくなっちゃっているの。

(藤谷文子)私、お友達とかにいますよ。それこそFOXとかで働いているメキシコ人の、赤ちゃんの時に連れてこられたとかいうお友達が。まあ、ハタチすぎているんで市民にはなっていますけど。

(町山智浩)うんうんうん。だからそれをオバマ大統領がちゃんと法制化してコントロールして、不法移民の人たちの労働をある程度政府が管理するようにしようとしてたら、「不法移民全員退去!」みたいなことをトランプが言い出して。

(藤谷文子)全く違う世界に引きずり込まれた感じですね。

(町山智浩)そう。

(藤谷文子)なんか、自由の女神の光、消えましたよね?

(町山智浩)そうそうそう(笑)。

(ナレーション)自由の女神は反トランプ大統領?

自由の女神の光が消える

(藤谷文子)事故だとすると、あまりにもできすぎているというか、誰かがわざとトランプに対して何かを言いたいから、メッセージとしてやったのかな?って。すごい不思議なイメージでしたよね。あそこが暗いの。

(町山智浩)ねえ。なんて言うのかな? トランプが移民や難民を規制した時に言われたのは、自由の女神の台座に掘ってある文章が……。

(藤谷文子)私、泣いちゃいましたもん。いま一度、みんなで読み直されたじゃないですか。「疲れた者を……」みたいな。

(町山智浩)「貧しい者、疲れた者、抑圧されたり迫害されている者をアメリカへ送りなさい」って台座に書いてあるんですけど、「送るな!」って大統領が言ったから(笑)。

(藤谷文子)本当に、それがアメリカを作ったのに。で、素晴らしい文章じゃないですか。そういう心を世界中の人が持っていたらもっと平和になるのにって思うような言葉を書かれているのに、そんな風な……って思っていたら、光がなくなったからびっくりして(笑)。結構Twitterでバーッと出てきました。

(町山智浩)ねえ。「自由の女神がストライキをしている」って書かれてたね(笑)。

(藤谷文子)ねえ(笑)。

(町山智浩)怒って、抗議のストライキなんじゃないか?っていう。しかも、国際女性デーでもあったんでね。


(藤谷文子)「事故だ」と一応言われているけど(笑)。

(町山智浩)そうね。誰かがやったのかもしれないというね。はい。事故かどうかっていうことでモメているのは、やっぱりアカデミー賞ね。

(藤谷文子)(笑)

<書き起こしおわり>

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