ピエール瀧 東日本大震災から1週間後のラジオトーク

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ピエール瀧さんが2011年3月17日放送のTBSラジオ『小島慶子キラ☆キラ』のオープニングトークで、自身が大地震に遭った際のお話しや、東北を元気にするための提言などをしていました。

(小島慶子)こんにちは。小島慶子です。

(ピエール瀧)元気ですかー!元気があれば、なんでもできる。ピエール瀧です!

(小島慶子)あの・・・(笑)。励ましの言葉が全部猪木さんのパクリです。

(ピエール瀧)(モノマネで)はい。ありがとうございます。猪木、いいことを言いますよね。元気があれば、なんでもできる。はい。

(小島慶子)瀧さん。瀧さんはどこにいる時に揺れたんですか?

(ピエール瀧)僕ね、先週ね、新宿駅南口を車で走行中に遭遇しましてね。

(小島慶子)新宿駅南口って、なんかこう・・・

(ピエール瀧)トンネルがあって、トンネルからちょうど南口に出てきたところで車を停めてたら、なんかユラユラユラッて揺れたんで。あれ?なんか隣にトレーラーとか走ってるのかな?って。よくあるじゃないですか。

(小島慶子)地響きがしてね、揺れることがあります。

(ピエール瀧)揺れたりするじゃないですか。なのかな?と思ってみたら、トレーラーも走ってなく。そしたら信号が変わったんで、南口の駅の坂を登ってたら、『ここ結構轍が多いんだな。ハンドル、取られるな』なんて思ってたら。

(小島慶子)道が悪いと思ったんだ。

(ピエール瀧)したら、新宿駅南口に轍があるわけないじゃないですか。

(小島慶子)そうですね。で、あそこちょっと上なんですよね。橋になってて、なんにもないときも実は揺れたりするんですよね。

(ピエール瀧)そう。で、これ地震だ!ってことになって。車をすぐサイドブレーキかけて停めまして。で、しばらくしたら揺れが収まったので、そのまま南口を通過していったところ。カメラ屋さんとかある西口の方ね、みんな人がワーッ!出てて。中央分離帯のところに人がいっぱいこう、たわわにいて。で、窓開けて『どうでした?』って言ったら、『いや、もうビルがユラユラ揺れちゃって、びっくりするもん見て。大変でしたよ!』っておばちゃんが言ってたんで、『大丈夫っすよ!』なんて言って、そのまま下高井戸にラーメンを食べにいきました(笑)。

(小島慶子)ラーメン屋さん?やってました?

(ピエール瀧)で、行ったら、ガスが止まっているんで、ガスがないと。って言ってたら、ちょうど僕の後に入ってきたお客さんが東京ガスの方で。東京ガスの方が『あ、ガスですか。じゃあここをこうやって押して・・・』みたいなやつ、リセットかけてくれて。で、ボッて火がついて、それで、ラーメンを食べてきました(笑)。で、食べてたところ、テレビで津波の映像とか、バーッと流れてくるようになったんで、これは大事だ!ということになって。

(小島慶子)その時点でやっと気がついた。全体に。

(ピエール瀧)そうなんですよね。

(小島慶子)いや、でもああいうテレビはね、遠くでもどうなっているか?ってことがわからないと、いま自分がどういう出来事の中に置かれているのか?ってとっさにわからないですもんね。

(ピエール瀧)揺れが収まったから、もういいでしょ?みたいな感じになってラーメンを食べてたんですけど、ぜんぜんそんなことはなかったっていうね。

(小島慶子)3月11日。先週の金曜日。東日本大震災。起きました。

(ピエール瀧)あ、ちょっといいですか?その前に。えー、被災にあわれた東北の皆さん、心からお見舞いを申し上げます。そして、現場で命がけでがんばっているみなさんは、ありがとうございます。以上です。はい。

(小島慶子)あの、本当にそうですよね。みなさん、自分にできること、ベストを尽くすということの積み重なりの中でしか、世の中動かないんだなってのが本当によくわかりましたし。まさに、本当に命をかけてね。我が身をかえりみず、行ってくれる方々。その人たちにしか出来ないこともあるんだなって・・・

(ピエール瀧)みんなね、そのネットとかで知識がいっぱいあって。こうしたらどうだ?ああしたらどうだ?とかっていうのもありますけどね。結局知識はあっても、僕ら訓練されてませんから。知識だけ持って現場行っても迷惑になるだけなんでね。そこがいちばん大きな違いですよね。

(小島慶子)そうですね。だからボランティアも、自発的に、地域的に町内とかね。地域で活動されている方、いらっしゃいますけど。本当に被災地に入って大掛かりになったいま、窓口を一本化して、きちんとした、システム化された中でボランティア活動やらないと、かえって復興の妨げになるということでね。

(ピエール瀧)行ってね、ボランティアに行きたい人の気持ちは非常に、飛んで行きたい気持ちもわかりますけどね。行って、『なんかやること、ないすか?』って言われるのがいちばんしんどいと思うんですよね。言われる側としても。『これをやりに来ました!』っていうならいいんですけども。『なんかやりに来ました!』っつって。

(小島慶子)ね。水も食べ物も電気も足りない中で。人手が増えてその方がうまく動かないとなると、かえって妨げになることも。

(ピエール瀧)東京からね、西のみなさんはしっかり経済を回す方にしましょうよ。

(中略)

(小島慶子)で、瀧さん。『俺、提言があるよ』なんてね。

(ピエール瀧)いや、だから僕ね、こんな状況じゃないですか。さっき言ったように、募金だなんだって。もちろん募金もするんですけど。なにができるかな?って考えていたところ・・・昨日夜、ぼんやり考えていたら、東北のみなさんに物質的な支援ももちろんしていくんですけども。なんとかこう、精神的に支援はできないものか?と。

(小島慶子)そうね。

(ピエール瀧)で、東北の人がいいイメージを持てるものはなにかないかな?と思って。昨日知恵を絞って考えたんです。

(小島慶子)東北の人がいいイメージを持てるように。

(ピエール瀧)持てるように。これから先の未来に。持てるようなものを考えたんですけども。いまね、プロ野球。セ・リーグが開幕するぞ、パ・リーグはどうするんだ?みたいなことになってますけども。あれね、ぜひなんとかね、早めにやりましょう。野球は。で、それなんでか?っていうと、仙台はね、東北楽天ゴールデンイーグルスとかありますけども。こんな状況の中、仙台の人たちがひとつのものに向かって気持ちを入れられるものっていうのは、絶対に必要なんです。精神衛生上。

(小島慶子)うん。

(ピエール瀧)これは向こう1年・2年の話になってきますから。絶対にそれが必要なわけで。で、僕考えたんですけども。ネーミングライツって知ってます?球場だったり会館に名前がつけられるもの。

(小島慶子)瀧さんがお金出せば、『ピエール瀧会館』とかね。名前を変える。

(ピエール瀧)で、いま楽天の本拠地のネーミングライツ、どこが持ってるか?っていうと、ユアテックスってところが持ってるんですよ。で、ユアスタって呼ばれてるんですけども。ユアテックスっていうのは、要するに東北電力の会社なんですよ。で、ネーミングライツ権が年間7千万円×3年で2億1千万円になってるんですね。で、ぜひこれを、いまユアスタになっている名前をある人物に買い取ってもらいたいんですけど。そのネーミングライツを。

(小島慶子)えっ、誰?

(ピエール瀧)で、2億1千万円ぐらいだったら買えそうな人物。ひとつ僕があるんですけど。ホリエモンなんですよ。

(小島慶子)ホリエモンスタジアム?

(ピエール瀧)違う!ホリエモンが昔、近鉄を買収しようとした時につけようとした名前があるじゃないですか。なんだか覚えてます?

(小島慶子)いや、もう忘れちゃった。なんでしたっけ?

(ピエール瀧)『フェニックス』なんですよ。

(小島慶子)不死鳥。

(ピエール瀧)なんで、ホリエモンに、このネーミングライツを買い取ってもらって。しかも東北電力なんてこんなネーミングライツに金突っ込んでいる暇があったら、いま電柱とか、2億1千万円あったら何本電柱が建てられるんだ?って話ですから。そこ、引き払って電柱の方に回しましょう。東北電力は。で、ホリエモンが買い取って、『フェニックススタジアム』で今年1年、やるんですよ。楽天の本拠地で。

(小島慶子)象徴的な名前ですね。

(ピエール瀧)それでやって、やる。2億1千万円だったら、ホリエモン。僕、知らないですけど。勝手に言ってますけど。

(小島慶子)会ったこと、ない?

(ピエール瀧)はい。ぜんぜんないですし。『金、持ってんじゃね?』ぐらいで言ってるんですけど。なんなら、倍で買いましょ?で、倍で買えばそれだけ。4億2千万円で東北電力の電力復興に寄付も出来るわけですから。

(小島慶子)あ、その分ね。

(ピエール瀧)で、これね、フェニックススタジアムで今年1年、楽天が戦っていくことがどんだけ重要か?っていうことは、1995年の『がんばろう神戸』の時。オリックスが優勝したんですよ。イチローを擁して。そん時に優勝したんです。これ、可能なんですよ。だから。

(小島慶子)阪神淡路の被災者の方がどれほど励まされたかっていう。

(ピエール瀧)どれほど励まされて、その時に、『がんばろう神戸』で優勝した時にどんだけみんな涙して、どんだけ気持ちがひとつになったかっていう。そういうことが、いま必要だと思うんですよね。東北に。で、東北にある球団って、楽天しかないんです。仙台にありますけど、そこは東北の球団ってことにして。来年1年、フェニックススタジアムで楽天が戦って。それが優勝した時の。もしくは優勝決定戦で日ハムの斉藤くんとマーくんが楽天で対決するわけですよ。あの夏の大会の再現をもう1発、やる!っていうことが、どんだけ僕、東北の人に勇気を与えるかな?っていうのを昨日思って。ですんで、ホリエモンさん。買いませんか?っていう(笑)。ところが、僕のね・・・(笑)。

(小島慶子)ぜひリスナーのみなさん、twitterでね。

(ピエール瀧)僕、ここまで声高に言っておいて、結局たよりはホリエモンなんですけど(笑)。ただね、堀江貴文さんっていうね、株でなんだかって世の中に悪いイメージがいっちゃいましたけども。ホリエモンは、ドラえもんみたいなもんですから。ホリエモンがいま、東北の人に夢を与えらえるっていうのは僕、すごくいいと思うんですよね。

(小島慶子)それ、一晩かけて考えたんですね。

(ピエール瀧)フェニックススタジアムってネーミングをつけられるのはホリエモンしかいないんですよ。

(小島慶子)一度考えたのが堀江さんだからね。

(ピエール瀧)それをやろうとしてたわけですから。

(中略)

(ピエール瀧)いやー、マジでね。まあその、子どもがね、テレビとかでずっとしんどい映像も見てて。うちの子もちょっと、ねえ。不安になってるんですよ。ですんで是非、近所のみなさん。子どもに下らないことを言ってあげてください。面白い顔をしてあげてください。

(小島慶子)是非ね。笑顔の力っていうのは、大人にとっても、とっても大きいですので。

(ピエール瀧)いまこそ、町のお調子者が役に立つ時ですよ。本当に。お願いします!

<書き起こしおわり>

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