安住紳一郎 なまはげを語る

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安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で秋田のなまはげについてトーク。かつて仙台の秋田郷土料理屋で遭遇した際の恐怖体験などを話していました。



(安住紳一郎)秋田県男鹿市の20代の女性の方です。「私の街自慢。なまはげ行事が私の街は続いていることが自慢です。いまは季節問わず様々なイベントで秋田県外で見かけることのできる秋田県を代表するなまはげ。本場では12月31日に家に来るんですよ。秋田県外の人には『本当に家に来るんだね!』とよく言われます。独身男性がなまはげをやっているのですが最近ではやる人がいなくて、行事自体をやらない地区も多くなってきました。時代ですね。そんな中、私の住む地区はもはや既婚・未婚を問わないことになっていて、若手の男性がとにかくなまはげをやっています。

なので、結婚指輪をしたなまはげさんも来ますよ。そして、我が家は地区の端なのでなまはげさんが来る順番も最初か最後のどちらかです。最初ですと、割と元気ななまはげが来ます。最後ですと、足がフラフラななまはげがやって来ます。なまはげはその家々でお酌され、相当酔った状態でやって来るからなのです。続けていこうと思う人たちがいることは本当にありがたい存在だと思います。2週間後、今年もなまはげがやって来ます。寒さ厳しい日々ですが、みなさまにおかれましては時節柄、ご自愛ください」。秋田県男鹿市からいただきました。ありがとうございます。

(中澤有美子)ああ、うれしい! ありがとうございます。

(安住紳一郎)なまはげね。私も仙台でなまはげに会ったっていう話をしましたよね。

(中澤有美子)そう! しました。

(安住紳一郎)あれ、もう10年ぐらい前ですか? 懐かしいですね。びっくりしちゃってね。私もね。みなさんもなまはげ、見たことありますか?

(中澤有美子)私はそれでよく行くようになりました。なまはげのお店に。

(安住紳一郎)ああ、そうですか。有楽町にありますもんね。

(中澤有美子)有楽町にありますし、品川にもあって。

(安住紳一郎)ああ、品川にもありますか。きりたんぽ鍋、美味しいですからね。

(中澤有美子)きりたんぽ鍋が好きになっちゃって。

(安住紳一郎)じゃあ、何回も通っていると少しなまはげに対する恐怖が薄れてきましたか?

(中澤有美子)とても薄れちゃうし、子供にいたってはなまはげの控室を覗きに行くようになったりとか、とても大好きになっていますね。すでに。

(安住紳一郎)ああ、クソガキじゃないですか。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

仙台での恐怖体験

(安住紳一郎)ひどい(笑)。ダメですよ。なまはげ。みなさんはなまはげ、会ったことがありますか? 私は仙台で心の底からの恐怖に出会いましたからね!

(中澤有美子)そうでしたよね(笑)。

(安住紳一郎)びっくりした。なまはげっていうと秋田のイメージがありますけどね。あの、なまはげは神事ですからね。あんまりそういうに風に扱っちゃいけないんですよ。キティちゃんのように扱っちゃいけないんですよ。

(中澤有美子)反省します(笑)。

(安住紳一郎)神事ですからね。

(中澤有美子)そうですよね。神の使いなんですよね。

(安住紳一郎)私は仙台に行った時に、どうしても寒くて。新幹線に乗る前に1時間半、時間が空いたんで、「ちょっとあったかいものを食べたい」と思いまして。その時に「鍋」って書いてあったんでそこに行ったんですよね。秋田の郷土料理の店とは知らずに入ったもんですから、私は仙台で鍋を食べているというイメージのまま、食べていたんですよね。そしたら、そこは秋田の郷土料理の店で、なまはげショーのある店だったんですよ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)それで、そのなまはげショーの演出がかなり凝っていて、突如として電気が消えたんですよね。それで、おどろおどろしいちょっと低い声と女性の高い悲鳴が隣の方から聞こえたんですよね。で、私は動揺とともにとっさに「ビル火災だ!」と思ったんです。「これは大変だ! 雑居ビルのビル火災だ!」って思ったんですね。それで、「逃げねばならぬ!」と思った時に……もう必死ですよね。

(中澤有美子)必死ですよね。笑っちゃいけないよ。

(安住紳一郎)非常口の緑色のランプを探して。「わーっ! 煙は? まだ?」とか言ったりとかしてやっていたんですよね。それで向こうの方から「わーっ! キャーッ!」っていう声が聞えるから、「大変だ! 天井がすでに崩落しているんだっ!」なんて思ったりして。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)「大変だよ!」とか思ったら……向こうの方から突然やってきたんですよね。「悪い子はいねえがっ!?」って。「ヒャア~~~!」ってなって(笑)。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)「こんなにノリのいいお客さんは初めてです」なんて言われちゃったりして。「違います!」って。

(中澤有美子)「こんなに喜んでいただいて」(笑)。

(安住紳一郎)「こんなに喜んでいただいて」じゃないですよ。こっちはもう心臓がキュッと締まったんですから。「ああっ……出張先の仙台で俺たち、終わるんだ」なんつって。もうキュッとなって。ありますよね? そういう時ね。

(中澤有美子)ありますね。不意打ちすぎちゃって。もう。

(安住紳一郎)怖かったもんな、あの時。本当に腰抜かしそうになったんですから。ものすごく怖いの。低い声で。で、そこでまだ「悪い子はいねえがっ!?」って言われてもまだわからなかったの。なんか、「なんかこの人、俺に伝えてる!」って。

(中澤有美子)伝えている(笑)。

(安住紳一郎)ねえ。ちょっと恐怖の時に言語が通じないと、ものすごくさらに増しますでしょう? その感情が。

(中澤有美子)そうですね。「なんか言ってる! こっちに言ってる!」って(笑)。

(安住紳一郎)「なんか言っているけど、わからない!」っていう。「はー、びっくりした」と思って。ちなみに、なまはげは秋田ですけども、なまはげのランクから言いますと当然秋田の男鹿半島がレベルの高いなまはげがいて。そして、秋田は比較的仙台に学校進学とか就職される方が……当然ね、東北の経済都市ですからそういう方が多いので、比較的仙台のなまはげはレベルが高いと言われていますね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)当然、男鹿半島でなまはげの文化に接していた青少年が後々仙台の方で、秋田郷土料理の店などでアルバイトなどをしますからね。

(中澤有美子)なるほど。本物を知っているから。

(安住紳一郎)そうですね。より本物……なまはげは神事なので、”本物”とかそういう言い方は……本当に控室とか、本当によくないと思います。

(中澤有美子)すいません(笑)。本当に申し訳ありません。

(安住紳一郎)私も秋田県民の方にものすごく怒られたことがありますから。「きちんと伝えてください!」って。

(中澤有美子)そうなんですね。はい。申し訳ありません。

(安住紳一郎)なので、非常にうん……まあ、私の言い方自体がおかしいけどね。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)そうですよね。仙台で見るなまはげはかなりいいものですよという。

(中澤有美子)神がかっている。

(安住紳一郎)神がかっている。そういうことですね。らしいです。だからなんとなく、仙台の郷土料理の店はいいですよということを言われました。

(中澤有美子)そうなんですねー。

<書き起こしおわり>

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