DJ YANATAKEとKEN THE 390 10周年記念ベスト盤『ALL TIME BEST』を語る

DJ YANATAKEとKEN THE 390 10周年記念ベスト盤『ALL TIME BEST』を語る INSIDE OUT

KEN THE 390さんがblock.fm『INSIDE OUT』に出演。DJ YANATAKEさんとデビュー10周年記念のベスト盤『ALL TIME BEST』について話していました。

(DJ YANATAKE)まず、一番最初にご紹介したいんですが……明日が店着日。そしてiTunesでは先行発売されていますけども。まずはベストアルバム『ALL TIME BEST』発売おめでとうございます!

(KEN THE 390)ありがとうございます。

(DJ YANATAKE)さっそく、iTunesでは先行発売で?

(KEN THE 390)そうですね。1週間早い先行発売ですね。

(DJ YANATAKE)で、もうサクッとね、iTunesチャートなんかもバッと一位になって。

(KEN THE 390)そうですね。ヒップホップのところでは一位になって。ありがとうございます。

(DJ YANATAKE)いいですね。あとこれ、avexから?

(KEN THE 390)そうなんですよ。今回、avexなんですよ。久しぶりの、出戻りみたいになっているんですけど。

(DJ YANATAKE)これはどういう……まあ、昔ね、avexからメジャーでも出して。その後、ドリームボーイ(Dream Boy Records)を立ち上げたけど。なんで今回のベスト盤を?

10週年記念のベスト盤

(KEN THE 390)そうですね。10周年でオールタイムベストとかをもともと出したくて。最初はドリームボーイで出そうと思っていて、avexの原盤を借りようとしたんですよ。当時の曲も入れたいんで……っていう話をしたら、「ちょっと1回、ご飯でも行こうよ」みたいな話を去年の終わりぐらいにして。で、ご飯に行って食べていたら、「なんか、うちでもやりたいんだよね」みたいになって。「逆に、うちが(原盤を)借りるのはどうかな?」っていう話になってきて。で、僕らも結構迷ったりもしたんですけど。でも、やっぱり10周年なんで。自分たちで出した方が儲かったりするケースもインディーズだから多いんですけど。だけど、やっぱり大きく打ち出す方がこの10年というタイミングは大事かなと思って。

(DJ YANATAKE)あと、いまどきはあれなのかもしれないけど、メジャーで出すことで売り場的などでも広がるとかね。そういうのもありますからね。

(KEN THE 390)あと、結局物理的にいま振り返っていみると僕ら忙しすぎて。CDを出すのをavexがやってくれたのは本当、助かったなと思っていて。このタイミングで。

(DJ YANATAKE)たしかに。そうかもしれない。

(KEN THE 390)やっぱり自分たちでやると大変なんで。だからすげーいい分業制で今回、出せていて。

(DJ YANATAKE)そうなんだよね。結構あと、これ3枚組になっていますね。DVDを入れてね。

(KEN THE 390)CD2枚にDVD1枚なんで。

(DJ YANATAKE)すごいボリュームなんだけど、結構お買い得なプライスになっていますよと。

(KEN THE 390)そうっすね。CD2枚組は2500円、DVD付きは3500円。

(DJ YANATAKE)安っ!

(KEN THE 390)安いんすよ。まあ、ベストなんでね。

(DJ YANATAKE)でも、安いよね。

(KEN THE 390)ケースがまたね、分厚いんすよ(笑)。

(DJ YANATAKE)久しぶりに見たね。これね(笑)。

(KEN THE 390)たぶん手に取ったらみんなびっくりする(笑)。最近、ケース薄いじゃないですか。で、これYOU THE ROCK☆さんの『ザ・グラフィティロック’98』とか『ザ・サウンドトラック’96』とかの時の、この無駄にデカい感じがすごいB-BOY心をくすぐられて。ケース見て、アガったんすよ。「いや、デカいのでやってください!」っつって(笑)。

(DJ YANATAKE)いいですね。でも、やっぱり最近の活躍は目覚ましいですから。やっぱり新しいファンもきっといるということで。改めてKEN THE 390を知ってみようという人はこのアルバムが入門編という感じになってもいいんじゃないかなと思いますけども。まあ、KEN THE 390の1個武器というか魅力と言えば、僕はマイクリレーもの。いろいろ出してますけども。なんですかね? 絶対に外さないっていうのを……

(KEN THE 390)まあでも、がんばってますね。そこは。はい。

(DJ YANATAKE)そこに客演された人が、その後に注目されるみたいな例もすごくあるし。たとえば、SKY-HIとかも。

(KEN THE 390)そうですね。『What’s Generation』から。はい。

KEN THE 390『What’s Generation』

(DJ YANATAKE)ねえ。ソロ活動としては、割りかし注目されているっていうか。そういうのも、いまだに歌詞にね、入れてきたりするし。

(KEN THE 390)そうですね。言ってくれているし。

(DJ YANATAKE)この番組でも、言ったらAKLOが参加している『ガッデム!!』とかね。

KEN THE 390『ガッデム!!』

(KEN THE 390)そうですね。

(DJ YANATAKE)割と早い時期に。なんて言うのかな? ちゃんとチェキれているっていうんですか?

(KEN THE 390)ああ、新しい人を。

(DJ YANATAKE)すごい聞いてる?

(KEN THE 390)日本語ラップっすか? でも、聞いてると思いますよ。やっぱり新しい人は。

(DJ YANATAKE)で、「次はこいつに頼みたいな」みたいなのも? そういうのは常に考えている?

(KEN THE 390)基本、考えてますね。組み合わせの妙ってやっぱり絶対にあると思うんで。

(DJ YANATAKE)そうそう。なんかやっぱさ、あるよね。逆パターンもあるじゃん。正直。ただ有名な人だけ並べりゃいいってもんでもないし。

(KEN THE 390)そうだと思います。ベタにすごいのが揃っていたら絶対にいいっていうわけでもないんで。

(DJ YANATAKE)なんかそのへんの人並べのセンスみたいなものはあるなと思って。逆に、どういう基準で……みたいなのは? なんか自分であったりするの?

(KEN THE 390)いや、まあ求められているものを出しつつ、ちょっと外したりとか。意外性は絶対に取りたいけど、でもやっぱり王道も行くみたいな、バランスですよね。やっぱり。難しいところなんですけど。

(DJ YANATAKE)そうかもしれないな。でもなんかね、もう時代を捉えてるっていう感じはするんだよね。いつもね。

(KEN THE 390)それはそう行きたいなと思いますね。

(DJ YANATAKE)で、今回の『ALL TIME BEST』用にも先行シングルとしてマイクリレーものの最新作っていうことになるんですかね? いま、バックトラックでもかかっていますけども。『Turn Up』。こちらにはなんと、T-PablowとSKY-HIが参加していると。これもまた豪華な感じで。今回、この2人を起用した理由みたいなのはあるんですか?

(KEN THE 390)そうですね。まあ10周年でマイクリレーやりたくて、誰といま僕がやったらオモロいかな? とか考えていて。まあ、やったことがない人がいいな……とか考えていて。やっぱりT-Pablowが僕、『フリースタイルダンジョン』も見ていて、やっぱりどんどんかっこよくなっていくのを見ていたんで。一緒にやってみたいなと。でも、俺とT-Pablowって番組を一緒にやっているけど、スタンスも違うし、キャラクターもだいぶ違うし。この2人にあと1人を入れてバランスが上手く三角形になる人は誰かな? あっ、これSKY-HIがいたじゃねえか! と。またT-Pablowと遠いような、近いような……みたいな人で。

(DJ YANATAKE)たしかにそうだよね。

(KEN THE 390)で、年齢的にも僕、いつも意識するんで。いつもSKY-HIって僕らの中でいくとどっちかって言うと後輩キャラというか。まあ年齢的なものもあってからなずマイクリレーとかでもいちばん下のポジションで。年下でSKY-HIがいるみたいな感じだったんですけど、そうじゃないSKY-HIの使い方みたいなのを。さらにSKY-HIもT-Pablowからしたら全然大先輩なんで。

(DJ YANATAKE)そうだよね。

(KEN THE 390)だからそういうような立ち位置の日高のラップもすごい、逆にいまフレッシュじゃないかな? と思って。

(DJ YANATAKE)はいはい。でもたしかに、T-PablowとSKY-HIだけだったらあんまり一緒にやるイメージ、実はないかもしれないな。

(KEN THE 390)そうなんですよね。

(DJ YANATAKE)でも、KEN THE 390が選べばこの1曲でまとまるのはアリかもね。

(KEN THE 390)なんか急にある気がするみたいなのは生まれるなって思って。

(DJ YANATAKE)そうですね。で、結構最近ね、トラックの方も。DJ WATARAIさんで。

(KEN THE 390)そうですね。最近、ワタさんとやるのがめっちゃ増えてますね(笑)。

(DJ YANATAKE)多いよね(笑)。

(KEN THE 390)まあでも、ここの相性もいい感じがしますね。

(DJ YANATAKE)そうですね。すっごく……僕もだいたいマイクリレーの時ってリファレンスを送るんで。「こういうものがいいです」っていうのを送って。で、そのワタさんとのコンビネーションがもう成熟しつつあって。

(KEN THE 390)なるほど。いいですね。じゃあさっそくその曲を聞いてみましょうか。曲紹介の方をお願いします。

(DJ YANATAKE)はい。『Turn Up feat. T-Pablow&SKY-HI』。

KEN THE 390『Turn Up feat. T-Pablow&SKY-HI』

(DJ YANATAKE)はい。聞いていただきましたのは明日、店着日。明後日CD発売。KEN THE 390の『ALL TIME BEST』に入っております新録曲『Turn Up feat. T-Pablow&SKY-HI』でございました。

(KEN THE 390)ありがとうございます。

(中略)

(DJ YANATAKE)まあ、SKY-HIの早口バースのところがもう、何を言っているのかわからないですけど(笑)。

(KEN THE 390)いや、でもすごいですよね。凄まじい勢いで。

(DJ YANATAKE)凄まじい勢いで。なんですか? やっぱりこのメンバーに対してカマしてやろうみたいなことなんですかね?

(KEN THE 390)そこがいいですよね。いいメンツだと、みんな燃えるじゃないですか。

(DJ YANATAKE)そういうところもくすぐりつつ……みたいな人選ですね。きっと。

(KEN THE 390)ああー、でも結果、そういうのはあるなと思いますね。手を抜かれないような人選、みたいな。「ガチで行くしかねえ!」ってみんななるみたいな(笑)。ありがたいっす。すごく。

<書き起こしおわり>

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