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DJ YANATAKE Eminem『Campaign Speech』を語る

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DJ YANATAKEさんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でエミネムの新曲『Campaign Speech』についてトーク。曲中で出てくる人物名の解説などをしつつ、紹介していました。


(DJ YANATAKE)というわけで、前田敦子ちゃんと共演したTJOが帰ろうとしていますけども、今日の1曲目に行ってみたいと思います。……前田敦子と共演ですよ? いいですよね。はい。まあ、そんな話も置いておきつつ、ヒップホップの最新情報にいってみたいと思うんですが、先週の水曜日、結構サプライズ的にリリースされたんですけども。10月19日にエミネム(Eminem)が新曲を発表しました。と、言っても新曲、一応iTunes売っているんで正式な新曲なんですけども。内容は結構フリースタイルみたいな感じで、曲も8分近く……7分48秒もある超大作の曲なんですけども。タイトルは『Campaign Speech』。まあ、エミネムって割りかしこういう大統領選とか近づくと、結構そういう内容の曲を出したりして。以前も『Mosh』っていうアニメのビデオ、ありましたよね。ブッシュ大統領を批判したりしたようなビデオがありましたけども。

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Eminem『Mosh』



そういうタイミングなんで、まあ今回もそういう内容なのかな? というところで、アメリカ大統領選ね、いま佳境な中なんで。実際にドナルド・トランプ氏をすごい痛烈に批判しているラインがあったりして、そのことがクローズアップされたりして。結構日本の音楽サイトなんかでもそのことを話題で取り上げられて、「エミネムがトランプ氏を批判した新曲を発表!」なんていう報道をされているんですが……まあ、そういう部分もあるんでもちろん間違いではないんですけども、この曲ね、あまりにもそういう報道だけだったんで、それだけじゃないよっていうのを今日、説明したいなと思うんですけども。

まあ、時事ネタとか、割りかしエミネム自身に関係ある人とか、そういう人を次々にネームドロップしながらラップしている曲になっております。雰囲気で言うと、先日のカニエ・ウェスト(Kanye West)の『Famous』みたいな。あのミュージックビデオにいろんな有名人が出てくるみたいな感じで捉えてもらったらいいんじゃないかなと思うんですけども。

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なんと、この曲でネームドロップ、名前をあげられている人は全部で22人います。というわけで、22人全部をどういう人かって紹介するのにはちょっと時間がないので。おそらくこのへんは(渡辺)志保さんが『Woofin’』あたりで書くんじゃないかと予想をしておりますけども。今日はその中から、いくつか紹介させていただきたいと思います。まず、2012年にフロリダ州で警官に射殺されてしまったトレイボン・マーティン(Trayvon Martin)さんの事件がありました。この番組でも何度も出てきていますけども、そのトレイボン・マーティンさんの名前も出てくるし、それを射殺した警察官ジョージ・ジマーマン(George Zimmerman)さんに対しても実名でかなりエグい内容で糾弾しています。

あと、アメリカンフットボールのNFLのサンフランシスコ49ersに所属しているコリン・キャパニック(Colin Kaepernick)選手という方がいます。彼が今年の8月26日に行われたプレシーズンマッチで、試合前の国歌斉唱でベンチに座ったまま、立ち上がらず。起立して歌うことを拒否したんですね。国歌を歌う時に立ち上がらなかったと。で、これは「黒人や有色人種への差別がまかり通る国には経緯は払えない」という理由で、人種差別への抗議であるということで、立ち上がらなかったりして。その後の試合でも、また同じような場面で今度はひざまずいたまま国歌斉唱したり。まあ、そういうことをしているのに触れたりですね。

My Brother! United as One! @e_reid35

colin kaepernickさん(@kaepernick7)が投稿した写真 –


さっきのトレイボン・マーティン事件も同様なんですけども。次々、いま起こっている同様のそういった警察官からの暴力なんかに対する抗議の意味も含めてということなんですけども。そのコリン選手が豚の顔をした警察官の絵が書かれた靴下を練習中に履いていたことがあるそうです。で、サイプレス・ヒル(Cypress Hill)のファーストアルバムの1曲目にもありますけども、『Pigs』。豚ですね。これ、警察官を揶揄する時のストリートスラングなんですけども。まあ、エミネムはそのことにも触れていたりですね。


あと、ディスっているだけじゃなくて、亡くなったプリンス(Prince)にも触れていたり。プリンスはすごい洋服にすごいこだわっていたことでも有名ですけども。自分のラップのヤバさを「プリンスが洋服にこだわっていた以上に、俺もラップにこだわっているぜ!」みたいな。そういうスワッグのラインがあったりとか。あと、シンガーのロビン・シック(Robin Thicke)はですね、奥様との離婚問題をからかわれていたり。

あと、この番組でもよく話題になっておりますけども、Netflix。インターネットで月1000円とかでいろんな海外ドラマとか映画とか見放題みたいなね。そのNetflixでも放送中の海外ドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』っていうドラマがあるんですけど、その主人公のパイパー・チャップマン(Piper Chapmans)っていう役があるんですけど。その人はバイ・セクシャルの役柄で。

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いま、LGBTっていうんですかね? そういった話題に触れたことになるんでしょうか。エミネムはこれまでにも歌詞にゲイを差別したとされるような箇所があるリリックがあって、すごい批判を受けたり。「自分はホモセクシャルだ」とかね、嘘の発言をしたり。まあ、カミングアウトをしているエルトン・ジョン(Elton John)さんと共演して話題を集めたりしていて。この手のネタはね、いまアメリカ非常に敏感な感じがするんですけども。

まあ、トランプ氏への最初の発言もそうなんですけども、でもこれはプロモーションかなと。実際に「アルバムをいま作っているぜ!」っていうツイートとともにこの曲を発表したということで、やり方はすごい上手いなと。まあ、ディベートが上手い人とかって結構そうなんですけど、最初にわざとね、ガッとキツめのことを言ってハッとさせて注目を集めるみたいなやり方、エミネムはすごい上手なんじゃないかなと思います。他にも、まあ22人いますので、たくさん説明したい人もいると思うんですけども……Rap Geniusで本人が解説していたりするんで、がんばって辞書なんか引きながらとか。


あと、出てくる名前、どんな人が出てくるか?っていうのはすぐにわかると思うんで。その人たちがどういう人たちか?っていうのを調べるだけでも、このエミネムの新曲、どんな内容かわかるんじゃないかな? というのが面白いところだと思います。というわけで、今日の1曲目を聞いてみたいと思います。エミネムで『Campaign Speech』。

Eminem『Campaign Speech』



はい。聞いていただきましたのはエミネムの『Campaign Speech』でした。7分48秒あるんで、興味ある人はYouTubeとかにもアップされているのかな? iTunesとかでも買ったりできますので、チェックしてください。

<書き起こしおわり>

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