高橋芳朗 終業式に聞きたい洋楽特集

高橋芳朗 終業式に聞きたい洋楽特集 ジェーン・スー 生活は踊る

高橋芳朗さんがTBSラジオ『ジェーン・スー生活は踊る』の中で、夏休み突入を記念し、終業式直後に聞きたい洋楽を3曲、紹介していました。

(ジェーン・スー)さあ、というわけで今日はどんなお話を?

(高橋芳朗)はい。今週水曜日ぐらいから夏休みに入ったという学生さんも多いと思いますので。まあ、終業式ウィークということで、こんなテーマを用意いたしました。僕たち……

(ジェーン・堀井)私たちの……

(高橋芳朗)待ちに待った夏休み。みんな、一緒に言ってください!

(一同)終業式に聞きたい洋楽はこんな曲! わーっ!(拍手)。

(高橋芳朗)というわけで、今日は中年もおじいさんもおばあさんも童心に帰って楽しんでいただきたいなと思います。梅雨明けこそまだなんですが、さっき言った通り今週からお子さんたちは夏休みに入っているかなということで。堀井さんの家のお子さんも?

(堀井美香)そうですね。

(高橋芳朗)水曜日か木曜日から?

(堀井美香)それよりちょっと前から。

(高橋芳朗)あ、もうそんな早くから。日本だと、新年度が4月からじゃないですか。アメリカは9月から何ですよね。だから年度の終わりが6月の中旬ぐらいかな? 多くの州だと。だから夏休みが約2ヶ月半から3ヶ月くらいあるんです。みなさん。だから夏休みに突入した時の高揚感は、まあ日本の学生よりも高いんじゃないかなと。

(ジェーン・スー)そうですね。

(堀井美香)宿題とか、ないんですか?

(高橋芳朗)宿題ないんです。

(ジェーン・スー)学年が変わるから。スプリングブレイクと夏休みは本当にアメリカ人はね、タガが外れる。どうかなっちゃうという。

(高橋芳朗)そんなわけで、本日はそういうアメリカで終業式のタイミングで、終業のベル、チャイムが鳴った瞬間にかかるともう爆発するような。みんながワーッ!っとなるような、そういう終業式ソング、夏休み突入ソングを紹介したいと思いますけども。まずは定番として、こちらの曲を紹介したいと思います。「学校、終わった!」っていう感じの曲ですね。アリス・クーパー(Alice Cooper)。ビジュアル系の元祖と言えるハードロックアーティストなんですけども。このアリス・クーパーの1972年の大ヒット曲で『School’s Out』。まさに「学校終わった」っていう曲なんですけど。これ、結構ね、夏休みを舞台にした学園映画なんかでもよく使われる曲なんですけども。

(ジェーン・スー)はい。

(高橋芳朗)まあ、夏休みを迎えたキッズの興奮を代弁するような、結構ちょっと過激な歌詞になっているんですけども。ざっくりと歌詞を紹介しますね。「夏休みで学校は終わり。もう永遠にお休みだ。学校なんて木っ端微塵にしてやる! 鉛筆なんていらない。教科書もいらない。先公のシケたツラともおさらばさ!」みたいな、そういう歌詞になっているんですけども。で、このアリス・クーパーはですね、「人生で最も偉大な3分間を曲に落としこめば間違いなくヒットするだろう」という風に考えて……

(ジェーン・スー)これにしたんだ。

(高橋芳朗)そう。子供の頃を振り返って、学校が夏休みに突入する瞬間を曲にしたら、絶対に売れるだろうと。それで案の定ヒットしたという、そういうエピソードが。

(ジェーン・スー)天才だね! ステージの上で鳥の首を食いちぎったりとかしていただけじゃないんだね。

(高橋芳朗)それ、オジー・オズボーンじゃないですか? まあ、アリス・クーパーも近いです。そういうシアトリカルな演出もありますけどね。じゃあ、さっそく聞いてもらいましょう。アリス・クーパーで『School’s Out』です。

Alice Cooper『School’s Out』

(高橋芳朗)はい。というわけでアリス・クーパーの1972年のヒット曲『School’s Out』を聞いていただきました。まあ、『生活は踊る』でかかった曲の中では最もハードな曲かもしれないですね。

(ジェーン・スー)そうかもしれないですね。

(堀井美香)ちょっとでも、声が老けてて学生っていう感じはしないですね。

(ジェーン・スー)おっしゃる通りですね(笑)。

(高橋芳朗)そうですね。もうこの段階で、そこそこいっているとは思いますので。まあ、子供の気持ちを代弁するという。

(堀井美香)ああ、そういうことですね。はい。

(高橋芳朗)続いてですね、もう1曲、学校終わったソング。終業式ソングを紹介したいと思うんですけど。いまのアリス・クーパーの『School’s Out』の先駆的な楽曲と言っていいと思います。ゲイリー・US・ボンズ(Gary (U.S.) Bonds)というシンガーが1961年にヒットさせた『School Is Out』。さっきのは『School’s Out』なんですけど、『School Is Out』という曲を紹介したいと思います。これはオールディーズナンバーなんですけども。

(ジェーン・スー)はい。

(高橋芳朗)これ、歌っていることは基本的にアリス・クーパーとそんなに変わらないんですけども。冒頭にちょっとした寸劇が入っていてですね。それが結構面白いんですけども。生徒が「ヘイ、学校ももう終わりだぜ。ワーッ!」って騒ぐのね。そしたら先生が、「私がいいと言うまで、席を立ってはいけません」「ああー……」っていう、そういう寸劇が入って曲が始まるんですけども。

(ジェーン・スー)へー!

(高橋芳朗)歌詞はこんな感じです。「もう教科書も勉強も関係なし。仲間たちと夜遅くまでつるんで思う存分遊びまくろう。試験も全部終わったからね。ヤンキースの応援にも行こうぜ。先生のことなんて気にしなくていいんだ。学校はおしまい。みんなで思いっきり楽しもう!」という、こういう内容になっております。では、さっそく聞いていただきましょう。ゲイリー・US・ボンズで『School Is Out』。

Gary US Bonds『School Is Out』

(高橋芳朗)はい。ゲイリー・US・ボンズの1961年のヒット曲で『School Is Out』を聞いていただきました。バカっぽさが全開ですね。これね。

(ジェーン・スー)すごいですね。

(堀井美香)ああー。

(高橋芳朗)(笑)。というわけで2曲聞いていただいたところで、CMを挟んで今度はロマンチックな終業式ソングを聞いていただきたいと思います。

(CM明け)

(ジェーン・スー)今日は夏休み突入記念、終業式に聞きたい洋楽特集をお送りしています。

(高橋芳朗)というわけで終業式に聞きたい洋楽特集ですけども、最後の1曲はちょっとロマンチックな、甘酸っぱい終業式ソングをお届けしたいと思います。ザ・ハプニングス(The Happenings)の『See You In September』。

(ジェーン・スー)「9月に会いましょう」。

(高橋芳朗)そう。1966年の作品です。これ、オリジナルはザ・テンポス(The Tempos)というグループが1959年に放ったヒット曲で、映画の『アメリカン・グラフィティ』の挿入歌としても使われている曲で。そのテンポスのオリジナルもラテン調で悪くはないんですけども、より甘酸っぱい、より素敵なこのハプニングスのカバーバージョンを聞いていただきたいと思います。これ、タイトルにも。いまスーさんが言った通り、「9月に会いましょう(See You In September)」と。夏休みでしばらく離れ離れになってしまう恋人同士が別れを惜しんでいるような、そういうシチュエーションを歌った曲なんですね。

(ジェーン・スー)ええ。

(高橋芳朗)で、歌詞はこんな感じです。ちょっと男が未練がましい感じなんですけども。「9月に会おうね。夏が終わったらまた会おう。駅で別れを惜しむ僕たち。夏休みが君を連れ去ってしまう。思いっきり楽しんできて。でも、これだけは忘れないで。夏の月夜は危ないから。くれぐれも気をつけてね。9月にまた君に会えるかな? それとも、ひと夏の恋で君を失ってしまうだろうか? 君とまた会える日を指折り数えているよ。これから僕は毎晩ひとりぼっちになってしまう。君は遠くに行ってしまうけど、手紙を書くのを忘れないでね。じゃあね、ベイビー。さようなら。バイバイ、またね、元気でね」。

(ジェーン・スー)うーん。

(高橋芳朗)タラタラですけどね。ダメだね、このカップルは。たぶんね。

(ジェーン・スー)っていうか、付き合ってんのか?っていうね。

(高橋芳朗)(笑)。そもそもね。

(ジェーン・スー)男の方が勝手に思っているだけって言うね。

(高橋芳朗)じゃあ、聞いていただきましょう。ザ・ハプニングスで『See You In September』です。

The Happenings『See You In September』

(高橋芳朗)はい。というわけでザ・ハプニングスの『See You In September(9月に会おうね)』を聞いていただきました。

(ジェーン・スー)かわいらしい曲ですね。

(堀井美香)なかなかいい曲。甘酸っぱい。ねえ。でも今日は、芳朗さんとスーさんも甘酸っぱいですけどね。

(高橋芳朗)そうなんです。全く同じ服を着ています!(笑)。

(ジェーン・スー)ユニクロのビッグTシャツ。

(高橋芳朗)ホワイト(笑)。

(堀井美香)全く一緒のTシャツ(笑)。

(ジェーン・スー)だけど、だけどそこで私は、胸元に……

(高橋芳朗)アレンジね。

(ジェーン・スー)尾木ママプレゼンツじゃないけど、ブローチをつけて。

(堀井美香)で、芳朗さんは赤いキャップと。何? このカップルコーデ。

(高橋芳朗)まあ、付き合い長いからね。

(ジェーン・スー)まあね。なんか過去にあったとしても、おかしくはない。

(高橋芳朗)(爆笑)

(ジェーン・スー)すいません、嘘です(笑)。

(堀井美香)そういう甘酸っぱさですね。ああ、夏休みだな。

(ジェーン・スー)本当にすいません。芳朗さんのご家族のみなさん、
大変に申し訳ありません。なにもございません。

(高橋芳朗)(笑)

(ジェーン・スー)さあ、来週はどうしましょう?

(高橋芳朗)来週、梅雨が明けているかどうかによります。

(ジェーン・スー)明けていてほしいですね。流石にね。

(高橋芳朗)そうですね。はい。そしたらビーチボーイズたちを投入します。

(ジェーン・スー)そうですね(笑)。みんな、ビーチボーイズが待っています。というわけで、高橋さん。ありがとうございました。

(高橋芳朗)ありがとうございました。

<書き起こしおわり>

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