高橋芳朗 マイケル・ジャクソン未発表曲特集

高橋芳朗 マイケル・ジャクソン未発表曲特集 ジェーン・スー 生活は踊る

高橋芳朗さんがTBSラジオ『ジェーン・スー生活は踊る』でマイケル・ジャクソンの死後に発掘された未発表曲を特集。これから現代風にアレンジして発表してほしい曲などを紹介していました。

(ジェーン・スー)今週のテーマ、お願いします。

(高橋芳朗)明日、6月25日がマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の命日ということで、本日はこういうテーマでお送りしたいと思います。死後もリリースが続くマイケル・ジャクソン。名曲揃いの発掘ソング特集! 堀井さんはマイケル・ジャクソンっていうと?

(堀井美香)あ、私はこうは言っても『マイケル・ジャクソン展』に行ってるんですよ。

(高橋芳朗)(爆笑)。「こうは言っても」ってなんですか?

(堀井美香)衣装とかを見るやつ。スカイツリーで。見ましたよ。

(ジェーン・スー)『マイケル・ジャクソン展』だからね。曲のこと、なにも……

(堀井美香)あとは『Thriller』しか知らない。

(ジェーン・スー)でも、ほら。『This Is It』のDVDを持ってるんでしょ?

(堀井美香)ああ、こういう……

(ジェーン・スー)グリコみたいなポーズしてますね。いまね。

(高橋芳朗)写真、撮ってもらって。

(高橋芳朗)まあまあ、いいか。

(堀井美香)好きですよ。

(高橋芳朗)ああ、好きですよね。まあ、マイケルが亡くなってからもう7年になります。早いですね。で、亡くなった後も未発表の素材をアレンジした新曲が次々と発表されて。それも、まあね、珠玉の名曲ばかりということになっておりますけども。いちばん最新作は2014年5月にリリースされましたアルバム『Xscape』収録の『Love Never Felt so Good』。これが全米チャートのトップテンに入る大ヒットになりましたけども。

(ジェーン・スー)ちょっとびっくりしましたね。なんで生きているうちにこれ、出してくれなかったんだろう?って。

(高橋芳朗)ねえ。こんないい曲を取っておいてるんかい!っていうね。

(ジェーン・スー)あの、ちょっと語弊はありますけど、亡くなった後に出されるものっていうのは、本人の意向はどうかっていうのもいろいろありますが、ただ、「なるほど。亡くなったから出されたんだな」っていうことを若干感じさせる曲も少なくはない今日このごろ。

(高橋芳朗)はい。こんな素晴らしい曲を……まあ、ちょっと効いてみましょうかね。マイケル・ジャクソンで『Love Never Felt so Good』です。
Michael Jackson『Love Never Felt so Good』

(高橋芳朗)はい。マイケル・ジャクソンで『Love Never Felt so Good』を聞いていただいてます。ビューティフルでエレガントな。

(ジェーン・スー)そして心躍る。

(高橋芳朗)で、いま話していたんだけど。ねえ。こんな曲が不意にラジオから流れてきたら、もうその日1日、ゴキゲンですごせそうな感じがしますね。

(ジェーン・スー)ねえ。

(高橋芳朗)で、この曲はもともとマイケル・ジャクソンとオールディーズシンガーのポール・アンカ(Paul Anka)の共作で。ジョニー・マティス(Johnny Mathis)っていうシンガーのために書いた曲なんですけど。ちょっといま後ろで流してもらっていますけども。

(ジェーン・スー)なるほど、なるほど。ポール・アンカ寄りだね。

(高橋芳朗)ポール・アンカ寄りな感じになっているんですけども。で、このジョニー・マティスに提供するにあたって、ポール・アンカがピアノを弾いてマイケル・ジャクソンが歌うっていうデモバージョンが残されていて。それを現代化したのが、さっき聞いてもらった『Love Never Felt so Good』なんですけども。そのデモバージョンを聞いてもらいましょうか。

(高橋芳朗)はい。マイケル・ジャクソン『Love Never Felt so Good』のオリジナルバージョン、デモバージョンを聞いていただきましたけども。こういうデモがまだ大量に残されているらしいんです。で、マイケルの遺産を管理しているマイケル・ジャクソン・エステートはソニーと2017年までに10枚のアルバムをリリースするっていう契約を交わしています。もう来年なんだけどね(笑)。急いで、急いで!

(ジェーン・スー)あれっ? 急いで!

(高橋芳朗)だからまあ、近い将来また、『Love Never Felt so Good』みたいな曲に出会える可能性が極めて高いんですけども。ちょっとお知らせを挟んで、僕が個人的にいま、出し直してほしいマイケルのデモを紹介したいと思います。

(CM明け)

(高橋芳朗)僕がですね、一昨年の『Love Never Felt so Good』に続いて、この曲をいまアレンジして現代化してリリースすればきっと大ヒットするんじゃないかっていうデモ曲があるんですけども。それがですね、こちら。持ってきたんですけども、マイケルの生前の2004年にリリースされたCD4枚組のボックスセットがあるんですよ。『The Ultimate Collection』っていうんですけども。これに、『P.Y.T. (Pretty Young Thing) 』っていう曲のデモバージョンが入っているんです。

(ジェーン・スー)へー!

(高橋芳朗)それをぜひね、現代化してほしいんですけれども。で、これ、『P.Y.T.』はもうご存知の方も多いと思うんですけども。『Thriller』に入っているあの『P.Y.T.』なんです。ちょっといま、後ろでかけてもらいますけども。

(高橋芳朗)割とお馴染みですよね。

(ジェーン・スー)まあでも、初めて聞くという方もいらっしゃるかもしれない。

(高橋芳朗)もうちょっと聞いてみましょうか。割とダンサブルなディスコ調の曲なんですけども。このデモバージョンの『P.Y.T.』はもうこのみなさんご存知の『P.Y.T.』とは全く別物。別曲と考えていただいていいと思います。ものすごいメロウな、スムーズな曲になっているんで。ちょっとじゃあ、それを聞いていただきましょうか。マイケル・ジャクソンの『P.Y.T.』のデモバージョンです。

Michael Jackson『P.Y.T.』デモバージョン

(高橋芳朗)マイケル・ジャクソン『P.Y.T.』デモバージョンを聞いていただきました。これ、いまっぽくアレンジしたらかっこよくなりそうじゃない?

(ジェーン・スー)ねえ。

(堀井美香)アレンジしなくても、このままでもいいですよね。

(高橋芳朗)このままでも十分素敵な曲ですけども。

(堀井美香)でも、これもう聞けないんですか? 廃盤になっちゃっているんですか?

(高橋芳朗)そうですね。この『The Ultimate Collection』っていうボックスセット、現状廃盤になっておりまして。ちょっと入手は難しいかもしれないんですけども。だからマイケルは要はあれですね。『P.Y.T.』っていうコンセプトがあって、それをいろんなトラックに乗せて試していたっていうことなんでしょうね。

(ジェーン・スー)うんうん。たしかに。あの、「デモ曲ってなんだ?」っていう方ももしかしたらいらっしゃるかもしれないんですけども。世の中に出ている曲の手前にですね、さっきのみたいにピアノ1本で歌だけとか、今回のいまの『P.Y.T.』のデモみたいに簡単なトラック。伴奏に歌を乗せただけのものがあって。それを音の速度とか、誰と歌うかとか、どうするかも含めてディレクションしていって、世の中に出て行っているものが私たちが普段聞いているもので。

(高橋芳朗)まあ、仮歌だったりね。設計図みたいなものかもしれないですね。

(ジェーン・スー)ああ、たしかに。青写真ね。

(高橋芳朗)というわけで、今日はマイケル・ジャクソンの未発表曲を特集しましたけども。マイケルの最新情報としてはですね、『スターウォーズ フォースの覚醒』でお馴染みのJ.J.エイブラムス監督がマイケルを題材にしたテレビドラマのプロデュースをすることが発表になりました。

(ジェーン・スー)おおっ!

(高橋芳朗)マイケルの晩年。最後の16週間を描いた伝記本が原作となっているとのことで。まあ、誰がマイケルをやるかはまだ未定だそうです。

(ジェーン・スー)いやー、ちょっと聞き応えがありましたね。堀井さんも、まあやっぱりマイケル・ジャクソンの『ピース・オブ・ラブ』もすごい好き?(注:『ピース・オブ・ラブ』は堀井美香さんがでっち上げたビートルズの楽曲名です)

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(堀井美香)は、はい……

(高橋芳朗)(笑)。どんな曲でしたっけ?

(堀井美香)そんな曲、ありましたっけ?(笑)。

(ジェーン・スー)どういう曲でしたっけ? マイケル・ジャクソンの『ピース・オブ・ラブ』……って、完全にいじめみたいになってますね(笑)。やめましょう。

(高橋芳朗)(笑)

(ジェーン・スー)さあ、というわけで来週のテーマはどうしましょう?

(高橋芳朗)来週は、アメリカの独立記念日(7月4日)を目前に控えていたり。あと、七夕とかもあるし。いろいろあるんで、決まってないということですね。

(ジェーン・スー)わかりました。いつもの通りでございます。高橋さん、ありがとうございました。

(高橋芳朗)ありがとうございました。

<書き起こしおわり>

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