サイプレス上野 日本語ラップ解説 サ上とロ吉『女喰ってブギ』

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サイプレス上野さんがTBSラジオ『ザ・トップ5』の中で、日本語ラップ初心者の外山惠理さんに推薦曲を紹介。サイプレス上野とロベルト吉野『女喰ってブギ』について解説していました。



(サイプレス上野)はい。このランキングの締めくくりは恒例のこちらのコーナー。最終回です。『日本語ラップKILLA☆2016 人はみな、誰もが死ぬまで(仮)』。結局(仮)じゃねーか! このコーナーは私、サイプレス上野が惠理ちゃんに日本語ラップの名作を聞かせ、日本語ラップを好きになってもらおうというチャレンジ企画。

(外山惠理)はい。

(サイプレス上野)もう好きになっているから、チャレンジっていうか、今日は最終回なんで。

(外山惠理)ねえ。最終回だってさ。

(サイプレス上野)残念です。もっともっと聞かせたかったですけどね。

(外山惠理)ねえ。「ラップが好きになった」っていうメールもあったのにね。なんか始まんないかな?TBSラジオで。

(サイプレス上野)ラップ番組とか。ERI The MC司会で。

(外山惠理)いやいや、上ちょでさ。私は生徒役。

(サイプレス上野)やりたいっすよね。ぜひ、やらせてください! みたいな。ワンペイちゃんだけね、そんな……みたいな(笑)。

(外山惠理)ねえ! 本当だよ。上ちょ、ねえ!

(サイプレス上野)やりたいっすね。まあ、今日、最終回に紹介する曲は、サイプレス上野とロベルト吉野で『女喰ってブギ』。

(外山惠理)おおー!女、喰っちゃうの?あらまー。

(サイプレス上野)2003年12月に発売された日本語ラップのコンピレーションアルバム『HOME BREWERS Vol.2』に収録されております。そしてその後、2004年5月発売のサイプレス上野とロベルト吉野の最初のCDですね。『ヨコハマジョーカーE.P』に『P.I.M.P ~女喰ってブギ改~』、そして『女喰ってブギ(アカペラ)』が収録されました。

(外山惠理)おおー!

(サイプレス上野)なにやってんだ?っていう感じだけど。で、2013年発売のサ上とロ吉、デビュー10周年アルバム『ザ、ベストテン 10th Anniversary Best(紅)』にも収録されている曲なんでございますけども。まあ、これ本当に俺がデモCD-R。まだCD-Rが出たばっかかな?MDからCD-Rになったぐらいの時に、兄貴の録音機材を借りて、なんか適当にやっていた曲なんですよ。

(外山惠理)ふーん!

(サイプレス上野)で、録って、「こんなくだらない曲、できた。ワッハッハッ!」って笑っていて。それを焼きまくって、横浜、そして都内のクラブで配りまくって。

(外山惠理)ええーっ!

(サイプレス上野)それを渡した1人が、まあ横にいる構成作家の古川耕さん。

(外山惠理)あ、そうだったの?

(サイプレス上野)だから俺が説明するより、この人が話した方がたぶん早いと思うんですけど。

(古川耕)(笑)

(サイプレス上野)俺はなんとも思わずに配っていたんですよ。一応、雑誌があったんで。『Front/Blast』っていう雑誌があったんで。そこにデモの紹介コーナーがありまして、この人がやっていました。そこに載るっていうのが結構ひとつのステータスというか。そっからレコード会社が目をつけて、「やろうよ!」とかっていう風に言ってくれるのがあったんで。まあ、そこには載りてえなっていう気持ちはあったんですよね。

(外山惠理)うんうん。

(サイプレス上野)ただ、別にこれを持っていって、評価されなかったら評価されなくてもいいな、ぐらいの。別に遊びでやっているんで。で、やったら載ったんですよね。「おっ、載ってる!」って。

(外山惠理)たまたま古川さんに渡したの?

(サイプレス上野)古川さん、たぶん紹介されて。クラブイベントに行ったら。

(外山惠理)へー!

(サイプレス上野)その前に、知ってましたよね? まあ、ちょびっと知っていたみたいな。

(古川耕)なんかライブハウスかなんかで……あ、すいません。構成作家の古川ですけども。ライブハウスかなんかであったんですかね?

(サイプレス上野)で、会って、ちょっと知っていて。で、池袋のBEDに行きまして。そのイベントで、「あ、俺作ったんで。聞いてください」みたいな感じで。「ぜひ、お願いします!」っていうよりは、「チッス!」みたいな感じで。

(外山惠理)そうやって、デモを録ってちゃんと配って……っていう地道な、そういうことをしていたわけね。

(サイプレス上野)そうっすね。ネットとかもなかったんで。まだ。そういうことをやらないと、名前は売れないんで。

(外山惠理)そうだったんだ。

(サイプレス上野)で、ライブとかでは結構話題になっていたんですよ。俺と吉野が。だったんで、「曲がないよ」って言われたんで、「まあ、作るか」っていう風に作った曲が載せてもらったことによってだんだん歯車が回りだして。動き出して。で、「コンピレーションに入れてもいい?」っていう風に言われたみたいな。

(外山惠理)へー! 古川さん、恩人じゃない。

(サイプレス上野)恩人ですね。本当に。よくあそこですくってくれたなっていう。特別枠ですから。たぶん(笑)。

(古川耕)(笑)

(サイプレス上野)あの、本当にその時、ニトロとかそういう人たちがいて。結構いろんな正統派もいた中で、まあ変なやつらがすごいいた時代なんですよ。2003年とかって。アンダーグラウンドヒップホップの中で。とにかくメジャーに対してのアンチテーゼみたいなグループがめちゃくちゃいて。そこをすくってくれた人たちなんで。で、いまだに会う仲間もたくさんいますしね。

(外山惠理)へー!

(サイプレス上野)モンスター仲間のMC漢もそうですからね。

(外山惠理)ふーん!

(サイプレス上野)漢くんもそういうコンピに一緒に入っていたりとかしていた人たちなんで。

(外山惠理)もうずーっと前からのじゃあ、つながりがあるんだね。へー!

(サイプレス上野)ずっと前からの付き合いっすね。で、みんな真面目な曲を作っている中で、俺たちだけ『女喰ってブギ』っていうこのね、タイトル。もう本当に完全にサザンのあの曲をね……っていうような感じの。

(外山惠理)ああ、はい。

(サイプレス上野)ねえ。それを単純にゲラゲラゲラッ!って。もうガキの発想ですよ。本当に。「面白くね、吉野?」「ああ、いいっすね!」って。適当に言ってるから(笑)。

(外山惠理)(笑)

(サイプレス上野)って、つけた曲なんですけど。意外に内容がヘンテコリンなことになっているんで。ぜひ聞いてもらえたらと思いますんで。

(外山惠理)へー。はい。聞きたいです。

(サイプレス上野)行ってみましょう。聞き所が合っているかどうか、わかりませんけども。サイプレス上野とロベルト吉野で『女喰ってブギ』。

サイプレス上野とロベルト吉野『女喰ってブギ』


(サイプレス上野)お送りした曲はサイプレス上野とロベルト吉野で『女喰ってブギ』でした。

(外山惠理)もう、ぜんぜん声が違う。

(サイプレス上野)そうっすね。やっぱり若い。13年前。

(外山惠理)うわー! 本当?

(サイプレス上野)14年ぐらい前にたぶん録ってるっすかね? これ、たぶん。

(外山惠理)へー!

(サイプレス上野)やっているんで。で、「女喰って、女喰って……」って言っていて、実は内容が、その当時のシーンのことをディスりまくっているんですよね。実は。サビで笑わせているみたいな感じで。けど、俺が文句言いまくっているだけの曲っていう。

(外山惠理)(笑)。そうなんだ!

(サイプレス上野)相当嫌なやつだったっていう(笑)。

(外山惠理)へー! 「女喰って」と「音楽って」ってね、ちゃんと。

(サイプレス上野)そう! そこなんすよ。そこだけが最初にできたんですよね。ずーっと口ずさんでいて。「音楽って♪」とかって。で、最後には、「そんなうまい話、あるはずない」っていう。ちゃんと、はっきり言っておこうと思って作った曲ですね。

(外山惠理)へー!

(サイプレス上野)いやー、ねえ。あんなね、韻踏合組合とかね、完成度が高い曲がガンガンあった時代に、なにやってんだ、俺は?って、いまだに思うんですけど(笑)。

(外山惠理)でも、面白いよね。曲、後ろのあれも。

(サイプレス上野)そう。これも自分で作って。トラックって言うんですけど。これ、自分で作ったんですけど。なぜかこれを、自分たち用とかに取っておかなかったんですよ。曲自体を。ライブでこのオケで1回もやったことないんですよ。俺たち。

(外山惠理)そうなんだー。

(サイプレス上野)ないんですよ。もう、いま。現存しないんで。

(外山惠理)あらま。

(サイプレス上野)だから、声を抜くしかないんですよ。特殊な技術で。アカペラをCDに入れてるのに、インストがないっていうね(笑)。だからもう吉野と、そういう発想だったんですよ。「必要ねー」みたいな。

(外山惠理)でもたくさんさ、CDも出ているし、音楽もたくさんいまはあるもんね。

(サイプレス上野)はい。そうなんですよね。だから……

(外山惠理)いい曲が多いよね。本当に。

(サイプレス上野)ありがとうございます。最初ね、こういうのを作っていたのが、また聞いたらこういう曲、作りたくなったなっていま、思ってるっすね。なんか。

(外山惠理)だから、この前ライブでさ、やってくれましたけど。『フリースタイルダンジョン』を見ていると、ラップってそういうものなんだと思っちゃうじゃん。だけど、曲っていうのがあるんだよね。ちゃんと。

(サイプレス上野)曲がもちろんあって。

(外山惠理)いろんなスタイルがあるんですね。ラップって。

(サイプレス上野)あって。結構フリースタイルってことに関しては、俺たちの世代っていうのはもう、「もう1個武器として持っていればいい」ぐらいだったんですよね。曲の合間でやる、みたいな。

(外山惠理)うん。

(サイプレス上野)「曲がなかったら絶対にそんなもん、ダメだよ」っていう時代だったんで。「ライブはヤバいけど、曲がないの?曲がないとだって、契約できねーじゃん?」って言われて。

(外山惠理)そうだと思う。

(サイプレス上野)「オリジナル、作ればいいのに」って散々言われていて。「いないんすよ、トラックメイカーが」みたいな。「自分で作ればいいじゃん」ってなって、「あ、そうだ。俺、機材を持っていたわ」って、作ったりとかして。

(外山惠理)へー!あれは瞬発力ですもんね。

(サイプレス上野)競技が違うんすよ。本当に。

(外山惠理)フリースタイルっていうものは。

(サイプレス上野)なんか本当に、けん玉上手いとか、そういう感じの。リフティング、超上手いとか。

(外山惠理)いやー、またライブ、行きたいです。本当に。

(サイプレス上野)ぜひぜひ。

(外山惠理)盛り上がる曲がたくさんあるじゃない。

(サイプレス上野)そうなんですよ。6月11日、そうです。やるんですよ。ライブが。6月11日に、横浜ベイホールにて開催されるワンマンライブ。タイトルは『サ上とロ吉のファン感謝祭―カミナッチャ2016―』です。今週土曜日、26日から公式モバイルサイト『メロディフェア』にて先行チケット予約も開始します。この曲もやるかもしれませんので。 

(外山惠理)うん。

(サイプレス上野)この曲でも言ってるんですけど、『上野と吉野 微妙に協力』って言ってるんですよね。たぶんその当時の関係がそんな感じだったんですよ。協力は微妙にするぐらいの。

(外山惠理)(笑)

(サイプレス上野)そんな2人がワンマンやるんでね、出禁になったベイホールで。で、後は5月にMIX CDもリリースします。『LEGEND オブ 特選 MIX』、5月11日水曜日発売。つの丸先生にジャケットを書いてもらっております。で、話題にも出ましたけど、フリースタイルね。まさかね、13年前、こんな曲を作っているやつがね、テレビでフリースタイルやってんすよ。バトル。

(外山惠理)いや、すごいよ。

(サイプレス上野)っていうかこの曲、よくラジオかかったなという(笑)。

(外山惠理)いやいや、いいじゃない。

(サイプレス上野)うれしいです。ぜひみなさん、『フリースタイルダンジョン』もチェックしてください。ということで、涙涙の最終回。サイプレス上野の日本語ラップKILLA☆2016 人はみな、誰もが死ぬまで(仮)』でした。ERI The MC、『フリースタイルダンジョン』で会おう!

(外山惠理)会わないよ(笑)。

<書き起こしおわり>
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