真壁刀義 影響を受けたプロレスラートップ5

真壁刀義 学生時代のリングネーム『プリン真壁』の由来を語る ザ・トップ5

新日本プロレスの真壁刀義さんがTBSラジオ『ザ・トップ5』に出演。ご自身が影響を受けたプロレスラーのトップ5を紹介していました。

(外山惠理)真壁刀義さんご提供によるこちらのランキングからスタートです。

(サイプレス上野)暴走キングコングこと真壁刀義が影響を受けたプロレスラーランキングトップ5。

第五位:超人 ハルク・ホーガン
第四位:獄門鬼 マサ斎藤
第三位:覆面レスラー 初代タイガーマスク
第二位:革命戦士 長州力
第一位:燃える闘魂 アントニオ猪木

以上、今夜のゲスト、プロレスラー真壁刀義さんご提供、暴走キングコングこと真壁刀義が影響を受けたプロレスラーランキングトップ5でした。

(中略)

(外山惠理)さあ、真壁さんにもね、トップ5ですが、詳しくうかがっていきたいんですけれども。第五位から。

(サイプレス上野)はい。超人 ハルク・ホーガン。

第五位:超人 ハルク・ホーガン

(真壁刀義)これはさ、あれなんだよね。金曜日の夜8時っつったらもうプロレスブームなんだよね。だから次の日ね、まだ俺たちの時はガキの頃は学校があったの。だから小学校に行ってさ、またみんなでプロレスの話をしたの。男子も女子も関係なくさ。そんな時代に生きていたからさ、このハルク・ホーガン。2メートル超えてるんだよ。2メートル超えた大巨人。それでしかもデカいだけじゃなくて、マッチョなわけよ。

(サイプレス上野)はい。

(真壁刀義)そんなさ、金髪のものすごいマッチョなやつがテレビで暴れまわってるの。それを見たらさ、『ヤベえ、この人。やっべえぞ!』っていう。

(サイプレス上野)『やっべえぞ!』(笑)。

(真壁刀義)で、その時に古舘さんがさ、『超人』っていう異名をつけてるんだよね。その超人っていうのがさ、肘をちょっと曲げたアックスボンバー。顔面をバチコーン!入れて、相手をノックアウトするんだけど。そんなの見たらさ、惚れるよね。強さに憧れて惚れるでしょ。だからその部分がいちばん強いよね。

(外山惠理)2メートル以上あったんですね。

(真壁刀義)2メートル超えてるもんね。

(外山惠理)すごい。でも真壁さんも大きいですよね。いま、入ってこられた時に・・・

(真壁刀義)3メートルぐらい超えてるもんね。

(外山惠理)いやいや、スタジオ入れないですから。

(真壁刀義)あ、入れない?

(サイプレス上野)日本の規格だと入れないです。

(真壁刀義)まあ基本的には181なんだけど。普通の男性から言っても、いま平均身長は伸びてるから。まあ普通にいるんだよね。特にこのプロレスの世界だとさ、やっぱりデカい人が多いの。特に外国人選手なんて2メートル超えてる選手なんてザラだからね。だからやっぱりその中にいるとちっちゃいんだけどさ。やっぱり日本人特有の、こっちのハートの強さだよね。

(サイプレス上野)ああー。

(真壁刀義)それで戦ってるからさ。いまは。だから、特に自分の親よりもデカいわけじゃん?ハルク・ホーガンなんてさ。そんなものをガキの頃に見ていたら、やっぱりブラウン管を通してね、『うわー、この人はヤバいな』と思ったよね。やっぱり。かっこいいしね。

(サイプレス上野)かっこいいですね。ホーガン。

(真壁刀義)そうそうそう。外国人のくせにさ、『一番』ってね。ここにさ、タイツの横に『一番』って漢字で文字が入ってるの。で、『イチバーン!』ってね、やるんだよね。どっちが日本人でどっちが外国人だか、わけわかんないよね?

(外山惠理)(笑)。そして第四位。マサ斎藤さん。

第四位:獄門鬼 マサ斎藤

(真壁刀義)はい。これ獄門鬼マサ斎藤さん。これはもうね、まさに見てそのまま。獄門鬼です。鬼です。

(サイプレス上野)マサ斎藤さんね、俺のTwitterの横山さんにちょっと似てるんですよ。

(外山惠理)横山さん(笑)。たしかに。

(サイプレス上野)真壁さん、ちょっと見にくいかもしれないですけど。

(外山惠理)あの、昔にお世話になった。

(サイプレス上野)お世話になったバイトのおばちゃんなんですけど。おばさんが、マサさんに・・・

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(真壁刀義)おばさんがマサさんに似てる?まあ、どっちがどっちに失礼なのかわかんないけど。

(サイプレス上野)この中にいる人なんですけど。

(真壁刀義)あ、似てなくもないね。

(サイプレス上野)(笑)。やった!お墨付き。

(真壁刀義)でもこれヤバいね。怒られるね(笑)。

(サイプレス上野)うれしいです。

(真壁刀義)獄門鬼マサ斎藤さんさ、要するに東京オリンピックか?アマチュアレスリングで日本代表として出てるんだよね。どっちだっけ?モスクワじゃねえな。どっか出てるんだよね。この人ね。そんくらいのさ、アマチュアでも強かったし。で、プロに転向してさ、まさに鬼の如く戦った人なの。この人。もうヒール軍団のトップだよね。この人ね。だからその強さ、怖さに惹かれたよね。うん。

(外山惠理)ふーん。

(真壁刀義)やっぱもう、強いじゃん。日本人なのにさ、ムキムキなの。もう本当、すごいのよ。

(サイプレス上野)すごい体してて。で、海外でも本当に日本人としてのプライドを持って、いろんなことをやらかしている人なんです。本当に、昭和のレスラーが海外に行ったらこういうことをやるっていう。

(真壁刀義)そうそう。暴れまくって。

(サイプレス上野)暴れまくって。お世話になったりもしたんですが(笑)。

(真壁刀義)ねえ。警察でね(笑)。

(サイプレス上野)そうなんですよ。

(真壁刀義)そこで開発されたのが、この人の監獄固め。

(サイプレス上野)監獄固め。そうっすね。監獄に入った人しかできない監獄固め。

(真壁刀義)ねえ。そのへんのことは詳しくは話せないだろうけど。

(サイプレス上野)そうですね(笑)。

(真壁刀義)そういうことなんですよ。

(サイプレス上野)マサさんは素晴らしい。

(真壁刀義)もうだから、憧れだよね。

(サイプレス上野)男っすね。

(外山惠理)四位がマサ斎藤さん。そして三位が初代タイガーマスク。

第三位:覆面レスラー 初代タイガーマスク

(真壁刀義)これはね、上野くん。ヤバいよね!

(サイプレス上野)ヤバいですよ。

(真壁刀義)これは!この人はもう本当にプロレスが認知される上での本当に功労者だよね。もうだってさ、プロレスラー。そういうプロレスっていうものがまず、わかんないわけよ。テレビで戦ってるなっていうのはわかるけどね。マスクをかぶって。また不思議じゃん。素顔を見せないからね。

(外山惠理)はいはい。

(真壁刀義)で、ピョンピョンピョンピョン跳びまわるのよ。だってこの100キロ近い体型でさ、バク宙とかバンバンやるのね。

(サイプレス上野)すごいですよね。

(真壁刀義)ねえ。すっごい動き早いしさ。そんなこのチャンピオンがね、マスク剥がされるとさ、『この野郎!小林邦昭!』とかってね。

(サイプレス上野)(笑)。虎ハンターですね。

(真壁刀義)1週間待って見たのにさ、あっという間に、5分くらいでマスク破きやがってさ。試合、カンカンカーン!ってノーコンテストになっちゃって。ふざけんじゃねえよ!と思ったよね。

(サイプレス上野)もう、スーパースターですからね。タイガーマスクは。

(真壁刀義)そう。まあ、今日ね、こっちに出てくる時に小林さんがね、いま道場の管理をしてるから。俺を送り出すっていうね。不思議な感じだなって。

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(サイプレス上野)虎ハンターが。

(真壁刀義)そんなことがあったわけ。

(サイプレス上野)テレビの前ですげー怒っていた人ですもんね。『小林!』みたいな。

(真壁刀義)そうそう。

(外山惠理)そうか。その人がマスクを?

(サイプレス上野)タイガーマスクのライバルで。

(真壁刀義)虎ハンターってね。

(サイプレス上野)まあ、初代タイガーマスク。佐山サトルさんですけども。

(真壁刀義)子供たちに夢を与えたよね。すごく。

(サイプレス上野)いや、本当にいま見ても、すごいことやっていますよ。本当に。とんでもないことをやってるんで。DVDとか買った方がいいです。あの、クリスマスプレゼントに買いますよ。俺。

(外山惠理)へー!

(真壁刀義)(笑)

(サイプレス上野)絶対に見ておいた方がいい。

(真壁刀義)普及大使(笑)。

(サイプレス上野)普及大使。ありがとうございます。

(外山惠理)(笑)。三位が初代タイガーマスク。二位が長州力さん。

第二位:革命戦士 長州力

(真壁刀義)はいはい。もう、これはもう、僕が本当に若手の頃に、入ったばっかの時に付き人についたんですよ。この人の。まあ厳しい方でね。もちろん練習もバンバンやらされるし。ちょっとでも機嫌が悪かったら、もう本当に腫れ物を触るような感じでこう、周りがピリピリするっていう。ものすごい人ですね。この人は。

(サイプレス上野)そうなんすね。やっぱり。

(真壁刀義)いま、バラエティーでね、すごく舌っ足らずなのがすごく注目されてますけど。僕ら当時ね、若手の頃にピリピリしている時に舌っ足らずだから、何言ってるかわかんなくて。

(上野・外山)(笑)

(真壁刀義)ヤバいぞ、これ!?っていうね。そういう機会に毎日襲われたわけですよ。

(サイプレス上野)あ、何かミスったらもう終わりですもんね。

(真壁刀義)そう。もう大変。大変。『なに、コラ!タコ、コラッ!お前、食らわすぞ!お前!』って。もういつもね、かならず合言葉は『お前、次はないぞ、コラッ!』って。脅しかけられるんですよ。

(サイプレス上野)うわー・・・

(真壁刀義)『次はないぞ!』って何回もあるんですけどね(笑)。

(サイプレス上野)(笑)

(真壁刀義)長州さん、怒っちゃうから。もう、ヤバいの。本当に。

(サイプレス上野)想像を絶するな。これはちょっと。

(真壁刀義)この人の気性、すごかったのよ。本当に。もうこの人が控室にいると、控室笑い声、一切ないからね。

(サイプレス上野)へー!

(真壁刀義)もうピリピリピリピリ。シーン!としてるんですよ。で、長州さんがいなくなると、上の先輩たちがちょっと笑うんですよね。長州さんがまた帰ってくると、またシーン!なんですよ。もうね、現場が凍りつくぐらいのこの人の凄さですよ。

(サイプレス上野)はー!けど、いまテレビとかご一緒されたりとか。どういう感じなんですか?あの時って。

(真壁刀義)ああ、でもね、そん時のトラウマが残ってるんだね。怒鳴り散らされた。だから、長州さんがほら、前室ってあるじゃないですか。スタジオの前の。そこでみんな若手のね、芸能の方が挨拶したりとかするんですよ。僕らももちろんね、『よろしくお願いします』って挨拶するんですけど。長州さんのところに挨拶するじゃないですか。俺、なぜか長州さんの横にこうやって立ってるんすよ。

(サイプレス上野)おおー!もう直立不動。

(真壁刀義)付き人時代を。そう。思っちゃうんですよ。なんかね、もう刷り込まれちゃってるんですよね。それはね。

(サイプレス上野)やはりそういう・・・ちょっとわかりますよ。自分も部活の時の先輩とか、顧問の先生に会ったらもう、ピシッてなっちゃうっていう。

(真壁刀義)わかるでしょ?それ。

(サイプレス上野)それの、さらに超ハードバージョンだから(笑)。

(真壁刀義)超ヤバいやつ(笑)。

(外山惠理)なんか、私が小学校に入っていたかな?なんかね、下宿していたお姉さんがいたんですよ。その人が長州力さん、大好きで。毎週プロレスの時間になると、家の引っ込んでずーっと見てました。それにつられて私も見てたんです。『この人が長州力さんなんだ』っていうのを、だからすごいちっちゃい頃から知ってたんですよ。

(真壁刀義)だってその当時ね、いわゆる女性のワンレンっていないですよね?プロレスラーも。一般の方でもそんないないですよね。ワンレン、ボディコンっすよ?

(サイプレス上野)(笑)

(真壁刀義)なんだそれ?ピチピチじゃねーか?と思ってね(笑)。まあ、こんなこと聞かれていたらまた怒られるから嫌なんだけど。

(上野・外山)(笑)。

(真壁刀義)俺ね、唯一あの人だけ、頭が上がらないの。他の先輩とかは『ああっ!?』とかって生意気な口をきくの。俺。誰も俺に文句は言わないの。だけど長州さんだけには頭、上がんないよね。その刷り込みがあるから(笑)。

(外山惠理)なんで、なにがきっかけで付き人になったんですか?

(真壁刀義)いや、それは感覚です。周りの先輩たちの感覚。『じゃあお前、長州さんに付け』って。その俺の先代の先輩が長州さんに付いたんですけど。海外修業に出るっていうことで。誰もいなくなるから、『オシ、真壁。お前やってくれ』って言われて、頼まれたんです。

(サイプレス上野)へー。

(真壁刀義)だからもう、しょうがない。断れないもんね。

(サイプレス上野)そうですね。

(真壁刀義)『いや、俺、長州さん無理!』なんてね(笑)。

(外山惠理)(笑)

(サイプレス上野)選べないっすね(笑)。

(真壁刀義)選ぶことできないからね。『無理じゃねーよ!この野郎!』って怒られるから。

(サイプレス上野)『無理!』って言ったらすごいですけどね。本当に(笑)。

(真壁刀義)ねえ。ヤバいでしょ?

(サイプレス上野)ヤバいっすよ。

(外山惠理)そうなんだ。二位が長州力さんでした。そして、一位はアントニオ猪木さん。

第一位:燃える闘魂 アントニオ猪木

(真壁刀義)これはもう、ね。昭和のプロレスの代名詞ですよね。この人は。もう馬場さんと並ぶ二大巨塔ですよ。この人はすごかったですよ。僕ね、やっぱりタイガーマスクだったりとかいろんな人に憧れたんですけど。いちばん引きこまれたのは、このやっぱりアントニオ猪木なんですね。

(サイプレス上野)ほうほう。

(真壁刀義)テレビを見て、ガキの頃はわからないですよ。世の中、なにがあるかなんて。だけど、この人がガッ!って歯を食いしばって。なぜか相手の技を受けても、『来い、この野郎!』って言ってるっていう。あれを見た時、最初はね、『なんだ、この人?なにやってるの、この人?』って。

(サイプレス上野)はい。

(真壁刀義)だけど、顔がすごい形相をしてるし、立ち上がって最後、バッカンバッカンやり倒すじゃないですか。ガキの頃、全ての社会のことってわからないじゃないですか。縦の序列であったりとか、そういう物事の良し悪しってわかんないですよね。だからその時のガキの僕にしてみたら、プロレスって裏切りがあったりとか、タッグマッチで2人が共闘して天下を取ったりとか。いろいろ、タイトルを取ったりとか。あるじゃないですか。

(サイプレス上野)はい。

(真壁刀義)いい悪いっていう。それを教える教科書だったんですね。だから、卑怯なことをやって3対1でやったりとか。そういうの、あるじゃないですか。『ズルいぞ、この野郎!』っていうのもあるわけですよ。その教科書がプロレスだったんです。僕の。

(サイプレス上野)おおー!

(真壁刀義)だからすごくね、このアントニオ猪木っていうことに関してはね、プロレスの教科書でもあると思いますね。うん。

(サイプレス上野)真壁さんのコメントで『ホーガンに倒されて、負け様を見せられたところから興味を持った』と。あれですか?IWGPの。

(真壁刀義)そう。だってね、考えてよ。どんな映画を見ても、主人公はかならず勝つよね?負けるわけないじゃん?それなのにね、アントニオ猪木は大の字になってぶっ倒れてるんだよ。

(サイプレス上野)そうですね。舌を出して。

(真壁刀義)『嘘でしょ!?いや、猪木、立てよ!』って。俺、ガキながら言ってんだよ。テレビで。『猪木、立てよ!』って言ってるんだけど、最後、結局それで終わっちゃうっていうね。あのね、セオリー通りに行かないっていう。そのリアルなファイトをね、目近にした時に『あ、これだ!』と思って。『これ、なにか違うな!』って自分の中で芽生えるものがあったんですね。強さの憧れとか。そういうものがすごい出たんです。

(サイプレス上野)へー!

(真壁刀義)これなんだな!ってそん時に思ったっすね。

(サイプレス上野)自分、気になるのが『LAでは氷風呂に入れられたけど』っていう(笑)。

(真壁刀義)そう。本当ね、ほら・・・

(サイプレス上野)あの、猪木さんが入るっていうのはよく聞いたりはしてるんですけど。

(真壁刀義)たまたまね、練習の合間で。昼間かな?猪木さんとちょっと話す機会があって。普通に街中を歩いてるんですよ。(モノマネで)『はい、おつかれさん』って言いながら。

(上野・外山)(笑)

(真壁刀義)(モノマネで)『はい、おつかれさん。どうした、オイ?』なんて。で、『あ、どうも。お疲れっす』なんて話をしてて。(モノマネで)『そうか。じゃあお前、これからメシ食いに行こう!』って。まあ、午後から練習あるんですよ。練習あるけど、とりあえずメシ食いに行こうっていうから。『じゃあ、行きましょう』って行ったら、やっぱりね、海外っていうのはスタイルであったり、そういうのが厳しいんですよ。だからキャップかぶったりとか、そういうのはダメなんですよね。

(サイプレス上野)ああー。

(真壁刀義)要するにTシャツとかダメだったり。レストランとかって。シャツなんですよね。だけど俺が行ったら、『ああ、それはダメだ』って言われたから。『ああ、OK、OK』って。猪木さんいるから失礼だから。『じゃあ俺、外で待っています。大丈夫です。気にしないでください』って。外で待っていたんですね。そしたら、マネージャーが来て。『真壁さん、ちょっと中でご飯、食べましょう』って。

(サイプレス上野)はい。

(真壁刀義)『いやいや、俺、こんな・・・食べると思わなかったから、練習着で来ちゃったから。いいよ、いいよ。遠慮するから』って言ったら、『猪木さんが呼んでるんで、いいです。大丈夫です』って。『いや、マナーが違うだろ?』っつったら、『まあ、それも大丈夫です』って。なに言ってるの?って思ったら、もう猪木さんが話をつけてくれたらしくて。

(サイプレス上野)すげー!

(真壁刀義)ぜんぜんOKだって。『嘘っ!?えっ、マナーも変えちゃうの!?』って。もう、恐縮しちゃうよね。ウェストポーチだからね。俺ね(笑)。

(サイプレス上野)(笑)

(外山惠理)でもね、練習するつもりだったから。

(真壁刀義)だから、『わあ!どうもありがとうございます!』っつって、メシ食って。もう気が気じゃないよね。みんな見るからね。外国人ね。で、『しょうがないよね、俺ね』なんて言いながら。で、食べて。次ね、なんであそこに行ったんだろうな?なんかサウナがあったりとか、そういう冷水風呂とか。氷が山ほど入っている深い水槽みたいなところがあるんですよ。

(サイプレス上野)へー。

(真壁刀義)(モノマネ)『ヨシ!じゃあ真壁、ここ入れ!』って言われて。『いやいや、出たな、アントニオジョーク!』って思って。『顎、長えな、やっぱり』とか思いながら。

(サイプレス上野)(笑)

(真壁刀義)『これ、冗談だな?』とか思ったのね。したら、(モノマネで)『オイ、なに言ってんだ?本気だよ。入れ!』って。『えっ、嘘でしょ?』と思って。したら、猪木さん、ドボン!って入ったの。『いや、死んじゃう!死んじゃう!猪木さん、大丈夫?死んじゃうよ!』って思ったら、プクーッと浮いてきて。『ああ、やっぱり死んじゃったな』と思ったの。

(上野・外山)(笑)

(真壁刀義)したらさ、本当に、(モノマネで)『オイ、早く入れ、お前も』って笑ってるから。『ああ、大丈夫だったんだ』と思って。『じゃあ、俺も』って入ったけどさ、もう冷たくてさ!ある意味さ、縮こまっちゃってるの。まあ、いろんな部分でね。

(サイプレス上野)いろんな部分が。はい。

(真壁刀義)で、『嘘でしょ!?』と思って。もう数ミリ単位で下がるしかないわけよ。でも、もうダメだと思って、意を決してドボン!って入ったらさ・・・冷たいわけ。

(上野・外山)(爆笑)

(真壁刀義)やっぱりね、あったかくはならないの。だけど、バーッ!って浸かってさ。何分かな?3分とか。

(外山惠理)えっ?そんな入ってたんですか?

(真壁刀義)入ってた。入ってた。もう感覚がなくなるぐらいまで。『ああ、俺もうヤバいな。ヤベえ、逝ったな』と思ったね。

(サイプレス上野)(笑)

(真壁刀義)したらその後、パッと上がって。(モノマネで)『オイ、どうだ?ちょっとポカポカすんだろ?』っつったら、たしかにポカポカするの。

(外山惠理)(笑)。そりゃ、寒いところから・・・

(真壁刀義)そう。凍えるかどうか?って入るじゃん。で、触るとやっぱり冷たいのね。だけど、その日の練習、ものすごい調子が良くて。ぜんぜん疲れ知らずでバンバンいったの。『なに、これ!?』と思って。で、いま考えると、なんかあれは血糖値を下げたりとか、なんかいろんなことがあるらしくて。疲れの老廃物を出したりとかするんだって。

(サイプレス上野)へー!まあ、サウナの水風呂みたいな?

(真壁刀義)そう。

(外山惠理)3分もでも我慢してるなんて、すごすぎますね。

(真壁刀義)いや、我慢っていうかその前に止めてくれっていう・・・

(外山惠理)本当(笑)。でも、出られないですね。猪木さんがね、やっぱり入っているから。

(真壁刀義)出れないよね。うん。師匠だから。出れないよね。

<書き起こしおわり>

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