吉田豪 オンエアーし損なっていた名曲特集

吉田豪 オンエアーし損なっていた名曲特集 bayfm with you

吉田豪さんがbayfm『with you』に出演。タイミングが合わずに番組でオンエアーし損なっていた名曲をまとめて紹介していました。

(松本ともこ)今日はどんな特集でしょうか?

(吉田豪)はい。『タイミングが合わなくてオンエアーし損なっていた名曲特集』という感じです。

(松本ともこ)はい。し損なっちゃった。どんないい曲があるのか?聞こえてきました。

(吉田豪)はい。これがですね、SHOKOさんというロンドンを中心に活動するアーティストで。ドローイングやらイラストやらデザインやら写真やら音楽やらって幅広い活動の中で音楽も入っている感じで。2011年にカジヒデキ参加のミニアルバムを出しているんですよ。それもよかったんですけど、新作はavexからっていう。

(松本ともこ)もう!

(吉田豪)これまたカジヒデキプロデュースですね。で、これがカジくんが初めてPVも撮った曲なんですけど。

(松本ともこ)いまこれ、流れている曲が・・・

(吉田豪)SHOKOさんの『The Flowers of Kew Gardens』っていう。まあ、ロンドンの公園の名前みたいなんですけどね。

SHOKO『The Flowers of Kew Gardens』

(松本ともこ)おしゃれですねー。行ったことはないけど、素敵ですね(笑)。カジさん、さすが。

(吉田豪)これが初期のベル&セバスチャンを思い出したぐらい地味だけどすごいいい曲っていう。

(松本ともこ)よくこういうところ、出会いますね。吉田豪さんのアンテナはロンドンにまで。っていうか、カジくんつながりってことね?

(吉田豪)カジくんがらみですね。カジくんがらみでぜんぜん・・・本当にあんまり話題になっていなかったんですよ。この2011年に出たミニアルバム。カジくんの作品を漁っていた時に『こんなのあるんだ』と思って聞いたら地味に良くて。それがね、前はスペシャのレーベルだったんですけど、avexがこれを出す。すげー!っていう。

(松本ともこ)いいじゃないですか。

(吉田豪)おしゃれな感じの。

(松本ともこ)あら?この全面にのっている赤いワンピースの方がSHOKOさん?

A Love Letter to London

(吉田豪)SHOKOさんですね。オサレ!オサレ!

(松本ともこ)本当におしゃれですね(笑)。あと、後ろも全部英語表記だからさ。へー。ロンドンっていう感じ。

(吉田豪)すごくいいです。

(松本ともこ)『A Love Letter to London』。SHOKOちゃんは日本語もできる方何でしょうかね?

(吉田豪)当然、当然。日本の方です。文化服装学院出身とか、そういう(笑)。

(松本ともこ)あ、急に身近な。そうですか(笑)。

(吉田豪)これがまた、あれですね。発売がいつだったかな?10月7日発売ですね。ちょっとタイミングが合わなくて・・・っていうやつです。

(松本ともこ)もうちょっとアップな曲も入っているんですか?全体がこういう雰囲気?

(吉田豪)全体が結構地味ですね。いわゆる渋谷系とかじゃなくて、もっとおとなしめのギターポップっていう。

(松本ともこ)『Princess Afternoon Tea』とかタイトルを見つけましたよ。

(吉田豪)そんな感じで、微妙にタイミングが合わなかったやつをどんどん流していきます。どうしてもやっぱね、その週発売とか、まだ出てないのとかオンエアーしすぎましたよ。

(松本ともこ)もしよかったら、毎週いらっしゃればいいんじゃないですか?

(吉田豪)いやいやいや・・・なので、そんな感じでいきます。

(松本ともこ)では、お願いします。1曲目は何ですか?

(吉田豪)1曲目がチームしゃちほこで・・・

(松本ともこ)私、知らないかな?

(吉田豪)知らないですか?ももいろクローバーZや私立恵比寿中学の妹分で、スターダストプロモーション所属の名古屋在住の女の子によるグループ。2012年デビューですね。

(松本ともこ)ずばり、チームしゃちほこね。

(吉田豪)そうです。で、10月28日発売の『ええじゃないか』っていうシングルがありまして。これがtofubeatsさんの曲ですかね。で、バクバクドキンとか、音楽的には攻めているグループなんですけど。この中の『無重力で~と』っていう曲が、作詞作曲が有頂天のケラさん。で、編曲がCMJKっていう元電気グルーヴの人によるテクノポップなんですよ。

ええじゃないか

(松本ともこ)はい。

(吉田豪)で、ケラさんと最近トークイベントをやった時に、『しゃちほこの曲、よかったですよ!』って僕、言ったんですけど。そういえばこれ、オンエアーしてなかったなっていうね。

(松本ともこ)うんうん。私がだって、まだ自分の中にないもん。

(吉田豪)流しましょう。チームしゃちほこで『無重力で~と』。

チームしゃちほこ『無重力で~と』


※動画1:00からスタートします

(松本ともこ)チームしゃちほこ『無重力で~と』。

(吉田豪)ついこの前、再結成有頂天を見たばっかりだったので、『有頂天っぽい!』っていう(笑)。

(松本ともこ)(笑)。つながっちゃった。はいはいはい。やっと知ることができました。

(吉田豪)そんな感じのしゃちほこでした。

(松本ともこ)ぜんぜん新人さんじゃなかったのね。

(吉田豪)ぜんぜん、ぜんぜん。2012年にメジャーデビューまでしてます。

(松本ともこ)ということで、今日はオンエアーし損なってきた名曲特集。

(吉田豪)続きましては、星野みちるさんですね。bayfmでお馴染み。

(松本ともこ)かけてきてたと思うんだけど。

(吉田豪)そしてとうとうね、先日30才を迎えました。

(松本ともこ)そうか。見えないね。

(吉田豪)千葉在住っていうね。ええと、AKB出身者で最も音楽的には恵まれたソロ活動を続けていると思っているんですけども。まあ、しばらくCD付きの7インチシリーズを出してまして。それの新作が11月11日に出まして。それがまあ、この番組でも流したことありますね。松尾清憲さんっていう80年代から活動しているポップマエストロの方とのコラボ。で、11月18日リリースの松尾清憲さんの30周年記念のソロアルバムがありまして。それにデュエットが収録されているんですよ。星野さんとの。それがA面でカップリングが松尾さんの30年前の名曲『愛しのロージー』のカバー。

(松本ともこ)カバーを。

(吉田豪)そういうね、こんなに僕のツボをついた選曲っていうね。これは前回の出演日の発売だったので、オンエアーし損なっていましたね(笑)。

(松本ともこ)(笑)

(吉田豪)ということです。

(松本ともこ)そうか。オンエアーし損なっちゃったんだ。やっぱり彼女はますます良いということで。今日も聞いているかも。

(吉田豪)はい。じゃあ星野みちるさんで『愛しのロージー』。

星野みちる『愛しのロージー』

(松本ともこ)星野みちるちゃんです。『愛しのロージー』。これ、カバーね。

(吉田豪)カバーですね。『三宅裕司のヤングパラダイス』のオープニングテーマだったことでお馴染みの『愛しのロージー』ですよ。本放送のね、昔のリスナーにはお馴染みの。

(松本ともこ)じゃあ、ニッポン放送ではヘビーにかかるんじゃないですか?

(吉田豪)かかってないですね(笑)。

(松本ともこ)かかってほしいよね。なんかもどかしい。星野みちるちゃん、30才ってことはどう思っているんだろうね?なんか、『あ、大人の仲間入り』みたいに明るくクリアするのか。

(吉田豪)このシングルについている手紙に『私も30。そろそろヤバいです』って書いてました(笑)。

(松本ともこ)嘘?

(吉田豪)がんばっていただきたいです。

(松本ともこ)そうですよ。よかった。かけ損なっていました。では、続いては?

(吉田豪)続きまして、これもかけ損なってましたね。RYUTistというね、今年デビューアルバムをリリースした新潟のアイドルですね。の、ニューシングルが11月17日発売で。で、彼女たち、僕が彼女たちがライブでやるカバー曲の選曲にも微妙にかかわっていたりするんですよ。

(松本ともこ)あ、そう?

(吉田豪)共演イベントの時に新しいカバーをリクエストするっていうやり方で。

(松本ともこ)『こんな曲を歌ってくれよ』って?

(吉田豪)そうなんですよ。それでローリーさんと永井ルイさんによる東京パフォーマンスドールの八木田麻衣さんの曲を選んだことで、それで永井ルイさんとの関係ができて。永井さんが曲を作るようになったわけなんですけど。

(松本ともこ)すごーい。陰のプロデューサー。

(吉田豪)そんな流れがあって、実は曲ができたぐらいの段階で音源聞かせてもらっていたりとかで。そのせいで忘れていたんですよ(笑)。

(松本ともこ)(笑)

(吉田豪)すっごい前に聞いちゃっていたんで、発売日がこの時期っていうのも知らなかった(笑)。『ああー、ヤバいヤバい。オンエアーしなかった!』っていう(笑)。

(松本ともこ)ファッション誌で先に撮影して、いつ?いつ?みたいなね。

(吉田豪)一月二月ぐらい前に聞いちゃっていたせいでっていう。

(松本ともこ)へー。じゃあ私たち、聞いてない?

(吉田豪)そうですね。それが永井ルイさんなんで、加護亜依さんがやっていたタンポポが好きだったような人は全員即死するような名曲です。さすが!っていうね。

(松本ともこ)(笑)。じゃあちょっと楽しみに。お願いします。

(吉田豪)RYUTistで『Winter merry go round』。

RYUTist『Winter merry go round』

(松本ともこ)イントロから『いい曲』なんて思わず言っちゃったんですけど。

(吉田豪)イントロでそれが出るのがすごいですよね(笑)。

(松本ともこ)(笑)。この『Winter merry go round』のCDをいま、スタジオに持ってきてもらって、『吉田豪さんへ』って全員からのサインとメッセージ。へー。『ライブを見に来てくださり、ありがとうございました』。

Winter merry go round

(吉田豪)行きました。ワンマン。

(松本ともこ)これが4枚目のシングル。でも、聞いてみたら付き合いもそんなに長いんですってね。

(吉田豪)そうですね。デビュー直後から何度も絡んで。

(松本ともこ)小学生の時から?

(吉田豪)そう。小学生が2人いた頃から(笑)。大人になりましたよ(笑)。

(松本ともこ)育てていくんだなー。ねえ。でも、いい曲です。

(吉田豪)いい曲です。素朴な新潟の子たちっていう感じです。

(松本ともこ)RYUTistです。

(吉田豪)そして最後がこれですね。乙女新党っていう前に1回、オンエアーした子があるんですけど。5月27日発売の前作『キミとピーカン☆NATSU宣言っ!!!』のカップリング『とりことりことりこ』っていうのが田村歩美さん。要はたむらぱんなんですね。の、曲がすげーいいっていうんで流したこともありますけども。

(松本ともこ)さすがですね。

(吉田豪)11月18日発売の新作が清竜人さん作曲で。Plus-Tech Squeeze Boxの林部友則さんの編曲っていうね。僕の大好きなものが全部一緒になって。それでちゃんと最高な楽曲になったと。

(松本ともこ)プラスチック?

(吉田豪)スクイーズボックスっていうのが初期のCapsuleとかと一緒に活動していたような、いわゆるトイポップっていうか、ああいう渋谷系経由のおもちゃみたいな感じの音楽をやっているような人たち。

(松本ともこ)その方たちの・・・

(吉田豪)編曲ですね。これが本当にね、この組み合わせでこのレベルのものができた!っていう。うれしい!っていう。

(松本ともこ)俺が好きに決まってるだろ!っていうね。

(吉田豪)いや、最近ね、こういういいものを全部組み合わせてね、微妙な結果になることが多いんですよ(笑)。

(松本ともこ)あれ?いいはずなのに、そっちに行かないんだ(笑)。

(吉田豪)あれっ?全部好きなものが混じって?っていう(笑)。よくあるんですよ。

(松本ともこ)だけどこの乙女新党はいいと。

(吉田豪)すごい期待して。ここで流すために。『よーし、これは!』と思って、『あれっ?』っていうことがよくあるんですよ。実は。名前を出すと角が立つんでやめます(笑)。

(松本ともこ)わかりました。じゃあ、よかったものを。

(吉田豪)聞いてみましょう。乙女新党で『ツチノコっていると思う…?』。

乙女新党『ツチノコっていると思う…?』

(松本ともこ)また、RYUTistのかわいさとは違って。たしかにいいですよね。えっ、どうなるの?と思ったんだけど。

(吉田豪)ねえ。メロディーもアレンジも完璧ですよ、これ(笑)。

(松本ともこ)キラキラしてる。『ツチノコっていると思う…?』。

ツチノコっていると思う...? 初回限定盤A(CD+DVD)

(吉田豪)素晴らしい。そんな感じです。

(松本ともこ)これでだいたいですね、今日はスタジオのCDとかも華やか!いま写真を撮りましたけどね。どれがチェックになるかな?みなさんの中で。最後は乙女新党『ツチノコっていると思う…?』でした。やっぱり2週間に1回ですから、その中で出会ったものでオンエアーし損なっていたの、意外とありましたね。

(吉田豪)そうなんですよね。微妙に前っていうね。先週とか2週間前とか。

(松本ともこ)やっぱりさっき言っていた、名前は出さずとも、買ってみるんですね。で、そのワクワクがあるわけですよね。

(吉田豪)『この組み合わせなら、確実なはず!・・・あれ?』っていうのはよくありますよ(笑)。

(松本ともこ)あとは、変な話、聞いてみて『これ、好き』って思うと、『やっぱりこの組み合わせだったの!?』っていうのもあるんですよね。

(吉田豪)当然。で、『あれっ?』っていうのをわざわざ声を大にして言ってやるような営業妨害をする気はないんで。Twitterでも『あれ?これ、イマイチ』っていうようなのはつぶやかないようにしますよ。それは。大人ですからね。

(松本ともこ)選ばれたものがここでかかっています。次回は12月に入ります。第二水曜日は12月9日。次回もよろしくお願いします!吉田豪さんでした。

<書き起こしおわり>

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