柴田聡子が選ぶ 泣けるほどアガる曲

柴田聡子が選ぶ 泣けるほどアガる曲 SOUND AVENUE 905

柴田聡子さんがTBSラジオ『SOUND AVENUE 905』に出演。『泣けるほどアガる曲』というテーマで選曲した8曲を紹介していました。

(柴田聡子)こんばんは。柴田聡子です。TBSラジオSOUND AVENUE 905。週替りDJの金曜日。今週は私、柴田聡子が選曲した曲とともに1時間、お送りします。よろしくお付き合いください。今日は、『泣けるほどアガる曲』というテーマで選曲しました。まずは1曲目、いってみます。渡辺美里さんの『My Revolution』です。

渡辺美里『My Revolution』

渡辺美里さんの『My Revolution』でした。この曲はですね、レボリューションということで。私も常々、自分でも革命を起したいなと思っていつもやってはいるんですが。いつまでも結構モジモジして起こせないままで、いつもいますけども。この曲は結構、『昨日の私にさよなら!』っていう感じで背中を押してくれて、『革命を起こしてやるぞ!』っていう勇気をくれる曲だなと思って。1曲目に相応しいと思ってかけてみました。

それでは、『泣けるほどアガる曲』。次の曲にいってみたいと思います。宇多田ヒカルさんの『Keep Tryin’』です。

宇多田ヒカル『Keep Tryin’』

宇多田ヒカルさんの『Keep Tryin’』でした。私はサイケ体験とかはあんまりしたことがないんですけど。サイケっていうのはどんな気持ちなのかな?っていうのを考えてみた時も、どんな気分でも楽しくなっちゃうのかな?っていうことかなっていう風に想像してはいるんですが。この曲は結構それを言ってみますと、私にとってのサイケ体験かな?と勝手に思っています。宇多田ヒカルさん。ニューアルバムがいま制作中ということなので、めちゃくちゃに楽しみにしています。

それでは、おい、俺は誰なんだ?私、柴田聡子ってどんな人なのか?という風に思っている方もたくさんいらっしゃると思いますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。私は聞いての通り、ものすごく元気な女子で、札幌から出てきまして。現在は東京を中心に活動する。歌を作ったり歌ったりして、ライブしたり、アルバム作ったりをしているものでございます。

それで、いままでいくつかリリースもあったのですが、この間、9月16日に『柴田聡子』という自分の名前のアルバムもリリースさせていただきまして。そんな私の曲をひとつ、聞いてもらえたらうれしいと思います。9月に出たアルバム『柴田聡子』から『ニューポニーテール』。

柴田聡子『ニューポニーテール』

柴田聡子で『ニューポニーテール』でした。この曲は先日、7インチシングルでもリリースされております。これが激アツで。レコードへのハマり具合も、A面、B面ともに素晴らしいこととなっておりますので。アナログ派の方はぜひ、7インチでも聞いてみてください。TBSラジオSOUND AVENUE 905。今夜は柴田聡子がお送りしています。

(CM明け)

今夜のTBSラジオSOUND AVENUE 905は私、柴田聡子が『泣けるほどアガる曲』というテーマで選んだ曲をお送りしています。それでは次の曲は松任谷由実さんで『ダイヤモンドダストが消えぬまに』。

松任谷由実『ダイヤモンドダストが消えぬまに』

松任谷由実さんの『ダイヤモンドダストが消えぬまに』でした。もうこの曲はまずイントロでどっこんどっこんブチ上げて来てからの、『はじめまして』を皮切りに、もうこれでもか!というほどの夢の様な景色が広がり続けて、もう終わらないっていうのが最高です。もう、アガり続けるっていうところが。それがうれしいです。

それでは、次の曲に参ります。柴田聡子が選んだ『泣けるほどアガる曲』。次の曲はエイミー・ワインハウスの『Tears Dry (Original Version)』です。

Amy Winehouse『Tears Dry (Original Version)』

エイミー・ワインハウスで『Tears Dry (Original Version)』でした。これは、素直に泣けちゃいます。エイミーは私はたぶん大好きな人ではじめて死んじゃったミュージシャンかもしれません。そういう経験、たぶんどなたにでもあると思うんですが。素直に泣けてしまいます。死んじゃった後に出た追悼盤に入っているヴァージョンをかけてみました。

そんなことで、今日は柴田聡子が『泣けるほどアガる曲』というテーマで選曲していますが。日々、私は音楽を聞いているんですが。まあ、聞き始めてしまった手前、もうこっからはたくさん聞こう!みたな気持ちで毎日・・・毎日聞かない時もあるんですけど、だいたい音楽を聞いているんですが。で、曲を聞いて、アガったり泣いたりすること。今日のテーマですけど。よく、あります。

なんかこう、握り拳を握って、もうすごいこみ上げる情熱が抑えきれないっていう瞬間がもう部屋の中でよくありまして。これはいくつになっても変わらずに、なんか物の角にぶつけたりとかして、小指を・・・恥ずかしい瞬間もいっぱいあるんですけど。まあ、そうやって日々泣いたりアガったりして音楽、聞いて。まあそんな曲に出会えた瞬間っていうのは本当に嬉しい、本当にうれしい、本当にうれしいなっていう感じの、私の音楽とのつきあい方なんですが。

毎日聞かなくてもいいっていうのがいいです。それでは、選曲に戻りまして。次の『泣けるほどアガる曲』はジェーン・バーキンの『Yesterday Yes a Day』です。

Jane Birkin『Yesterday Yes a Day』

ジェーン・バーキンの『Yesterday Yes a Day』でした。この曲はですね、こんなに心震えている人はいるのか?という。もう、か細い心の震え。声の震えのせいかもしれませんが。袖で涙をふいて旅立つ少女の心。なんかそれと対称的な、すごくオヤジっぽいタッチのギターソロっていう。なんか悪い大人に恋をしたのかな?みたいなことを想像して聞くと、もう泣けます。TBSラジオSOUND AVENUE 905。今夜は柴田聡子がお送りしています。

(CM明け)

柴田聡子がお送りしている今夜のTBSラジオSOUND AVENUE 905。ここからは私の音楽についてお話します。まずは、どついたるねんというバンドに私がゲストボーカルで参加した曲を聞いてください。どついたるねん feat.柴田聡子で『大嫌い』。

どついたるねん feat.柴田聡子『大嫌い』

どついたるねん feat.柴田聡子で『大嫌い』をお聞きいただきました。このどついたるねんというバンドについてなんですが、最初はなんかみなさん、ファッションとか最高にかっこいいんで、私はちょっと近寄りがたいな・・・とか思っていたんですけど。すごいもうかっこいいバンドで。そしてすごいやさしいいい人たちでして。なんかもう、スター揃いっていう感じのかっこいいバンドなんです。

『あの、柴田さん。アンセム作りましょうよ』みたいな感じで話したことがあって。ちょっとお酒も入っていたので覚えていないかもしれないんですが。それを聞いてグッと熱くなったりしました。この曲が入っているアルバム『ミュージック』は発売されたばかり。すごーくかっこいいので、こちらもぜひ聞いてみてください。しかも彼らは、47都道府県を回る超タフなツアーが1月から控えておりますので。全部の県のみなさんに行ってほしいなと思います。

そして、私自身の話ですが。先ほども触れましたがサードアルバム『柴田聡子』を9月16日にリリースしました。このアルバムは山本精一さんという素晴らしい方がおられるんですが。私も大好きで。その方にプロデュースしていただいて。言うなれば、その方を部長というか、感じにして精鋭のプレイヤーたちが集まりまして。波にのまれて帰ってきたらできていたっていうような感覚のアルバムで。

そんなこと、私、いままでなかったので。すごく面白かったなと思って。また次も楽しいだろうなっていう。パーッと明るくなるような経験でした。ええと、まあこんな風に私は歌ったりしているわけですが。まあ、なんかなんでこんなことをやれているのか?っていうのも時々、よくわからないんですが。まあ、わかる日なんていつか来るかわからないので、取りあえず落ち込みながら、アガりながら、やって行ってみようかな?と思っている。

でも、野望はいっぱいありまして。言っちゃうと叶わなそうなので、ここでは言いませんが。結構ギラギラしながら、ボヤボヤしながらやっております。そして、来月12月にはアルバムの発売記念ライブを京都、大阪、東京で開催します。京都は12月15日磔磔 。大阪は16日シャングリラ。そして東京は12月18日の金曜日、吉祥寺の武蔵野公会堂で夜7時からとなっております。

このライブはレコーディングに参加してくださったみなさん。本当に素晴らしいミュージシャンの方々なんですが。その方々が一堂に会して。これは最初で最後なんじゃないか?と、誰もがうらやまD!と思える。そんなライブにしたい。もう、ここからの私の人生は取りあえずこれにかけて。終わってからいろいろ考えますというぐらい、入れ込んで、張り切っておりますので。ぜひぜひ、目撃していただきたいと思います。

そして東京公演のチケットは私のライブ会場での手売りや、インターネットの特設サイトでもご購入いただけます。インターネットの特設サイトは私のTwitterアカウントなどで見つけてください。それでは、アルバム『柴田聡子』からもう1曲、お聞きください。私の曲にしては大変珍しく、すごい気持ちのいい感じの曲。小気味のよい感じの曲になっております。バスの中で思いついて作った曲です。柴田聡子で『悪魔のパーティー』。

柴田聡子『悪魔のパーティー』

柴田聡子で『悪魔のパーティー』でした。TBSラジオSOUND AVENUE 905、お知らせの後は柴田聡子が選んだ『泣けるほどアガる曲』に戻ります。

(CM明け)

今夜のTBSラジオSOUND AVENUE 905は私、柴田聡子が『泣けるほどアガる曲』というテーマで選んだ曲をお送りしていますが、次の曲はグレン・グールドで『バッハ インヴェンション1番』。

グレン・グールド『バッハ インヴェンション1番』

グレン・グールドで『バッハのインヴェンション1番』でした。ええと、バッハの沼にハマると抜け出せないということは大変いろんな方が言っておられると思うんですが。本当に人生の大先生みたいな感じでいつも自分の頭上に鎮座しているような感じで。どっかにライブに行った時、ライブの後、高速バスとかで帰ったりすることがあるんですが。まあなんか、そこでこの曲を聞き始めるとですね、どんないいライブだったなと思っても、『スーパーホームラン失格』みたいな感じで、大変謙虚な気持ちになって反省ができるので。

なんというか、モチベーションが上がるという感じがして、いっつも聞いておりまして。この沼に、これからもはまり続けるのかと思うと、人生よかったなと思います。それでは、私、柴田聡子が選んだ次の『泣けるほどアガる曲』。ジョナサン・リッチマン&ザ・モダンラバーズで『Back In Your Life』。

Jonathan Richman & The Modern Lovers『Back In Your Life』

お聞きいただいたのはジョナサン・リッチマン&ザ・モダンラバーズで『Back In Your Life』でした。もうこれは帰りたくても帰れない、戻りたくても戻れない、そういうどうしようもないことを考えるっていうのはいちばんいいことだなと思わせてくれる曲で。なんかこう、体の枷がファッと外れるようなアガり方をする曲だなと思います。

では、今夜最後の柴田聡子が選んだ『泣けるほどアガる曲』。最後はテレサ・テンさんの『別れの予感』です。もうこの曲は『別れの予感』なんて、こんな悲しい予感を、こんなにワクワクするイントロで導かれたら泣いちゃいます!という。もうこの、さよならのために生きてるのかな?とか、愛せないほど愛すってどういうことじゃ?とか、永遠の、まあ人生ピロピロっていう感じなんですけど。

そんな曲で。もう悲しいながらもアガりまくる曲となっております。ぜひ、『あなた』というところをみなさんの大好きなものに置き換えて聞いていただくと、もうバンバン泣きながらアガれる曲になると思います。では、聞いてください。テレサ・テンさんの『別れの予感』です。

テレサ・テン『別れの予感』

テレサ・テンさんの『別れの予感』でした。私、柴田聡子がお送りしてきました今夜のTBSラジオSOUND AVENUE 905、そろそろお別れの時間です。『泣けるほどアガる曲』というテーマで選んできましたが、この世界にこんなにいい曲がたくさんあることに、改めて大感謝!という気持ちでいます。この放送を聞いて、私のことがちょっとでも気になった方は、アルバム『柴田聡子』を聞いたり、12月18日に武蔵野公会堂で開催するライブにぜひ、足を運んでください。TBSラジオSOUND AVENUE 905、来週金曜日のDJはフラワーカンパニーズのみなさんです。今夜は、柴田聡子がお送りしました。最後は、私、柴田聡子の『ぼくめつ』を聞きながらお別れです。それではみなさん、さよならー。

柴田聡子『ぼくめつ』

<書き起こしおわり>

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