宇多丸 2015年ハロウィンで考えたことを語る

宇多丸 2015年ハロウィンで考えたことを語る 宇多丸のウィークエンド・シャッフル

ライムスター宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の中で、2015年のハロウィンで考えた諸々のことについて話していました。

(宇多丸)先ほどですね、この番組のムービーウォッチメンのために毎回ですね、結構早めにスタジオというか同じフロアにある会議室に入ってずーっとノートの準備をシコシコしてるわけですよ。で、だいたいまあ9時を過ぎだすと、もういよいよ時間が迫って参りまして。大慌てで仕上げるという、本当に追い込みの時間に入ってくるわけですけど。そこに先ほどですね、『相談は踊る』を終えたばかりのジェーン・スーさんと林みなほアナが乱入してきてですね、

特に何の・・・あんまり説明もなかったですね。ジェーン・スーさんは『インサイドヘッド』のカナシミのね、本当そっくりでしたけど。コスプレっていうか、あれは元が似てるからあれなんだけど。されて、いきなり入ってきて、『はい!はい!はい!コスプレ!』みたいなことを言われて。しょうがないからなんかバットマンのマスクみたいなのをかぶらされて・・・なんだ、ありゃ?世の中的にはそういう日なんですってね。ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル!

10月31日土曜日、ハッピーハロウィン!ってまあ、わかりませんけどね。みなさんがハロウィンで浮かれている・・・特にね、最近は渋谷なんか相当な騒ぎになっている。そんな、こうしているいまもこの地球上では1日におよそ100種類の動物が絶滅しているという・・・こんばんは。TBSラジオ第六スタジオから生放送でお送りしております、ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル、通称タマフル。パーソナリティーの宇多丸でございます。

はい。ということでね、まあ、先ほど言いました。『相談は踊る』組がね、クソ忙しい時に乱入してきて写真撮ったのはたぶん向こうのね、ブログなんかにあがってるんでしょうけどね。。まあ、やっぱでもそうか。当日、パーソナリティーともなれば仮装のひとつでもするのが時節柄っていうのの表現としていいんですかね?これはね。うん。

まあ、去年あたりからですかね?急激に・・・去年から急激にだよね。ハロウィン、盛り上がって。去年、ちょうどハロウィン時期にこのオープニングでも言いましたけど。別にハロウィン、結構なんです。私もね。ええ。いろんなお祭りの中でも、ほら。それこそさ、海外のイベントを日本人がやるのはナントカ・・・なんてさ。そういうこともあんまり言いたくないっていうか、ハロウィンは別にいろんな行事の中でも宗教色みたいなのがいちばん薄い方だから。いちばん問題ねえだろ?楽しくやればいいっていう意味では、クリスマスだ何だよりよっぽど問題ないと思いますけどねっていう感じで。

僕、別にハロウィンそのものをね、とやかくどころか、むしろいいですねぐらいに思っていたんですけど。去年、渋谷の街をタクシーで通りかかった時に、『あれ?なんかみんな集団で同じ格好してるんだ。思い思いの恰好をする日にそういう日まで制服イズムかよ?おい!』っていうのをね、苦言を・・・まあ、おじさんたらしく苦言を呈してしまった。

2014年ハロウィン 宇多丸の苦言

宇多丸 盛り上がる渋谷のハロウィンを見て感じた違和感を語る
ライムスター宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』で日本でもすっかり定着してきたハロウィンについてトーク。超盛り上がっていた渋谷のハロウィンを見て感じた違和感について語っていました。 (function(d, s, id) { var js,...

あんまりそんなこと、言いたくないんですよ。私も。楽しそうにしてるんだもん。もうそこら中で楽しそうで。だからもう、昨日ぐらいからすごかったですよ。昨日僕、バルト9でですね、先に言っちゃいますけど話題沸騰『ギャラクシー街道』を見ておこうと思って。『ギャラクシー街道』、見たわけですよ。深夜・・・深夜でもないんだけど、回に行って。したらもう、ハロウィンナイトみたいなのをやっていて。バルトで。ハロウィンの恰好をして、安くなったりするのかわからないけど、結構若い子が集まっていて。

で、なんかハロウィンナイトの劇場じゃないところにもう、そういうノリのいい若者たちがいて。僕が見た時に、後ろの席ですごい盛り上がっていて。席について、まだ始まる前ですよ。まだ場内がちょっと明るいぐらいのところですけど、大声で『あれか?バクマンだったか?バクマンだったか?これ?違うか?違うか?』みたいなので(笑)。うん。ねえ。

僕はそれ、まだ『ギャラクシー街道』を見る前だったんでね。聞きながら、『たぶんバクマンだったと思うぞ、それ』なんてことをね。まあこれはいずれ、ムービーウォッチメンで当たったりなんかしたら、その時に話したいと思いますけど。まあまま、結構な話で。今日も渋谷なんか既に大騒ぎらしいね?だってもう、渋谷じゃなくても電車の中が既に、僕・・・

あ、もうモニターに映っている?テレビ。『モニターに映っている』って言うから俺たちのオリジナル映像みたいに(笑)。テレビだ、これ、ただの。他の局?あ、TBSだ。これ、渋谷?マジ?国会前じゃないの、これ?(笑)。ああ、そう。ああ、そうですか。こういうことだ。まあ結構なことなんですけど。集団チームは相変わらずなんでしょうね。

ただね、本当電車の中とかも、要は普通にしてるんだけど、荷物が多いからわかるんすよ。あとで着替えるんだろうね。ったく!その格好で出てこいよな!俺なんかあれですよ。人生で唯一コスプレした時。まあ10年近く前ですかね?それこそSEX山口さんがやっていたイベントにDJで呼ばれて行った時にちょうどハロウィンの時期だったんで。まあ、何度もあちこちで言ってますけども。人生唯一の私のコスプレ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』の成功したビフが部屋にいる時の青いガウンを素肌で着て、白髪の髪で。

で、ちゃんと彼が持っていた銀色のチーフスペシャル。しかも黒いラバーグリップ付き。こちらを持ってですね、会場をウロウロしてみたところ、まあ当然、単なる変質者的なことにしか思われず的なね、ことがありましたけどね。まあ、結構なことなんだけど。たださ、いいよ。もう百歩譲ってその同じ恰好をね、友達としたりする、YOSAKOIソーランイズムですよ。ええ、結構、結構。YOSAKOI結構。うん。ソーラン結構、結構。だから、そしたら集団でやってもおかしくないキャラをやってほしいんですよ。

どうせなら集団でもおかしくないキャラの仮装を

なんかあれでしょ?お子さんでミニオン。まあ、かわいいですよね。黄色い小さい連中がキャッキャキャッキャと。まさにもう日本人のあれにはぴったりとかさ。まあ、集団。イウォークとかさ。いいじゃない。イウォークやるとかさ。いやいや、お前らなんかジャワスでしょ?所詮。ジャワス。ゴミ拾いしてろ。ジャワス。とかね。

もし僕がやっぱり保育園とかの先生だったら、ぜひもうイウォークまで行ったんだったら、いっそのことセデック・バレ族。

まあ、スターウォーズ絡みでストーム・トルーパーだったら集団でいてもね、おかしくない。まあ、あとはストーム・トルーパーっていうか帝国軍の元であるナチス。そういうのもね、怒られますからねというね。まあまあ、だからそのセデック・バレ。要は部族的なので言ったらウォーボーイズっていうね。ええ。これを機会にどいつもこいつも坊主刈りにしちゃってね。いいと思うんだけど。

そう。私もですね、今年やるならば・・・なんか見かけたらしいですよ。せのちんさんがイモータン・ジョー様を見かけたらしいですよ。まあ、今年はさすがにいるでしょうね。いるんだけど、ただ僕もコスプレしたっていいんだけど、したいコスプレがね、どれも裸なんだよ・・・ウォーボーイズ。やっぱウォーボーイズは裸だよね?まあ、マックスからジャケットを奪った状態っていうのは可能かもしれないけど。裸。

裸な上にさ、あれ、刺青ですらないじゃん?浮き彫り。なんていうの?ああいうの、あれとかがさ、なかなかあれを再現するのは難しいな、みたいなのがあったりとかね。ウォーボーイズ。もしくはちょっと前だったら、僕は『アポカリプト』の誰かだろうなと思っていたんで。まあ結局裸じゃないですか(笑)。結局、ほとんど裸じゃないですか。『アポカリプト』のまあ、サードアイっていうさ、いちばん憎たらしいやつ。あいつがいいかな?なんて夢見てたところなんですけどね。だいたい裸なんでね。裸じゃないのでやりたいのがあるといいんだけどね。来年までにちょっと考えておきたいあたりでございます。

<書き起こしおわり>

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