安住紳一郎 混沌とする体育の日を語る

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安住紳一郎さんがTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中で体育の日についてトーク。10月10日から10月第二月曜日に変更になったことで生じた、混沌とした状況について話していました。



(安住紳一郎)三連休ですね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)10月12日。明日、月曜日は体育の日。祝日になりまして、土、日と重なっての三連休ということになります。私の世代ですと、体育の日は10月10日に固定されていた時代が長かったので、なんとなく10月10日が体育の日という認識がいまだに強いんですが。

(中澤有美子)ええ、ええ。

(安住紳一郎)いまの高校生ぐらいのみなさんくらいは、10月10日の体育の日のイメージはないのかもしれませんね。

(中澤有美子)そうかー。10月10日ぐらいっていう認識なんですか?

(安住紳一郎)いや、10月10日くらいの認識もないんじゃないんですか?『10月の真ん中にあるのが体育の日なんでしょ?』ぐらいのことなんだと思いますよ。いまは、10月の第二月曜日が体育の日になっていますのでね。ええ。

(中澤有美子)はー。

(安住紳一郎)なんとなく、10月10日が体育の日で、そこに合わせて、毎年決まったかのように運動会とか体育のイベントを割り当てられていた時代が長かったので。なんとなく、寂しい思いもあるんですけども。

(中澤有美子)うーん。

混沌とした状況が極まる

(安住紳一郎)そして、いまとなっては体育の日の混沌とした状況が極まってまいりまして。体育の日は10月の第二月曜日にするということで、ハッピーマンデー制度で、毎年例にもらさず三連休になりますよね?

(中澤有美子)そうですよね。

(安住紳一郎)その三連休に運動会をぶつけては何だということで、すでに学校などもその三連休に運動会をぶつけず、来週の10月18日とか10月25日に運動会をぶつけて、三連休はどうぞご家庭でお楽しみくださいみたいなことになり・・・

(中澤有美子)(笑)。なってますね。

(安住紳一郎)訳がわからない!みたいな。体育の日の意味合いがどんどん薄れるという。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)まあでも、たしかに三連休のね、最終日とか中日に運動会を持ってこられたら・・・

(中澤有美子)ちょっと無粋な感じ、ありますよ。

(安住紳一郎)まあ、ね。昨今のなんとなく流れから言うと、『いや、その三連休を学校行事に1日明けることは、まかりなりません!』みたいな。そういうことになりますよね。なので、もう非常に質素な土日に運動会をぶつけてきますから。体育の日を含めた10月の第二週におおよそ迎える三連休はよくわからない!っていう。体育の日の準備の三連休みたいな。

(中澤有美子)(笑)。そうですね。たしかに(笑)。

(安住紳一郎)そういうことに。

(中澤有美子)温存する?なんだろう?(笑)。

(安住紳一郎)なんですかね?

(中澤有美子)家で体育をする?

(安住紳一郎)体育のイベントのための体力を温存する三連休、みたいな。

(中澤有美子)(笑)。たしかに。

(安住紳一郎)昔は運動会というと、秋に行うのが一般的だったんですが。いまはやっぱり春先が多いみたいですね。

(中澤有美子)それも多いですよね。

(安住紳一郎)5月、6月ですか?台風がぶつかったりするので、春先の方が。梅雨が来る前。5月。ちょうど気候もいいので。また、熱中症で倒れる生徒などもいないので、早め早めっていうことなんでしょうかね。

(中澤有美子)そうですね。あと、秋は結構忙しいんですよね。文化祭とか。収穫祭とか。なんか、ええ。

(安住紳一郎)今日運動会というところは多いのかな?と思っていろいろ話を聞きましたら、今日運動会というところは非常に少ない。非常にレアケースということみたいですね。

(中澤有美子)ふーん!

(安住紳一郎)10月10日。もともとは東京オリンピックの開会式があった日が10月10日なので、それを記念して国民のスポーツ振興と健康のためにということで。10月10日が体育の日になって。非常に決まり方としてはね、めでたい感じなんですけども。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)それで、『晴れの特異日だ』なんていう話もありましたよね。

(中澤有美子)ありましたね。

晴れの特異日

(安住紳一郎)10月10日は特異日。なんだかよくわからないけど、毎年かならず晴れるみたいな。気象用語で特異日。いろいろな可能性とか確率から言うと、ちょっとやっぱりおかしなデータになるみたいですね。この人は台風が来る特異日とか、雨の特異日みたいなのがあるらしいんですが。

(中澤有美子)ええ、ええ。

(安住紳一郎)晴れの特異日は10月10日だった。それで、東京オリンピックの開会式。世界各国から注目されている大イベントの開会式が雨が降っていては都合が悪かろうということで、日本の晴れの特異日である10月10日を開会式にして。そしてオリンピックは大成功して。そしてその後、10月10日をみんなの祝日として。そしてまた、運動会などがあるから、当然、雨が降っては困るので。晴れの特異日でいいじゃない。非常にね、納得がいくというか。非常に、聞いててむしろ心地よくなるくらいの出来た話なんですけど。

(中澤有美子)本当に。本当です。

(安住紳一郎)私もずーっとそれを信じていたんですけども。一昨年くらいに、『10月10日は晴れの特異日ではない』っていうことがわかったんですよね。

(中澤有美子)(笑)。そうそうそう。

(安住紳一郎)『えっ!?』っていう感じになりますよね。『はあ・・・』みたいな。どうリアクションしていいのかわからない話の。

(中澤有美子)ポカーンと。

(安住紳一郎)ポカーンとして。『と、言われてるんですが、晴れの特異日は10月10日じゃないらしいですよ』みたいな。『へえ・・・』。

(中澤有美子)(笑)。『ええっ!?』。

(安住紳一郎)『はー、そうですか。じゃあ、誰かが間違ったんですね?』みたいな。辛いですよね。そういうこと、たまにありますから、お気をつけください。すごく、なんか『へえ・・・ええっ?あ、そうですか・・・ふーん』みたいな。やっぱり、あれですね。話っていうのはキレイに進んでいる話の方が広まっちゃうっていうことですよね。ええ。

(中澤有美子)ふーん・・・

(安住紳一郎)たぶん、晴れの特異日に開会式を設定しようとしたんだけれども、上手くいかなかったみたいなことなんですか?よくわかりませんけども。

(中澤有美子)ほー。

(安住紳一郎)『ふーん・・・へー』みたいな。

(中澤有美子)そもそもそこで違っていたと。

(安住紳一郎)『晴れの特異日に東京オリンピックの開会式を設定した』という話が眉唾だったみたいですよ。

(中澤有美子)ああ、そうなんですね。

(安住紳一郎)『ふーん・・・』っていう感じですよね。『10月10日が晴れの特異日だったっていうことにしておいてはいただけませんか?』みたいな気持ちにすら、もうなるんですよね。

(中澤有美子)(笑)。なりますね。ここはひとつ・・・(笑)。

(安住紳一郎)ここはひとつ・・・どうか、なんとか・・・(笑)。

(中澤有美子)(笑)。いいと思いますよ。

(安住紳一郎)ですよね。運動会、雨になると中止になったりしますからね。

(中澤有美子)そうですねー。

(安住紳一郎)楽しみにしていて。みなさんがきっと、初めてやるせない感じとか、そういうものを経験する貴重なきっかけになるんですか?よくね、遠足とか延期になって、ジタバタしている小中学生いたりしますもんね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)高校生でもそうですね。私、高校3年生の時の体育祭が雨で中止になりまして。いまもはっきり覚えてますね。高校3年生なのでいろいろ準備をしたりして、大変な思いをして当日を迎えて。たしか前日から大雨が降っていて、次の日も確実に雨だということで。どうやら体育祭が中止になるということで。

(中澤有美子)うんうん。

(安住紳一郎)当然、準備していたものが台無しになる。そして、高校3年生なので、いろいろ1年生とか2年生の時にできなかった、自分たちが主役でやるみたいな。そういう気持ちが強かった。その時に体育祭が中止になってしまって。それで、その運動会の主催が生徒会主催だったもんですから。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)生徒会が中止を決めないと、中止にならない。学校側が、先生が一方的に中止にするというものでもなかったらしくて。それで、なんか生徒の代表みたいなのが10人いたんですが。その中の、10人の1人だったんですが。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)それで呼ばれて。『この10人で、「明日体育祭を中止する」っていう結論を出して、その10人の諮問機関の結論として、お前らが責任をもって全校生徒に明日が中止だっていうことを伝えろ』みたいなことになっちゃって。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)なんかね、ちょっと変な感じ。自民党の反乱みたいになっちゃって。『嫌な役、回ってきたな!ええーっ!?』みたいな。

(中澤有美子)ええ、ええ。もうそれしかチョイスはないんですもんね。延期とか。

(安住紳一郎)そうですね。まあ、延期してもできないから。でも、要するに『学校側が一方的に中止って言えるものじゃないから。生徒会主催のものだから、生徒の代表である君たちが中止を決め、生徒に発表せよ』みたいな。

(中澤有美子)なるほど、なるほど。

(安住紳一郎)うーん。でも、当然みんなは『雨の中でも俺たちはやりてーぜ!』みたいなことになって、ねえ。それでもまあ、いろいろ先生方とか運営側の人たちと話をすると、とてもできる状況ではなく・・・みたいな。

(中澤有美子)まいったなー。

(安住紳一郎)まいったっすねえ。で、その10人で全校生徒に向けて発表する嫌な係をジャンケンで決めようみたいなことになって。で、ジャンケンで勝ってった人からどんどん抜けていって。私、最後の2人になっちゃって。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)それで、最後の2人になったところでギリギリ、私はジャンケンに勝って、その役から逃れることができました。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)はい。これもどうしようもないね。リアクションしようがない話ね。『ああ、はあ・・・』みたいな(笑)。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『はあ・・・あっ、えっ?その役になったんではなく?』みたいな。

(中澤有美子)だいぶ覚悟したんだけど(笑)。

(安住紳一郎)だいぶ覚悟したんですけど、その役からは逃れることができました。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『はあー、よかった』と思って。運動会の季節になると、そんなことを思い出します。

(中澤有美子)そうですか(笑)。

(中略)

(安住紳一郎)さて、また10月10日の晴れの特異日の話、戻りますけども。『昭和39年当時に晴れの特異日だったんじゃないんですか?』というご指摘もいただいているんですが。そうですよね。気温とか天候の平年値は過去30年間のデータをもとに決められているみたいなところがあるみたいなので。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)要するに、いまは10月10日は晴れの特異日になっていないけれども、前の東京オリンピックが開かれた昭和39年当時はきっと晴れの特異日だったんじゃないんですか?みたいな気持ち、まだおありですよね?実は、当時も晴れの特異日じゃないんですよね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)そうなんですよ。10月10日晴れの特異日っていうのは、たぶん都市伝説的なものだったのではないか?という風に私は理解しております。

(中澤有美子)そうかー。

<書き起こしおわり>

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