能町みね子『ヨルタモリ』最終回裏話を語る

久保・能町のオールナイトニッポン

能町みね子さんがニッポン放送『久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポンGOLD』の中で、『ヨルタモリ』の最終回の裏話を披露していました。

(能町みね子)あの、この番組が最終回を迎えるよりも先に最終回を迎えたテレビ番組があるんですけど。あの、ここのラジオ界隈では視聴率0%の番組なんですけど。

(久保ミツロウ)(笑)。能町さんを含めね。

(能町みね子)そうなんですよ。『ヨルタモリ』っていう番組なんですけど。知ってるかなー?みんな、見てないからなー。

(久保ミツロウ)あ、私、たまーに見る。

(能町みね子)たまに見る?ここの視聴率、先週は何%かな?見た方・・・

(久保ミツロウ)おっ、ええと・・・

(能町みね子)ちょっと待って。4人中1人でしょ?で、ここにせえしょうさんがいて、私が珍しく見たから、7人中3人。過半数を越えず。

(久保ミツロウ)おわー、40%ぐらいですねって、大人気ですよ。

(能町みね子)高い!高い!40%なら高い。フジテレビとしては大健闘ですよ(笑)。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)まあ、そんな番組があるんですけど。私が出ているやつなんですよね。

(久保ミツロウ)すいません。私は見れてなかったんですけど。

SMAP中居正広・香取慎吾・草彅剛が出演

(能町みね子)出させていただいてますが。最終回だったんですよ。で、見た方は知ってるかと思いますが。SMAP中居さんが出て。で、その後、飛び入りゲスト的な感じで(香取)慎吾ちゃんと草彅くんが出て、っていう展開だったんですけど。私はしゃべっている分、たぶん使われないだろうなと思ったら、本当にほぼ使われてなかったんで私も安心して見たんですけど。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)あの、最終回だから、ずーっと私、本当に見てなかったんですよ。いままで。ほぼ。たまたまお店に入った時にやっていて、仕方なく目に入っちゃったことは何回かあるんだけど。沖縄とかね、久保さんと行った喫茶店とかで。

(久保ミツロウ)うん。喫茶店。

(能町みね子)あるんだけど。本当にがっつり、自分の意志で見ようと思ったのは最終回が初めてで。まあ、最後ぐらい見るかと思って。Twitterに『私はたぶん見ないと思いますけど』ってちゃんと振りをしつつ、あるお店に行って、ちょっと友達と見たんですけど。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)で、どこが使われているか?とか、本当わからないわけですよ。収録で行っていると。特に最終回って、収録が2時間半ぐらいに及んでいて。30分番組なのに。

(久保ミツロウ)(笑)。おかしいよね?

(能町みね子)おかしいんだよ。30分番組。しかも、トーク部分実質20分ないぐらいでしょ?たぶんあれって。CMと、別のテレビ番組があるから。だけど、2時間何十分か撮っていて。で、やっぱり最初に中居くんが来て、中居くんのお父さんの話とかをタモリさんがしたあたりがやっぱりメインで使われて。でも、実質的にはその後、慎吾ちゃんと草彅くんが来て、3人がいる時間の方が圧倒的に長かったんですよ。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)収録中は。そこはでも、あまりにもカオスで。本当にいいとも!最終回みたいな状態が結構長かったんで。みんなしゃべっちゃって。しかも慎吾ちゃん、めっちゃ酔ってるし。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)慎吾ちゃんはその日、ちなみに2つ前の・・・同じ日、三本撮りで、三本撮りの一本目に出て、ハイボールを10杯飲んでから一旦引っ込んでまた来たので。まあ、ぜんぜんベロベロなんですよ。

(久保ミツロウ)ひどいですねー。

(能町みね子)ひどいもんですよ。

(久保ミツロウ)『本当に飲んでるんですね』の向こう側ですね。

(能町みね子)そう。そうなんですよ。だからもう、めっちゃしゃべるし。で、草彅くんは草彅くんで本当のオフだったので。本当のオフなのに慎吾ちゃんが呼んで。で、原宿から駆けつけたって番組中も全部言ってましたけど。原宿から車で駆けつけて。スヌーピーのTシャツ着て(笑)。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)参加してたんですけど。そんな感じでやっていてね。で、最後のシーンが、久保さん、見てないからなー。

(久保ミツロウ)教えて、教えて。

(能町みね子)最後のシーン、どうなったか。普通のトークゾーンがね、ちょっと早めに切り上げたんですよ。で、最後にタモリさんとりえさんだけ2人で、カウンターの普通の客席の方に座って、2人で何気ない会話をする2、3分間かな?しっとりした2、3分間があったんですよ。りえさんがその場にあった楽器とかを適当に。アフリカの楽器みたいなのを適当に音を出しながら、『タモリさん♪』とかいって歌ったりするっていう、なんか妙に色っぽい、妙にしっとりした、すごいいい雰囲気で最後、ラスト行ったんですけど。

(久保ミツロウ)ほう。

(能町みね子)あれは、なんかいかにもしっとりね、かっこよく終わる演出だときっとみんな思われたと思いますが。ヨルタモリは本当にジャズな番組なので。あれは偶然生まれたんですよ。

(久保ミツロウ)えっ?

偶然生まれた最後のシーン

(能町みね子)それを私は言いたくて。あれはですね、中居くんがいて、香取くんがいて、草彅くんがいてっていうカオス状態がウワーッ!ってなって。結構もう長々やって、ちょっと疲れちゃったんですよ。途中でみんな。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)で、誰だったかな?誰かが『トイレに行きたい』って言い出して。で、結構前代未聞の、普通に収録中にトイレタイムを取るっていうことになって。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)で、じゃあ私も、私も、みたいになって。結構みんなが、一旦スタジオを出たんですよ。で、なんとなく流れで休憩みたいになって。ちょっと外でタバコを吸う人がいたりっていう感じになって。で、私もトイレ行って、戻ってきて、ふとそのいわゆる前室っていうね、スタジオのちょっと前のイスとかあるスペースにモニターのテレビがあるんだけど。そこからスタジオを見たら、なんとタモリさんとりえさんだけ残ってたんですよ。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)スタジオに、2人で。で、なにをしゃべっているかよくわかんないんだけど、なんかすごいいい雰囲気なの。なんか入っちゃいけない感じのすごいいい雰囲気になってて。で、プロデューサーとかも『回そう。回そう。カメラ、回そう』って。

(久保ミツロウ)やべえ!テレビっぽい!

(能町みね子)そう。なってさ。で、カメラ回して、しばらくあの感じがあった後に、まあなんとなく切り上げる感じになってから、みんなが入っていって、もう1回再開したんだけど。だからあれだけなんか、いかにも後から別撮りしたように見えますけど。あれ、中間の休憩タイムに起こった、たまたまのハプニングだったんですよ。

(久保ミツロウ)えー!でもそれを最終回の、それを最後に持ってきた?

(能町みね子)そうなんです。あれがあって本当に私、あの番組って偶然いいことが本当に生まれるなと思って。

(久保ミツロウ)ああー、いいなー。

(能町みね子)で、結構さすがにこれ、カットするでしょ?みたいなところも使ってくれたりするしね。あの、慎吾ちゃんがタモリさんと『セックスマシーン!』って言い合うところとか、私、絶対にカットされると思ったんだけど。そこだけは使ったらしいですからね。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)だからまあ、いい番組だったなと思って。特に最後の奇跡は本当に、ジャズな番組だからこそ起きたことですね。

(久保ミツロウ)いや、でもヨルタモリ、お疲れ様でした。能町さん、『久保みねヒャダ』以外では初レギュラーで。収録も多かったでしょうに。

(能町みね子)そうですね。まあ、ちょっと寂しいですけど。

(久保ミツロウ)寂しくなるね。髪色も変わっちゃる。能町さん。

(能町みね子)そうなんです。

(久保ミツロウ)あの、髪、染めた?

(能町みね子)髪、染めた。染めました。

(久保ミツロウ)能町さん、ショックなことがあったから、金髪からちょっと黒くなっちゃった?

(能町みね子)うーん。まあちょっと昨日・・・そうだね。起きたらラジオが終わるってことを考えていたら、どんどん根本から黒くなってきて。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)いま、1回『染めた』って言っちゃったからな(笑)。

(久保ミツロウ)あ、ごめん。へー。根っこから?

(能町みね子)根っこから。だんだん黒くなってきて。

(久保ミツロウ)人体の神秘。

(能町みね子)そうだねー。やっぱりショックなことがあると、根本から黒くなるんでしょうね。まあ、もともと私のWikipediaにも『生まれつき金髪』って書いてありましたけど。

(久保ミツロウ)(笑)。ああ、そうか。

(能町みね子)でも最近はなんか、どうも戻っているらしいんで。Wikipediaは。ちゃんとした情報にね。

(久保ミツロウ)なんか能町さんが、今日がラジオ終わったら、普通の人に戻っちゃうOLさんみたいに見える。

(能町みね子)私もここの、いま目の前に置いてあるマイクをあえて横倒しにしようと思うよ。『普通の女の子に戻ります』って言って、このマイクを横倒しにして帰るっていう。

(久保ミツロウ)(笑)。『普通の締め切りを抱えた女の子に戻ります』って言って(笑)。

(能町みね子)そうです。

(久保ミツロウ)以上、Twitterアゲインでした。

<書き起こしおわり>

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