北村ヂン 那須の珍スポット ピラミッド温泉・別宮 黄金の巨大神像を語る

北村ヂン 東京の珍スポット 船の科学館・東京税関情報ひろばを語る たまむすび

ライターの北村ヂンさんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。北村さんのおすすめの那須の珍スポットとして、ピラミッド温泉と那須別宮 黄金の巨大神像を紹介していました。

(赤江珠緒)では、どんどん参りましょう。北村さん、続いてお願いします。

(ピエール瀧)ちょっと都内から離れましょうかね。

(北村ヂン)関東近郊だったら、土日とか使ってすぐ行けるじゃないですか。ということで次、栃木なんですけども。お金がかかったスポット。

(赤江珠緒)こちら、お金がかかっている。はい。

(北村ヂン)やっぱり、バカなものを金かけて作ったらもう、それだけで面白いじゃないですか。

(ピエール瀧)いやー、面白いですよね。たしかに。

(北村ヂン)っていうことで、1個目に紹介したいのは栃木の那須にありますピラミッド温泉。

(赤江珠緒)(笑)

(ピエール瀧)ピラミッド温泉!?

栃木県那須 ピラミッド温泉

(北村ヂン)これ、どんなものを想像しますか?

(ピエール瀧)まあ、ピラミッドの・・・建物かな?

(北村ヂン)まあ、そのまんまですね(笑)。ピラミッドの前にスフィンクスがいて。これが、温泉旅館なんですよ。

(ピエール瀧)なるほど!旅館に泊まれるってことですか?

(北村ヂン)泊まれます。泊まれます。

(ピエール瀧)入り口、だってスフィンクスの?

(北村ヂン)スフィンクスの、なんて言いますかね。手と手の間をくぐって、旅館に『よっ!』っと入っていく。

(赤江珠緒)いやー、でもこれ、三角でね、本当ピラミッドですけども。旅館としては、上の方ってほとんど使えない・・・

(北村ヂン)上の方はね、大丈夫です。温泉の効能を高めるパワースポットなんです。

(赤江珠緒)はー!

(北村ヂン)だから、いわゆるリウマチとかに効くだけじゃなくって、ここのピラミッドパワーを。

(ピエール瀧)ピラミッドパワーをね。中心に下りてきますからね。

(北村ヂン)で、その下あたりに温泉があるんですけど。だから、もうすげー効くぞ!という施設なんですね。

(赤江珠緒)うんうん(笑)。

(北村ヂン)ここ、お金がかかっているなというのは、いまはスフィンクス建っているんですけども、これ、何年か前に行った時にはなかったんです。だからどんどんね、作り足してるんですよ。最近、景気悪いのに、こんなもんどんどん作るなんてどうしてるんだ?っていう施設なんですけどね。

(赤江珠緒)本当ですね。

(北村ヂン)で、こんだけこだわっているから、中もさぞかしすごいかな?と思うと、ぜんぜん、畳の部屋なんですね(笑)。泊まる部屋は。

(赤江珠緒)(笑)

(ピエール瀧)本当だ。合宿所っていう感じの。はい。

(北村ヂン)だから本当に旅館っていう感じなんで。部屋自体は。ただ、浴衣はピラミッド柄です。

(赤江珠緒)(笑)

(ピエール瀧)あ、本当だ。

(赤江珠緒)だってそもそも、なんで那須でピラミッド?なんか・・・

(北村ヂン)それはね(笑)。ただ、オーナーさんが作りたかったんだと思うんですよ。

(赤江珠緒)あ、そう。突き詰めちゃいけない?

(ピエール瀧)赤江さん、B級スポットに意味を求めないでください。

(赤江珠緒)わかりました(笑)。『なんで?』は禁止。

(北村ヂン)『なんで?』はね、『なんで?』って思いたいから行くんですよ。B級スポットは(笑)。

(ピエール瀧)存在していること自体が素晴らしいんです。

(赤江珠緒)そうかー。

(北村ヂン)これ、お金儲かるわけないじゃないですか。こんな建物を作って。

(赤江珠緒)えっ?これ写真があるってことは、ヂンさんも泊まられたんですか?

(北村ヂン)あ、何回も行ってます。那須の方に行く時は、絶対に泊まると。

(赤江珠緒)へー!(笑)。

(ピエール瀧)これ、だからアメリカまで行けば、アメリカのラスベガスにルクソールっていうピラミッドとかを模したカジノとかがありますけど。それのだいぶ下位互換という・・・互換でもねえか(笑)。

(北村ヂン)互換かわかんないですけど(笑)。でも、簡単にピラミッドパワーは感じられる。

(赤江珠緒)これ、おいくらぐらいで泊まれるんですか?

(北村ヂン)これ、5千円ちょっとですね。

(赤江珠緒)ああー。

(北村ヂン)お安い感じで。

(ピエール瀧)ご飯も出てくるんですか?泊まると。

(北村ヂン)5200円はたぶん、素泊まりなんですけども。ご飯、出てきます。けど、いわゆる旅館食ですね。

(ピエール瀧)そうか。ピラミッド定食とかじゃないんだ。

(北村ヂン)じゃ、ないんですけど。ぜんぜんそこはピラミッド要素はないんですよ。ただ、土曜日に泊まると、ピラミッド女将っていうのがいるんですよ。

(赤江珠緒)(笑)

(ピエール瀧)ピラミッド女将!?

(北村ヂン)ピラミッド女将っていうのがいるんですけど。ピラミッド女将が日本舞踊と中国舞踊を見せてくれるっていうショーをやるんですね。もうね、どこなのか、ピラミッドなのか、日本なのか、中国なのか・・・

(ピエール瀧)もうね、せめて頭にピラミッドかぶってくれれば。DEVOみたいに。

(北村ヂン)(笑)

(ピエール瀧)『どうも。ピラミッド女将です』っていうギャグをやってくれるのかと思ったら、そこぜんぜんないんだね。

(北村ヂン)だから、いわゆる女将みたいな感じで。

(ピエール瀧)なるほど。あ、ちょっと見たい。でも。

(北村ヂン)そこがピラミッド要素。名前だけですけどね。

(ピエール瀧)見て、しょんぼりしたい。

(赤江珠緒)ぜひ、栃木県にあるピラミッド温泉。ねえ。続いてはじゃあ、お願いします。

(ピエール瀧)まだある?

(北村ヂン)また、これも那須なんですけども。那須別宮 黄金の巨大神像。

那須別宮 黄金の巨大神像

(赤江珠緒)こちらも景気がいいじゃないですか。黄金の。はい。

(北村ヂン)まあ、見ての通りなんですけど、ものすごいデカい金色の像なんですよ。

(赤江珠緒)(笑)

(ピエール瀧)なに、これ?邪馬台国的な感じの?

(北村ヂン)そうですね。これも普通、黄金の巨大像って言うと、観音か大仏じゃないですか。そこが、まあぜんぜん関係ない、いわゆる卑弥呼様みたいな格好をした人の巨大な像なんですけども。

(ピエール瀧)なに、これ?ヤマトタケルノミコトとか、そんな感じ?

(北村ヂン)これ、天手力男っていう。まあ、ももクロの曲にもなっていますけども。なんか力持ちの神様出。

(赤江珠緒)ああー。岩戸の岩を開けた。

(北村ヂン)そうです。なので、この人の金の像の後ろに、岩のすごいのが建ってますけど。これは、戸を開けているっていう。

(赤江珠緒)あ、だから右手がグッと(笑)。

(ピエール瀧)アマテラスオオカミが、チラッて開けた瞬間に、『いまだー!』ってガッと開ける人の形。

(北村ヂン)そうそうそう。係。そこを再現している。だから要は、これ巨大なジオラマなんですよ。

(赤江珠緒)(笑)。あ、岩の方を向かずに背にして、右手でグッと開けている感じなんですね。

(北村ヂン)そうですね。

(赤江珠緒)『みんな、行くぞ!開けるぞ!』みたいなね、ポーズなんですね。

(北村ヂン)これ、25メートルあります。高さ。

(ピエール瀧)これ、注目は右手は岩戸に手をかけてますけど、左手がちょっと水平になっているじゃないですか。あそこは乗れるのかしら?

(北村ヂン)乗れないですけど。まあ、手のひらを上にやっていますけど。あそこの指の先から、水が飛び出していて。

(ピエール瀧)(笑)

(北村ヂン)『その水でお金を洗うと、なんかお金が儲かります』みたいなことを言われたんですけど。ぜんぜん、神話的にはその要素はゼロなんですよ。関係ないんですけど、それを足しちゃって。さらに、お金を洗ってたら、『飲むとガンも治るっていう噂があるよ』って(笑)。

(ピエール瀧)『噂があるよ』っていう(笑)。

(北村ヂン)いろんな要素が乗っかっちゃってるんです。

(赤江珠緒)いろいろ乗っちゃってるなー。これ、何なんですか?旅館ですか?

(ピエール瀧)中はどうなってるの?

(北村ヂン)中はね、空洞というか。まあ、建物の中に入れて。エレベーターで上に上がって、展望台として周りを見渡せて。すごい景色はいいんですよ。

(ピエール瀧)これ、最近できたんすか?新しいですよね。

(北村ヂン)最近ってほどでもないですけど。1994年。まあまあ、由緒はないんですね。

(赤江珠緒)えっ?で、これ、真ん中が、中に入ると映画館。ドームシアターになっている?

(北村ヂン)ドームシアター。まあ、プラネタリウム的な天球型になったところに、プロジェクターで映して、映画。このね、天の岩戸伝説の映画が見れるんですけど。どうもね、何人か役者がいるんですけど、他は神主さんとかそういう人が出ているらしくって。演技がものすごく下手なオリジナル映画が見れるっていう。

(赤江珠緒)へー!

(ピエール瀧)そうなんだ。オリジナル映画なんだ。なるほど。

(北村ヂン)プロジェクターもだいぶ古いと見えて。ものすごく、薄暗いんですよ。そこで20分ぐらい見てると、寝ちゃうんですよね。毎回(笑)。

(赤江珠緒)へー!なるほどね~。

(ピエール瀧)でも、この中で居眠りしてるとかと思うと、悪くない気がするな。

(赤江珠緒)たしかにね、これもね、那須ですね。那須町にある那須別宮 黄金の巨大神像。

(北村ヂン)これ、やっぱりね、ピラミッド温泉も那須ですけど。やっぱりね、珍スポットってA級の観光地の近くにあるんですよ。これ単体で行く人は、いないじゃないですか。俺しか。なので、まあちゃんとした観光地。那須の御用邸とか、そういうのがありますから。そこに行ったついでに寄ってねって、ついでのお金で成り立っているところなんですね。

(赤江珠緒)ああー、なるほど。そうかそうか。だから、本当はそういう観光地のちょっと外れたところとか、ちょっと離れたところ。たしかに、不思議なものがありますね。

(北村ヂン)そうですね。昔で言うと温泉が最高の観光だった時期には、近くに秘宝館があるみたいな。

(ピエール瀧)あのー、泊まって。一泊して、帰り際に『ちょっと2時間あるね』っていう時に行ったりするようなところですよね?

(北村ヂン)そうですね(笑)。帰りに、いきなりピラミッドがあったり巨大な黄金像があったら、寄りたいじゃないですか。

(ピエール瀧)『もうメインも見たし、帰りにちょっとな、散らかして帰る?』っていう時の、散らかす用の場所ですね。はい。

(赤江珠緒)(笑)。うわっ!ええとね、お時間が来てしまったんで、まだまだ本当はあったんですけども。いやー、こういうスポットってあるんですね。いろいろね。

(ピエール瀧)いや、ありますよ。このへん。関東近郊、そして伊豆近辺は多いですよね。

(北村ヂン)伊豆は本当、多いです。やっぱそれも、ちゃんとした観光地なんで、ついでに・・・っていう感じで。

(赤江珠緒)気になる看板とか、ありますもんね。うわー、そうですか。北村ヂンさんの面白調査レポートはデイリーポータルZでも読むことができます。ということでね、北村さん、今日はいかがでしたか?

(北村ヂン)いや、もう最高です。出れて。ぜひ、また呼んでいただきたい。

(赤江珠緒)はい。もちろん北村さんもたまむすびの応援大使にぜひ、なっていただきたく。

(ピエール瀧)お願いします。僕からの、こういうところに行くおすすめは、ぜひ、平日に行ってください。

(赤江珠緒)なるほどね。なおさらいいと。また、お越しいただければと思います。ゲストはライターの北村ヂンさんでした。ありがとうございました。

(北村ヂン)ありがとうございました。

<書き起こしおわり>


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