渡辺志保 ドレイク VS ミーク・ミルのビーフを語る

渡辺志保 ドレイク VS ミーク・ミルのビーフを語る INSIDE OUT

渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中で、いまアメリカのヒップホップシーンで話題のドレイクとミーク・ミルのビーフを紹介。経緯や両者の言い分などを話していました。
※このビーフの最終的なまとめは↓をどうぞ!
https://miyearnzzlabo.com/archives/29326

(渡辺志保)で、先週もヤナタケさんがね、まったく同じようなことをたぶんオープニングトークでおっしゃっていたと思うんだけど、いま、まあね、このクソ暑い猛暑の中、なにがアツいって、ヒップホップシーンではビーフがクソアツいことになっているんですけど。あのドレイク(Drake)とミーク・ミル(Meek Mill)のビーフね。もうみんな、キャッチアップしてると思うんですけど。まあ、元々ミーク・ミルがTwitter上で『知ってた?ドレイクって自分のリリック、自分で書いてないんだぜ。ダセー!』みたいなことを言って、それを発端としてね、火がついてしまったんですけども。

で、ちょっとね、この問題はいろいろ私も口を挟みたいこととか、いろんな方のね、見識をお伺いしたいこともありますので。またちょっと時間をとって。私が次、出るの8月3週目だから、その8月の3週目にさ、ちょっとまた時間をとってディープにしゃべっていきたいなって、勝手に私がいま思っているんですけども。で、ここでね、今日ちょっとオープニングチューンでドレイクのアンサーソングをね、かけたいなと思ってるんですね。

で、先週のINSIDE OUTでもオープニングチューンで『Charged Up』。俺、充電フル状態っす!っていうね、ドレイクのアンサーソングを出したんだけど。

Drake『Charged Up』

そっから4日間さ、ミーク・ミル、ビーフしかけてきた張本人のミーク・ミルがなんにもアンサーを返さなくて。そしたら、ドレイクがもう1曲、援護射撃っていうんですかね?自分で自分を援護射撃する『Back To Back』っていう曲をね、出して。で、その後にミーク・ミルがやっと『Wanna Know』っていうアンサーを出したばっかのところにいるんですけれども。

Meek Mill『Wanna Know』

このね、『Back To Back』。いまからかけるんだけど。なにを言ってるか?っていうと、もうね、ミーク・ミルが言われたくないことがこの1曲に全部詰まっていて。で、ミーク・ミルと言えばね、ごめんなさいね。こんなゴシップおばさんみたいなことばっかり言っちゃうんですけど。ミーク・ミルと言えば、彼女がニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)なわけ。で、誰の目にも明らかなんだけどさ、ミーク・ミルよりもニッキーの方が世界的にもう、成功しているわけよ。

で、ドレイクがね、リリックの中でもミーク・ミルに『お前さ、彼女に世界見せてやれよ。それはお前のワールドツアー。いや、違うだろ?お前の彼女のツアーだろ?世界中回ってんのはさ!』みたいなことも言っていて。で、結構ミーク・ミルってもともとヤンキーキャラっていうか、サグキャラだったんだけど。『お前、もっと彼女のためにサグで行けよ!』みたいな感じ。で、スウィンギング・ニガーってまあ、ドレイク、自分のことを自虐っぽく言ってるんだけど。『歌っているんだかラップしてんだかわかんねえような俺みたいなやつに、こんなこと言われてもいいわけ?』みたいなことを言ってたり。

ニッキー・ミナージュにもね、『お前がミーク・ミルのことを養っているんだよ。がんばれよ』みたいなね、ことを言ってたりとか。『ニッキーちゃん、結婚する前にプリナップ・・・』。プリナップ(婚前契約書)っていうのがあるんですけど、だいたいこれ、もし離婚した時に、お互いの財産をどうするか?っていう、そういうお金とかいろんなことに関するあれこれを決めるっていう、プリナップっていう婚前契約書。『ニッキーちゃん、いまのうちからプリナップ、用意しておいた方がいいぜ』みたいなことを言っていて。

で、もう一つ、ちょっとゴシップ的にアツいのは、ここに来て、ニッキーちゃんが過去12年ぐらい連れ添った元カレ。SBことサファリー(Safaree)くんっていうのがいるんだけど。この子もね、ちょっとラッパーなんだけどさ、もちろんニッキーちゃんの方が儲かっているから、サファリーくんは腰巾着っていう感じの彼氏だったんだけど。そのサファリーくんがミーク・ミルに向けて、ドレイクに便乗してミーク・ミルを攻撃するような新曲を出していて。一時期、Twitterのトレンドワードに『Safaree』っていう元カレの名前があったから、何か?と思ったらサファリーが乗っかりビーフソング。

Safaree『Lifeline』

で、『俺がニキちゃんと別れてやったから、ニキちゃんはもっといい、サッカー選手とか野球選手とか、そういうやつと付き合うと思っていた。ミーク・ミルかよ!?』みたいな。なんかそういうことも言っていて。なんか私さ、ラッパーと付き合った経験、31年間生きてきてないんだけど。もし、元カレがラッパーで今カレもラッパーでさ。元カレが今カレをディスる曲、勝手に出したらさ、すっごい火が出るほど恥ずかしいみたいな(笑)。『私、なんてダサい男と付き合っていたんだろう!?逃げたい!もう、さっさとドレイクと結婚しとけばよかった!』みたいな。なんかそういう感じになるんじゃないかな?って。

ニキちゃんはいま、なにを思う?っていう感じなんですけど。まあ、ドレイクはさ、OVO Festっていう自分が主催するフェスをね、この3日間やっていたりとか。あと、昨日かな?ニュースになっていましたけど。エアジョーダンのドレイクモデルっていうか、OVOモデル。彼のレーベルのOVOモデルのエアジョーダンが出るっていうニュースもあったりさ。

もう世界中がいま、ドレイクを味方しているような感じなんですけど。まあちょっと今後、このビーフ。Qティップ(Q Tip)とかもね、『これはミーク・ミルの問題じゃない。これはヒップホップカルチャーの問題だ』みたいなことも言っていたので。あのQティップにそこまで言わせるって、結構すごくね?みたいな感じなんですけど。まあ、ちょっとここでそのミーク・ミルが蓋をしたいぐらい聞きたくない曲だと思うんだけど。ドレイクのアンサーソング『Back To Back』を聞いてみてください。

Drake『Back To Back』

はい。いまオープニングチューンでご紹介しましたのはドレイクの『Back To Back』でございました。もう小気味いいほどのね、ドレイクの舌戦が繰り広げられていますけども。本当ね、さっきもいいましたけど、この問題についてはまた後日。ひと通り、一段落したぐらいのところで、リキャップっていうやつですかね?振り返りも含めて、お話したいと思います。ありがとうございます。

(中略)

というわけでお送りしております。(ツイートを読む)『ビーフの内容が平和すぎる。一昔前じゃ考えられない』っていうことで(笑)。たしかにね、こういう風に言うと平和すぎるけど、でも、もともと、結構私もQティップじゃないけどこの問題、根深いと思っていて。ラッパーがゴーストライターを使うのは有りか無しか?っていうね。ちょっと前にTwitterでもつぶやいたんだけど、ナズ(Nas)も『Untitled』っていうアルバムでね、結構いろんな方の助けを借りてますということは公言・・・Dead PrezのSticとかに助けを求めて、実際彼らの名前もクレジットされてますというようなこともあったので。

なんかね、そういうところまで掘り下げると結構根深いかな?と思っているので、ちょっとこのへんも、次回の8月の第三週。ゲストといえばNORIKIYOさんですから。そのゲストの方にもね、このへんのことは聞いていきたいなと私が勝手にいま、思っております。

<書き起こしおわり>
https://miyearnzzlabo.com/archives/29326

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