西加奈子 プロレスにハマッたきっかけを語る

西加奈子 プロレスにハマッたきっかけを語る オードリーのオールナイトニッポン

小説家の西加奈子さんがニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』に出演。プロレス好きの若林さんと、プロレスにハマッたきっかけについて話していました。

(若林正恭)プロレスをね、西さんに・・・俺、本当、だから西さんきっかけよ。

(西加奈子)うれしいなー!ホンマに。

(若林正恭)で、俺、本から入って。で、1人で後楽園ホールに見に行ってからハマっているから。西さんさ、直木賞受賞した時の会見でさ、俺、西さん知っているからあれだけど、いま思うと面白いよね。後半、ほぼプロレスの話してるもんね。

(西加奈子)そんなことないよ(笑)。

(若林正恭)いや、後半ほぼ、『受賞でプロレスに感謝したいです』って。

(西加奈子)でもなんか、ちゃんと伝えないと!と思って。あれ絶対、『プロレス』って言ったら、面白がられたら嫌やなと思って。ちゃんと本当に棚橋さんの名前も言おうとか。中邑さんとか、ちゃんと言おうと思って、そうやってん。

(若林正恭)ああー。だって、言ってたもんね。『棚橋選手と、もし食事できるとした、したい?』っつったら、『もう吐くからアカンわ』っつって。

(西加奈子)アカン、アカン、アカン。

(若林正恭)吐いちゃう?

(西加奈子)吐く。吐いて、投げる(笑)。

(若林正恭)吐いて、吐瀉物を投げる?そんなことしちゃダメだよ(笑)。

(西加奈子)ハハハ(笑)。

(若林正恭)いや、『ハハハ』じゃなくて。

(西加奈子)優しく渡す(笑)。

(若林正恭)いや、そんなんもっと嫌なんだけど(笑)。

(西加奈子)対談させていただいたのよ。棚橋さんに。その前日もメールしたやん。若林さんに。『憂鬱です。行きたくないです』って言って。すごい答えくれてさ。

(若林正恭)そうだったっけ?

(西加奈子)『棚橋さんはプロレスラーだから、絶対全部受け止めてくれますよ』って。それですごいホッとして行けたの。

(若林正恭)言ってた?そんなことを。

(西加奈子)うん。

(若林正恭)そういうこと、言うんだよね。たまに俺もね。

(西加奈子)いや、めっちゃうれしかった。ホンマに。

(若林正恭)だからもう、なんだろう?緊張してしゃべれなくなるほどっていうことなんだ。レスラーはね。

(西加奈子)やっぱ尊敬しているから。まぶたがさ、ブルブルブルブルッ!って前日から震えて、止まらへんようになってさ。

(若林正恭)あ、緊張で?

(西加奈子)そう。もうちぎって行きたいぐらい。もう、すごかってん。なんか。ストレスかな?過度な。

(若林正恭)ああ、そうじゃない?緊張してるんじゃない?

(西加奈子)そうそう。でも、めちゃっくちゃいい人やった。全部受け止めてくださった。

(若林正恭)だろうね。すごいよね。いや、何才ぐらいからハマってるの?じゃあ。

プロレスにハマッたきっかけ

(西加奈子)いっちばん最初はな、もう幼稚園ぐらいでな。

(若林正恭)幼稚園なんだ?

(西加奈子)なんか従兄弟がおって。齢の離れた従兄弟がいて。で、その2人がプロレス、めちゃめちゃ好きでな。で、お家に行ったら藤波さんとか長州のポスターを貼っていて。プロレススーパースター列伝があって、みたいな。で、そん時って、猪木さんとか、ゴールデンでやってな。で、見ていたらやっぱりちっちゃいから、猪木さんのアゴが面白いから、『アゴ!アゴ!』って言ったら、大人が笑うねん。

(若林正恭)はいはいはい。

(西加奈子)なんか、『加奈ちゃんはおもろいなー!』って。で、めっちゃ調子に乗ってやっていたら、たまにさ、ちっちゃい子に本気で腹立つこと、ない?『調子乗るなよ』みたいになっちゃう時。たぶんそれ、従兄弟がなって。めっちゃ優しい従兄弟やってんけど、『そんなん言ってるけど、猪木さんのアゴで頭、トンッ!ってやられたら、加奈ちゃん死ぬで』って言われて。

(若林正恭)うん(笑)。

(西加奈子)それで、それが最初の衝撃。

(若林正恭)なに、その話!?(爆笑)。

(西加奈子)えっ、ちゃう。『そんなすごいの!?』って思ったの。

(若林正恭)(爆笑)

(西加奈子)えっ?なんで笑うん?いや、なんか同時にきてな。

(若林正恭)えっ、マジで?それがプロレスとの出会い?

(西加奈子)そう。子どもながらに『調子に乗っていた!』って思った衝撃と、『えっ?加奈ちゃん死ぬん?アゴでトンッてやられて、死ぬん!?』。そっから、プロレスおちょくらんと見ようって思って。そっからずっとテレビで見てたんやけど。

(若林正恭)へー!『アゴ!アゴ!』って笑いのネタにしてた人のアゴで頭をトンッ!ってやったら死ぬって思ったら、この人ちょっとすごいぞ?っていう感じに変わってくのかな?

(西加奈子)アゴでトンッ!ってする以上のことをしてるやんか。テレビで。じゃあ、どんなことになってん?って思ったのがいちばん最初。

(若林正恭)あ、じゃあ猪木から入ってるんだ。じゃあ。

(西加奈子)猪木さんやな。でも、そっからすぐエジプトに仕事で行っちゃって。帰って来た時はもう猪木さんが参議院議員に立候補してはったの。

(若林正恭)国会に卍固めの時だね。

(西加奈子)そうそうそう。だからえげつない時を知らんねん。だからDVDでしか見てないねん。

(若林正恭)あ、猪木さんを。じゃあその頃は、誰が活躍してたの?新日は。

(西加奈子)ウチのスターは闘魂三銃士。蝶野、武藤、橋本で。で、特に蝶野が黒。あ、さん付けせんでいいよな?もう。

(若林正恭)いやいやいや、俺、プロレス関係者じゃないから(笑)。

(西加奈子)でも、もうエエよな?ファンやし。

(若林正恭)大丈夫だよ。

(西加奈子)そう。蝶野が黒のカリスマになった時。で、nWoが始まった時がいちばん見てたの。もう会場に行って。

(若林正恭)あ、会場も行ってたんだ。女子高生とか女子大生だ。

(西加奈子)うん。18才の時にな、バイト先の子がエミちゃんっていう・・・めっちゃしゃべってんな。

(若林正恭)いや、いいよいいよ。大丈夫。ゲストだから。

(西加奈子)あ、そうか(笑)。エミちゃんっていう子に、『ウチ、めっちゃプロレス好きやねん』っていう話をしたら、そのエミちゃんが『ほんなら一緒に行こうや』ってなって。その子の親がな、たぶん新日の大阪興行の関係者やって。たぶん。で、そのいちばん前で見させてもらってん。

(若林正恭)へー!

(西加奈子)もう、府立体育館のいちばん前で。もうノートンとか蝶野がボーン!飛んできて。声も聞こえて。もう蝶野の・・・だから唯一、かくし芸が蝶野の呼吸やねん。

西加奈子の蝶野正洋の呼吸モノマネ

(若林正恭)えっ?西さんできんの!?蝶野の呼吸を。

(西加奈子)それだけ。

(若林正恭)ちょっと、いい?

(西加奈子)(蝶野正洋呼吸モノマネで)『フハハッ、フハハハッ・・・』。これ(笑)。

(若林正恭)えっ、すっげー怖かった、いま、俺(笑)。ぜんぜんかくし芸じゃないよ、西さん、それは。

(西加奈子)嘘?これ、だけ。

(若林正恭)ずっと隠してな、それ。

(西加奈子)(蝶野正洋呼吸モノマネで)『フハハハッ・・・』。

(若林正恭)だから隠してろ!っつってんの(笑)。

(西加奈子)これが聞こえんねん!

(若林正恭)ああ、聞こえる。わかる、わかる。でも。

(西加奈子)もうそれで本当に。だから18ぐらいから26くらいまでか。いちばん見てた。大阪で。

(若林正恭)ああ、そうなんだ。だから、言ってたもんね。いま、新日すごいじゃない。俺ですら、去年6月からプロレス、会場見に行ってるけど。俺ですら、最近のすごいな!と思うもん。チケット取れなささが。

(西加奈子)取れへん。取れへんな。

(若林正恭)1年前はもうちょっと取れたもん。後楽園ホール。

(西加奈子)わかる。7月末の、行く?取られへんかってん、ウチ。

(若林正恭)あ、そう。

(西加奈子)やっぱりすごいよな。早い。

(若林正恭)だから、ね。棚橋選手とか中邑選手がしんどかった時代って大変だったらしいね。会場もね。

(西加奈子)ウチがでもホンマそれな、いま『新日が好きです』って言ってるけど。ちゃんと『新日好きです』って言っていいのか?と思うのが、ホンマにそのいちばんブーイング食らってって時が、ウチ、ホンマに行ってないねん。

(若林正恭)ああ、そうなんだ。そこはやっぱりそうなんだね。

(西加奈子)東京に来て。だから1.4だけ。東京に来たからには、ドームに行きたい。1.4だけはぜったいアリーナで見るって決めていて。あとは後楽園も憧れやから、G1の後楽園も行けたら。だから年に1回か2回、行ってただけ。

(若林正恭)ああ、そうなんだ。でも西さんってプロレス見ている時、どんな感じなの?

(西加奈子)なんかな、すごいな、なんやろ?謎の自意識なんやけどな。女性の声で応援したくないねん。『たなはしさーん!』って言いたくないねん。もう自分の出せる中でいちばん男の声で応援するっていうのを決めてんねん。

(若林正恭)(笑)

(西加奈子)なんで笑うん?

(若林正恭)えっ?声を低くするってこと?

(西加奈子)(低い声で)『たなはしぃーっ!』って。

(若林正恭)(爆笑)

(西加奈子)なんで?なんか男の部分で・・・

(若林正恭)違う。俺さ、これ、ねえ。ラジオ、ゲストで来てもらうから、プロレスの話になるでしょうねって話をしてさ。で、自分がもしレスラーだったら、どんな選手のタイプになるか?を話そうなみたいな。

(西加奈子)うん、そうそう。

<書き起こしおわり>

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