吉田豪 宍戸錠の下ネタ大好きな素顔を語る

吉田豪 宍戸錠の下ネタ大好きな素顔を語る 上柳昌彦・松本秀夫 今夜もオトパラ!

吉田豪さんがニッポン放送『上柳昌彦・松本秀夫 今夜もオトパラ!』に出演。宍戸錠さんの下ネタ大好きな素顔を話していました。

(松本秀夫)大人の嗜みに精通する達人たちが毎日登場。日刊大人の達人。プロインタビュアーの吉田豪さん、今日は俳優 宍戸錠さんの素顔をお届けします。

(上柳昌彦)はい。

(吉田豪)そうですね。2012年に週刊ポストでインタビューしたんですよ。その時、宍戸さん78才だったんですけどね。あの、それぐらいの年齢の超ベテラン俳優さんじゃないですか。新鮮でしたね。普通、だからもうちょっとちゃんとした話も普通はすると思うんですけど。

(松本秀夫)大スターですもんね。

(吉田豪)下ネタのみなんですよ。

(松本秀夫)下ネタのみ?

(吉田豪)下ネタだけで終わりました。

下ネタだけでインタビュー終了

(上柳昌彦)日活のアクション映画を支えた人ですから。石原裕次郎さんがどうしたとかっていう、あのへんの撮影所の話とかを聞きたいところもあるんですけどね。

(吉田豪)いや、びっくりしましたね。本当に本人が下ネタ以外、話す気もないみたいな(笑)。『普通、こうじゃないですよ。もうちょっといろいろ話したがるじゃないですか』って言ったんですけど、『いや、いいんだよ。これで』みたいな感じで。

(松本秀夫)お元気と言えば、お元気ということで。

(吉田豪)異常に元気でしたよ。いきなりアタッシュケースみたいなのを持っていて。ウィスキーのポケット瓶が中に入っているんですよ。ホテルの一室で取材してたんですけど、もうポケット瓶を出して、自分のところにつぐだけじゃなくて、僕の水のコップあるじゃないですか。そこにもう、がんがんついで、水割りにしちゃうんですよ。

(松本秀夫)有無を言わさず?

(吉田豪)昼ですよ。平日の。『飲もう!』っていう感じで。『わかりました!お付き合いします!』っていう感じで。ガンガン飲みながら取材するから、当然下ネタもエスカレートしていって。酒がなくなったらビールを追加でたのんで。まあ、そのせいか酔っ払ってからは会話のループも始まるんですよ(笑)。『もう、いい!付き合いましょう!』って感じで(笑)。

(松本秀夫)これ、でも取材しにくいパターンになってきますよね?

(吉田豪)まあ、それはそれで面白いですけどね。

(上柳昌彦)もう、それを面白がっちゃうんだよね。豪さんね。

(吉田豪)もう、飲み会しましょう!と。下ネタオンリーで。記事は完全下ネタだけになりましたよ。でも、それが面白いっていうんで、その後もなんかとあるCSの番組とかが宍戸錠さんに下ネタだけ聞くゲストとして呼んだりとか。下ネタの人として一瞬脚光を浴びたんですよ(笑)。大御所なのに、こんなに下ネタを言うっていう。

(上柳昌彦)そのきっかけを作ったのが吉田豪さん。

(吉田豪)もともとだから本人がきっかけを作っていた部分があって。なんだっけな?世界でギネス3位みたいなことを言い出したんですよ。やってる数がっていう。

(上柳昌彦)女性との交渉?

(吉田豪)そうですね。雑誌でそういう記事が出たことがあって。

(松本秀夫)3位ですか?

(吉田豪)まあ、俳優界でってことなんですけど。ウォーレン・ベイティが1万2770人で、チャーリー・シーンが5千人で、3位が宍戸錠で1331人。

(上柳昌彦)なんの統計なのか、よくわからないっていう。

(松本秀夫)銅メダル。

(吉田豪)それが悔しいみたいで。『偉え違うんだよ、この野郎!』っていう。『齢は俺がいちばん上なんだよ。ふざけんなよ!』って。

(上柳昌彦)ウォーレン・ベイティが1万何千って、どうなんだ?っていう。

(吉田豪)『これから逆転可能なんですか?』って言ったら、『いやー、可能じゃないんだよね』って。

(上柳昌彦)真面目に考えなくてもいいのに(笑)。

(吉田豪)『よっぽど良くないと勃たないからさ。相手が良くないとダメなんだよ』って。で、そっから相手の愚痴ですよ。

(上柳昌彦)78才。

(吉田豪)『あのね、この前ちょっとね、1回ね、ババアとやったんだけど。やっぱりダメだね。ババア、ダメだ。ババアは数に入れない』みたいなことを言い出して(笑)。『若くなきゃダメ!無理!』って。

(上柳昌彦)っていうことは、全くもって2012年段階では現役バリバリで?

現役バリバリ(2012年)

(吉田豪)現役バリバリですね。まだまだやるぞ!っていう話を。あそこを餌場にして、いまやろうと思っているみたいな話をずーっと言い続けるっていう。『いまね、いいバーを見つけて、あそこからイケるんじゃないか?と思ってるんだけど』みたいな話を。

(松本秀夫)じゃあこの数字はいま、さらに増えていると?

(吉田豪)その後、増えたかどうかですよね。気になるところが。

(上柳昌彦)若い子とはさすがに、ねえ。

(吉田豪)『だから、昔の追っかけとか、やれそうなんだけど。昔の追っかけっつったって、みんなババアになってるからさ。そこが問題なんだよ!』っていう(笑)。

(上柳昌彦)日活アクション映画時代のファンの方は、それなりにもう、おばさんも何人もいらっしゃる感じになってるでしょうね。

(吉田豪)どうやって若い子と仲良くなるか?がテーマで。

(上柳昌彦)なりたいんですか?

(吉田豪)なりたい人で。50才になった時に、まず週末は六本木のディスコに1人で行って踊ってたりとか。きっかけ作りが積極的なんですよ。

(上柳昌彦)もう宍戸錠っていうオーラをバンバン発しながら踊るんでしょうね。

(吉田豪)で、よくわかんなくても、『あの人、スター』みたいな感じがするんですよ。

(上柳昌彦)ああー。

(松本秀夫)自信満々で行くとね、そういうもんですよ。

(上柳昌彦)『俺はここにいるぞ!』みたいな。高倉健さんの対極みたいな方ですね。

(吉田豪)(笑)

(松本秀夫)若ければ若いほど、いいんですかね?

(吉田豪)どうなのかな?まあ、『20代じゃなきゃダメだな』ってことは・・・

(上柳昌彦)若い人は宍戸錠さん、わかるのかな?わかんない?どっちなんですかね?

(吉田豪)そのへんのために、バラエティーとか出た方がいいですよね。行くためにはっていう(笑)。『テレビで有名ないらやしいおじさん』みたいになって。

(上柳昌彦)ほっぺたがふくらんでらっしゃった時代、あそこに詰め物していた時代の宍戸錠さんを知らない世代の人もいるでしょうね。

(吉田豪)そうですね。あれがオペだってこともね、どれぐらい知っているのか?っていう。松本さんがオペしたように、宍戸さんもオペしてるんですよ(笑)。

(松本秀夫)そこに戻りましたか・・・

(吉田豪)雑誌の記事とか集めても、面白いんですよ。57才の時の記事の見出しが・・・

(上柳昌彦)57才。俺と一緒だな。

(吉田豪)『いまでもコンドームを持ち歩いている』っていうのが雑誌の見出しになっていて。

(松本秀夫)先輩、どうですか?

(上柳昌彦)そんなもの、ねえ。ちょっとでも酒飲んだら、面倒くさいっていう齢なんじゃないか?って思うんですけど。

(松本秀夫)それが全くないってことですよね?

(吉田豪)全くない。78才で子どもを作りたいっていう話をずーっとしてましたね。孫じゃなくてね。いま、子どもがほしいって。『本当はね、今年作る予定だったんですよ』っていう。

(松本秀夫)えっ?どういうことですか?

(吉田豪)相手はいたけど、60才だから、そいつとするのも嫌でって。で、そいつの友達の追っかけでね・・・だけど、その人たちが28とか7だったらいいけど、60と58かな。じゃあ、嫌だよ。こっちだって。だから、若い女とはしてません!最近』っていうね。

(上柳昌彦)そうか。たしか、家が火事になっちゃって。その時は、たしか宍戸錠さん、一人暮らしをされてるんだなってね。

(吉田豪)『これは絶対に放火だ』とかね。不穏なことを言ったりしてましたけど。いちばん不穏だったのが、亡くなった犬でしたっけ?あれの名前がすごかったっていう。

(上柳昌彦)なんでしたっけ?

(吉田豪)『サダム・フセイン子』ですよ(笑)。

(松本秀夫)サダム・フセイン子?メスだったんですね。じゃあ。

(吉田豪)そうだったんですね。もう、宍戸さんはもうとんでもない人だって言うのは、それだけで分かるっていう(笑)。

(上柳昌彦)そうですよね。

(松本秀夫)もう昔から、若い頃からそういうノリだったんですかね?

若い頃からそういうノリだった

(吉田豪)そうですね。お手伝いさん、昔は着物で下着つけてないから、あそこを見るのが好きで。子どもの頃。

(上柳昌彦)ああ、幼少期に。

(吉田豪)幼少期から目覚めが早くて。中学の時に女性器を研究して、自分で本を作っていたっていう・・・

(上柳昌彦)言っている意味がよくわからないですけどね。女性器を研究して自分で本を書いていた?

(松本秀夫)ケーシー高峰さんがこのワードを・・・(笑)。

(吉田豪)エロネタ(笑)。

(上柳昌彦)こんなんかな?とか言いながら、こう?

(吉田豪)そう。童貞ながら考えてやったのがバレて、燃やされたりとかしてたのが原点。でも、そんなことをやっておきながら、『週刊ポストの最近の女性器研究とか。あれ、下品でよくないね!』って。『同じじゃないですか!やってること!』っていう(笑)。『完全に同じですよ!ポストのカラーページの事を昔からやっていただけですよ!』『いや、俺は童貞が想像してやってるから、そういうもんじゃないんだよ』っていう。

(上柳昌彦)ああー。

(吉田豪)散々言ってましたけどね。でもね、なんか、やっぱりモテるのはわかりましたよ。エロ話しているうちにね、なんかね、だんだん変なムード作ってくるっていうか。僕相手に。『俺ってほら、すげー上手そうだろ?』って言い出して。『だんだん俺と寝たくなってきただろ?』っていう(笑)。『僕相手にそれをやるんですか!?』っていう。『男とやったこと、あるんですか?』『いや、それはない。興味はあるんだけどね、やっぱ難しいね。でもね、男を勃たせる自信はあるよ』みたいな(笑)。なんだ、それ!?っていう(笑)。

(松本秀夫)深いですねー!

(吉田豪)『俺は勃たねえんじゃねーかな?』って。

(上柳昌彦)すごいですねー。

(吉田豪)78でも好奇心バリバリですよ。

(上柳昌彦)すごいですね。現役感のある方なんでしょうけど。まあ、でも、日活のその撮影所がきらめいていた昭和30年代初頭の話なんていうのは、面白い話いっぱいあるんでしょうね。きっとね。

(吉田豪)でも、僕が聞くとそういうのは追っかけとどうやってやったか?とか(笑)。だから当時は旅館だから、追っかけの女の子とかがやって来て。靴下の匂いとかで目が覚めて、なんだ?と思ったら、なんか隣の俳優を見てて。『なんだ?なにしに来たんだ?やりたいのか?』『やりたい』『じゃ、やるか!』みたいな感じで。日活の頭数集めて、5対5とかで、プロレスの戦いみたいに5対5の綱引きマッチみたいな感じで、俺がいちばんかわいいのを取って・・・みたいな感じで。

(上柳昌彦)ああー。

どんどん名前を出す

(吉田豪)『二谷英明もやったぞ!』みたいな。どんどん、人の名前まで出すんですよ。『二谷英明、真面目だと思われてるけど、ぜんぜんそんなじゃねーぞ、あいつ!』みたいな(笑)。人まで巻き込むっていうね(笑)。『あいつも相当やったぞ!』って。迷惑だと思いますよ。みなさん。真面目に家庭で生きている人たち(笑)。

(松本秀夫)名前を出されるっていうのはね。

(吉田豪)『あの時の話じゃないか!』っていう(笑)。『まだ言うの、それ!?70過ぎて?』っていう(笑)。

(上柳昌彦)おおらかな時代ですねえ。

(吉田豪)宍戸さんはいいですけどね。もう、奥さんも亡くなって自由ですけど。またね、奥さんの本も結構読んだんですよ。

(上柳昌彦)えっ?奥さん、本、書かれて?

(吉田豪)奥さん、結構本を出されていて。宍戸さんの浮気癖の話がいっぱい出てるんですよ。っていうのをダメ出しするんですよ。『あいつは文章がダメだったな』みたいな。『苦労を書くのもいいけどね、もっと書かなきゃ!あいつ、まだ抑えてた。もっと俺を叩くべきだった』っていう(笑)。『そのへん、あいつは甘いんだよな』みたいな。

(上柳昌彦)そういうのが、奥さんももうわかってて・・・

(吉田豪)わかってて、でしたね。

(上柳昌彦)はー。

(吉田豪)全部オープンでしたよ。だって。

(上柳昌彦)そういう人と結婚したんだっていうことなんでしょうね。

(吉田豪)奥さんがいるところに、そう。ウエストサイドストーリーの舞台の出演者の外人さんたちが来た時に。数十年前に家に連れてきて。で、出演者の女の子たちが『畳の上でご飯食べたい』って言ってるってことで、奥さんが家に呼んできたら・・・

(上柳昌彦)『みんな、来い』っつって。

(吉田豪)で、その時に『こいつはいける!』って思って。『じゃあ、違う畳を教えてやるよ。食べる以外にも畳が必要なんだ』って言って、和室のラブホテルに誘って・・・みたいなね、話が始まるんですよ。

(上柳昌彦)はー・・・

『食べる以外にも畳が必要なんだ』

(吉田豪)『当時ね、すげーのがあってさ。連れ込みで』って。僕も知らないですけど、新宿かなんかで、来ると、『おなーりー!』みたいな感じで、鐘を鳴らすようなホテルがあって。

(上柳昌彦)『いいよー!鳴らさなくていい!』みたいな。

(吉田豪)迷惑ですよね?

(松本秀夫)どちらかって言うと、静かにしておいてくれっていうね。

(吉田豪)そう。『ええっ?そんな堂々と入るシステムだったんですか?』っていう(笑)。

(上柳昌彦)『おなーりー!ジャーン!ジャーン!ジャーン!』って・・・いやだ!俺!

(吉田豪)でもたしかに、外人さんとか楽しいと思うじゃないですか。『Oh!ジャポネスク!』みたいな(笑)。

(松本秀夫)日本はこういう文化なんだと。とんでもないですね!

(吉田豪)(笑)。『Oh!ウタマロ!』みたいな感じになるじゃないですか。

(上柳昌彦)ウタマーロ!ゲイシャ!フジヤーマ!

(吉田豪)なるほど、その手があったか!って。僕の知らない昭和ってすごいですね。そんな連れ込み宿があったんだっていう。

(上柳昌彦)はー!

(松本秀夫)そこに宍戸さんは・・・

(吉田豪)外人さんを連れ込んでいたっていう。そういう話を78才になって、嬉々としてしてくれたっていう。

(上柳昌彦)78才かー。ねえ。いまでもお元気だと、本当いいですよね。まあ、こういう無頼派の話は面白いですね。

(吉田豪)面白いですよ。デタラメな昭和の人は。

(上柳昌彦)ねえ。

(吉田豪)いまのルールで注意しても、しょうがないっていう気、しますもん。

(上柳昌彦)まあ、そうですよね。

(吉田豪)そういう人はそういう人で、がんばってくださいっていう。

(上柳昌彦)ねえ。おなーりー!でジャーン!ジャーン!って迎えるしかないですよ。もう、本当にね。

(吉田豪)このまま、亡くなるまで突っ走りましょう!っていう(笑)。

(上柳昌彦)いやー・・・今日は宍戸錠さんのお話でございました。どうも、ありがとうございました。

(松本秀夫)ありがとうございました。

(吉田豪)どもです。

<書き起こしおわり>

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