安住紳一郎 卒業式合唱定番ソングのトレンドの変遷を語る

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安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で2011年3月に話したトークの書き起こし。東日本大震災から約1週間後の放送で、ストレス開放のために聞くおすすめ合唱曲を紹介。あわせて卒業式の合唱の定番ソングのトレンドの変遷について語っていました。

ビリーブII~歌い継がれる卒業式のうた、新しい卒業式の歌(改訂版)

(安住紳一郎)さて、東北を襲いました震災から、一昨日、金曜日で丸一週間ですね。この一週間、本当にこの震災のことばかりを考えています。そういう方が多いと思いますが。本当に、時が止まったように、このことばかりをみなさんも考えていると思いますが。当然、これだけの被害があったわけなので、当然だとは思いますが。毎日、テレビや新聞を見て、涙がこぼれますね。本当に。私も、涙が止まりませんが。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)関東でも、物がない、ガソリンがない、そして、停電はずいぶんこれからも長く続くようだと。東北の人たちはもっと辛い思いをしているんだから。肉親を失い、家を失い、そういうことを思えば・・・とね、自分自身に言い聞かせるものの、人間は弱いもので。なにかやっぱりこう、自分のイライラ、自分の弱さをぶつけるところを求めてしまいがちですね。不安で仕方がないので、そういうことをするんだろうと思うんですが。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)私自身も、なんかこう、自分自身、まったく何不足なく生活できているのに、イライラしちゃって。で、なんか夜中で、一人テレビに文句言ってみたり。うん。なんか、スーパーに行って、物がないと、『ない!』なんて言ってね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)みなさんね、それぞれが最善最良の行動を起こしているんだろうけど、それでもなんかこう、誰かを罵っていないと、自分の気持ちがおさまらない。自分の意見を無理にでも、他人に言い聞かせたい!みたいな。『ここがこうだから、こうなんだよ!』みたいな。そういうような風潮になってしまって。日本全体がなんとなく、ギスギスしていくなあという感じを実感しています。みなさんは、どうお感じでしょうか?

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)一通、ラジオを聞いている方からお便りをいただいたんですが。神奈川県47才女性の方ですが。(メールを読む)『3月15日の朝日新聞に、中井久夫さんという精神科医がこんな話を載せていました。自分自身の阪神大震災の経験と、その時の被災者の分析、また第一次世界大戦の兵士の分析から、人間が気を張っていられるのは40日から50日が限界という内容が書かれていました。また、高知県のお医者さんは、「できることだけをやる。できんことは、できんのだ。真剣は疲れるのだ。きっちりした気持ちでいつも命と向かい合うと、僕はきっと潰れてしまう」とおっしゃっていました。日本がたくましく立ち上がるまで、40日というわけにはいかないでしょうから、遊び心を忘れないように、自分ができることをしていくということでしょうか?みなさん、どうぞ心身の健康に気をつけてください』というお便りをいただいたんですが。当然、東北の現在の惨状。みなさん、それはよくわかっているわけですけども。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)また、直接被害を受けなかった人でも、ストレスがたまってきているというのは、正直現状のようですね。そこで、まあ、いろいろとご批判はあると思いますが、今日は、私のストレスの開放の仕方を紹介したいと思います。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)もうこの時点で、なんとなく、ふざけ始めているなという感じは伝わっているかもしれませんけども。それでも構いません。不謹慎だと断言するなら、不謹慎とバッサリ斬ってください。それでも私は結構です!

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)今日は、私のストレス開放の仕方をご紹介したいと思います。そして、ここまで言ってお気づきだと思いますが、紹介するとは言っているものの、30分みなさんに付き合っていただきたいと思います!

(中澤有美子)(笑)。そうですね。

(安住紳一郎)私は最近、これで乗り切っています。私の趣味は、この番組で何度も申し上げてきた通り、醤油、パンダ、合唱。この三本立てですね。この三本柱でこの5、6年乗り切っているわけです。

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(中澤有美子)(笑)。いやいや、他にもあるじゃないですか(笑)。

(安住紳一郎)他にもいろいろありますけども。ええ。決してその、醤油、パンダ、合唱だけで、この38才の一人の独身男性が毎日満足できるわけありませんから。当然放送では言えないような趣味を、あと2つぐらい持っているわけですが。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)そんなね、そんなそんな。醤油、パンダ、合唱だけで、そんな・・・(笑)。すべてを満足できる。そんな聖人君子じゃありませんので。放送では紹介できないような、まあちょっと、雄々しい趣味も持ってはいますけども。

(中澤有美子)雄々しい(笑)。

(安住紳一郎)それは別に紹介することではありませんね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)そこで今日は、放送でお伝えできる範囲の趣味で、合唱でのストレス開放について、少しお話を聞いていただきたいと思います。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)合唱。いいんですよねー。これ本当にね、合唱が好きっていう人と、まったく興味がないっていう人に、はっきり分かれると思うんですが。また、合唱っていうと、なにか学生時代に嫌な、やらされたみたいな思い出がある方も多いみたいで。

(中澤有美子)ああ、ええ、ええ。

(安住紳一郎)はっきり分かれるんですけども。一言で言うならば、合唱の魅力は、これも何回も言ってますが、お風呂上がりのコーヒー牛乳のようだと私はよく言っていますね。この表現があまり評判がよくなくて。

(中澤有美子)ちょっとね(笑)。すんなり入ってこないね(笑)。

(安住紳一郎)風呂上がりのコーヒー牛乳のような魅力だという風に私は何回も言ってるんですが。あまりこの表現は評判がよくありません。かつて、NHKが、合唱に詳しいアナウンサーがいるということで、私のもとに取材があったんですけども。その時も、さんざんこの話をしたんですけれども。放送でバッサリとカットされてましたね。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)『風呂上がりのコーヒー牛乳のようだ。ちょっと甘めでほろ苦い。疲れた体にスーッと染みこむ』と私は言ってるんですよ。ビールのような、直接的な癒やしじゃないんですよね。そして、お水のようなストレートな感じでもない。ちょっとほろ苦で、なんか時間をちょっと空いて。そして向こうには癒やす気がないというね。

(中澤有美子)あー。

(安住紳一郎)そうそう。で、スッときちゃうっていう。油断しているところにスッと入ってくるという感じなんですけどもね。ええ。今日は3月。卒業式シーズンということで、今日は特に卒業式によく聞かれる合唱の魅力について、ちょっとお時間をお借りしたいなと考えています。そして、返す予定はありません。

(中澤有美子)(笑)。お時間をね。

(安住紳一郎)ちょうどね、このような社会情勢で、卒業式が中止になってしまったというね、そういう人たちもたくさんいるようですので。

(中澤有美子)そうなんですよね。そうなんですよ。卒業式、卒園式。うん。

(安住紳一郎)うん。卒園式、合唱っていうのはたいてい付きものなんですけども。みなさんは、卒園式でどんな歌を歌ったか、覚えてらっしゃいますか?年代によってもずいぶん違うと思うんですが。中澤さんは?

(中澤有美子)やっぱり、『仰げば尊し』ですね。

(安住紳一郎)ああ、そうですね。私の出身の北国では、仰げば尊しではなくて、『蛍の光』だったんですけども。

(中澤有美子)ああ、そうか、そうか。

(安住紳一郎)ええ。やっぱりこの、仰げば尊しと蛍の光。この2曲が卒業式の双璧ですよね。また、70代、60代、50代。このへんはもう、それしかない。他に選ぶ余地がなかったみたいな。それぐらいの感じだと思うんですけども。これがグッと年代が下がってまいりまして、40代ぐらいになると、海援隊の『贈る言葉』を合唱しましたよとか。『あの素晴らしい愛をもう一度』。フォークソングに影響を受けた若い音楽の先生の影響みたいな。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)このへんが入ってくるわけですね。あるいは、泣く子も黙る合唱界の重要無形文化財。『大地讃頌』。

(中澤有美子)ああー、いい曲です。

(安住紳一郎)うん。いまだに私は怖いという印象しかありませんけども。

(中澤有美子)結構ね、伴奏も重厚で。

(安住紳一郎)そうですよね。あれは、ピアノの伴奏者がいちばんの見せ所という風に言われてますけどね。

(中澤有美子)そうそうそう(笑)。名誉ですよね。そう。

(安住紳一郎)『ははなーるー、だいちのー、ふとー♪』っていうね。

(中澤有美子)『ころにー♪』。はい。



(安住紳一郎)はい。『ひとのー子・・・』。特に男性は低音を担当しますとね、ぜんぜん歌の喜びが伝わってこないというね。

(中澤有美子)(爆笑)。そうですね。ズンドコズンドコしてる感じ。

(安住紳一郎)『(低音で)ひとのー子らー、ひとのー子らー、ひーとーの子らー、つちーにかんしゃーせよーー♪』っていう。低音。

(中澤有美子)(爆笑)。そうでした。そうでした。

(安住紳一郎)本当に。同じ所を音符が張っているっていう。ぜんぜん歌っていて楽しくない、大地讃頌みたいな。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)楽しいのはアルトとソプラノね。で、テナーぐらいまでは楽しいんだけど、バスになるともう完全に、低い所ずっと。

(中澤有美子)同じ所を行ったり来たり(笑)。

(安住紳一郎)そう。『(低音で)かんしゃーせよーーー♪』ですよ。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)ムムム・・・クッ!っつって。

(中澤有美子)抑えて(笑)。

(安住紳一郎)ムッ!ウッ!っつって。ようやく上げていいなと思ったら、もう終わりなんだよね。『(低音で)ははなるだいちを、ああーーー!』っていう。そこだけ上げていいんだよ(笑)。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)『(低音で)ははなるだいちを、ああーーー!』っていう。上げちゃダメっていう。大地讃頌。

(中澤有美子)泣けてきました(笑)。

(安住紳一郎)本当にね。バスに感謝っていう。

(中澤有美子)バスに感謝ですよ(笑)。

(安住紳一郎)低い所に感謝。

(中澤有美子)バス讃頌です。はい。

(安住紳一郎)そして、30代。私達の世代ですけども。第二次ベビーブーム。貧乏くじ世代とも言われますが。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)30代。私、38ですけども。『今日の日はさようなら』とかね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)なんで笑ってるんですか?

(中澤有美子)そうだよね(笑)。

(安住紳一郎)『きょーうのひはー、さよおーなーらー、またーあうー、ひまでー♪』。

(中澤有美子)そうだ。

(安住紳一郎)『翼をください』。あるいは、ちょっとポップな感じになってきますと、『巣立ちの歌』。

(中澤有美子)おおー。

(安住紳一郎)そして、ここからがですね、隔世の感があるんですけども。25才以下になってくると、仰げば尊しと蛍の光を超える、ポピュラーな曲が急に出てくるんですよね。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)これが見事に卒業式ソングのまさにルビコン川!もう、ぱっくり!

(中澤有美子)ああ、そうなんですかー。

(安住紳一郎)25アッパーはもう、蛍の光、仰げば尊しの双璧。で、もう25からアンダーは、もう蛍の光、仰げば尊しよりも、その双璧を超える一曲が・・・

(中澤有美子)へー。それ級のデカい曲が?

(安住紳一郎)そうなんです。そうなんです。なので、25才以下の人に卒業式の曲はなんですか?って言ったら、蛍の光、仰げば尊しと、もう1曲、かならず出てくるんですよ。これは、正式な統計じゃありませんけど、25才以下の認知度は95%。これ、すごいでしょ?25才以下の95%の人は歌えるんだよ。蛍の光並に。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)なのでたぶん、あと20年くらいすると、25才以下の人たちが主な世代になると、たぶんスーパーマーケットの閉店のBGMはこの曲になるんじゃないか?と言われているぐらいの曲なの。

(中澤有美子)(笑)。へー!

(安住紳一郎)そうなの。でも、それを知らない25以上の世代の人たち。まあ、ラジオを聞いているほとんどの人たちだと思うけども。私を含めて。40才、50才、60才、70才の人たちはね、知らないわけでしょ?その人たちがスーパーマーケット、うっかり長生きしてね、行ってその曲がかかってさ、閉店がわからないみたいなことがあるかもしれないから、今日は、蛍の光と仰げば尊しと、そしてそれに並ぶ、3本目のお別れの歌というのを、ぜひ耳かっぽじって記憶に入れてほしい!

(中澤有美子)はい!はい!

(安住紳一郎)日々進化を遂げているわけですから。『わたしゃ若い人のことは・・・』とか言ってる場合じゃありませんからね。

(中澤有美子)ないですよね。ええ。

(安住紳一郎)それから、自分の子どもの卒業式・卒園式に出て、初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれませんけども。曲の名前を、『旅立ちの日に』という曲なんですけども。ちょっとね、山口百恵さんの曲のようにも聞こえてしまいますけども。旅立ちの日にという曲なんですけども。それでは、お聞きいただきたいと思います。今日は、名古屋少年少女合唱団のみなさんの合唱でお聞きいただきたいと思います。この曲がいま、蛍の光、仰げば尊しと並んで卒業式ソングの定番です。25才以上の人は、しっかり聞いて覚えてください。それでは、どうぞ。

名古屋少年少女合唱団『旅立ちの日に』


(安住紳一郎)名古屋少年少女合唱団のみなさんで、旅立ちの日にをお聞きいただいております。年配の方、『やっぱり仰げば尊しだよ』って言っている方、いると思うんですけども。時代なんだよ!

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)もう、この曲を覚えてください!

(中澤有美子)そうなんですねー。

(安住紳一郎)これは、1991年に作られた曲で、埼玉県の秩父の中学校の校長先生と音楽の先生が作って。それが、徐々に広まっていったという経緯がありまして。中学校の先生たちが教育の現場で作り上げたということなんですけども。影森中学校という中学校なんですが。小嶋登先生という校長先生がいて。荒れていた学校を矯正するために合唱に取り組んで。そして、音楽の先生が卒業式のために作りたいという風に考えて作曲して。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)校長先生に作詞をたのんだら、校長先生は『私にはそんな才覚がないので・・・』って一度断ったんだけれども、次の日には音楽の先生の机にこの歌詞が、校長先生が作って、音楽の先生に渡したという、そういう曲なんですけどもね。

(中澤有美子)そうなんですかー。

(安住紳一郎)そして、この曲をその年、卒業する3年生のためだけに教職員の先生方が歌った。そして、それだけにするはずだったんですけども、学校の評判がよかったんでしょうね。その次の年からは、その影森中学校で卒業式にはかならず歌う歌になった。それが1991年ですから、まだ20年たってないんですね。そして、その歌がどんどん埼玉県で広まっていって、全国に広まっていって。いまや、もう蛍の光に並ぶくらいの定番の曲になったと。

(中澤有美子)そうなんですかー。

(安住紳一郎)そして、この生みの親であった影森中学校の校長先生。小嶋登さんなんですが、ちょうど2ヶ月前。80才でお亡くなりになったという、ちょうど節目の年に今年、なるということなんですけどね。

(中澤有美子)そうなんですねー。

(安住紳一郎)旅立ちの日に。ねえ。卒業式っていう感じがしますね。うん。25才以下はこの曲を聞くと、もう学生時代のことを思い出しちゃうわけですよ。

(中澤有美子)そうなんですねー。

(安住紳一郎)ぜひぜひ、これから覚えていただきたいと思います。そして時代はどんどん進むんですよ。旅立ちの日にを超えるんじゃないか?という卒業式の定番ソングが次、来てるんですよ。

(中澤有美子)そうなんですか?

(安住紳一郎)もう大変なの。うっかりしていられないの。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)次、こんどね、『ビリーブ』っていう曲なんですけども。ええ。もう、やめて!ねえ、卒業式でね、ビリーブって言われた段階でもう、外来語アレルギーみたいになっちゃって。

(中澤有美子)外来語ですね。完全に。

(安住紳一郎)恥ずかしい!みたいな感じ、あるんだけれども。これがいま、もう若いというか、小学生・中学生に大人気。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)そして、父兄の涙率95%と言われちゃっている。

(中澤有美子)そうなんですかー!?

(安住紳一郎)聞くと泣けちゃうという。ええ。ビリーブ。『信じる』という歌なんですけどもね。これは、合唱ファンの私おすすめの練馬児童合唱団のみなさんの合唱で、続いてお聞きいただきたいと思いますけれども。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)練馬児童合唱団は『児童合唱団界の宝塚』って言われてるんですけれども。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)エリート集団なの。練馬児童合唱団。研究科っていうのがあるの。まず。で、練馬児童合唱団の研究科にオーディションを受けて入らなきゃいけない。練馬区の主催の合唱団だよ?

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)小学校2年生から4年生。2年間しか受けるチャンスないの。まさに宝塚音楽学校みたいな。それで、その研究科を卒業して、そしてまたオーディションを受けて、ようやく入れるのがC組。で、C組からさらにB組。そしてB組から、こんどA組。どうよ?このジャイアンツみたいな。

(中澤有美子)すごい!

(安住紳一郎)ええ。まあね、ちょっとね、小学生のみなさんですから、この言葉遣いは適当ではありませんし、現状をうまく表しているとは思いませんけれども、思い切って言っちゃいますと、1軍2軍3軍みたいな感じがあるわけじゃないですか。きっと。わかりませんけれども。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)それで、その対外的な試合が可能なのはB組とA組のみみたいな。C組はその自分の定期演奏会とかでしか、まだ発表できなくて。要するに、その下部組織からちゃんと上がってきて。で、2A、3A、メジャーリーガーみたいな感じで、ドーン!ドーン!ドーン!って上がってくる。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)ゾクゾクするでしょ?エリート集団。

(中澤有美子)えっ、練馬区内でそんなに大きな合唱団が?

(安住紳一郎)そう。あるんです。練馬児童合唱団。杉並児童合唱団、略して杉児っていうのがありましてね。杉並児童合唱団、そしてこの練馬児童合唱団。船橋さざんか合唱団、ゆりかご会、ひばり児童合唱団と並んで、もうすっごいレベルが高い。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)びっくりしちゃう。そして、旅立ちの日にの次に来るこのビリーブ。1998年。NHKのいきもの紀行のエンディングテーマから卒業式の定番ソングに流れてきたという。いい曲なんですけどもね。お聞きいただきたいと思います。私、安住紳一郎のおすすめする涙ポイントは、始まって前奏の後、20秒後。『たとえば君が傷ついて くじけそうになった時は かならず僕がそばにいて 支えてあげるよ その肩を』という歌詞があるんですが。私はこの3年間、この歌詞に何十回と支えられました!

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)練馬児童合唱団の2人のツインボーカル。女の人の斉唱から始まります。もう私は都はるみか練馬児童合唱団のツインボーカリストかっていう、それぐらい女性ボーカリストとしては尊敬している。しびれますから。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)始まって20秒。ツインボーカルを聞き逃さないように。涙ポイントは、ここ!まいりましょう。練馬児童合唱団で『ビリーブ』。どうぞ!

練馬児童合唱団『BELIEVE』


(安住紳一郎)練馬児童合唱団のみなさんで、ビリーブ。お聞きいただいています。

(中澤有美子)キレイですねー。

(安住紳一郎)すごいでしょう?

(中澤有美子)うーん。

(安住紳一郎)『支えてあげるよ その肩を』って練馬の中学生、小学生に言われるのよ。支えられてるんだから!

(中澤有美子)(笑)。本当に。

(安住紳一郎)そういう観点でいきますと、もう1曲だけおすすめの曲があるんですけれども。おすすめの曲というよりも、おすすめの合唱チームがあるんですけれども。これは、沖縄県の西原町という那覇の北側にある町なんですけども。そこの、西原東小学校の皆さんの合唱なんですけれども。おなじ沖縄のKiroroという女性デュオがいますが。そのKiroroのみなさんが歌った『Best Friend』という曲。みなさんもご存知だと思うんですが。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)あまりメジャーな日本のポップスを合唱にすることに対しての抵抗感がある方は多いんですが。おなじ沖縄の小学生が、そのKiroro。先輩にあたるんでしょうか。Kiroro先輩の歌を小学生が歌う。小学校の合唱なので、荒削りなところが多々あるんですけれども、これがね、いま私、いちばんのお気に入りで。沖縄の小学生男子に、これ始まって30秒くらいのところなんですけれども。イメージしてくださいね。沖縄の小学生男子に『まだまだやれるよ』って語りかけられるんだよ?どうよ?

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)沖縄の小学生に『ずっと見守っているよ』って歌詞が・・・もう、パトライト、回っちゃうよね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)始まって、聞きどころは30秒。沖縄の小学生男子ですよ。たぶんまだ11才くらいだと思うんですけども。まだまだやれるよという、その強いメッセージ性がありますので。荒削りではありますけども、ぜひお聞きいただきたいと思います。西原東小学校。沖縄県ですね。西原東小学校のみなさんの合唱で、『Best Friend』。

西原東小学校合唱部『Best Friend』


(安住紳一郎)沖縄県西原東小学校のみなさんで『Best Friend』、お聞きいただきました。

(中澤有美子)はー・・・

(安住紳一郎)なんかすごく、卒業式の定番ソングということで紹介してまいりましたが。合唱の魅力、おわかりいただけましたでしょうか?

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)私、疲れるといつもこれ聞いてます。

(中澤有美子)そうなんですね。ええ。

(安住紳一郎)聞いた?30秒のところ。

(中澤有美子)もう、本当に・・・

(安住紳一郎)『まだまだまだやれるさ』って。沖縄の小学生に言われちゃうみたいなね。

(中澤有美子)そう。ごめん!って感じ、します

(安住紳一郎)『あ、ごめん。できるわ』って感じになるんですよ。

(中澤有美子)ごめん、がんばる!

(安住紳一郎)また機会がありましたら、たくさんCD持っています。

(中澤有美子)(笑)。はい、ぜひ。

(安住紳一郎)紹介してまいりたいと思います。どうぞ、お付き合いいただきたいと思います。

<書き起こしおわり>

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