宇多丸 阪神淡路大震災 おすすめ映画・ドラマ作品を語る

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宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の中で、阪神淡路大震災を題材としたおすすめの作品として、『その街のこども』『LIVE!LOVE!SING!』『ありがとう』の3作品を紹介していました。


(宇多丸)あと、まあ今日、1月17日というとやっぱりね、これを触れないといけないというのが阪神淡路大震災から今日で20年ということで。今日はあちこちの番組でお話はされているでしょうし。もちろん、当時その被災された方というかね、直接地震にあわれたり、ご身内がいろいろだったりとかっていうようなことで。本当に当事者としてお話される方、いっぱいいるんで。僕ごときがどうこう言うような感じでもないんですが。僕はもちろん東京にいて、ニュースを見てという感じだったんですが。

まあいちばん近いラインで言うと、その当時、だから1995年にMummy-D。私の相方Mummy-Dが本当にその直後です。1週間たってないと思う。に、音楽の曲を作る仕事で、どうしても行かなくちゃいけなくて。それこそ淡路島かな?に、あるスタジオに。もうとにかく、『えっ!?』っていう。で、そこも直接電車通ってなくて、なんかいろいろ乗り継いで行って。で、本当に凄まじい状況のあれを見てきてっていう話をDから聞いて。まあ、そんぐらいの距離感ではあるんですが、ということで。

まあ、この番組的に言うとですね、阪神淡路大震災と言うと、映画のね、元々はテレビドラマですけども、『その街のこども』という、元々NHKのドラマでやったものの劇場版というのをこの番組、シネマハスラー時代に扱わせていただきまして。で、その年の2位かな?まあまあ、もうトップクラスですよ。たいへん評価されていただきました。厳密には映画じゃないんだけど、これはもう評価せざるを得ないというような感じでね。やらしていただきましたけど。

最近もNHKでやったらしいですね。『その街のこども』、またやったりして。なんかまたですね、NHK、同じようなスタッフによる、プロデューサーの方とか、演出、監督。その後にね、『あまちゃん』の演出なんかでも知られる井上(剛)さんという方。あと、大友良英さん、音楽。こちらも『あまちゃん』なんかでもお馴染みでございます。あと、京田さんというプロデューサーかな?とかね。同じスタッフで、またちょっとそれの続編というか、姉妹編みたいな感じのが3月にやるらしいんで、ちょっとこれ、僕もぜひ見ようと思っています。

3月にですね、タイトルが『LIVE!LOVE!SING!生きて愛して歌うこと』というね。これ、要するにその、阪神淡路大震災で兄を失った神戸出身の人物と、今回は東日本大震災、福島出身のキャラクターと・・・要するに神戸の件と福島の東日本大震災とをつなぐような・・・『その街のこども』も、当然その作品が出てた時期というか、僕らが見た時期は東日本大震災の前だったですけど。やっぱりその後になると、さらにね、あの作品の射程というのがさらに伸びていると思いますんで。そのいう中で、姉妹編というか続編が出るのは非常に、いいタイミングというかね、見たいなというタイミングじゃないでしょうかということで。この3月にやるということなので、『LIVE!LOVE!SING!』、ちょっと注目したいと思います。

[関連リンク]特集ドラマ「LIVE!LOVE!SING!~生きて愛して歌うこと~」制作開始のお知らせ

(宇多丸)ちなみに、映画で言うと、阪神淡路大震災を扱った映画というか、題材にした映画。背景に出てきたりとか、全部網羅しているわけじゃないんで、なんとも言えないけど、僕が見た中で、阪神淡路大震災を題材にした映画でもうひとつ、おすすめがございまして。万田邦敏さん監督。『接吻』とかね、ありましたけど。万田邦敏さんの2006年の作品で『ありがとう』っていう。これ、みなさんご覧になったこと、ありますかね?赤井英和さん主演で。尾野真千子さんなんか出てますけどね。あと、スーちゃん出てますね。田中好子さん。亡くなられましたけど。これ、実際にあった話をベースにしてて。


阪神淡路大震災で被災して。で、元々カメラ店を営んでいた方が、要するに震災でお店もなくしちゃって。全てをなくしちゃって。財産みたいなのを。そしたらその、唯一焼け残った車の中から、まったく無傷でゴルフクラブが出てきて。で、そのゴルフクラブが焼け残ったのから啓示を受けて、結構お年だったんだけど、プロのゴルファーを目指すという。で、実際に受かるという、実際にあった話をベースにした話で。この映画はですね、前半のというか、序盤の震災シーンが結構ハーコーなんですよ。ハードコア、結構エグめに描かれていて。なので、実際に被災された方だと、ちょっと刺激が強いあたりかもしれないですけど。

まあ、僕らとかみたいに、ある意味当事者じゃない側が当事者性を感じるにはちょうどいい感じかもしれないです。映画としても本当に素晴らしいので。この『ありがとう』、ひとつおすすめしておきたいあたりでございます。あと、あれですね。もうひとつ、耳寄り豆情報としてはですね、やっぱりドラマということではこちらも捨て置けないあたりでございます。本日、テレビ朝日。関東ローカルのみの放送。ああ、そうですか。やはりね、これは残念ですね。関東のローカルの、『ゲームの規則』。これ、ルノワールの作品ではございません。本日やるドラマでございます。『ゲームの規則』という作品。

先週、前篇やって、今日は後篇やるんですが、こちら、俳優としてですね、先ほど名前が出ました、Mummy-Dがですね、今週、この後篇。しかも、悪役の大ボス、ラスボス役として登場するということなんですね。まあ、前からMummy-D、『俳優やりたい、俳優やりたい』なんてことはね、言ってたんですけど、言ってみるもんだねっていうね。で、まあ実際我々のビデオにしたりとか、あとあれですね。『タマフル the movie』とかもそうですけど、彼はなかなかやっぱり演技志向があるだけに、上手いんですよ。実際に演技が。

まあ、いい男っていうのもありますしね。なんですけど、まあ悪役というか。しかもね、永山絢斗さん、光石研さんとかね、木下ほうかさんとか。要は芸達者と一緒にやるということで、彼もすごいね、最初は『緊張する!緊張する!とんでもないことを受けちゃった』って言ってたんだけど、撮影終わってみて、『どうだった?』って聞いたらね、『大変だったけど、緊張もしたけど、楽しかった!』って。あら?なに、その才能あり線・・・あと、この間、某カウントダウンジャパンのライブを終えて、WOWOWの特別番組みたいなの出た時に、『ドラマ出たけれど、どうでしたか?』『まあ、俺の演技っていうのを本当に注目っていうか・・・』(笑)。ハードル上げまくってましたけど。

いやいや、でもまあ、先週予告でチラッと出て来たけどね、なんかね、いいですよ。Dさんがね、嘘をつく時の顔っていうのがあって。それがいい感じで。その悪役っていうのにね、私は活きてると思いましたね。『あっ!こいつ、嘘ついてる!』っていうことが、顔だけではっきりわかる顔っていうのがあってですね。これ、いいなって。わかりませんけどね。ちょっとね。今日、見てみたいと思います。ぜひですね、本日、24時45分から25時15分。この番組の放送が終わってますよね。よかったです!かぶっておりません。ぜひ、そちらも見ていただければという感じでございます。

<書き起こしおわり>

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